国内で再上映中のインド映画「バジュランギおじさんと小さな迷子」の紹介を感想など織り交ぜながら、「ハヌマーン」と「国家間の争い」という2つのキーワードに分けて、2回の配信に渡ってお話したいと思います。今回は「ハヌマーン」について主にお話しています。
▼バジュランギおじさんと小さな迷子HP
https://spaceboxjapan.jp/bajrangi/
・インド映画 ・マサラムービー ・ダンス ・バジュランギおじさんと小さな迷子 ・ハヌマーン ・ラーマーヤナ ・ラーマ王子 ・叙事詩 ・愛 ・忠誠 ・戦士 ・孫悟空 ・猿田彦 ・ヒーロー ・誠実 ・正直 ・カルマ
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00:04
みなさんおはようございます。YOGA LIFE smsuun ヨガティーチャーのまりこです。
夫のけんすけです。
この番組では、明日を生きやすくするをテーマに、
ヨガの学びを交えた、私たち夫婦のタイムナイトトークを、
月曜から金曜に、福岡の山小屋よりお届けしています。
Om Shanthi 明日を生きやすくするラジオ、オムラジオに始まりました。
よろしくお願いします。
本日は、5月の3日、金曜日、憲法記念日。
時刻は1時過ぎです。
本当は、昨日収録をしたんですけど、
僕はマイクのスイッチを入れ忘れまして、
ボツになったので、やり直しです。
予告していた通り、
今日は先日見た、バジランギおじさんと小さな迷子という、
映画のお話をしたいなと思うんですけど、
昨日その話をした時には、
ちょっと説明しきれないこともいろいろあったんですけど、
せっかく失敗して撮り直しということで、
色々と調べたりして、
もうちょっと分かりやすく説明できたらなと思ったんですけど、
調べてたら、結構話したいことがいろいろ出てきちゃって、
その映画に関して、
今日と明日の配信で、
2つに分けてお話ししようかなと思っています。
収録はこのまま全部一気にできたらなと思ってるんですけど、
まずですね、インド映画ね、
前回はあれかな、RRRを見たのかな。
インド映画ね、まあまあハマりますね。
そうね。
なんか日本の映画と真逆な感じかなっていう感じするな。
真逆。
何ていうの?
内容が、日本の映画とかって、
例えばはっきりしない結末で考えさせるみたいな、
それぞれの受け取り方に任せるみたいなことって結構多いな。
わかんないぞ。
そういうふうに、映画によるかな?
まあ映画にはよると思うよ。
でも結構あると思うんだよね。
多分インド映画はそういう感じじゃなくて、
もう完全に愛と正義と大義みたいな。
まあわかりやすいね。
そう、アメリカ映画とかもわかりやすいのはあるけども、
日本の場合はほら、わびさびみたいなさ、
ちょっとこう、はっきりしない感じみたいなのがあるから、
そういうのと全く違って、
それはそれでね、どっちも良さあると思うんですけど面白いなって。
インド映画といえば何ですか?
インド映画といえば、最近の映画ってこと?
そういうことじゃなくて、
インド映画といえば、タイトルじゃなくて、
イメージ?
それはマサラムービーって言われるように、
何マサラムービー?
いろいろごじゃま勢みたいなミックスっていうか、
という意味があって、
ロマンスあり、コメディあり、
お涙ちょうだいあり、
アクションあり、いろいろ、歌、踊り、みたいな。
それもマサラムービーって言うの?
