ご自身が経験したからっていう自然な流れでという方もいらっしゃれば、
全くそういう経験もないし、地方にもいたんだけれども、
受験にたくさんの選択肢がある中で、そのうちの一つでチャレンジしてみたいっていう方もいらっしゃいますね。
受験自体がね、チャレンジングなものなので、
最終的には一つの成長とか経験のためっていうことが大きいかもしれないです。
お子さんが小学校の受験だとまだ幼稚園とか保育園とか、そういった年齢ですもんね。
そうなんですよね。5歳ぐらい、または5歳か6歳になった秋に受験と行われるので、
小さいうちの受験になりますよね。
そうするとどうですかね。親御さんの影響というのはやっぱり一番大きいですもんね。
そうなんですよ。なので最初、受験ってつくと本人の受験だというふうにね、思われる方が多いと思うんですけれども、
小学校受験に限っては親の受験ですっていうふうに、世間でも言われてますし、
途中でみなさんそういうふうに気づかれるっていう感じ。
何を受験してるの、親は?と思っています。
親にとっての。
見られるんでしょうかね。
何の試験になるんだろう。試験の内容というよりは。
試験の内容自体はね、お子さんがパッペーパーあるところもありますしないところもあるんで、
何かをするなり、行動観察って言って、みんなとどんなふうに関わってるかとか、あと製作物だったり、そこでお子さんはね、
お試験を受けるわけなんですけれども、実はその背景にある取り組み方だったり、
お友達との関わり方みたいなのって、親御さんがやっぱり関わっているところが大きいですよね。
なので、親御さんがどんなふうに関わって、いわゆる教育方針って言われるものですけれども、
どんなふうに関わってきましたかとか、どんなふうになっていってほしいと思っていますか、みたいな、
そういう面接だったり、願書の中でしっかりね、ここが難しいんですけれども、生まれた時から教育方針を持ってね、進んでるご家庭なんてないじゃないですか。
そういう時に初めてね、組み向き合って、私たちってこんなことを目指してたのかな、こういうことをしてあげたいと思ってたのかなとか、
どんなふうになってほしいのかなというのが初めて見える親御さんにとっては経験にもなり、そこが学校も知りたい。
なんか親御さんにしたら考えるきっかけにもなるって感じですかね、自分たちが。
はい、そうですね。
なるほど、なんかね、世間の中ではもしかしたら、こんな小さいことに受験をさせるなんて、みたいな人もいるかもしれないですもんね。
でも今のお話を聞くと、そのね、お子さんのためでもなくて、自分たちの教育とか子どもへの接し方を改めて見直すきっかけになる、そういうことなんですね。
そうですね。
ご自身がこれまでのご経験の中で、子どもと受験の経験を通じて一緒に楽しめたり、改めて学び直しをするみたいな経験だなっておっしゃる方もいますね。
じゃあなんか楽しいものなんですかね。
辛くないかというと、辛くないですと100%言えないんですけど、なぜかって言って頑張るときって何かが知らねえエネルギーって注力するじゃないですか。
だから、すごく頑張らなくていいかって言うとそうではないんだけれども、頑張ることも楽しいっていうのを経験するみたいな、そんな時間になってると思います。
親の考え方だったりとか、準備とかによってお子さんの行動だったりとか、だいぶ影響して変わってきたり、こういうご家庭だなというのがお子さんの行動を見ると少し見えてきたりするのはあるんですかね。
本当、ここは親の鏡ってね、言いますけど、見えてきますよね。
声かけ一つで行動が変わる。
例えばどんな。
やっぱりね、親御さんが何々しちゃダメじゃないっていう言葉がけが多いお子さんは、お友達にも必ず何とかってダメだよって言ったりしてるね。
よく聞く。
でも、ママがこうやって見るって言うと、お子さんもお友達に、これってどう?っていう提案型になってたりとか。
するんで、子供の引き出しをね、増やす言葉って本当大事だなと思うんですね。
すごいですね、それぐらいなんかね、子供はよく見てるわけなんですね、親の。
逆に言うとね、子供って本当ピュアなので、知らない言葉を自分で編み出していくのって難しいじゃないですか。
場面に応じて習得していくものなので、そういう言葉ね、本当ダイレクトに子供に言われますね。
ゆみさんも結構ね、いろいろお話いただくときに、子供のときの影響って結構いろいろ大きいんだよってね、いろんなところでおっしゃってるような気がするんですけど、
やっぱりこういうふうに考えてどう接するかっていうのって、本当にちっちゃい頃にどう接するかで、今後大人になってから変わってきそうですね。
めちゃくちゃ変わってきますよ。
どんな感じで、ゆみさん考えてらっしゃるんですか?子供のときって親をね、どういうふうに接したらいいとかっていう、ゆみさん内のなんかあります?
