戦略的幸福論です。 イギリス系日本人のリチャードと
アメリカ育ちの日本人、輝きです。 今日はスペシャルゲストをお招きしております。
紹介します。Apple Podcastランキング哲学カテゴリー不動の1位、 日本一楽しい哲学ラジオのMC、品川浩介さんです。
品川さん、ようこそ。 雑談の時とスタートの時で、コア色が全然変わるのがちょっと今、びっくりして、ちょっと動揺しましたが、かっこいいですね。
よろしくお願いします。 じゃあ、品川さんのこと、私、紹介させていただきますね。
ゲスト、品川浩介さん。古典ラジオの歴史調査チームディオゲネスに所属されていて、 パーソナリティを務める日本一楽しい哲学ラジオ、通称たの哲。
こちらはアクアタイムズのドラマーのタッシーさんと2人でMCをやってらっしゃる番組ですけれども、 哲学無能でずっと1位を独占されているということですね。
はい、あの人気番組のたの哲から来ていただきました。 よろしくお願いします。
品川さん、元弁護士でいらっしゃるということで、ご著書に日本一優しい法律の教科書など、 既に3冊の著書を出されていて、
驚いたんですけど、この最初の5本は2011年に出版されていますね。 そうですね、もう15年前とかですね。
15年前ですよね。 私はもうニコ動とか見てました。ニコニコ動画とか。 ニコニコ動画見てたんですか、本を読まずに。
ニコニコ動画を僕は見ている一方で、品川さんはもう5本書いてたんですね。 5本を書く前に司法試験も。
でもね、あの本はね、ロースクールの時なんで、1冊目の本は司法試験を受かる前に、 ロースクールの時に入る時に書いた感じで、あれもねすごい良い経験でしたね。
ちょっと聞きたい話は山なんですけれども、 品川さん、哲学にはもう小学生の頃から系統されていたということ、 小学生の時にボルテールの言葉に感銘を受けて、これをどうしたんでしたっけ。
そうそう、ボルテールの言葉すごい有名な。 ボルテールが言ったかどうかは別として、ボルテールの言葉として有名な言葉があって、
あなたの言うことに私は全く賛成できないけど、あなたがそれを言う権利があることだけは、 私は命をかけても守るつもりですっていう言葉に。
たぶん小5か小6の時に感銘を受けて、ノートに書いて、それをトイレに貼ってました。
似顔絵書いたんですよね。
似顔絵とともに言葉を書いてトイレに飾ったんですよね。
トイレに飾りましたね。すごいそれを覚えてます。
すごい良い感じで狂ってる。
いやー本当に。
これ聞いた時に、ついに輝きを超える逸材を見つけたと私は思ってですね。
プロデューサー目線。
輝き君から品川さんに乗り換えてしまう可能性すら僕は感じているんですけれども、
今日はそこら辺を見極めながら一生懸命に乗っていきたいと思いますので、
品川さんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。めちゃめちゃ楽しみにしてきました。
戦略的幸福論。
ということで本編いきます。
テーマ1個目今日ぜひ聞きたいことがあったんですけれども、
テーマ1個目。
変化が加速する世の中で自分を見失いそう。
小裸に叫ぶには弱々しい文章なんですけど、
僕の心の叫びですよ。
変化が加速する世の中で自分を見失いそうなんじゃっていうことでして、
ちょっと補足しますね。
特に生成AIの進化が目覚ましくて、
品川さんも使いますよね。
使いますね。
先週よりも便利だよみたいな話がずっと続いてると思うんですよ。
1週間くらいで変わりますよね。チェック式。
チャットGPTがすごくなったって言ったらジェミニーだ、
ジェミニーだ、ジェミナイだみたいなマイナーな問題もはらみつつ、
マナスがいいとかね。
すごいどんどんどんどん出てきて、
世の中変化すごい、スピードが速い、すごいすごいすごいって言ってる間に
僕の人生終わっちゃうんじゃないかっていう危機感が今どうしても芽生えていて、
はいはいはい。
このままのペースだと死ぬときまで、
今週マナスがすごいアップデートしたんじゃとか言いながら
死んでいくんじゃないかみたいなことを思ってしまっていて、
こういう変化が激しい時代に、
どんな風にしたら自分のペースを保てるだろうかっていうことを思っていて。
なるほどね。これは難しいなって思ったんですけど、
なんかすごい素朴な感想というか、面白いな、興味深いなって思ったのは、
この問い自体がすごい資本主義っぽいなっていう感じがすごいして、
面白いなってまず思いました。
ちなみにその問いというか、この悩みっていうのは、
もうちょっと言うとどんなときに感じて、
どんなことをこれまで試してきたことがあるんですか?