03:01
面白いね。
言われてる。
まあそうね、詰め込みまくりみたいなところあるよね。
僕がね、ちょっと欲しかった答えはまた別で、
やっぱり大勢のね、ダンス、ダンスですよね。
必ずあるね、ないもの見たことないよね。
そんなところでね、バジラン・ギョージさん、
この映画もね、そういう映画になってるとは思います。
この映画もね、歴代興行収入がインドの中でね、
トップ10に入るようなヒット作の一つなんですよ。
その要因がね、2つぐらいあるかなって思ってて、
一つは、まずヒンドゥ教の神様のハヌマンっていうのがね、
キーワードになってて、
宗教観だとか、信仰心っていうものが描かれている。
バジラン・ギっていうのは、ヒンドゥ教のハヌマンの別名でもあるんですね。
あ、そうなんだ。
そうなんだよ、そう。
映画の中でそういう説明があったかわかんないけど、
主人公のパワンって言うけども、
パワンはハヌマンの熱狂的な信者。
それがあまりにも度を超えているっていうか、すごいから、
バジラン・ギおじさんって言われてるっていうことみたいですよ。
ハヌマンっていうのはね、インドの神様の中でも、
インドはヒンドゥ教とかが一番多い国ですけど、
ヒンドゥ教ってね、多神教。
いろんな神様がいるじゃないですか。
その中でも大衆にね、人気のある神様の一人。
っていうところで、それをテーマにしているのが、
また一つの人気の理由かなと思うんですけど。
で、もう一つが、その宗教のこととも関係はしてるんですけど、
インドとパキスタンの国家間とか宗教間。
パキスタンはインドがヒンドゥ教が多いのに対して、
パキスタンはほとんどがイスラム教だと。
その宗教間とか国家間の対立っていうのが背景にあって、
もう長くね、昔からインドが独立した頃から1940年代かな。
だからもうすぐ100年ぐらいだよね。
その対立っていうか紛争とかも含めてね。
っていうのがあって、それをテーマにしているっていうので、
非常に注目を集めた映画なのかなって思ってます。
で、あらすじを簡単に説明すると、
パキスタンの山岳地域、それはね、
ヒマラヤ、インドの北側っていうのはヒマラヤ山脈がありますけど、
ヒマラヤ山脈の端っこ、一番左側、西側だね。
の端っこの山岳地域、カシミイリ地方っていうんだけども、
そこに住んでいる小さな女の子が、
パキスタンから国境を越えてインドに行って、
インドに取り残されてしまう。
で、その子は年が何歳だっけ?
6歳。
6歳か。6歳なんだけども、言葉が喋れない。
その理由は明らかにはされてないんだけども、
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ただ単純に発達が遅いっていうことだと思うんだけど、
喋れない子で、
喋れないから、自分がどこから来たかも言えないし、
何も主張ができないっていうようなところで、
簡単には帰ることもできず。
で、そこに偶然居合わせたというか、
出会ったその主人公のパワーンが、
彼女を最終的にパキスタンの親の元まで送り届ける、
その旅路、道中の物語なんですよね。
で、この映画を楽しむ上で、
さっき言った2つのキーワード、
ハヌマンと宗教観の国家間の対立っていうのが重要かなと思うんだけども、
僕らもそうなんだけど、全然よく知らないじゃないですか。
まず宗教観みたいな話で言うと、
僕ら日本人は宗教観ほとんどないじゃないですか。
で、あとは世界のそういう情勢っていうのもやっぱり、
なかなか日本まで届かないことも多いし、
届いてるのかもしれないけども、
やっぱりマスコミでそんなに熱心には報道しないじゃないですか。
大きな戦争みたいなことがあれば、
少し前もそうでしたけど、
バーッと報道するけども、
慣れて長引けばだんだんニュースもなくなっちゃうし。
なのでその2つのことを、
ちょっとこの2回に分けてお話ししたいんですけど、
先にライトなこのハヌマンの方の話をしたいんですけど、
ハヌマンって誰ですかっていう話なんだけど、
インドのジョジシ、ラーマーヤナに登場するお猿さんの神様。
有名なのはサイユウキとかに登場する孫悟空とか、
日本の後サルタヒコ神様のモデルとも言われてるような神様です。
そもそもなんだけど、ジョジシって何よって話で、
僕は全然知らなかった。
ラーマーヤナも聞いたことあるし、
あとはマハーバーラタとかもジョジシって言われてるけども、
ただそのジョジシっていうのは何のことなのか全然わかんなくて、
知ってます?
物語ですよね。
昔は本がなくて言葉で伝えてたから、
歌というか詩というか、
そういったもので伝えてきたもので、
それを作者の方がまとめたっていう。
なるほどね。
ラーマーヤナっていうのは、
これもインドの神様、
ラーマ王子が奥さんを救出するために戦うというか、
そういうジョジシ。
ハヌマンはラーマに仕えてるのね、とにかくね。
の登場人物なんだね。
ハヌマンは愛と忠誠を誓う戦士って言われてて、
僕もハヌマン大好きで、
詳しくはないんだけど、キャラが好きなんだけど、
よく見るハヌマンの絵を見ると、
胸のところをパカッと開いて、
09:00
そこにラーマ王子と妻、2人がいるんですよ。
見たことあるでしょ?
ない、それは見たことない。
本当?
