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2025-05-19 20:26

今こそ、雑誌がほしい‥という話 #380

自分の年代にぴったり合う雑誌がありません。

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サマリー

このエピソードでは、雑誌の重要性とその影響力の変化について語られています。特に50代のリスナーは、雑誌に対する懐かしさを感じながら、現在のファッションやライフスタイルの情報源としての課題について考察しています。多くの人々が雑誌の情報に価値を感じていることが述べられており、中年女性向けの雑誌が不足していることが懸念されています。その文化的意義やライフスタイルに役立つ情報についても考えられています。

雑誌の権威と影響力
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は雑誌についてお話ししたいんですけれども、婦人雑誌ですね、女性ファッション誌って言うんですかね。
今こそ、雑誌が欲しいなっていうね、一周回って雑誌欲しいなってなっているんですよ。
それこそ私がね、若い時はずっとね、雑誌っていうのは一つの何かも、すごい権威だったんですよね。
もう本当に伝説的な雑誌もあったりとか、あとどの雑誌を読んでるかっていうことで、その人がどういうカテゴリーの女性かっていうね、ギャルなのかとか、真面目な人なのかとか、お嬢なのかとか、
服のテイストとか、女性としてのアイデンティティーとかっていうのも雑誌の、どの雑誌を読んでるかっていうのは分類できるみたいなね、そういう時代もあったんですよね。
私はそこまで別に雑誌が好きだったわけじゃないんですけれども、要所要所でね、参考にしたい時は季節の変わり目とかね、そういった時に雑誌は時々読んでましたが、
えーとね、ここをね、十何年とどんどん雑誌の影響力ってのが薄れてきてね、みんなもう必要な情報をピンポイントでネットで見れる時代になって、なおかつSNSの時代になってくると、より身近な自分にとってね、影響力のあるインフルエンサーとかね、そういった人たちのファッションとかメイクとかね、
そういう自分が必要な情報っていうのをネットから拾ったりとかができる時代になったので、いよいよ雑誌っていうものを参考にする必要がなくなってきたっていうことでね、続々とかつて人気があった雑誌も廃刊とかね、旧刊になったりとかしているっていう状況なんですけれども、
今ね、50代の私が、今改めてね、雑誌って便利だったなとかってね、すごい思ってるんですよね。それはやっぱりこの50代っていうのが、もう前回オイルショックの回で話したんですけど、45歳を過ぎたあたりから急速に今までとはちょっと状況が変わってくるんですよね。
それが、例えば今まで似合っていた色も似合わなくなるんですよね。今までは例えばグレーとか黒がすごく似合ってるなと思ってたのに、ちょっとね、やっぱり45歳を超えてきたりまして、私のように50歳過ぎてくると、もうちょっとどんどん似合う色も変わってくるんですよ。
あとメイクも、今まで自分の定番のメイクがあったとすると、もうそれもちょっと顔がだんだんね、皺も濃くなってくるし、顔の輪郭とか陰影も変わってくるんで、似合わなくなってくるんですよね。
あと髪型も、もうとにかく髪質も変わってくるので、似合う髪型とか、スタイルがちゃんと決まる髪型っていうのも変わってくるわけなんですよね。
こういうふうにね、どんどんどんどん揺らぎの年齢になってくると、複合的にね、やはり自分の年代にピンポイントでターゲットにしている雑誌って、やっぱりすごい便利だったんですよね。
世代ごとの雑誌の変化
それこそ10代のティーンの雑誌、20代、30代の雑誌、40代っていう感じでね。
それぞれの美容とかファッションはもちろんなんですけれども、その年代特有の体の悩みとかね、あとは結婚するのかしないのかとか、キャリアをどうするのかっていうね、そういうね、ライフスタイルとか生き方みたいなものにまで言及しているところがね、ファッション雑誌の良いところだったんですよね。
男性の雑誌はここまで踏み込んでないような気がするんですよね。どうやって女性にモテるかとか、車の特集とかね、そういう、もうちょっと表層的な情報を集めてる気がするんですけれど、女性はね、やはりもっと深い生き方みたいなところまで踏み込んでたりするところがね、面白いなぁと、いつも思ってたんですけれど。
