前2回の話が、我々の意図に反してNFTは取っ付きにくいものとリスナーの皆さんに感じさせてしまう内容になってしまったんじゃないかという反省のもと、NFTがもたらすポジティブな未来の可能性について考えるNFT×工芸編の最終回。ようやく消化不良感のない対話ができた??
今回の話題:
今回の参考資料の一部:美術手帖NFT特集、WIRED Web3特集、hasaquiさんProof of Xライナーノーツ/2022年現在のNFT界隈の状況が整理されたhasaquiさんのライナーノーツ/メディアの変化で人の感情がどう変わるか/パブリックドメインで発表されるNFTアートが増えている?/著作権を手放しても著作者にインカムが入るようにできるNFT/著作権の概念も変わってくる?/作品を広げようとする気持ちにストッパーを掛けてしまう著作権/ドミニク・チェン『コモンズとしての日本近代文学』 /著作権が切れて青空文庫に入っている文学作品はどんなふうに使っても構わない/著作者の死後70年で切れる著作権/どんどん失効期限が延びてきた著作権/著作者への敬意を払いつつ自由に二次創作ができる世界がNFTによって実現するかも?/投機的な価値とエモーショナルな価値の両方があることでNFTが注目される?/芥川龍之介『羅生門』の下人の行方を追った原稿用紙100枚分の二次創作/江戸時代の粋のカルチャーがオタクカルチャーに繋がってる?/特定のコミュニティ内だけで作品が流通する感じも今のNFT界隈とオタクカルチャーに近い?/情報の分散化でWeb2.0からWeb3への移行が期待されている/Web3の考え方自体はそれほど新しいものではない/NFTがモノと繋がったらスクリーンや通信機器から離れてWeb4まで進められる?/まだ役に立たないものをテクノロジーと呼ぶ/本当に役に立つものはもはやテクノロジーとは呼ばれない/ケヴィン・ケリー『テクニウム』(原題:What technology wants?)/和紙にNFTが埋め込まれたら?/ICCでのメタバース研究/バーニングマンでの物々交換の経験がセカンドライフを生んだ?/バラバラの世界観のメタバースが乱立したゼロ年代のメタバースブーム/コミュニケーションを放棄していたセカンドライフユーザー
hasaquiさん <Proof of X NFT as New Media Art>展ライナーノーツ(PDF)
https://onl.sc/CtnNEq2
美術手帖2021年12月号 特集「NFTアートってなんなんだ?!」
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/24808
NFTの「準所有」と著作権の終わり(の始まり):水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.9
https://wired.jp/article/new-trust-new-social-contract-9/
ドミニク・チェン『コモンズとしての日本近代文学』
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619989
ケヴィン・ケリー『テクニウム』(原題:What technology wants?)
https://onl.sc/1gGwfff
ConCraプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp
そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/
#concra(twitter)で感想、質問、リクエストなどお待ちしています!
パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保