じゃああとで見て。
それはラーマに対する忠誠を誓っているっていうことらしいんだけど、
で、力持ちで空を飛ぶんだよね。
空を飛んであちこち行って人を助けたりとかね。
だからそういう意味で、さっきも言ったように、大衆のヒーロー的な存在になってると。
僕らがインドに行ってる時も、これは前回の時だけども、
ハヌマン祭りっていうのにちょうど重なって、
あれはハヌマンの生誕祭みたいな感じなんだけども、
ものすごいやっぱり、今までインドで見たそういうお祭り騒ぎの中で、
最も騒がしかったというか、
みんな熱狂してた祭りかなって思うんだけど、
そのぐらい人気っていうことです。
今でもね、子供から大人まで。
よく車とかにもシールがハヌマンを貼って、ステッカー貼って。
多いよね。
他の神様はいろんなところで見るけど、
車に貼ってるみたいなのはそんなにない気がするんだけど、
ハヌマンは多い。
で、さっきの愛と忠誠みたいなところから、
ハヌマンっていうのは本当に力持ちの戦士でありながら、
誠実さをね、象徴してる感じなんですよね。
で、映画でもバジュランギーのそういう一面を
象徴するシーンがたくさんあったと思うんだけど、
その記憶に残るシーンといえば、
どんなシーンがありましたっけ?
そうですね、不法入国をインドからパキスタンにするんですけど、
ちなみに、もう簡単にパキスタンには行けないんだよね。
ビザとか取れない。なかなか簡単に取れない。
関係が悪いからね。
行き来ができないっていうのが前提で、
それなしで国境を越えるっていうことをしようとするんだけど、
その時の話ね。
最初は国境に行って、ちゃんと事情を説明して、
通してもらおうとそこに行こうとしたんだけど、
不法入国をさせる人がいて、
その人にとりあえずついていったら、
地面から、地面の洞窟みたいなのがあって、
そこから入国するっていう感じで、
闇入国ブローカーみたいなのがいて、
俺たちが金払えば行かせてやるからみたいな感じで、
彼らが持ってる地下道を通して行くんだよね。
行って入ったんだけど、
その見張りの人ですかね。
軍隊の人ね。
来るのを待って、事情をまた説明して、
で、ちゃんと許可をくださいとお願いするんですよね。
そしたら、当然そんなことはできないということで、
戻される、でも何とかしてまた来れるみたいなのを繰り返して、
殴られたりとか、結構暴行加えられたりとかするんだけど、
それでも諦めないで何とかお願いしますじゃないけど、
すごく嘘をつけないから、
12:01
何でも正直に喋っちゃうんですよね。
そうね。
そのブローカーはね、地下道を通して、
要するにこっそり行けるようにちゃんと手配してくれて、
それを成功してるんだけど、
わざわざ軍隊の人たちが見張りに来る時間帯まで待って、
今ここから通ってきたんだけども、
全部ね、ばらして。
でも僕はこそこそ入りたくないから、
許可をくださいっていう、むちゃくちゃなね、
許可なんかもらえるわけないのに、
ことをするっていうね、そのぐらい、
とにかく正直。
で、羽間信者はね、こそこそしないんだって、
そこを突き通すっていうね。
そういう、あのシーンがね、結構印象的でしたね。
そうね。
で、物語のあちこちでね、彼のそういう姿っていうのは映し出されていて、
それが少しずつ、いろんな人たちを巻き込んで、
心を動かしていくっていうのが、物語の醍醐味の一つにはなってるんだけども。
で、やっぱりそこがまず、僕はね、今回すごく響いたなって、
自分にね、とって響いたなって思ってて、
で、さっきのその風報入国の話もね、そうなんだけども、
僕らもそうなんだけど、
じゃあみんな正直に生きてますか?とか、
嘘ついてないですか?って言うと、
いや、そんなに嘘とか普段ついてないよとか、
正直のつもりだけどなって思うと思うんだけど、
でも、じゃあ例えば、
これぐらい言わなくてもいいか?とか、
言わなきゃ分かんないよねっていうこと、
僕も自分の胸に手を当てれば、
普通にあるんですよ、やっぱり。
そのぐらいいいんじゃない?みたいなこと。
でもそれさえも、自分の心、
誰も被害者がいないとか、
それを言わなかったところで、
何も困らない、とか傷つけない、
っていうようなことであっても、
やっぱり自分の心を傷つけたりとか、
何か、これで言えば神様に背くというか、
ことをしていることって、
やっぱりそれ自体きっとね、
悪いカルマとして、
自分にきっと振りかかってくるようなことですよね。
だから、どっちでもいいこと、
それほど影響が変わらないようなことでも、
正直であるっていうことが、
後々、彼が最終的に人々の心を動かしたように、
何かに影響していくんだろうな、
っていうことをすごく感じました。
というわけで、ちょっとここまでで、
一旦前半っていうことで締めて、
また明日の配信分で、
続きはお話ししたいと思います。
オムラジではお便りを募集しております。
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そちらもお気軽にご利用ください。
皆様からのお便りをお待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきありがとうございます。
はい、それでは今日も一日皆さんが、
心穏やかに過ごせますように、
せーの、
ナマステ。
15:02
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