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地球には「地層時代」という歴史が積み上げられています.地層時代の変化は,人類文明の変化にも影響を与えていると考えられます.一方,人類が地層時代を変化させた可能性もあるのです.

科学系ポッドキャストの日企画

ニュースレター記事

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00:05
いちです。おはようございます。
今回のエピソードでは、地球に刻まれる人新世という年代についてお届けします。
このポッドキャストは、僕が毎週お送りしているニュースレター、
STEAMニュースの音声版です。
STEAMニュースは、科学,技術,工学,アート,数学に関する話題をお届けしています。
STEAMニュースは、スティームウォートの陸民のご協力でお送りしています。
改めまして、いちです。このエピソードは、2024年4月5日に収録しています。
このエピソードでは、STEAMニュース第174号から、地球に刻まれる人新世という年代についてお届けをしていきます。
人新世というのは、漢字で書くと、人の新しい世の中。
これで人新世なんですね。
比較的新しい用語で、今回お話をする知識学に関する言葉になっています。
今回のエピソードで、知識学の話題を取り上げるのは、実は個人的な体験と関係があってですね。
この週末に、エジプトより戻ってきたんですよ。
エジプトの調査ですね。
僕は、日本では長崎の海辺に住んでいるんですが、エジプトでは大抵砂漠の端っこに滞在してるんですね。
砂漠といっても、ずっと砂地が続くわけではなくて、
丘があったり、谷があったり、時々植物が生えていたりもします。
今回のミッションでは遭遇しなかったんですが、化石がゴロゴロ転がっている砂漠なんかもエジプトにはあります。
このように砂漠を見ていると、生の地球という感じがするんですよね。
もし皆さんが今後エジプトに旅行されることがあったらですね、将来の旅行計画にこういった西方砂漠、
まあこれサハラのことですね、西方砂漠の方も計画に入れてみてはいかがでしょうかね。
03:07
砂漠を見ていて感じるもう一つのことが、
これ日本にいるとあんまり感じないことなんですが、
大地というのは地上、地面の上ではなくて、空気の底、
海の底を海底と呼ぶので空気の底は空底と呼ぶべきなんでしょうかね。
大地というのは空気の底だということなんですね。
日本はやっぱり地形が複雑ですし、植物も豊かですし、また雨が絶えず地上を洗い流しているので、
大地、大地という言い方おかしいですかね。
この地面の上に我々が立っているんだという印象を強く受ける環境にいると思うんですが、
砂漠の中でポツンとしていると、自分は空気の底に落っこちているんだというふうな感じになります。
何が痛いかというと、空気の底なので空気中から土が降ってきているんですね。
もちろんナイル川沿いであれば川が土砂を運ぶということもありますし、
エジプトにはないのですが、火山のある地域だと火山が土を地面に降らすということもあるのですが、
空気の底というふうに考えると、空気中を漂っている土が静かに降り積もっていくということも想像できるのではないかと思います。
これがですね、僕たちがエジプトで調査している遺跡も例外ではないのですが、
古い遺跡ほど地面の下に積もっていく、重なっていくという法則につながっていきます。
僕たちが興味を持って取り組んでいるのは、エジプト古王国時代と言いまして、
今からおよそ4700年前から、だいたい4200年前ぐらいまでの時代なんですが、
地球の歴史はもっとずっとずっと長くてですね、それに対応する地面の層、地層というものも地球には何層にも重なっています。
もうまるでね、地球の表面というのはミルフィーユのように様々な地層が重なっているんですね。
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この地層の、ある均一な地層のことを地質時代というふうに呼びます。
ある地質時代というのは、地球で同じ時が流れていた時代ということになりますね。
現在我々が生きている時代というのは、大きな区分でいうと、新世代という時代、時代の代という文字を最後にくっつけて、新世代というふうに呼びます。
新世代の中でも細かく分かれていて、その中の一番上の層ですね、一番上の地層、我々が住んでいるのは、新世代、第四期、乾新世、メガラヤンキというふうにいい名前がつけられています。
乾新世というのは、漢字で書くと完成した新しい世の中ということになるんですが、これが現在からですね、遡って1万年ぐらいの間のことを指します。
1万年前に何があったかというと、最終表記の終わりですね。
地球がおそらくはまるまる凍っていた時代が1万年前に終わるんですね。
ということは植物の生え方、育ち方というものも、この1万年前から大きく変わってきたわけですし、
