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今年のTEDカンファレンス「TED 2023: Possibility」からいくつかのトークをオンラインで共有いたします.   YouTubeライブで,無料でどなたでもご参加いただけますが,事前登録をお願いいたします.   事前登録: https://peatix.com/event/3534768/view 日時:2023年4月29日13:30-15:00(予定) 場所:YouTubeライブ(見逃し配信はありません) 参加費:無料 使用言語:日本語(TEDトークは英語になりますが,前後に日本語で解説します) 主催:TEDxDejima Studio (金谷一朗)   ----more----

ニュースレター「STEAM NEWS」

金谷一朗(いち)

TEDxDejima Studioファウンダー・パイナップルコンピューター代表・長崎大学情報データ科学部教授

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目次

TEDxDigimaLiveのご案内
♪~
いちです おはようございます
今日のエピソードは番外編です
今日は僕が主催する
「TEDxDigimaLive」という
オンラインイベントのご案内と
それに絡めて
TEDの関係をお話ししたいと思います
♪~
改めましていちです
このエピソードは2023年3月19日に収録しています
まずはお知らせです
2023年4月29日
今年の4月29日13時半から
TEDxDigimaLiveという
オンラインイベントを開催します
このイベントは今年開催される
TED2023から
トークをいくつかセレクトさせていただいて
YouTube Liveで僕の解説付きで
ご紹介するものです
TEDのことをよくご存知のリスナーの方には
釈迦に説法になってしまうのですが
少し説明をさせてください
TEDについて
TEDというのは
1984年から続く
アイデアを共有する会議です
TEDはテクノロジー、エンターテイメント、デザインの略で
元々はこの3つをテーマにしていたのですが
現在はあらゆる分野をサポートしています
NHKのスーパープレゼンテーションという番組で
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません
TEDは年1回トップレベルの会議を開催していまして
今年2023年は4月17日から21日まで
カナダのバンクーバーで開催しています
今年のラインナップも一部すでに発表されています
詳しくは概要欄からリンクをたどって見てください
個人的にはメディアアーティストのリフィック・アナダルや
コンピュータ科学者のイェジン・チョイらに
僕は興味があります
このTEDに参加するには
かなり高額な参加費がかかります
参加費はスタンダードチケットで1万ベイドル
今のレートだと130万円程度かかります
このエピソード収録時点では
1万ドルのチケットは売り切れていまして
現在は2万5000ベイドル
今のレートで330万円程度のチケットしか残っていません
これでもこれだけ影響力のあるカンファレンスとしては
アメリカだと一桁安いんですよね
我々から見たらびっくりするようなお値段なんですけれどもね
このTEDカンファレンスからいくつかのトークを選んで
YouTubeライブでこの度ご紹介をします
トークは英語になってしまうのですが
前後に僕が日本語で解説を入れていきます
ご興味のある方は概要欄からリンクをたどって
事前登録をお願いします
ご登録いただいた方にYouTubeライブのリンクをお送りしています
TADからTEDx京都へ
1984年のTEDはホームパーティーみたいな感じだったそうなのですが
2006年からトークを無償で公開するようになりました
僕もおそらく2010年頃にはTEDにハマっていて
2011年には自分でも同じことをやりたいなと思って
京都でTADという偽TEDイベントを始めたんですね
こちらは旧立成小学校という小学校の跡地を借りまして
跡地といっても校舎も残っていまして
京都詳しい方は高瀬川のほとりにある小学校というと
イメージが湧くんじゃないでしょうか
今はホテルになっているのだと思うんですが
我々は旧職員室を借りて
スクリーンなんかないですから天井からシーツをつって
プロジェクターで映像を出して
