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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も、前々回ですかね、リフォームをするかしないかっていうご相談にお答えする回をやったんですけれども、
今日もね、ちょっとリフォームをするべきかしないべきかパート2みたいな感じでですね、
ちょっとね、ご相談を、私が以前受けたケースをね、ちょっとご紹介しようと思うんですよね。
これは、不動産に詳しい方だったらわかるんですけれども、
いずれね、ここを住み換えるかどうかっていうことを考えるよりも、今不自由していることを優先しましょうっていうのが、前々回にご紹介したケースだったんですよね。
これは、もう確実に将来、ここは売りに出してですね、次の新しい物件を買うということがわかっている場合には、
リフォームは最小限にしないと無駄になるっていう考え方があるんですよね。
これはね、確かスタイフ仲間のミミコさんが、以前そういった配信をされていたと思うんですよね。
ミミコさんの夫さんは不動産屋さんなんですよね。
なので、いずれここは売ってまた別のところに住み換えることを念頭に置いているので、なるべくきれいな状態でこの家には住み続けて、
いずれ売る時に売りやすくするようにしようということを肝に銘じているっていう配信をされていました。
これは正しくて、ちょっとね、私、ちなみに不動産に関しては近々ちょっと特集を組みたいと思っているので、
新築なのか中古なのかとかね、そういったこととかもちょっとそこで詳しくお話ししたいと思っているんですけれども、
とにかく中古市場っていうのは日本においては本当に売買が難しいんですよね。新築に比べてね。
なんですけれども、マンションに限ってはですね、これは査定がすごくしやすいんですよね。価値をね、駅から近いかどうかとか、
いい住宅地とかね、エリアに立っているかどうかとか、築年数とかで査定が非常にしやすいので、
ここはね古くなっても、50年以上とかでなければですね、ある程度金額を見込めるんですよね。
なので不動産投資をする人は、やっぱりマンションは結構やりやすいんですよね。
なので10年とか住んだりとかね、きれいな状態であれば、下手したら自分たちが買った時よりも高く売れるっていうことが見込めるんですよ。
なのでなるべくきれいに住みながら、値段が上がりそうな時にここを売って、また違うところに住みかえていくということは、
不動産投資に詳しい人とかね、不動産屋さんだったらよくやる手なんですよね。
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今回私が例に挙げるケースがですね、ちょっと面白いんですけれども、
段階ジュニア世代の私と同世代の夫、そして社内恋愛で結婚した4歳ぐらい年下の美人の奥さん、
そして中学に上がったばかりの上のお子さんと小学校4年生の2番目のお子さんの4人暮らしのご家族のケースなんですけれどね、
70平米強の3LDKのマンションなんです。
ここは私は奥さんからご相談を受けたんですけれども、
とにかく本当はもうその中学に上がったお子さんが個室が欲しいと言っているので、
それを叶えてあげたいんだけれども、いずれここは売るだろうと見越している夫が反対しているんだと。
リフォームするにしても汚くなってきた壁紙を買えるぐらいで、
あとは何もしたくないと言われているのでどうしましょうという相談を受けたんですよね。
きくだに結構深刻な状態だったんですね。
これね私の仕事とかではよくあることなんですけれども、
リフォームの相談を受けているはずが人生相談を受けるっていうことは結構あってですね。
このケースもおそらく夫が反対しているから壁紙を買えるぐらいのリフォームしかしていただくことは多分なさそうですって最初はそう言ってたんですけれども、
聞けば聞くほどねやっぱりいろいろいろ出てきてしまって、
もう実はねもう離婚一歩手前っていうぐらい夫婦関係が悪化しているケースだったんですね。
なんだけれども今現状ね離婚したくてもやっぱりそのお子さんたちのいろいろその成長期のね一番大変な時期なので物理的に難しいという状況なんだけれども、
もう許されるのであればもう今すぐにでもね離婚届をもう叩きつけてやりたいというぐらい深刻な状況だったんですね。