それにですね、原生人類、ホモサピエンスが地球のあちこちで文明を築き始めたのも、この1万年前とだいたい一致します。
というわけで、完成した新しい世の中、乾新世ということになっています。
その乾新世も大きく3つの時期に分けられています。
およそ1万年前、正確には1万2千年前ごろですね、乾新世の始まりの時期をグリーンランディアン期、中間の時期をノースグリッピアン期、
そしておよそ4200年前から現在までをメガラヤン期、あるいは略してメガラヤンというふうに呼びます。
この4200年前というのは、西暦でいうと紀元前2200年ごろなのですが、この時にどうも大きな気候変動があったというふうに考えられています。
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エジプトの広穀時代が終わったのもおよそ4200年前なので、ひょっとしたらこの気候変動の影響でエジプト広穀時代が終わったんじゃないかと主張する科学者もいます。
というわけで、どうやら地質時代の移り変わりが人類の歴史を左右しているようでもあるんです。
乾新世の始まり、およそ1万から1万2千年前、この時代、人類は文明を作り始めています。
つまり農耕を始めたと考えられているんですね。
そして、ノースグリッピアン紀の終わり、あるいはメガライアン紀の始まりとエジプト広穀時代の終わりが一致しているということは、ここも地球規模での影響があって一つの王国が終わっていったんじゃないかというふうなことが言われているわけですね。
今年2024年、国際地質科学連合の第4期創助省委員会は、乾新世に続く新しい区分として人生性を置くべきという提案を拒否しました。
提案された人生性というのは、1950年前後で乾新世を打ち止めにして、つまりその乾新世の内部、一部であったメガライアン紀もそこまでで打ち止めにして、それ以降が新しい時代区分になるべきだという考え方なんです。
人生性は、オランダ出身のノーベル賞科学者パウル・クルッゼンが2000年頃に提唱したものなんですね。
極めて最近の人類活動によって、地質に急激な変化が見られるため、その変化以降を新しい時代区分にしようというものです。
乾新世までとはその逆で、人類の歴史が地質時代を書き換えているみたいなんです。
国際地質科学連合は、人生性の提案を15年かけて検討したのですが、今年2024年3月の投票で否決しました。
12:10
否決の理由は公開されていないのですが、1950年というと地質学的にはつい昨日ということになりますから、つい最近の出来事で乾新世を終わらせるというのは重すぎる判断、まだ証拠が足りないんじゃないかというような判断がされたのかもしれないです。
なお考古学者たちは、別の理由で1950年を一つの区切りにしています。
ホモサピエンスたち、つまり人類が大気中で核実験、核爆発を始めたことから、1950年以降の動植物については
放射性炭素年代測定という、まあ考古学者にとってのキラーウェポンですね。もう時代測定の切り札というような道具が、1950年以降の動植物については使えないんです。
そこで考古学者たちは時に、紀元前という年代の代わりに物理学前という年代表記を使います。紀元前というのはキリスト紀元から何年遡るかということで、英語ではBCだったり、今最近だと考古学者はBCEという表現を使います。
BCがビフォークライストなんですが、クライストはキリスト教文明圏でしか使わない指標であるので、ビフォーコモンエラーでBCEですね。
そうではなくて、この放射性炭素年代測定というのが考古学の間で普及して、これがいつの植物、いつの動物かということを知ることができるようになったので、
もともとはビフォープレゼンス、現在から何年前という意味で使っていたそうなんですが、それが1950年を境にその道具が使えなくなったということで、ビフォーフィジックス、BPということを主張するようになりました。
なので、1950年から何年遡ったかをBP何年というふうに表現するのです。
例えば、1900年ならばBP50年というふうに数えます。
人身性はまだ正式に認められた概念ではありませんが、1950年、つまりBP0年を起点にするのは生力よりも便利なので、ここは一つですね、日本人の皆さんに、あるいは日本語話者、日本文化をよくご存知の皆さんにご提案なのですが、
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日本人って年号を使い慣れているじゃないですか。今年は令和6年ですし、令和の前には平成があり、平成の前には昭和があった。こんなふうに複数の年号を使いこなしているので、
僕は1950年を起点とする年号を1個作ればいいんじゃないかなと思うんです。1950年、どんな年号がいいかなと思って、1950年生まれの方を探してみたところ、6代目山友廷遠楽さんは1950年生まれなんだそうです。