集めたのは科学者、そしてミュージシャン、小説家、そしてエンジニア、デザイナー
そして3つのセッションを開かせていただいて
テクノロジー×アート、アート×デザイン、デザイン×テクノロジーという
3つのセッションをさせていただきました
こんなイベントですから若手の方ばかりに集まっていたのですが
今では一流のサイエンティスト、一流のデザイナー、一流のアーティストになられています
もう一回集まろうと言っても皆さん忙しすぎて集まれないかなと思うんですが
主会も僕ともう一人の科学者と若手女優さんと組ませていただいたのですが
その女優さんもすっかり大物女優になられて
もう今あのメンバーを集めるのは到底無理なのですが
そういったタット、ニセ、テッドという懐かしい思い出があるのですが
それが僕とテッドの最初の接点なのかもしれないです
2012年翌年テッドX京都というテッド本家、アメリカテッド本家のライセンスを取得した
ローカルテッドイベントが京都で始まることをツイッターで知ったのです
すぐにライセンス取得者を調べて彼はジェイク・ラ・パーキーというアメリカ出身の教授だったのですが
面識はなかったのですがすぐにメールを送ったのです
メールというかツイッターのDMなのですが
生意気に僕たちもうテッド始めてるよって言っちゃったのです
実は怒られると思って先にこっちから言っちゃおうと思って
メールをDMを送らせていただいたのです
ちょっとビクビクしながら
でもジェイは本当に良いやつで
僕にそういうことなら一緒にやろうという風に声をかけてくれたのです
で、TADメンバーと本当のテッドX京都のメンバー合流しまして
TEDxの裏話
僕たちはテッドX京都のスターティングメンバーとして
いくつものイベントをその後開催させていただくことができました
僕たちは京都よりも一足先にイベントを開催していた
テッドX東京のボランティアに参加させていただいて
色々勉強もしたのです
TEDx東京2012は渋谷光家で開催されたのですが
僕たちは前日の朝5時とかに会場入りしたのです
まだ正式オープン前だったので
光家が正式オープン前だったので
ネットワーク工事、NTTの方とか来られていて
ネットワーク工事とかされていたのですが
それを並行して僕たちもステージの説明とか
スピーカーへの前説明とかもしていきました
本当に大変だったのですが楽しかったです
もう10年経ちましたが、あの頃のボランティアメンバー同士は
今でも仲良くさせていただいています
TEDx東京2012が終わった夜、光家のスタッフから
明日パフュームによる小ケラ落としがあるから
完璧に綺麗にしておいてくださいと言われて
深夜まで床磨きをしました
僕はドMなのでそういうの得意です
さてそんなTEDx京都のイベントなのですが
YouTubeに本当に素晴らしいトークが公開されています
ジョージ竹井、俳優のジョージ竹井であるとか
建築家の手塚貴治のトークは
アメリカTED、本家TEDから
これは素晴らしいトークだから是非再編集して
アメリカの本家のTEDトークとしても公開させてくれという風に
連絡をもらって素材を提供して
現在ではTEDトークとしても公開されています
いやーもう東京とか京都の裏話し始めたら
そうですね3時間じゃ全然足りないですね
本当にいろんな話があるのですが
おいおいまたこのポッドキャストそしてニュースレターの方で
少しずつお話をしていきたいと思います
その後僕は長崎に拠点を移して
TEDx再開のストーリー
2018年からTEDx再開という新しいイベントを始めました
再開というのは長崎県再開市という
小さな自治体の意味もあるのですが
昔の再開堂今の九州の意味でもあるんですね
そうなんです九州はね
飛鳥時代には再開堂と呼ばれていたんですね
当時は五季七堂と言いまして
なら当時の大和を中心に大和 山城
これは今の京都ですね
瀬津川地泉という今も近畿にお住まいの方には
馴染みの機内と東海道東仙道
これ同時代の中仙道ですね
北陸道山陽道山陰道南海道
再開堂の7つの堂に日本を区分していたんですね
南海道というのは黄衣半島淡路島そして四国ですね
再開堂が九州のことでした
僕は小さな島が大好きで長崎に引っ越した時に
その長崎って日本で一番島の数が多いんですね
これ最近島の数をね
数え直したというニュースがありましたが
それでも引き続き長崎が日本一島の多い県ということになっています
長崎に引っ越した時にどうしても無人島で
