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#2-13 吃音は頭の中ですでに始まっている!?
2026-11-04 24:06

#2-13 吃音は頭の中ですでに始まっている!?

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「私の感情にも吃音があったのだ」これは、かの有名な三島由紀夫『金閣寺』の一節です。考えている時から、いや、感じている時からすでに吃音は始まっているのかもしれません。そんなことをあれこれ考えた話です。

音楽のコーナー「めくるめくライナーノーツ」では、ジェフ・ベックグループの「ラフ アンド レディ」というソウルフルなアルバムを紹介します。

お便りお待ちしています↓

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サマリー

吃音は、言いたいことが頭にあるのに声に出せないだけではなく、考えや感情がまとまっていない時や、やる気がない時にも現れるのではないかと語ります。三島由紀夫『金閣寺』の「私の感情にも吃音があったのだ」という一節から、現実と思考と言葉の間に生じるずれについて考えます。後半の音楽コーナーでは、ジェフ・ベック・グループの1971年のアルバム『ラフ・アンド・レディ』を取り上げ、ソウルやファンクを取り入れたリズムとギターの魅力を紹介します。好きな音楽について話す時は感情の吃音が減り、情熱が声にも影響するのではないかと振り返ります。

吃音と頭の中のまとまり
こんにちは、田中嘉人のスタマースタジオです。この番組は、吃音の人、スタマーである私が、吃音や喋ることについて、あれこれ一人で語っていく番組です。
今日月曜日なんですけど、文化の日の前の月曜日ですね。ちょうど休みと休みの間の月曜日。
っていうのもあってか、まあ調子が悪かったですね、仕事の。 仕事のっていうか、
喋りのというか。 まあ声が出にくい。
もごもごしちゃう。 滑舌も悪い。
そんな日に収録ですけど。 気合が入ってないんですよ、要は。
要は明日ね、もう休みだしね。 気合が入ってなくて。
なんかね。 なんか言いにくい。
言葉が引っかかる。 口の中で。
だからハキハキもしてないしね。 昔から月曜日そうなんですけど、
それは全然変わりませんね。
まあしょうがない。しょうがないんですけど。
ということで。
そんな感じですが、今日もよろしくお願いします。
それでね、喫音喫音言ってますけど。
喫音っていうのは頭の中では言いたいことがあって、それが声に出ないだけだと。
ちゃんと言いたいことは頭の中にある。
まとまっている。 これを伝えたいんだってすごい思ってる。
でも言えない。 それが喫音なのかなと思ってたんですけど、
どうやらね、そう簡単でもないんですよ、付き合っていくと。
結局ね、
何言うか決めてなくて、まとまってなくて、
言えないだけなんじゃんっていう、そういう時もあるんですよね。
本当にこれが言いたいっていう、この言葉が言いたいって思って、
出ない時もあるんですけど。
でもね、そもそも何も決めてなくて出ないっていうそういうパターンもあるんですよね。
だからね、考えてることとかね、感情とかその時の感覚、
伝えたいこと、そういうのを的確に言語化して分かりやすい文章にできてないっていうのもね、
結構人生振り返ってみて多いなって。
そうなんですよね。
あとそもそも伝えたいこともないみたいな。
そういう時って思るんですよね。
つっかえるんですよ。
でも伝えたいことがないんだから喋んなきゃいいじゃんって思うんですけど、
そうもいかない時がありますよね、仕事だからね。
でもこれも言ったかな、やっぱりどうでもいいなって思ってることを言う時に、
結構つっかえちゃうんですよね。
だってやっぱり最初の話じゃないけど、やっぱり気合が入ってない時ですかね。
やる気ない時。
ちょうど今日ですね、仕事で同僚に連絡する時に、
参加される方だけで構いませんのでどこどこにお集まりくださいみたいな。
いや、参加される方だけで構いませんは当たり前でしょって。
参加しない人は来ないでしょっていう。
そういうね、無駄な言い方をしちゃいましたね。
無駄な言い方ありますよね。
いや、それは構いませんじゃないよね。
参加される方だけで構わないのは当たり前ですよね。
こういうね、何言いたいかはっきりしてないし、そもそも言いたくもないしっていうのを言う時はダメなんですよね。