それがどういう状況だったかというとこの夫が阪神基地外なんですね。野球の阪神チームですね。
でもう阪神の試合が行われている時期っていうのはもう残りの3人にとっては悪夢の期間というか、
もうねこのお父さんがこの3LDKの間取りがですね、よくある3LDに隣接する隣に和室があるっていう間取りなんですよ。
で玄関入って廊下がありますよね。廊下の突き当たりにLDと和室があるっていう間取りで、反対側に洋室が2つあるっていう3LDKなんですよね。
ここがですね、リビングにあるテレビで第4競で阪神の試合を見ると。
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でここで勝っても大騒ぎ、で負けたら大暴れ。でもうねとても進めたもんじゃないらしいんですね。
なのでこの中学に上のお子さんが上がったタイミングで本当だったらこの和室をどうにかすればですね、残りの洋室2つをお子さんにあげることができるんだけれども、
第4競でこの阪神の試合を見る夫のせいでこの和室をどうにかするっていうことはちょっともう検討の余地がないんですよ。
じゃあ残りの洋室2つを子供たちに分け与えて、この和室を夫婦の寝室にするっていうことも考えられますよね。
これは夫婦関係が悪すぎてこれも検討の余地がないんですよね。
つまりもう奥さんはこの夫の華麗臭がもう嫌で、もう絶対にその同じ空間で寝るなんていうことはもう言語道断だって言うんですよね。
さらにですね、この2つある洋室はそのねもうこの夫がねちょっと多分本当にひどいんですけれども、こうやってねLDと和室を占拠している上にですね、
2つあるうちの一つの洋室はこの旦那さんの書斎だって言うんですよね。
で残ったこの狭い方の4.5畳の洋室にこの親子、お母さんと子供2人の3人がね身を寄せ合って過ごしてるって言うんですよ。
これも深刻な状態でなんですけれど、さすがにね中学に上がってこれからね受験とかいろんな勉強とかも大変な時期を迎える上のお子さんのために、
もうその洋室をやっぱり個室を作ってあげなきゃいけないっていうのはもう緊急の要望なわけですよね。
よくねこういうケースの場合、私が受けるリフォームがこのLDに隣接している和室をお子さん2人で使えるように真ん中に増し切り立ててですね、
だから例えば6畳の和室もですね押し入れをつぶすとまあまあ広くなるんですよね。
8畳に近いぐらいの部屋になるので、ここを真ん中に増し切り立ててお子さんが2人で使える部屋にするみたいなリフォームはよくやるんですよね。
なんですけれどこのリビングで夫が大音響でテレビ見るっていうここはもう夫に立てつけないことみたいなんですよね。
パパお願いだからそのヘッドホンとかでイヤホンで聞いてとかその自分の部屋にテレビ持ち込んでここで見てとかっていうことはね交渉したことあるらしいんですけれど、
結局はねやっぱりそこは言うこと聞いてくれないみたいなんですよね。
だからこっちが妥協せざるを得ないという状況に今陥っていて、夫サイドを変えることはもう不可能なので、
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なんとかリフォームサイドでなんとかできないかっていうことが出てきたんですよね。
なんだけれども元々は夫はここはいずれ売ってしまうからもう極力リフォームはしたくないっていう考え方なので、
そこで奥さんが思いついた苦肉の作戦がですね、
この4.5畳の方の洋室に関してはここだけはね別に自分のテリトリーじゃないので夫のね、
だからここに関してだけは文句言わせないようにしてこの4.5畳の洋室についているクローゼットを壊してですね、
ここと廊下側から使えるちっちゃな物入れがあったんですけれど、ここを2つね合体させて、
だから4.5畳の方のクローゼットはなくなっちゃうので、4.5畳の部屋は狭くなっちゃうんですけれど、
ここに小ぶりのね、クローゼットを別に作ってですね、洋室をだからつまり狭くしてでも、
元々あるクローゼットをぶち抜いて廊下側から使える比較的広いウォークインクローゼットを作るのはどうかということを言われたんですよね。
これをすることによって、日中は、ちなみに奥さんもフルタイムで働いておられるので、夜帰ってきてからの生活のことなんですけれども、
夫とかね、みんなが寝るまでは、この4.5畳の部屋に子供さんと奥さんが3人で身を寄せ合って過ごすのは変わらないんだけれども、