今ね、50代の私が、50代ターゲットの雑誌ってもちろん今でも結構出てるんですよ。ただね、あのちょっとね、非現実的なぐらいね、高いものしか載ってないんですよ。
これ3、40代の雑誌になると、割とコスト感覚がね、働いている普通のサラリーマン女性にとって、ある程度現実的なブランドとかね、価格帯のものが載ってるんですけれども、50代以上になった途端にね、異常に高い服しか載ってないんですよね。
で、あのファッションの特集ページっていうのが大体前半の半分ぐらいなんですよね、雑誌ってね。で、奥に行くと徐々にメイクとか、ヘアスタイルとかね、香水特集とか、あとライフスタイルとか、インテリアのページになってくるんですけれど、この冒頭のね、ファッションのページってのは多分一番大事なんで、ここでね、例えば1着50万のジャケットとかね、
最近はね、もうそんなところじゃないんですよね。もう50歳以上の例えば雑誌で言うと、なんだろう、プレシャスとか、えっとね、エクラだっけ、なんかその辺りの雑誌があるんですけれど、もうね、信じられないぐらい高いものが載ってて、で、普通の仕事バッグとして、もう100万以上するバッグが載ってたりとかね、そういう感じなんですよ。
そういうのは、もう富裕層の一部の人しか買えねえだろうっていうものがバーって載ってたりするんですよね。
だから、私がね、以前好きだったのはね、40代の頃割とよく読んでたのが、マリソルっていう雑誌があったんですよね。
これは割とね、現実的なブランドで、割とね、私が好感を持っているようなモデルさんたちが出ていてね、いい雑誌だったんですけれど、あともう一つね、あのマリソルは気に入っていたのは、ワーママっていうかね、ママっていう括りをね、排除してたんですね。
で、逆にすごく人気のストーリーっていう雑誌とかは、ワーママがターゲットだったんです。だから、働くお母さんっていうのがテーマだったので、同じ40代であってもね、やはり子供の産官日何着ていくとかね、子供の運動会にどうだとかね、たまには子供を両親に預けてパパとデートとかね、割とそういう感じなんで、私は子供がいないんでね、
ちょっとなんかとっつきにくかったんですよね。で、マリソルっていう雑誌はあんまりそこに子供がいる、いないとか、結婚してる、してないっていうことはほとんど触れない雑誌だったんですよ。ただ働く女性っていうとこだけだったんで、とっつきやすかったっていうのがあったんですけれど、この雑誌も廃刊になってしまってね、
となるとね、いよいよ自分が何か求めているような情報が一冊にまとまっているものっていうのが本当にないなと思って困ってるんですよね。だから必要な情報っていうのは、ネットとかからね、いろいろ拾ってくればいいっていうのはもちろんわかってるんですけれど、雑誌ってお手軽っていうか、一冊の中になんとなく読みたいと思うような情報がまとまってるっていう便利さがあったんですよね。
で、なんとなく自分と同世代の人たちがたくさんね、そこをターゲットにしているわけなので、すごいホッとするっていうのもあったしね、みんな同じことで悩んでるんだなっていうね、雑誌を見れば同じく50代がどういうことで悩んでるのかとか、今自分の体に変調が来ているとかね、例えば頭痛がしょっちゅう起こるとかね、あとなかなか寝付けなくなって、もうすごいショートスリーパーになっちゃったとかね、そういったこととかね、
そういったこととかもですね、雑誌には割とこの高年期の症状が出てませんか?みたいなね、特集とかもあったりするんで、すごくわかりやすいんですけれども、今先ほど言ったようにですね、もう異常に高い何百万もするシャネルスーツとか、
あとカルチェの350万するブレスレットとか、そういう特集記事がブワーって載っている中にね、奥の方に高年期特集とかがあっても、なんとなくね、読む気がしないっていうか、なんかお呼びじゃないんですね、みたいな、ちょっと場違いなお店にうっかり入っちゃったみたいな気まずさがあるんですよね。
オンラインメディアの利便性
例えばなんですけれども、私と同世代の段階ジュニア女子の大草直子さんっていう有名なスタイリストがいるんですけれど、この人がね、編集を確かしているウェブマガジンでね、ミモレっていうのがあるんですよね。
これはもうウェブのみでやっている雑誌みたいなサイトになるんですけど、こことかね、なかなか時々見たりとかしてるんですけれどね、なかなかいいんですよね。いいんですけれど、やっぱりね、毎月ね、例えば4月号とか5月号とかってね、その月ごとに一つの特集が一冊の中にまとまっているっていうのがね、なんとなく私が昭和の人間だからっていうことがもちろん大きいと思うんですけれど、