そういう無駄な言い方、言葉だけでスラスラ言えたとしてもわけわかんない、
ん?って思うような、ちょっと引っかかるような言い方をつっかえながらしちゃうので、
聞いてる方はすごいもう地獄。
聞いてる方は本当に何も入ってこないと思いますよ。そんな僕の話なんか。
だからもう頭の中でつっかえてるんですよ。
頭の中でつっかえてるっていうか、もう頭の中でそもそもないからね。
中身がないから。
それを無理やりコインに出そうとしてつっかえるのは当たり前で、
しどろもどろになるのは当たり前で、
これは多分言葉が言えないっていう、そういう話じゃないので、
もうなんか喫音の問題ですらないのかもしれませんね。
僕のやる気の問題っていう。
性格なのかな?でもやっぱ喫音っていうこともあるから、
そのやる気がない時とか、気合が入ってない時とか、言いたくない時とか、
めんどくさいなーって思ってる時とか、
それがより喫音となって出ちゃうんでしょうね。
これはちょっと思いましたね。
そんなレベルの低い話とは全然違うんですけど、
全然違う話だと思うんですけどね。
『金閣寺』から考える感情の吃音
頭の中ですでに喫音が始まってるっていうので言うと、
これまた三島由紀夫の銀格辞の中の文章なんですけど、
私の感情にも喫音があったのだっていう一節があるんですよ。
これは比喩なのかもしれないですよね。
現実で起こってることと、
それに対する自分の感情の間にタイムラグみたいなものが生まれてるんだ、
みたいな、そういうことを表してる比喩だとは思うんですけど、
でもね、頭の中で思うこと、生まれてくるものが、
現実から遅れちゃってるっていう感じはね、
ちょっとわかる気がするんですよね。
僕の場合は、現実で起こってることとかに対して、
マイナスに思っちゃってるから、
あ、やだな、めんどくさいなとかやりたくねえなとか思っちゃってるから、
それは遅れますよね。
三島由紀夫をやってるのは、そういうレベルが低い話ではもちろんないと思うんですけど。
現実は刻一刻と移り変わってますよね。
それに対して頭の中で感じてることとか考えてることも、
どんどんどんどん多分変わっていってるんですよ。
だからその瞬間を切り取って言葉にして、
声に出すっていうのは、
実はめちゃくちゃ難しいことなんじゃないのかなとね、ちょっと思いました。
だからこの番組のポッドキャストも、
一応こういう話しようって、
だーっと過剰がけみたくパソコンに売ってるんですけど、
でもやっぱ喋ってるうちに、こうかもなーって思っちゃったり、
あとなんか思いついたり、そう思い出したことがあったりして、
それを言おうとすると全然うまく言えないしね。
現実と思考と言葉のずれ
だから現実もどんどん移り変わってるし、思考もどんどん移り変わっているんですけど、
だからうまく喋ろうとしたら、
考えながら喋るなよって話なんじゃないですかね。
言うこと決めといて、
でもそれだけ言えよみたいな、
余計なこと言うなみたいな。
もし喋りながらなんか思い浮かんでも、一旦それ言わないで決めたことを言おうみたいな。
話のプロじゃないんだからっていうことなんだと思うんですよ。
僕みたいな人は、
その声を出すことに集中しようと、
あらかじめ考えて決めておいたことだけを表現することに集中しようと、
そういうゾーンに入ればいいというね、
ことだと思うんですよ。
その話が苦手な人はね。
でもきっとトークのプロっていうか、
プロの人はその場で感じたことをその場で言葉にするのがめっちゃうまいんでしょうね。
限りなく現実と、
その瞬間の自分の頭の中と、
あと言葉のズレをゼロに近くする。
ズレなくする。
現実と頭の中と発生する言葉のズレ、
それをなくす。
それは喋る内容がピッタンコっていうだけじゃなくて、
言うタイミングとかも。
そういうズレもゼロに近くする人?
それやっぱりね、トークのプロなんじゃないのかなとちょっと思ったりします。
そうやって言葉を操れる人ね。
やっぱりそう思うと喋るっていうのは、
思考と身体機能が合わさったもの?
フィジカルなものなんだなと改めて思いますよね。
だから発声とかの訓練とかも必要なんですけどね。
もうこれ何の話なのかちょっと分かんなくなってきたので、
この辺にしたいと思います。
まあとにかく、
あれですかね、
喋るのにも気合がいるよってことですよね。
そう。
ただダラダラ喋ってるのは楽しいですけど、
