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2022-12-16 24:58

人工知能アートの可能性【第109号音声版】 #109

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人工知能(AI)に絵を描かせる「AIアート」が急速に普及し始めています.コロラド州のコンテストでAIアートが「デジタルアート・デジタル加工写真」分野で優勝したことは,大きな論争になりました.このエピソードではAIアートの可能性についてお話しします.

ニュースレター「STEAM NEWS」

金谷一朗(いち)

TEDxDejimaStudioファウンダー・パイナップルコンピューター代表・長崎大学情報データ科学部教授

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[音楽]
いちですおはようございますこの podcast は僕が毎週お送りしているニュースレター
は steam ニュースの音声版です steam ニュースでは科学技術工学アート数学に
関する話題をお届けしています steam ニュースはスティームボート
乗り組みのご協力でお送りしています
[音楽]
改めまして市ですこのエピソードは2022年12月16日に収録しています このエピソードでは steam ニュース第109号から
人工知能アート ai アートの可能性についてお届けします
今年2022年の9月8日ニュースメディア cnn がこんな記事を公開しました
ai 作品が絵画コンテストで優勝 アーティストから不満紛出
ここで紹介されている ai 作品どんな作品かというとメールでお送りしているニュース レターの方では引用させていただいているのですが
コロラド州のゲームデザイナー jason アーレンが制作した作品 テアトルドペラスパシアルというものなのですね
web でアーレン ai アートというふうに検索するとおそらくすぐに見つかると思います この作品ですね
美術展覧会コロラド州フェア csf 新人アーティスト部門のデジタルアートデジタル加工写真分野で1位に選ばれたんです
問題はここからなんです 本作はミッドジャーニーという人工知能 ai を使ったお絵かきツールを用いて制作されたものでした
このミッドジャーニーなんですが英語でいくつかフレーズを入力するとそれに対応する 作品
絵画がですね自動的に生成されるというものです コロラド州フェアのデジタルアートデジタル加工写真部門の募集規定は制作あるいはプレゼンテーションの
過程でデジタル技術を使った作品とだけ書いてあるので ミッドジャーニーを使うことは禁止されていませんでした
03:05
またアレンは応募の時点でミッドジャーニーを用いたことを明記していました 先行委員はミッドジャーニーが ai であることを知らなかったものの
後に仮に ai だと知っていたとしてもアレンの作品を1位に選んでいたとインタビューに 答えています
それでもアレンが部門優勝すると大きな論争になりました アーティストのジュネルジュマロンは
twitter でクソムカつくというふうにつぶやいていました まあそこまで言わんでもとは思うのですが
インスタグラムにねジュネルジュマロンの作品が公開されているので見に行ったんですね 結構作風が似てたんですよ
少しこの油とかアクリルっぽいタッチで幻想的な世界を描いていて色使いも似ていましたし モチーフも似ていたので
心穏やかではなかったんじゃないかなと思います 僕の好きな作風でもあるのですが
おそらくですねジュマロンは ai によって職を奪われる可能性をだいぶ感じたん じゃないでしょうか僕もあのすごく気持ちはわかります
アレンは制作にあたってミッドジャーニーで900の異なるバージョンを生成した後3枚に 絞り込んで
さらに画像処理ソフトを使って加工してその3枚をこのコロラドシューフェアに 募集しました
cnn のインタビューによると制作時間80時間ほどだった そうなんですね
まつまりあのミッドジャーニーにいい感じにこんな絵を書いてて伝えてそれをそのまま 応募したわけではなくてまあ明らかにクリエイティブな作業というものは行っていた
アートいうことなんです ai は新しい f でとは言われているのですがひょっとしたらこれ言えてみようでものすごくいい f
でがあったからといって急にいい画家になれるわけではないですよね使いこなすのは やはり人なのでそういう意味でミッドジャーニーも使う人次第なのかなぁという