TEDxイベントを開催したかったんです
ただTEDxイベントはアメリカTEDのライセンスがないと開催できません
僕たちは2年かけて交渉したんです
当初は無人島で開催するなんてダメだって言われて
僕からはでもお前ら南極でやったやんというふうに言い返して
TEDx再開第1回の会場
アメリカからは南極には基地があるから人が住んでるんだというふうに言われ
何度も何度もやりとりをさせていただいて
最終的に一度本土でやってちゃんとコミュニティを作ったら
考え直してやると言われたんです
もう一つアメリカ側の懸念としては
屋外でイベントを開催するというのが失敗するケースが多いんでしょうね
それも気にしたのかもしれません
僕たちが無人島で開催したイベントの時点では
世界的に見て屋外で開催されたというのが1例しかなかったんですね
ギリシャでデュオニューソス劇場という
遺跡で開催されたTEDxイベントがあったのですが
その1例しか僕が調べた範囲では見つかりませんでした
やはり天候のこととかありますから
そこらへんTEDはクオリティコントロールものすごくしっかりしていますから
その懸念もあったのかもしれません
2018年のTEDx再開第1回は
再開しの温浴博物館という少し変わった博物館を使わせてもらいました
温浴というのは音に入浴するお風呂に入ると書いて温浴なんですね
温浴博物館には1万枚のアナログレコードが保管されているんです
しかもそれをすべて昭和30年代のステレオで再生できるんです
面白いでしょめちゃくちゃいい音で聴けるんですよ
他にも手回し蓄音器まで置いてありまして
なんとエジソンが発明した時代の19世紀の蓄音器まで置いてありまして
こちらも実際に音を聴くことができるんです
僕たちはそこでイベントをさせていただいたのですが
どうしても1回目ということで知名度もないのでオンライン配信をしたかったんですね
ところがこの温浴博物館というのは山の奥にあって携帯の電波が入らないんです
というか当時は固定電話さえ工事中でつながってなかったんです
結構積んだと思ったんですがそれでも僕たちは衛星インターネットを契約しました
なんと昭和30年の真空間アンプの出力をデジタル化して通信衛星を使って世界に配信したんです
これおそらく世界で最初の試みなんじゃないですかね
ちなみに世界初の衛星インターネットによる動画配信というのも僕たちがやってるんです
僕が学生の時なんですけれどもそういったインターネットの実験ということでやらせていただいたことがあります
本当に現地携帯電話入らなかったですからボランティアのメンバーたちとはウォーキートーキーを使ってやりとりをしていました
原爆の真実を伝える
TEDx再開にはどうしても呼びたかったスピーカーがいるんです
僕がTEDx京都で知り合ったスピーカーアリ・ビーザーアメリカ人のアリ・ビーザーなんです
彼のおじいさんは広島、長崎の原爆投下の両方でB-29爆撃に登場していたエンジニアでした
アメリカ軍は新型爆弾としか説明していなかったのでというか当時は原爆の存在知られていなかったので
もし説明を受けていたとしてもどんなものかはわからなかったと思うのですが
このB-29爆撃機の登場員たち彼らもキノコグモの上空で被爆していたんです
アリはアメリカで教育を受けたので原爆投下については肯定的に教えられてきました
原爆投下はアメリカ軍の犠牲者を減らした英雄的な行為だったということなんですね
もちろんそういう側面もあったとは思います
しかし彼は大人になってから原爆が民間児に対して使われたということを知るんです
彼はフォトジャーナリストになり日本の被爆者たちの取材を始めます
そして日本にも広島、長崎で被爆した二重被爆者がいたことを知ります
彼はニュークリアファミリー、まあ直訳すると核家族なのですが
このニュークリアには核兵器という意味もあります
そのニュークリアファミリーという書籍を書いてアメリカ人たちに原爆の真実を伝えます
また彼はICANという核兵器排泄運動に合流します
そしてICANはノーベル平和賞を受賞します
実は彼ら彼女らがノーベル平和賞を受賞する前から長崎でTEDxをする時は来てくれというふうに約束をしていたのですが
さすがに忙しいよねと思って彼を招待することを諦めかけていたんですよね
彼にメッセージを送ってみたところ行くよって言ってくれたんです
ノーベル賞メダルをかじった写真を一緒に送ってくれて
彼は日本の二重被爆者の孫小鈴さんとも親友となって日米の架け橋になっています