やはりね、見やすいよねと思ってね。ウェブマガジンとかっていうのはね、どんどん自分の見たいとこしか見ないんでね、なんか複合的にね、いろんな情報をバランスよくね、広く浅く読めるところが雑誌とか新聞のいいところだと思うのでね。
そういう情報収集が雑誌が衰退してくるとね、なかなかできないなっていうね、雑誌とか新聞とかね。どうしても自分が広い読みしてしまうのっていうのは、自分が特に関心があるとこだけになっちゃうんで、やはりね、情報が偏るっていうこともあるし。
あとね、もう一つ気づいたのが、若い時こそいろんなまだ自分のスタイルっていうのが確立されてないし、自分自身も何にこだわりがあるのかっていうのがそんなに明確じゃないだけにね、いろんなファッションにトライして、でも似合わなければはい次っていうね、トライ&エラーができる年代なんですよね。
特に10代、20代、30代ぐらいまではいろんなことに手を出してみていい年代で、また何を着てもそれなりに似合う年齢じゃないですか。
だからちょっとモテに走ってね、JJとかキャンキャンのファッションをしている若い頃があったかと思えば、ちょっとモード系のファッションになったりとかね、いろんなスタイルに挑戦したりとかして、雑誌もね、あっちの雑誌買ったと思ったら全く違うタイプの雑誌買ってそっちを参考にしたりとかね。
若い時の方が逆にスタイルを限定する雑誌っていうのは不要なんですよね。いろんなもの、メイクもいろんなメイクに挑戦すべきですしね。だから逆にテストとかスタイルを絞ってしまっているJJ風とかアンアン風とかに固定させない方が若い時はいいと思うんですけれど。
中年以降になってくると40代50代また60代70代でね、なってくればくるほど年代に共通する悩みが出てくるわけですよね。だからオイルショックの時言ったみたいにだんだんこうボディラインもフェイスラインもちょっとね、ブワブワとこうちょっとモネの絵みたいにね、なんかぼやぼやと輪郭が曖昧になってくるんで。
これはね、多分個人個人じゃなくてほぼ年代の人共通の悩みになってくると思うんですよね。だとするならばどういうファッションがどういうふうに気をつけなきゃいけないかとかっていうのはね、共通認識になってくるんで。やはり40代以上の人たちの方こそね、ある程度共通の情報を知りたいと思ってると思うんですよね。
どういうことに気をつけたらいいのかとか、あとだんだんうねりが気になってくるこの年齢特有の髪の毛とか白髪の対策とかね、毛染めの頻度とかね、こういったことも大なり小なりみんな共通の悩みになってくるので、こういったことも雑誌の力があるとね、すごく助かるんですよね。
だからもちろんネットで髪の毛のケアとかそういうのも全部調べられるし、ましてや今やチャットGPTとかそういうAIもあるんでね、何でもかんでも答えてくれるものはいくらでもあるし、インスタとかそういうの見ればおしゃれなファッションとかも見れますけれども、
なんとなく一冊の雑誌の中に全部まんべんなく、なんとなく知りたいと思っているようなことがバランスよく入っているのってすごいいいなーってまた思うんですよね。あと下着とかも年齢が言ってくるとどういった下着がちょうどいいのかとかね、こういったこともおそらく多くの中年女性が同じように気になるところだったりすると思うんでね。
やっぱり雑誌って便利だったなーとかね、本当につくづく思ったりします。今話しながら、ざっくりネットでどんな雑誌が今もまだあるのかなと思って見てみると、昔からずっとコンスタントに生きながらえ続けている雑誌も結構ありますよね。
昔からあるこの婦人画法とかね、家庭画法とかミセスとかね、この辺りの雑誌っていうのは本当に富裕層のマダム達ターゲットの雑誌なんですけれど、今もありますね。
ちなみにね、この婦人画法っていう雑誌は本当にゴージャスなことしか載ってない雑誌なんですけれど、ファッション雑誌っていう域を完全に超えてるんですよね。
ファッション特集も若干載ってるんですけど、それ以上にもっと文化とか建築とか、美術とかね、あと旅とか、グルメとか、あとインテリアですね、私の大好きなインテリアとかね、そういう特集がすっごいたくさんぎっしり載ってる雑誌なんですよ。
昔、Y社にいた時に、男の先輩なのにね、この人はね、技術系の舞台にいる人で、実は私が憧れていためちゃめちゃ仕事ができる設計の女性の先輩でS先輩っていうのがいたんですけれど、実は彼女と裏で付き合ってた人なんですけれど、この人ね、男なのになぜかいつも芸っぽく振る舞っている人で、お姉言葉でね、喋る人だったんですね。