ことは言えるかもしれません
アレンの ai アートについてニューヨークタイムズはハイテクによる当作にすぎないという意見を 取り上げています
ミッドジャーニーや他の ai お絵かきツールはネットで公開されている画像データ つまりは他の作家の作品を収集して学習しているんですね
06:00
アーティストの rj パーマーは ai お絵かきツールを指してこいつは我々の仕事を奪う積極的な反芸術家だと主張しています
またアメリカのメディアバージはアレンの作品を題材にアートとは何かをめぐる論争にまで発展していると報じています
新しい技術がアーティストたちから反発を受けるのはもちろん初めてではありません カメラが発明された時には多くのアーティストが反発しました
フランスのシャルルボードレールは写真を芸術の敵と呼びました 写真がアートとして受け入れられた後もフォトショップのようなデジタル編集技術は意味嫌われたものですし
コンピューターを使うアートなんてというふうに眉を潜められていたものなんですね イギリス出身のアーティストハロルド公演が1968年にアーロンというアート風の画像を自動生成するコンピュータープログラムを書いた時
彼は自身のプログラムがクリエイティブであるということに非常に慎重でした 彼が控えめにアーロンを画家と呼んだのは1994年になってからなんですね
AIお絵かきツールは過去のそうした新技術よりもなおいっそ立ちが悪いという人もいます それはツールが他人の作品を勝手に学習するからでしょう
まあただですねどのようなアーティストであっても過去の作品に影響は受けますから 違いはそれが機械なのか人間なのか
つまりは敵なのか仲間なのかという認識だけなのかもしれません クリエイティブテクノロジストを名乗るポール・デルシニョーレは
コロラド州フェアに関してブログで次のように述べています 審査員の一人ダグニー・マッキンリーはこのアートがAIで生成されたものだとは気づかなかったが
いずれにしても判断は変わらなかったと述べています マッキンリーのこの発言はAIアートを芸術として前進させるためのマインドシフトなのかもしれません
マッキンリーが言いたいのは AIは人間の想像力がビジョンを生み出すのを助けるツールであり
それだけでアートと呼べるかもしれないということです 先ほどのハロルド公演が1994年の論文で自動生成された絵画について投げかけた疑問は今でも有効だと僕は思います
09:11
その質問はこうです
アーロンが作っているものがアートでないとしたらそれは一体何なのか その起源以外のどんな点で本物と違うのか
もしアーロンが考えていないのなら もしアーロンがクリエイティブではないのなら
それは一体何をしているのだろうか
公演の質問は改めてクリエイティビティってなんだっけという疑問を我々に投げかけてきます
コンピューターアルゴリズムがクリエイティブなものを作り出せるのだとしたら 我々のクリエイティブだと思っている活動も実はアルゴリズムで生成できるものなのではないのか
ひいては我々は コンピューターと同じなのではないかというような疑問を投げかけてくるわけですね
僕自身はまあそんな考え方でもいいのかなと思うのですがやはり田舎には人間だけが クリエイティブである
クリエイティブでなければならないと思う人も多いでしょうし まあそう思うからこそクリエイティブな活動ができるという側面もあるかもしれません
なのでこれは大きな論争になっているんじゃないかなとまあ僕個人は思います そんな ai アートの世界なのですが2023年には日本で
ai アートを対象とした大会第1回 ai アートグランプリが開かれますこちらは絵画だけでなく
漫画動画音楽ゲームなども対象になるんですね どうでしょうこのお正月休み皆さんも挑戦されてみてはいかがでしょうかね
ちょうどねミッドジャーニーの教科書という入門書が amazon でも出ていますので 投稿までは行かなくても手元で遊んでみるのも面白いのじゃないかなと思います
このエピソードでは2022年に大ブレイクした ai お絵描きツールの話をお届けしました
今週の書籍というコーナーをメールでお送りしているニュースれたスティーブニュースの 方では毎週ご紹介しているのですが
今週の第109号では 日本初のオール ai
12:07
生成画像を基にしたイラストレーション集をご紹介しています 8号に話と書いた箱庭と読むそうなんですが
箱庭さんのアーティフィシャルイメージ図という書籍なんですね 扉扉じゃないな表紙表紙がですねちょっと萌え