さすがにこの状態で3人でね、寝るのがもうきつくなってきたので、3段ベッド置くとかいうわけにもいかないのでね、
なので寝る時だけ、この新しく作った廊下側から出入りできるウォークインクローゼットにハンモックを吊るして、自分はここに寝るって言うんですよ。
それはね、やっぱさすがにちょっと私としてはね、だってね、クローゼットですよ。光も入らないし風も通らないこのクローゼットに、
たとえその夜寝る数時間だけと言ってもですね、短くても6時間ぐらい寝る時間あるわけですよね。
ここをハンモック吊るしてそこに奥さんが寝るっていうのはね、あまりにも非現実的なので、
まあそれはね、ちょっとおやめになった方がいいですよって答えたんですよね。
ちなみにですね、この夫なんですけれども、本当に私と同い年の段階、まあジュニアに近い世代でして、
本当ひどくてですね、半身ファン気違いで、
どけちなんですよ。もうスーパーどけちで、
今年とか去年のこの異常な暑さはね、去年もひどかったですよね。
こんな暑いのに、エアコンをもうつけないんですよ。
私だからね、何回か打ち合わせ行った時もびっくりして、めちゃくちゃ暑いんですよね。
窓開けても熱風しか入ってこないので、全然涼しくならないんですけども、
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ごめんなさいね、ちょっとね、主人が出かけたらつけたいんですけども、
今日はね、たまたま家にいるんですって言うんですよね。
本当にね、この夫に何か気を遣いながらいるんだけれども、内心ね、実はもういつ離婚しようかと、
もう手ぐすね引いてるっていうね、そういう状態の話なんですよね。
これは私ちょっとね、やばいお客さんに当たったなと思いましたね。
っていうのがね、全然いい人なんですよ、この奥さんはね。
ですけどこうやってね、家庭が揉めてるうちのリフォームっていうのはね、
やばいんですよね、やっぱりね、途中で2点3点工事内容が変わってしまったりとかね、
下手したらもう空中分解してですよ、お金が回収できないとかっていうことにもなりかねないので、
非常に怖いなと思って様子見てたんですけれども、
なのでね、これはね、私多分結構前に相談を受けてたんですけれども、
実際にね、やっぱり工事お願いしますって言ってきたのは1年近く経ってからなんですよね。
その間にやっぱり家族で一応仲悪いなりにですね、
もう頼むから子供のために、今回はあなたの考えはわかってるんだけれども、
もう今すぐね、引っ越しして新しい家に住み帰るとかっていう時間もね、
お互いフルタイムで働いていて難しいし、
今物件がね、どんどん値上がりしてるってこともあるし、
いろんなこと考えてね、やっぱり非現実的なので、
やっぱりここを、たとえね、この子供が自立するまでの数年間であったとしてもね、
今だって中学上がったばっかりということはね、
10年にはならないにしてもね、あと数年は、7,8年はここに住むんだから、
もう頼むからリフォームさせてくれっていうことを説得されてね、
結局はリフォームすることになったんですよね。
で、結局だからそのウォークインクロゼットの中にハンモックとかね、
そういうのは全部私断ったんですよね。
まあそれはちょっとさすがにプロとしてとてもお受けできないと、
そんなその、要するにクオリティオブライフね、
QOLがもう明らかに下がるようなことを、ちょっととてもじゃないけどできないので、
ご自分でね、勝手に寝袋でも持ち込んで寝たりするのは自由なんだけれども、
初めからそれ見越して、何かこの、でね、
ちなみにこのマンションの天井にそのハンモック吊るすっていうのはね、
言うのは簡単ですけれど、これ天井補強とかしなきゃいけないので、
まあまあ大変な工事なんですよね。
だからそういうね、非現実的なことに大変な、
費用をかけてやるっていうのはちょっとやっぱり、
私としてはこれはお勧めできませんということでね、
やんわりと断ったんですよね。
そこからしばらく温心が途絶えていったんですけれど、
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結局夫を説得してリフォームはすることになったんですよね。
どういうふうにリフォームしたかというと、
洋室2つをですね、
これはもうやっぱり妥協させたね、