難しいことをおっしゃるな。
だってほら、良かれと思ってやっていても、あと自分がね、良かれも悪くもなく普通に接していても、
子供がそのときに寂しいとか嫌だとか、何かしら傷ついたら、それは小さな傷というか、知らない間に家具とかでも傷ついてるみたいなのあるじゃないですか。
でもそれって物理的に何かが絶対起こったから傷がついてるじゃないですか。
だけど生活してる上で絶対気づかない、その傷って。なんか他も傷ついてるし床とか、あんま気にならなくなる。
大人になるとそういう感じで気にならなくなるんですよ。小さな傷たちがあっても。
でもその小さな傷が、例えばお金の不安が消えないとか、何か自分の中で大きな不安要素に出会ったときに、セッションを通じて紐解いていくと、
その子供の頃の小さく傷ついた何かがきっかけっていう風に繋がっていくことがあるんですよね。
だからそこは難しいよね。
難しいですね。
傷ついたかどうかまで細かく親は見られないし、捉え方、性格だし。
でもとはいえ、そういう細かいことを見てたらどうしようもないんですけど、さっき深見さんがおっしゃってくれたような、
何々しちゃダメっていうよりかは、こうしてみたらって言い換えるっていうのはすごく、やっぱり大枠の考え方とかに影響を及ぼすからいいなと思います。
深見さんはどんな感じで親御さんを接したりとか、受験に対してどういうふうなサポートされてらっしゃるんですか。
さっきの声かけのバリエーションもそうですけれども、なるべく、
深見さんおっしゃる通り、親御さんは悪気もないし、気がつかない間にしている言葉ってあるんですけれども、
お子さんがここから長い人生を歩んでいかれるので、なるべく親子関係で、ここでドラマにならないような声かけの仕方だとか、
そういうことはお伝えしていったりします。その中で、そうしていくとだんだん家族らしい姿みたいなのができてくるんですよね。
家族らしさみたいなのに合う学校をご提案していくっていう、そんなサポートをしてますし、
ママもパパも疲れちゃうじゃないですか。育てて、体力的にも精神的にも疲れるところがあるので、
例えばそういった時には、ちょっと私がお伺いして、どうしてもうまくいかないんですよね、こういうところっていうところを、
お子さんとの関係を、直接私とのやり取りを見ていただきながら、
そうすると、こんな感じで先生とだったら違う表情になりましたっていう変化を見ていただいたりして、真似をしてもらったりとか。
実際に接し方を参考にできるわけなんですね。
最初はね、それ私実は自分で気づいてなくて、お子さんにレッスンしてるだけのつもりだったんです。
だけど、お母様やお父様が、なんかわかった気がするっていうふうにおっしゃることが多くなってきて、
逆にどういう意味ですかって聞いたら、自分の距離とか接し方が、ちょっとやっぱり合えなきゃいけないなっていうのを見て分かりましたって教えてもらえるようになりました。
確かにそうですね。親御さんって、その距離感ってどう取ったらいいのかって、別に何かお手本にしてるわけじゃなかったりするので、
自分の経験ぐらいしかないから、自分が親にどうされたとか、そうするとね、他の人がどういうふうにして声かけてるのかって、意外と見る機会ないかもしれないですね、そうすると。
いいですよね、なんかそのくらいの年齢から第三者がいるっていう、おばあさんとかね、おばあさんとか一緒にいればいいけど、今各家族が多いから。
なんかそのね、幼稚園時期に家族とは違う第三者がいて、そのなんかエアポケットというかね、違う接し方とか、子供が体験する子供の立場でもなんかいいだろうし、今おっしゃってたようにお父さんお母さんも、そうか、こう接したらこの子こんな変わるのかって、なんかこう事例で言われても自分の子はって思っちゃうじゃないですか。
なんかこういう事例があって、こういうふうに言葉書きしたら変わりますよって言っても、なんか机上の空論に聞こえちゃって、うちの子にそれ言ってもなんとか絶対あるじゃないですか。
でもそれをね、自分の子にしてもらってる様子で変化がね、見て取れたら、この子も変わるんだみたいな。そしてね、自分もこうしたらいいんだって。いやー、いいお仕事でございますなぁと思う。
なんかね、すごい子供って、すごいもうそれぞれ違ってすごくいいところがあるから、近くにいると親御さんの方がその良さに気づけない時ってあるんですよね。
でもそれぞれにいいところがあるから、私はむしろ、最近にエアポケットっておっしゃってましたけど、多分気づきやすい距離だったり、立ち位置だったりするんだと思いますね。
そういう立場の人が一緒にいて、お子さんのことを見るっていう機会を作るっていう意味では、一つのね、成長の機会になることかなっていうのもありますね。
あとそれから上さんは最近、手帳を作られたっていうふうにお伺いしてるんですけど、ぜひそのことも色々詳しくお話を伺えたらなと思うんですが、これどんな手帳を作られたんですか。
はい、スクラ手帳っていうですね、ネーミングなんですけれども、いわゆる家族のファミリー手帳です。
特徴としては日付なしで始められるので、例えばお子さんの誕生日から始めるとか、家族の記念日から始めるっていうこともできますし、
オリジナルのところでは、お子さんが40歳になった時にどんな姿になってほしいかなっていうのを描くようなページを設けています。
そうなんですね。これは基本的には親御さんが日々付けていくような感じなんですか。どんな時に使っていくと想定されてるんですかね。
はい、手帳の複題で桜ダイアリーっていうふうにつけてるんですけれども、日記とかスケジュール管理もできつつ、ママのタスクとしては必要なことになるので、スケジュール管理もあるんですが、
その中にちょっとした小さいメモで、来週のお子さんに対してのエールを送る欄というか、コメントを書く欄があったりとか、親が子どもにわざわざ言葉で伝えられる時間がない忙しいママたちもいますよね。
パパたちもすれ違ったりするので、ここを見ていただけたら、こんなふうに思ってくれてたんだなとか、こういうふうに考えててくれたんだなっていう、ちょっと軌跡が残るものにしています。
じゃあ後から見た時も、この時こんなことあったなと、こういうふうに考えてたんだなと、振り返れるような感じですかね。
そうですね。ママやパパも人間ですから、いろいろ大変なこともあったりするし、忙しくて書けない空白のページがあったりとかしてもいいと思うんですよね。
それがママやパパの親としてっていうよりも人間としての証だったりするし、そういうのがお子さんが本当に40歳ぐらいになった時に引き渡されて受け継がれて、こう見返すことができるような、ちょっとアナログなところもあったらいいのかなと思って。
ゆみさんいかがですかね。こういう手帳をつけてもらえていると嬉しいかもしれないですね。