なのですが中はあの萌えばっかりではないので まああの表紙見てあのこのぐらいなら大丈夫と思われる方はですね
あの中あの風景を描いた作品もあって まあこれもちろんですね
ai で書いたよそのまま載せているわけではなくて多少加工はしているんですがまぁ 基本
ミッドジャーニーという ai を描きツールで描いた絵を載せているというもので いやこのレベルさすがに
すごいだとは思いました もちろんねそのミッドジャーニー
というまあお絵かきツールを使いこなすというのは結構高度な技術がまだまだ必要 で
自然言語を与えて絵を生成させるのですがこれ僕自身も今試してはいるんですが この与える自然言語をねあの呪文という風にあの界隈では呼んでいますあの
このいう呪文を与えるとこういう絵が帰ってくるよっていうノウハウみたいなものが結構 あってですね
そこらへんなんか機械を相手にしているんだかなんか魔法の箱を相手にしてるんだかという ようなねちょっと気持ち悪さもあるところではあるのですが
まあこういった ai なかなかね 中の仕組みがどうなってるかというのは開発者にもわからないというかこれあの統計的な
学習 結果なので開発者もを想像してないようなことが起こるので
こういう呪文を唱えるとこういう作品になるというのは経験的にしかまだわからないん ですね
でそういったあの呪文についてもこの一緒に 書かれていますあの本の中にこの作品はこういう呪文をもとに生成しましたということも書かれて
いるのでまぁ参考にもなるんじゃないかなと思います では作品集見てた感想なんですけどこれなんかこう職業イラストレーターちょっとやばいかも
とは思いましたね まああの作風にもよるんでしょうが
まあ少しねあの幻想的なジャンル であると従来そのこの人の画風がいいとかこの人の色使いがいいとかこの人の
タッチがいいとかっていうのがあったと思うんですが そういったものを公開するじゃないですかネットで公開されている
15:06
イラストをもとに学習して学習してというか 悪い意味悪い言葉を使うと標説して盗んででそれをあの
コンピュータの中で混ぜ合わせるんですね 混ぜ合わせるのが普通に混ぜただけだったらぐじゃぐじゃになっちゃって全然絵としては使い
ものにならないのですがこのミッドジャーニーであるとか他の a 絵を描きツールであるステーブル
ディフュージョンであるとかそういったものっていうのは非常にいい感じに合成して くれるんですね
なのである意味これは標説じゃないかということも 言えなくはないと思うんですがまぁやはりそこは
新作というふうに読んでいいんじゃないかなという仕上がりにはなっているので ちょっと無理すじな気はします
でこういうのが出てきちゃうとねやっぱり猫 職業イラストレーターさんは仕事奪われるんじゃないかって聞くかものすごく思うと思います
これも音楽の業界では当然これは起こっていることで音楽ってもうだいぶ自動生成できるし 自動演奏できるわけですね
もうこれは2000年代からもひょっとしたらもうちょっと前かな あの徐々に徐々に置き換わっていってて
あの人間が人間のミュージシャンが失業するということも起こっていたわけですね 極端な話ドラムマシーンが登場した1970年代80年代に
あのリアルにドラマーが失職するってこともあったそうなんです で僕自身もあの職業ではないですけれども
イラストレーターもしてたことがあるんですよ本当ね年1回とか単発の仕事でしていたことがあって
でもなのであの全然あの僕素人イラストレーターですけれども あってもね出版もされているのでちょっとプロってなの恥ずかしいややっぱり素人でいきます
あの素人イラストレーターなんですけども えっとこれも絶対かなわないなとは思います
まあね趣味で絵は描き続けると思うんですがこれを見て いやAIには到底かなわないから趣味もやめちゃおうかななんてね
思う人も出てくるかもしれません逆に この ai ツールを見てAIお絵かきツールを見て趣味のお絵かきを始めようかなと思う人も
いるかもしれないのでそれはどっちもどっちなのかもしれませんね メールでお送りしているニュースレターでは
今週のテッドトークということで毎週ね テッドトークあるいははテデックステッド x のトークをご紹介しているのですが第109号では
18:04
レフィックアナドルによる人工知能の時代におけるアートというね トークをご紹介しています
こちらはまあ先ほどご紹介したミッドジャーニーであるとかステーブルディフュージョンのような 一種モノマネによる人工知能アートAIアートではなく
AIを人間のパートナーとして一緒に作るアートについてね 紹介をしていました