やっぱり気合を入れないとね、話はできないなっていう。
そんなことを思いました。
この番組ではお便りも募集しております。
番組の感想やツッコミ、
喋ることとか、
あと私も喫音なんですよね、
喫音だったんですよねっていうこととか、
そういうのを送ってもらえたらとっても嬉しいです。
ぜひ紹介させていただきます。
ジェフ・ベック・グループ『ラフ・アンド・レディ』
それでは音楽のコーナーに行ってみます。
めくるめく、ライダーノーツ。
今日紹介するのは、
スーパーギタリスト、ジェフ・ベックの一枚ですね。
ラフ・アンド・レディというジェフ・ベックグループのアルバムです。
ジェフ・ベックは世界三大ギタリストですね、言わずと知れた。
エリック・クラプトンとジェフ・ベック。
世界三大ギタリストって言われてるんですけど、
2011年のローリングストーン氏の
偉大なギタリスト100人の中の第5位って、
どういうことだよって思いませんかね。
3大ギタリストがなんで5位なんだよっていう。
なんかウィキペディアには、
3大ギタリストが5位内に全員ランクインしたみたいなこと書いてましたけど、
3大ギタリストなんだったら、
1位、2位、3位でしょって1、2、3フィニッシュしてくんないとってちょっと思いましたけど、
でも電動入りがいるんですかね、電動入りが。
ちなみに2011年のローリングストーン氏の偉大なギタリスト第1位はジミー・ヘンでしたね、ジミー・ヘンドリックス。
あとは、ストーンズのキース・リチャーズが入ってたりね、ベスト5にしてましたけど、
ギタリストのランキングの話はその辺にしといて。
このジェフ・ベックグループなんです。
ジェフ・ベックが2023年になくなってしまいましたからね。
ジェフ・ベックは昔から聴いてまして、
でも僕が聴いていたのはギター・インスルメンタルになってからなんですよね。
だからジェフ・ベックグループの後、
ブローバイブローとかワイヤードとかその辺の時代のジェフ・ベックの音楽は聴いてたんですけど、
ジェフ・ベックグループはあんまり聴いてなかったんですよ。
凄すぎてね。
第1期、第2期とありますけど、
第1期が、
ジェフ・ベックグループの前にヤード・バーズですよね。
ヤード・バーズでエリック・クラプトンの後任のギタリストとして入ってて、
すぐ辞めちゃいますけど、
その後、ロット・スチュワートやロン・ウッドを擁する第1期ジェフ・ベックグループ。
なんだこれっていうメンバーってやってますよね。
その後ですね。
1969年に交通事故にあってしまうと。
その後に結成した第2期ジェフ・ベックグループのアルバム。
ラフ・アンド・レディですね。
これライナーノーツとダブルライナーノーツで書いてます。
大友弘さんと細川新平さんのダブルライナーノーツ。
ここでね、今日の一節なんですけどね。
このラフ・アンド・レディというアルバムを表している一節ですね。
今日の一節。
それよりも、やはり抗いようもなく引き込まれてしまうのは、
このアルバム全体を貫くリズムへの強いこだわりだ。
そして、そのリズムの中からシャークに切り裂くように、
耳に飛び込んでくるベックのギターの文句なしの素晴らしさ。
ちょっと真ん中一部に重力しましたけど、
それが今日の一節です。
今週の一節なんですよ。
リズムへの強いこだわりって言ってるんですけど、
もちろんね、ジェフ・ベークはギタリストですから、ギター担当ですから、
リズム体じゃないんですよ。
このリズムがね、要はファンキーなんですよね。
ソウル、ソウルミュージックをやろうとしてるんですよ。
取り入れてるんですよ、すごい。
でね、この、これ大友宏さんのラインダーノーツ見てますけど今。
この当時ね、これが1971年発売。
この当時にソウルミュージックを取り入れるっていうのは、
すごい新しいことだったんですよね。
この1971年っていうのはどういう年かというと、
ストーンズのスティッキーフィンガーズとか、ジョン・レノンのイマジンとか、
レッド・ゼッペリンの4枚目とか、ザ・フーのWho's Nextとかね。
そういうね、早々たるアルバムが出た年で、
レッド・ゼッペリンなんかは、もう完全にブルースロック。
ブルースロックなんですよね。
だからこれは細川新平さんの方のラインダーノーツに書いてあるんですけど、
ブルースロックはジェフ・ペック・グループもやってたんですけど、
それは第一期なんですよ。
だからボーカルとギターで組み立てられてるっていうのが、