小鈴のトークもまた僕たちはTEDx再開でフィーチャーしています
この時は長崎の原爆資料館に残されている裏神転手堂
これ被爆した教会なんですがファサードの前で収録をさせていただきました
TEDx再開とイベントの苦労
広島は被爆した原爆ドームというのをずっと残しているのですが
長崎は目標にされた裏神転手堂は現役の祈りの場でもあるということで建て替えられています
ファサードだけは資料館に残されているのでそこを使って収録をさせていただきました
僕は日頃の行いが悪いのか、すごい雨男でイベントをやるときって台風が来るんですよ
アリーを呼んだ時も途中で彼は成田に降りてそこから新幹線で移動してきたのですが
途中広島で洪水に遭ってなかなか九州に来れなかったりとか大変な思いをしました
世界不思議発見でおなじみのエジプト高校学者川井幸則先生も温よく博物館に来てくれたのですが
彼を車で乗せて運んでいるときに道が洪水になっていて「いちさんここ行くんですか」みたいに言われたりとかもしてたのですが
そんなイベントでした
翌年はついにアメリカテッドのライセンスを得て無人島で開催をすることができたのですが
参加者の日除けになるようにまたスクリーンが見やすいようにということで家を竹で組んでいったのですが
台風が近づいてきて一旦はかわしたのですがなんと台風が東から西へ進路を変えるという
僕は右フックと呼んでたのですがまさか台風が戻ってきて一回建てた家がめちゃくちゃに壊されてしまって
前の日にみんなで家を建て直したりとかもしました
まあドMだから仕方ないですね
テッドアクティブの体験
2014年テッドが30周年を迎えた年
私は日本のテッドXオーガナイザー数面がカナダバンフで開催されたテッドアクティブというイベントに参加しました
参加費は結構高かったですよ
テッドアクティブというのはバンクーバーの本家テッド開催中にバンフにテッドXオーガナイザーたちを集めて
パブリックビューイングをしようというイベントでした
ただのパブリックビューイングではなくて世界中のテッドXオーガナイザーを集めてのワークショップや体験の交換
それに本番を終えたテッドスピーカーが飛び込みで参加する交流会などが企画されていました
特に気合が入っていたのがテッドXオーガナイザーのためのワークショップで
例えばファンドレイジングのためのワークショップ、スピーカーのコーチングのためのワークショップなどが開かれていたんですね
僕は映像プロデューサーとして参加していたので映像プロダクションのワークショップに参加したんですが
マップを見るとですね、なぜか集合場所が部屋じゃなくて裏口だったんですね
会場はフェアモントホテルという良いホテルで
例えばファンドレイジングの担当者はこれこれの部屋に集まりなさいという風な指示があったのですが
なぜか映像プロダクションのメンバーは裏口に来いと
裏口に行くとスノーシューズが置いてあったんですよ、履き帰ろう
というわけか映像プロダクションのワークショップだけはバンフのホテルの中ではなく
裏山を登ったところにある山小屋で開催されたんですね
裏山といってもカナディアンロッキーですよ
もう雪道をザクザクと登っていかないといけないんです
たどり着いたのは20人ぐらいで東洋人僕だけだったんですが
そこでとても興味深いワークショップが開かれました
この時の思い出を僕は「Ted Ache」というブログ記事に書きました
Ted Acheというのは英語の「ヘッドエイク」
頭痛をもじった表現でTedが終わった後の空っぽな感じを意味する英語なんです
和製英語で言うと「Tedロス」になりますかね
僕はこう書いています
Ted参加者はTedが終わった後決まってやってくる心の痛みをTed Acheと呼ぶ
特に世界中のTedxオーガナイザーが一堂に会するTed Active Conferenceは
自分たちが世界を変えられると本気で信じているクレイジーな奴らが集まっているのだから
その熱量は半端じゃない
それだけに祭りの後の静かな心の痛みもまたTedの一部なのである
そんなTedからいくつかのトークを無料でご紹介するTedxデジマライブ
TEDxDejima Liveのお知らせ
「おうちでTed」ということで事前登録していただければ幸いです
ではまた次のエピソードでお会いしましょう
steam.fm Ichiでした
TedxDX
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