にーちゃんさんの中で。
そうですね。
しょっちゅう感じてる悩みであり、
最近の、
そうだな、例えば何だっけ、具体でいきますね。
自分の考えてることをまとめたいんですよ。
自分の考えてること、何だろうな、例えばこの場もそうです。
ここで品川さんみたいな人と話す。
あるいは僕、いつも輝きくんみたいな人と喋ってるので、
話が深みにはまることよくあるんですけど、
でもその度に新しいこと思いついてる感じがするんですよ。
今日も新しいこと思いついたけど、
これ、昨日までと何が違うんだろうみたいな。
なので、こういうのを一箇所に統合していきたいと。
自分の考えを。
自分の考えを、毎日新しいアイディアに触れて、
自分の考えがどんどん更新されていく、あるいは本を読んでね。
あるいは人の話を聞いて、どんどん更新されていくものを
一箇所にまとめたいと。
で、統合していきたい。
オブシディアンっていう便利な電子メモがあるらしいよと。
アプリがあるらしい。
ツールがね。
ツールがあるらしい。
今まで僕ノーション使っていたけれど、
オブシディアンの方が便利なの?なんで?みたいな。
Googleドキュメントでもいいらしいよって。
そもそもGoogleがジェミニでいろんなものを統合するから、
全部Googleドキュメントに入れておけば、
AIが仮にやってくれるらしいよと。
まだできないけどねと。
あっそうなんだと。
じゃあオブシディアンを使えばいいんだと。
言ってたら、なんかこうチャットGPTがメモリーを増やして、
チャットGPTと喋るだけで、そもそもメモリーが増えるよとか。
そういうのが来たときに、
あれちょっと待って、俺の考えはいつまとまるんだ?と。
という風に。
そういうことか。
はいはいはい。
でね、ひるがえって、
マルクス・アウレリウス・アントニヌスは今から2000年以上前に、
用紙紙、パピルスみたいなものと、
インクで自分の考えを内製するだけであれだけの考えを、
2000年通用する考えを磨いてきてるっていうことだから、
別にオブシディアンとかなくてもよくないみたいな。
自分の考えなんて自分の頭の中でまとめればいいじゃないか。
で、挙句、僕のパートナー香崎君は、朝手ぶらで散歩しよって言うんですよ。
そのくせ、彼は24時間自分の発話を記録する、
リミットレスAIっていう配信のアプリを使って、
ガジェットを使ってて、それ影響されて僕も、
プラウドノートピンっていうね、
24時間、5時間か、5時間のデバイスとかを使っていろいろやってるんですけど、
こういうときに、この探求はいつ終わるんだと。
で、自分でやろうとすると、それをよりよくやるガジェットが出てきて、
AIが進化してカバーしてくれると。
じゃあ日々この追いかけてるのは何なんだろうって思ってるんですよね。
なるほどな。
それに対して別にスパッといい答えが出せるわけじゃないですけど、
今の具体の話を聞いて、スパッと思い、
頭に浮かんだことをちょっと思い出した話があって。
これね、何の話だったかな。
多分禅の言葉か、お話、小話みたいなのがあるんですけど、
川がありますと。川があって、
皆さん、リチャさんが、イカダに乗ってます、川で。
で、流れてるんですね。上から潮流が流れてて、
で、なんかね、橋の上から、
ちょっとこれ、ディテール違ったらごめんなさいなんですけど、
なんとなく記憶なんですけど、ウルフなんですけど、
橋の上から、お師匠さんかなんかが、
このイカダに乗っているリチャさんに、
そこで止まれって言うんですよ。
命令ですね、師匠さんから。
そこで止まれっていう風に、
イカダに乗っているリチャさんが言われました。
流れてるんですよ、川。
止まれって言われた人は何をすればいいのかっていう、
問いがあって。
なるほど。もう流れに。
ある種身を任せているのがイカダの上であり。
そう。止まれって言われたらどうします?