なので、年号は1年から始まりますが、元年ですね。令和元年、令和2年というふうに進むのですが、ここは1つ0年から始めてもらうことにして、1950年を遠楽0年とすると便利なんじゃないかなと思います。思いました。
メガライアン期の始まりは遠楽-4150年、今年2024年、令和6年は遠楽74年ということでね、どうかなと思うんですが、ということをですね、メールでお送りしているニュースレター、スティームニュースの174号に書いて、今朝ね、一斉送信したところだったんですが、
送信した後で気づいたんですよ。これ昭和でいいんじゃない?例えばですね、今年2024年は昭和99年にあたるわけなんですが、昭和使えなくはないですよね。来年昭和100年とかね、使わないこともないですし、1950年というのが昭和25年になりますから、
25年のタイムラグしかないのであれば、実質年代的にはあるいは考古学的には誤差の範囲というふうにも言えるので、日本人にとっては昭和でね、昭和マイナス何年という言い方は馴染みがないかもしれませんが、BPだって馴染みがないわけですから、悪くないんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
昭和をね、世界に普及させるっていうのは。
最後ね、よた話で締めてしまいました。
18:06
最近のニュースをお伝えしたいなと思うのですが、2024年4月8日、これ日本時間では4月9日になるのですが、北米大陸で怪奇日食があります。
リスナーの方でね、もし北米在住の方いらっしゃったら是非ね、生で見ていただければと思います。
生と言っても肉眼で見てはダメです。
ちゃんと日食用のサングラスを使って見ていただきたいなと思います。
僕のようにね、日本に住んでいる方、これアメリカのNASAがYouTubeでライブ中継をするそうなので、よかったらね、リアルタイムで見てもらうといいんじゃないかなと思うんですが、
ライブ中継の開始が日本時間の4月9日午前2時なんですね。
日食はその後、もう少し後から始まると思うんですが、これ北米のどこかによって時刻が違うので、現地時間何時というのは言えないんですが、
日本では4月9日午前2時からライブ中継が始まって、おそらくそうですね、一番早く観測できるメキシコとかも中継先には入れていると思うんですね。
いや、しかし午前2時かーって、僕もともと夜弱いのに午前2時とか完全に夢の中ですね。寝てます。録画で見ようと思います。
僕は時差ボケってあんまりならないんですが、逆に一度なっちゃうとなかなか元に戻らない体質で、
なので、例えば一晩無理して起きていたりすると、しばらくですね、昼夜逆転が続いてしまう立ちなので、個人的には夜は寝るようにしたいなと思います。
あとですね、なぜか飛行機のエンジン音を聞くと自動的に眠くなるっていう性質があるみたいで、
鉄道でね、すぐ眠りに落ちる方もいらっしゃるかと思うんですが、僕の場合は飛行機で乗ってエンジンかかり始めるとすぐコロンって寝ちゃいます。
一度ですね、国内線の飛行機で移動した時に、僕はいつも国内線は窓側に席を取るんですね。
21:06
寝ちゃうから、邪魔にならないように、薬眠れるようにという意味で窓側に座るんですが、その飛行機は窓側と通路側の2席で、通路側に女性のキャビンアテンダントさんが座られたんですね。
男ですから、キャビンアテンダントさんとお友達になろうとか、どんなお話ししようとか、離陸までいろんな妄想をしてたんですよ。
エンジンがかかります。中機場から滑走路へ向かいます。エンジン音だんだん大きくなります。
その頃からあと完全に寝てたみたいで、気がついたら飛行機着陸していました。キャビンアテンダントさんいなくなってました。僕毛布をかけてもらっていました。
何だったんでしょうか。多分僕にはドラえもんの尻尾みたいな活動停止スイッチがあって、飛行機のエンジン音で多分そのスイッチが入るんでしょうね。
というようなこともありました。 移動中眠ってしまうというのは、ある意味どこでもドア感覚にもなれるので、ふと起きたらもう次の目的地に着いているわけですから、幸せなことなのかもしれないです。
またご興味があれば、長距離移動のコツみたいな、あるいはマイジップと調査の演実みたいなお話もこのsteamfmショート編で取り上げていければと思います。コメントいただければ幸いです。
このエピソードは2024年4月の科学系ポッドキャストの日の共同企画でお送りしました。
2024年4月のイベントホストは佐々木亮の宇宙ラジオさんでした。スポティファーにですね、この企画のプレイリストが上がる予定ですので、そちらもチェックしてみてください。
お相手はsteamfmのいちでした。ではまた次のエピソードでお会いしましょう。
24:04
次のエピソードでお会いしましょう。
次のエピソードでお会いしましょう。
24:59

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