ブルースロックの特徴ですかね。
ギター・リフですね。ギターのリフとボーカルが、
ガップル4つに組んで展開されるって、
細川新平さんが書いてますけど、それがブルースロック。
で、そのブルースロックをめちゃくちゃすごいものにしたのが、
ブルースロックがね、やがてハードロックになっていくと。
で、そのバンドがレッド・ゼッペリンなんですよ。
だからレッド・ゼッペリンとは違う方向に、
ジェフ・ペックは行ったんですよ、これ。
ソウルミュージックを大胆に取り入れるっていう。
そこでやっぱりね、
ドラム・ベース・リズム・タイトルじゃないけど、
キーボードもね、すごくジャジーというかファンキーというか、
そういうね、ジャジーでファンキーだけど派手なんですよね。
でもジェフ・ペックの、ギター・インストになっていく、
ブローバイブローとかワイヤードとか、
そっちでもキーボードすごいですよね。
そのジェフ・ペックのギター・インストの曲の元になっている要素がね、
すごいこのラフ・アンド・レディーから感じられるんですよね。
キーボーディストはマックス・ミドルトン。
やっぱこれブローバイブローにも参加しているみたいですね。
これは別にメンバーはボブ・テンチのボーカル。
これからクライブ・チャーマンのベース。
マックス・ミドルトンのキーボード。
それとコージー・パウェルのドラム。
やっぱでも昔はね、私もロックな、ブルースロックなジェフ・ペックが聴きたかったから、
多分このアルバムは聴いてなかったんですけど、
第2期ジェフ・ペックグループはね、やっぱ渋めですよね。渋い。
渋いんだけど派手なんですよね。
でもね、このラフ・アンド・レディーのかっこよさに気づきました。
あとジェフ・ペックはすごい新しいことを試し続けた人ですよね。
最初に言ったローリングストーン氏の偉大な100人のギタリスト1位、
ジミ・ヘンドリックスも常に実験していくギタリストですけどね。
新しいものを追求していく。
ジェフ・ペックも、なんで5位なのかと思うんですけど、
という風にね、このファンキーでソウルフルなリズムの中を、
超絶なリズムとキーボードの中を、
そこにジェフのオリジナリティ溢れるギタープレイがガーッと入ってくるね。
そういうアルバムですね。
そういうのを楽しめるアルバム、
ジェフ・ペックグループのラフ・アンド・レディを紹介しました。
めくるめくるアイナノーツでした。
好きなことを話す時の吃音
いつも収録してて思うんですけど、
音楽の話の方が、やっぱスラスラ喋れる気がする。
それは多分、好きだからなんでしょうね。
音楽の知識は大したことなくて、
もはや仕事でやってることとかの知識の方は、
ちゃんとした知識は持ってると思うんですけど、
好きなことを喋ったりするってことは楽しいんですよね。
きっと一人であっても。
ですから、感情の喫音がなくなるのかな。
楽しいこと、好きなことを喋る時の方が。
あとは言いたいこと。
熱がこもるというかね。
やっぱ情熱があった方が、感情の喫音はなくなると。
そうなると、声の方の喫音もなくなっていくのかもしれませんね。
でもね、頭の中ですでに喫音があるっていうのはね、
これはやっぱ西野由紀夫すごいですよね。
例えなのか本当にあるのか。
まあ例えか。
でも頭の中でも喋るしね。
声には出さないけど頭の中でも人間喋ってますから。
例えじゃないのかな。
本当に頭の中でと思ってるんですかね。
純純してるのかな。
純純してるからってこと?
あと迷いがある。
でもあれですかね、性格的にも迷い大きい人の方が
喫音とか喋りにも影響しそうな気がしますね。
あといろいろ考えちゃう人。
僕もそうですけど。
だからやっぱ喫音っていうのが僕自身を表してるんでしょうね。
例え喫音が出ていない時であっても
やっぱり迷ったり自信なかったり
あと考えすぎちゃったりしてるっていうのを
すでに頭の中で心に喫音を抱えてるのが僕なんだなと。
別にがっかりしてるわけでもなくね。
前回弱いところイコールその人だみたいなのを
すごい思うっていう話をしましたがですね。
はい。ということで。
今日ももしここまで聞いてくださった方がいらっしゃいましたら
本当にありがとうございます。とても嬉しいです。
今日もこの辺で終わりたいと思います。
田中よしとのスタマースタジオでした。
ありがとうございました。
24:06

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