AIとアートのもう一つの方向性というかまぁ僕にはこっちの方が正しい方向だと 思うんですが
まあこのもう一つの方向性を示してくれているテッドトークです でこの
トーク2020年のトークなのですがあまコロナ禍での収録ということもあったと思うんですが 従来の
テッドトークとは違って ちょっとね画面がバンバン動く新しい感じのテッドトークなので
よかったらですねニュースレター登録していただいて無料で登録いただけますのでそこから リンクを踏んでいただいて人工知能の時代におけるアート
というねトークを見ていただければと思います
メールでお送りしているニュースでたスティームニュースの方では読者の方からいただいた ご質問についてもねお答えをするコーナーを用意しています
q & a のコーナーですね第109号ではこんなご質問に回答させていただいています ご質問はですね好きな漫画アニメゲームはありますかというね
ご質問でこれもあの めちゃくちゃ答えるのが楽しかった
ご質問です漫画なんですがあの僕ね究極超人 r っていうまあ結城正美先生のですね漫画が大好きで r 田中一郎君っていうね
ロボットが主人公の漫画なんですがだいぶ古いですね1980年代ですね r 田中一郎
僕名前が金谷一郎なのでちょっと似てませんかね そういうこともあってで8工画部っていうね高校の部活で写真部
なんでしょうね写真てあのフォトグラフィーの 翻訳なんですがあの直訳すると
フォトグラフィー フォトグラフ
でまぁ光の絵なので工画と光のがと書いて工画と書くのが正解なので工画部 というね部活の名前があって
で僕高校時代まあ1980年代とかまぁちょうどリアルタイムで高校時代に読んでいた 漫画なのですが
21:04
天文部というね部活動の部長してたんですよ でその漫画に書かれている実験と似たような事件というのがリアルに
起こっていたのでリアルタイム進行で漫画が読める 読めるというかなんてですかね
シンクロしているということもあってすごくハマった漫画です アニメはですね僕もエバーにめちゃくちゃハマってでもこれはですねなぜかリアルタイム
では全然ハマらなくて10年遅れぐらいでハマったんですね あの漫画版の貞本エバーもハマりましたし
アニメも全部見て旧劇場版も新劇場版も見てシンエバーに関してはあのネクタイ締めて 劇場に行きました
もうなんかこれで卒業だなと思ってきっちりしようと思って劇場でね 座ってちゃんと清掃してみました失敗だったなと思うことがあって
これせっかくだからと思って4DXっていうねあのいろんな仕掛けのある劇場で見 たんですよあの画面がフラッシュする時には劇場も全てフラッシュするし
この椅子がねあの衝撃で動くようなね 効果のある劇場だったんですがちょっと演出が過剰すぎて普通のスクリーンで見れば良かったかなと
思いました特にね画面が一瞬パン高るくなるところで劇場内もフラッシュが高れるんですがそうすると 劇場の例えば前の席であるとか壁とか天井とかも目に入っちゃうわけですね
で一瞬それが現実に引き戻されるのでこれは スクリーンで通常のスクリーンで見た方が良かったかなぁと思っています
ゲームについてはですねもうこれバイオハザードの僕大好きで プレイステーション1の一作目が出た時に特にねあのメーカーもめちゃくちゃ宣伝してたわけでは
なくて棚に普通に置いてあったんですね で何これじゃけがいっていうまあレコードの時代でとじゃけがいですよね
竹地見て面白そうと思って買って帰ったらもうめちゃくちゃビビってうわぁこう あーってなってそこからすごいハマってずっとやり続けてたんですけれども
今ねやかなかこうやり始めるとめっちゃ集中しちゃうので プレイ動画で我慢するようにしていますそのプレイ動画もねなかなか今見る時間が
取れなくて寂しい思いをしているのですがまたね バイオハザードやりたいなぁと思っています
なんかご質問にお答えしていたらなんかあっという間に後半の時間を使い切ってしまい ましたというわけでまた次回ポッドキャストでお目にかかりましょう
市でした
24:02
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動画最後までご覧くださって ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
また次の動画でお会いしましょう!
また次の動画でお会いしましょう!
またね!
(♪ レッツーラーン ♪)
※動画に対して3倍速です。
24:58

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