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2024-06-17 13:26

コミュニケーション1.0

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非同期コミュニケーションの推進は思っているも難しくて、単にスキルやツール以前にメンタルモデルの違いがあるんじゃないかと最近思ってます。それをコミュニケーション1.0、2.0という言葉で捉えています。


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こんにちは、きらのすたです。
このポッドキャストでは、私が作った仕事術やライフワークを紹介します。
今日のテーマは、コミュニケーション1.0です。
コミュニケーションのメンタルモデル的なものを、1.0、2.0、あとおまけとして3.0のこの3つに分けるというものです。
背景は、非同期コミュニケーションを推進したいという、私の個人的な思いがあります。
非同期というのは、チャットとかそうですけど、何か情報を書いておいて、相手はそれを自分のタイミングで見て返事をするという、
その同期的ではない、リアルタイムではないコミュニケーションのあり方ですね。
このやり方は、いわゆる最近流行っているリモートワークとかをやるのに必須の考え方となっています。
これもっと言うと、ワークライフバランスとかにも通じてくる話なんですよね。
今までのコミュニケーションって、同期的、リアルタイムで対面で口頭でしゃべると、
お互いの時間とか場所を拘束するという原始的なコミュニケーションになっています。
拘束するがゆえの、ボトルネックがあるんですよね。
出社しないといけない、誰か人を予約して実際にしゃべらないといけない、そういうところがあるので、
とにかくコミュニケーションするとなれば、同じ場所に集まらないといけないし、少なくとも時間は拘束しないといけません。
特に権限がある人に集中していると、その人の時間とか場所をいかに取り合うかという話になって、そこがボトルネックになるんですよね。
やり方とか権限以上がうまくないと、いかにしてその人を使うかという、いわゆる政治の話になってきたりするわけですよね。
社内政治とか寝回しとか、その人に気になれるためにはみたいな、そういうしょうもない世界になってくると。
その辺の限界がありまして、そこを突破するためには非同期コミュニケーション。
情報を置いておいて各自がそれを自分のタイミングで、もちろん遅すぎるとコミュニケーション成立しないので、それなりのペースは必要なんですけど、
そういうやり方に切り替える必要がありますと。
あとはついでに情報を閉じるんじゃなくて、オープンにしておいて誰でも見れるようにしておけば、より多くの人も巻き込めますよねみたいな、
そういう副理的な効果もありますと。
そういうわけで私としては非同期コミュニケーションをもっと推進したいと日頃考えてるんですね。
そのためにはいろいろ足りないものがありまして、例えばスキルとか言語化の能力ってありますよね。
そのテキストに起こして投稿しないといけないので、まずそのテキストを起こしてタイピングなり、
最近で言うとスマホでフリック入力とかでもいいですけど、文字に起こすスキルがありますと。
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文字に起こすっていうことは言語化するっていうことですから、その言語化のためのスキルといいますか能力もあるし必要になってくると。
これ慣れの部分とかもありますけど、人によって結構特性で言語化するのが苦手っていうのが結構あったりするんですよね。
少なくとも番人向けではないと。
という感じで非同期コミュニケーションを行うにあたって結構いろんなハードルがあるんですよね。
その中でも特に私が最近気になっているのが、そもそもメンタルモデル、行動特性というかものの考え方にそもそも違いがあるというか、
そこが障壁となっているなと思っておりまして、それに対して1.0と名付けましたと。
本題に入るんですけど、コミュニケーション1.0っていうのは常に特定の誰かを想定して、その人に向けた言い方を考えるという、そういう考え方を指しますと。
一方で非同期コミュニケーションになってくると情報を置いておくっていう形になるので、必ずしも誰かを想定しないんですね。
不特定多数だったり、見た人誰でもご自由に生かしてください的な、そういう適当な想定をする。
ある種、想定をしないっていう、そういうものの考え方が必要になるんですけど、それって意外とやりづらいんですよね。
私のようにインターネットとか不特定多数の投稿に慣れた人であれば抵抗がないんですけど、そうじゃない人ってそもそもそういうメンタルモデルがないんですよね。
コミュニケーション1.0、常に特定の人を想定するっていうメンタルモデルしかないので、誰も想定しないとか想定を荒くするみたいな、そういう発想というか行動ができないんですよね。
メンタルモデルがインストールされてないから、ないものは行動しようがないと言いますか。
そのあたりの現象を捉えたくて、このコミュニケーション1.0っていう言い方を今回考えてみました。
学術的に証明されてるとかではなくて、あくまでも私の仮説に基づくネーミングですと。
この1.0っていうのはバージョニングの話ですよね。
バージョンというか、書籍で言うと範ってありますよね、範の管理。
1.0、第一版、第二版とか、そういうバージョン?バージョンも違うな。
ある時点での成果物をそこでスナップショットを切るって言えばいいんですかね。
そこで一区切りつける、一区切りつけたものに対して番号をつけるんですね、第一版、第二版とか。
もとは書籍でそういう考え方もともと古くからあったんですけど、
特にソフトウェアになってくるとそれがかなり顕著になりまして、
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例えばマインクラフトっていうゲームでも今バージョン、最新1.2行きですけど、
1.20とか1.19とかそういうのありますよね。
そんな感じで特定時点での状態を切るんですよね、番号をつけて。
それをバージョニングと言いますと。