止まれって言われたらそこで。
僕は多分直立不動して、
なるべく首をお師匠さんに向け続けるみたいな。
前を。
こういう感じですよね。
映像を見ている人用にこう。
映像もあるからね。
これ答えないんですけど、
そうすると川的に言うと動いていくじゃないですか。
イカダは流れていくんで。
上流から下流へ。
止まってないじゃんってなるわけですよね。
これがだから、体を止めると川が流れていくみたいな。
そっちで止まってないってなるし、
逆に止まれって言われたから、
この地点から動かないようにイカダをガッと刺して、
ブルブル震えながら流れないようにしてたら、
お前それ動いてるやんってなるみたいな、
話だったような気がするんですよ、確か。
すいません、これが何に今回の話と繋がるかわからないんですけど、
すごいイカダに乗りながら、
右往左往している絵が思い浮かびました。
すいません、初めに頭に浮かんだことなんですけど。
抗ってもいないし、
僕のスタンスと僕の回答って合ってますよね。
どんどん進化しているっていう話に、
いや、俺はもう紙とペンでいくんだみたいな抗いは見せてないし、
手ぶらで散歩して頭の中でまとめればいいみたいな話も、
いや、何かもっと便利なものを使いこなしたいんだよねっていうことで、
流れが進んでいく。
自分の体が止まれと言われたからといって、
イカダをその場で止めることは不可能ですっていうのを受け入れた上で、
流れていくし、師匠さんは怒るだろうけど、
もう仕方ないです。これが僕にできる最善ですっていうスタンスが、
イカダの偶和とは重なっている気がするんですよ。
今、僕も聞きながら思ったのは、
これを回収しようと思って話したわけじゃないですけど、
そうなんですよね。だから、今のイカダの例で言うと、
確かに動いてる。めっちゃ時代とともに動いてるんだけど、
それが自分にとって、ちゃんと自分を見失わない、
とどまってるのが適切なんであれば、
それはそれでいいんじゃないかなって素朴に思ったっていうのはまずありますよね。
逆に、この川のこの地点から動かないようにって言って、
めっちゃグッと頑張るっていうと、
それはそれで、お前動いてるじゃんって言われちゃうっていうところもあって、
なんかそれは、ちょっと無理矢理こじつけて考えると、
それは一つの解なのかなって思ったのと、
あと、僕は東洋思想も西洋哲学もすごく両方好きですし、
日本の思想も好きですけども、
それをいろいろ学びながら思うのは、
そういう日常の問いとか、日常の悩みってあるじゃないですか。
それに西洋哲学からビシッと答えられたら、そんな素晴らしいことはないんですけど、
そんなことあんまりないんですけど、
気づきとして思うのは、悩みと同じレベルの答えってよくあるじゃないですか。
例えば今回の話で言った時間術みたいな話とか、
ツール術みたいな話とか、
そういう悩みと同じレベルの解とか答えみたいなものをやってみても、
あんまり根本的に解決しないなみたいなことは、
哲学学んだかというよりかは、普通に人生経験としてという感じですけど、
思いません?
そういうことを、セネカが人生の短さについて語ったところから言ったら、
千年以上前から同じ悩みを持っていて、
問いと同じレベルの解は、パッと取り付けやすいんだけど、
大抵、本質的には解決しないんだなっていう気づきはある。
消去法的ですけど、というのが最近思うことではあります。
戦略的幸福論。
面白いな。僕にとっては今の言葉はすごく新鮮な言葉として響きましたね。
ソリューションのサイズ。
プロブレムと同じサイズのソリューションはすぐに対応年数が終わるみたいな。
百均の箱がこのスペースにシンデレラフィットみたいなものを求めちゃいけないよみたいな話として受け取ったんですけど。