夫の人をね、ある程度ご機嫌とっておいた方がいいと私は思ったので、
あえてね、広い方の洋室は、
夫の個室としてちゃんとだから、
今までもまあ書斎として使ってたんですけれども、
ここをもう本当に夫の部屋にするというふうに決めて、
テレビもここに壁付けのテレビをつけるように提案しました。
だから夫さんは申し訳ないけれどもね、
これからやっぱり学業が大変になってくるお子さんのために、
リビングでのテレビ観戦はもうやめていただいて、
自分の教室でテレビを見てくださいということで、
で、まあ割とかっこよくですね、
ビジネスホテルっぽい部屋にしたんですよね。
だから壁付けにテレビをして、
ベッドもあって書斎もあって、
でも6畳の部屋で完結できるようなかっこいい部屋を夫にあてがうと。
で、もう一つの狭い方の部屋を中学校に上がったお子さんのために、
使うようにして、
逆に和室の方をですね、
下の4年生のお子さんとこの奥さんが使えるように変えました。
ここをだから6畳の和室と押入れね、
ここを全部もう解体してですね、
だから約8畳ぐらいの空間を真ん中で真っ二つに増し切り壁を立てて、
左右から使える部屋にしたんですよね。
それぞれにちゃんとリビングから出入りできる、ちゃんと扉も付けてですね、
左右で部屋をちっちゃな洋室に分けるという工事をしたんですよね。
奥さんの頭の中では、
これはこの小学校4年生の子もいずれ成長するわけなので、
そうしたらですね、
夫のために一つ作っている洋室を逆に上の子に譲って、
もう1個の方の部屋をこの下のお子さんの個室にするという計画なんですよね。
息を一緒に、匂いを嗅ぐのも嫌っていうこの夫と、
自分がだから一応この和室を分け合うと、
元和室で完全に部屋はちっちゃな洋室に分かれてるんですけど、
ここを夫婦で分け合うというふうに夫には説得してるんですよね。
だからいずれここが狭くなるけれども、
ここを2人で使いましょうと、
でもそうでもして子どもたちを優先してあげましょうねというふうに言ってるんですけれど、
奥さんの頭の中ではですね、その頃には離婚しようって思ってるんですよね。
なのでこの時間をかけて緩やかに離婚の方に計画的に持ち込んでいって、
最終的にはこの家から夫を追い出して、
この一応下のお子さんと分け合うという立て付けで、
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6畳の和室を2つの洋室に変えるリフォームはしたんですけれども、
ゆくゆくはここは全部自分の空間にするっていう腹積もりがあるっていう怖い話があるんですよね。
すごくいいリフォームになって、今のところ4人がそれぞれ自分が過ごせるパーソナルエリアができたのでね、
大変快適にやってるんで、
私は逆に奥様には伝えてない裏の腹積もりとしては、
こうやって4人がそれぞれ自分の部屋ができたんで、
これで少なくともある程度の期間は仲良く円満に家庭が持ってくれたらいいなというつもりでプランは作ったんですよね。
ですけれど奥さんの頭の中では、
多分上のお子さんが大学に入るとかいうタイミングがくればですね、
夫を追い出そうと多分思ってるんですよね。
恐ろしい話ですよね。
だからいつも中村敦彦さんが、
ダンカイジュニアはやばいやばいって言ってるんですけれども、
たくさんの単身者を生み出している世代だったんですけれども、
このご家庭のようにね、結婚してちゃんと美人妻がいて、
可愛いお子さん2人に恵まれているケースでも決して安心はできないというね、
まだまだやっぱり男尊女卑の価値観とかが強かったんですかね。
それと自分が生まれ育ってきた環境は決して裕福な家庭ではなかったということでね、
非常に妻しく生きるというね、ある種美徳だったとされている妻しさもですね、
ここまで暑いね。
日本の夏がね、こうまで暑くなった時には外薬しかないですよね。
これだけ暑いのにエアコンも使わせないぐらいケチな夫とかね。
ちょっと株さんね、人気パーソナリティの株さんの旦那さんともちょっと被ってくるような、
こういう夫がいるということでね、大変だっていうね、ちょっと話をさせていただきました。
だからね、リフォームっていうのは、後々転売することを計画に入れる場合は、
あくまでも美美子さんのご家庭のように仲がいいっていうことが大前提ですね。
はい、というわけで今日はこれで終わります。ごきげんよう。