今で言うとWeb 1.0、Web 2.0とかレイギー1.0っていう、
これはXでバズってたやつなんですけど、そんな感じのネーミングの仕方にも応用できます。
このネーミングをコミュニケーションに持ち込んでコミュニケーション1.0と名付けてみましたという感じです。
1.0がそんな感じで、非同期コミュニケーション、
かねてから私が推進しているとさっきから言っているやつですけど、
こちらはコミュニケーション2.0になりますね。
1.0が具体的な誰かを常に想定していたのに対して、2.0では必ずしもそうしないと。
例えばチャットで言うとメンションを指定せずにドーンと、
割と誰かに当てはまる、あるいは間接的に特定の誰かを指してるってケースもありますけど、
直接人を指定するとは限らないと。
あるいはインターネットとか特にそうですけど、
対象を限定せずに割と誰にでも見てもらうことを想定したような、
広い想定範囲の形で情報を出すみたいな、そういったものがこの2.0になります。
なんで1.0が想定だとするなら、2.0は公開とでも言えばいいんですかね。
まさにWeb2.0という言葉がありますよね。
オープンソースとかインターネットとか、
誰でも読み書きできて、誰でも使えてみたいな、
そういう世界があってまさに、
今のソフトウェアとかその辺のおかげで発展してきたっていうところがありますよね。
いわゆるデジタルのテクノロジーの巨大な企業で、
GAFAとかマイクロソフトも含めてGAFAMとか呼んだりしますけど、
ああいった企業がなんで強いかっていうと、
私はそのWeb2.0、2.0の価値観に基づいて広くオープンにやってきたからだと思ってます。
そのオープンにやったことで、
世界中のいろんな人が自由に使えるわけですし、
使えるので発展しますし、優秀な人も集まってきたりしますと、
そういう力があったからこそ、巨人になれているのかなと私は思っております。
これの考え方を例えば会社の中でも使えたら、もっと使えたらいいのにって思うんですよね。
実際会社の中でオープンソースをやるインナーソースみたいな言葉もあったりしますけど、
そこまで難しくせずとも、
もっと誰でも情報を公開して自由に使えるようにするとか、
そういうことを非同期コミュニケーション推進して、
拘束するんじゃなくて各自自分のベースで仕事できるようにしますと。
情報を公開されているから最悪誰かが死んだとしても別の人に引き継いで何とかすることができるとか、
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そういう感じでもうちょっと仕事を賢くして拘束を減らして、
ワークライフバランスを確保しまして、
ハッピーに働けるようになれたらいいなってのをずっと思ってますねという感じですと。
個人的な話で言うと、
私は2.0的な考え方が多いですね。
あんまり特定の誰かを想定するっていうのではなくて、
あまりその辺想定せずに情報とか仕組みとか概念とか持論とか、
そういうものを考えてとりあえず発信して、
それを読んでもらうと。
一方で会社だと結構あんまり刺さらなかったりするんですよね。
それもやっぱりコミュニケーション1.0のメンタルモデルが結構あるのかなというところも最近特に感じてます。
そうなんですよね、1.0かなり手強いなというところがありまして、
ここをどうやって薄めるか、薄めるっていうよりか2.0っていう別のメンタルモデルを
いかにインストールするかってところが課題と言いますか、
それをしないと多分非同期コミュニケーションが推進って難しいんじゃないかなとずっと思ってはいますと。
私自身も2.0で押し切るってわけじゃなくて、
1.0も時折使い分けたりはしてるんですけど、
そうは言っても私は2.0の方にかなり傾注してて、
割と1.0派の人たちに通じないみたいなことが結構あるので、
その辺はもうちょっと気をつけたいと思ってます。
私もインターネットとかオープンソースの文化に染まりきってるんで、
情報は基本的に何でも公開してそれ前提で仕事をするみたいなところがあるので、
多分そうじゃなくてその辺の労力も1.0、
特定の誰かのためだけに最適化するみたいな、
そういう1.0のやり方ももうちょっと私は学んだほうがいいなということを思ったりしております。
あとはそうですね、2.0の先の3.0の話をしてないのでちょっと軽くしゃべるんですけど、
これもかなり仮説になるんですけど、私はAIが絡んでると思ってます。
AIのために情報を残すのが3.0になるかなと個人的には思ってます。
今も生成AIでチャットGPTとか、あとGoogleでしたっけ、
ノートブックLMでしたっけ、なんか最近ありましたけど、
要は生成AIに自分が持ってるファイルとかコンテンツを食わせて、
それに基づいて回答してもらうみたいなやり方があるんですけど、
今はあんまり食わせられる情報量が多くないんですけど、
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これ今後ももっと増えてくると思ってます。
増えてくると自分が持ってる情報を食わせて、
それに基づいて答えてもらうっていうのが割と当たり前にできるようになってくるんじゃないかと。
そうなってくるとそもそも食わせてもらうための情報を用意しておくっていうところが
ポイントになってくると思ってますと。
これはコミュニケーションの新しいパラダイムとして、
2.0から進化して3.0にできるポテンシャルがあるんじゃないかと私は思っていて、
大胆に仮説してますという感じです。
何と言いますか、こんな感じでコミュニケーションのメンタルモデル、
考え方、在り方も時代とともに変わってくるというか、
新しいものが増えてくるということがあるんじゃないかと私は思っていて、
そちらをよく考えてと言いますか、そちらも取り入れてうまく、
よいよい仕事の仕方、人生の過ごし方に反映していきたいなと思っております。
というわけで今回はコミュニケーションのメンタルモデルを分けるということで、
1.0、2.0、3.0、主に1.0についてしゃべりましたと。
本日は以上となります。ありがとうございました。
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