だからちょっとこの人もしかして芸なのかなって思ったりしてたんですけれど、実は違ったっていうね、そういう人で、この人がね、なぜかこの婦人画法が愛読書だったんですよ。
でね、毎月会社の経費で、こういうね、やっぱりインテリアの会社だったんで、毎月会社として定期講読してる雑誌がいっぱいあったんですよね。で、主に建築雑誌です。新建築とかね、モダンリビングとか、そういった雑誌を定期講読してた中にね、勝手にこの先輩ね、婦人画法も定期講読してて、でもうね、隅から隅まで熟読してたんですよ。
でもね、それも納得で、例えばもう全国ね、日本列島全国の中の名ホテル20線とかね、名旅館とか、あとレストランとかね、あとなんだ、ドコドコ焼きの陶器とかね、そういうのを特集したりとかね、すごいこだわりの強い雑誌で、これ今改めて見てみると、これ、悪行した人っていうのが国木田どっぽですね。びっくりですね。
明治時代のこれはなんだ、小説家だし、ジャーナリスト的な人ですよね。で、結局こういう雑誌作ったのは多分、明治時代に急速に欧米、西洋化していく日本で、婦人たちがちょっとでも垢抜けて、西洋文化にちゃんと馴染めるようにするっていう目的で多分作った雑誌なんでしょうね。
だからそういう有意所正しい文化的な目的がある雑誌だからっていうことはすごい納得できましたね、今ね。だからこんな風にカルチャー面が強い雑誌だったんだなっていうのがよくわかったんですけれど、だから単に富裕層のための雑誌っていう以上のね、何か文化的意義があるようなね、そういった雑誌だったんですね。
まあとにかく、だからこれはね、だからもう一つの美しい読み物としてね、読むのはいいと思いますよね。あとこの美術展とかね、あの今行くべき美術館特集とかね、こういうあのなんか全般的にすごく意識が高いものがいっぱい出てるのでいいなと思うんですけれど、一方でね、私が今話してるのはあくまでも日常的な自分たちのライフスタイルを維持するために必要なファッションの
中年女性のニーズと雑誌の欠如
情報とかメイクの情報とか、あとはその身体のね、こととかね、そういったことをなんかまんべんなく広く浅く知れるものとして、やはり雑誌っていうのは有意義だったよねと。
それがなぜか50以上になった途端にちょっともうラグジュアリーすぎるものが多すぎるのでね、もうちょっと地に足がついた普通の庶民的な雑誌があったらいいのになというふうにね、まあ思ったんですよね。
で、まあだからこういうラグジュアリー雑誌か、もうね間がなくていきなりオレンジページとかね、あとなんかクロワッサンとか、あのどうやってね、あの節約して、あのね、あの毎月何万円以下で生活できるかとかね、あとすごく生理収納をこんなふうにきれいにしてみましたみたいなね、そういう特集ばっかりしてる。
あと何分間でできるおかず特集とかね、そういう雑誌にバーンとこう別れちゃって、ちょうどいい間のね雑誌がないっていうのが非常に辛いんですよね。
だからファッションのテイストで好きだっていうだけでね、30代とか40代女性の雑誌を買ってもいいんですけれど、やはりね、ちょっとそこに行くのはね気恥ずかしいっていうのがあるんですよね。
なんかこのおばちゃんが何で30、40代の雑誌買ってんの?みたいなね、目で見られるっていうのが、まあだから人の目を気にするっていうより、実際中がファッションはねいいなと思っても、やはりね特集記事とかがちょっと若いんですよね。
なんかこの今から婚活どうしようかとかね、ちょっとややね、やはりあの若い人向きの特集記事とかがね載ってたりするんですよ。
あとまだ50代の人たちの悩みはまだ30、40代の人にはまだ出てないんでね。髪の毛がちょっとうねってくるとか、あのこのチリメンジワをどうしようかとかね、たるんできたこの胸のラインをどうするかとか、そういったことは全然載ってないので、ちょっとニーズが合わないんですよね。
なんとかね、ちょっといい感じのね、キャリア女性向けの、そこそこね、ちゃんとしてるけれども、手が届くようなレベル感の雑誌がね、またあったら、この年代こそ雑誌を必要としてるのになぁと思ったりします。
私たちのね、年代は人口も多いんでね、なんかいい感じのね、雑誌があればね、結構売れるんじゃないかなと勝手に思ったりしてるんですけど、難しいのかなぁ。
はい、というわけでね、今日は雑誌についてお話ししました。ごきげんよう。
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