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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
あなたは、ビジネスを開始するにあたって、最悪のケースを想定して準備を進めているでしょうか?
今回は、飲食店の経営者にインタビューいたしました。
まずは、インタビューをお聞きください。
本日は、PICCOLA MONTAGNAオーナーの小山浩久さんにインタビューさせていただきたいと思います。
小山さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小山さんは、どういった事業をされているのか、まずはそのあたりからお話を伺えるでしょうか?
飲食店、レストラン、PICCOLA MONTAGNAの経営をやらせていただいております。
実は、今日はお店にお伺いさせていただいて、実際にそのお店で収録をさせていただいているのですが、
ここは、場所としてはどういった説明をすればわかりやすいですかね?
場所は、一番わかりやすいのが、ミッドダウンと新国立新美術館の間の道を行ったところです。
そうなんですよね。すごい良い場所で、お店もすごい雰囲気の良いところで、
ここはどういったレストランになるんでしょうかね?
イタリアンレストランです。
じゃあ、イタリアの料理とお酒も飲めるような。
イタリアのワインを中心に、いろんな飲み物をお出しさせていただいております。
そうですよね。カウンターにはお酒もいろいろ並んでいて。
ありがとうございます。
主にはランチとディナーをやられているんですかね?
そうですね。ランチとディナーをやっています。
日曜、祝日と第2月曜日だけがお休みになっていまして、
あとは普通にランチとディナーをやらせていただいております。
ここはいつからやられているんでしょうか?
一昨年の5月の下旬に23日にオープンしまして。
2016年ということですかね?
2年経っていないぐらい。
それまではどういったことをされていたんですか?
サラリーマンをやっていました。
サラリーマンから飲食店に転換されて。
一昨年の3月末まではサラリーマンをやっていました。
そこからご自身でお店をやりたいという思いは元々あったんですかね?
会社に早期退職制度があって、ある一定の年齢で辞めると
割増対象期みたいなものをもらえるという制度があったのが分かっていて、
その対象の年になったら何か新しいことをやりたいなというのは
漠然とはずっと思っていた。
その中からいろいろなビジネスがあると思うんですけど、
飲食店を選ばれた理由とかはあるんですかね?
一つは父の実家も母の実家も料亭をやっていまして。
料亭をされていないんですか?
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飲食店だったので。
そこは飲食店が自分に身近だったということと、
あと友人で飲食店をやっている人が非常に生き生きとしているというところがあって。
やっぱりそういった両親もやられているというもので、身近では感じるんですか?
両親もやっていないんですけどね。
父の実家と母の実家がやっていたというところが。
じゃあ小さい頃からお店自体は見てもらっていたんですか?
そういうことです。
そういった馴染みも多少あったので。
かなりありますね。
将来やるんだったら飲食店やりたいなという思いはあったんですかね?
そうですね。
早期退職制度があった時にも、
ある意味ちゃんとサラリーマンとしては一つ全うしようと思っていたので、
22歳で会社に入って52歳まで30年間はまだしっかりとサラリーマンをやって、
その後第2の人生として次のことにチャレンジしたいなということで始めました。
本当にサラリーマンやりきったという感じなんですかね?
僕の中では、もちろん40年やっている人に比べればやりきっていないかもしれないですけど、
定年退職まではやっていないので、
僕の中では30年で結構一区切りというところでやりきったつもりではあります。
じゃあ今1年半ぐらい経って、やっぱりレストランやられていて苦労とかありますかね?
やっぱりやる前からすごく飲食店大変だぞと言われていたんですけど、
やってみたら言われていた以上に大変だったというところがあります。
当然一番はどうやってお客さんに来ていただくかというところなんですけど、
もう一つは来ていただいたお客さんにもう一度来ていただく、
友人を紹介していただくということを、
どうやってそういうサイクルを作っていくかというところをすごく考えています。
やっぱりそういったお客さんに来てもらうということは大切だと思うんですけど、
そういったことで何かいろいろ工夫されていることとかはありますかね?
そうですね。レストランですから料理がおいしいのはもちろんのこと。
まずおいしい料理を食べていただく、お酒を飲んで薬を売っていただく、
あとはここにかんこ室のような形で作って仕切らせていただいているので、
例えばですけど、お子様連れであったりとか、接待であったりとか、
そういうお使い方もしていただけますし、
あとはカウンターも作ってあるので、
一人のみで来られていただいた方にも対応できるようにとか、
後ろを見ていくとピアノが用意してあるんですけど、
ここで生バンドのライブをやったりですね、
ちょっとそういうこともやりながら、いろいろな人に楽しんでいただこうと思っています。
本当にここの場所でいろいろな楽しみ方をしていただけるような工夫が随所にあるということですね。
通常のランチとディナーで食事をしていただくっていうのを、
もちろん木軸にはしているんですけど、
その他にも、変な話ですけど、ダンスパーティーをここでやったりとか、
先ほど言いました生演奏のライブもですね、
クラシックやったりジャズやったり、
あとカラオケパーティー的なのをやったりとか、
いろんなことを企画してやらせていただいて、
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皆さんに楽しんでいただこうと思っています。
やっぱりそういったこともアイデアを出しながら、
常にいろいろ試して実行されているということですね。
やっぱりレストランをただやっているだけだと、
どうしても待っているというか、
お客さんに来ていただくのを待っているだけになっちゃうんですけど、
やっぱり自分でイベントみたいなものを企画することによって、
自分の中でも営業的に来ていただくために努力をしているとか、
自分自身の納得感にもつながるんですよね。
そうですよね。
そういうこともあって。
やっぱり待っているだけだと、
なかなか大変ですけど。
待っていて、どんどん来てくれればいいんですけど、
待っていて来てくれないとすごくストレスだったりもするので。
そうですよね。
やっぱりどんどんお客さんに来てもらうために、
いろいろ工夫されているということですよね。
今までサラリーマンをやられてから、
こういったレストランを経営されているということなんですけど、
この経営者の志という番組なんですが、
これから経営を目指したいという方だったら、
まだ今やってなかなか苦労しているという方のために、
どういったことを注意するといいとか、
気をつけていくといいとか、
そういったことはありますかね。
これはですね、
私、やってみても本当に思っているんですけど、
理想を追ったらダメだと思いますね。
理想を追わない。
ただ一方で、ある程度やりたいことをやりたい理想ですよね。
そのことをやらないと力も入らないので、
そこをやりたいと思っています。
やっぱり当然、費用対効果とかそういうものを常に考えながら、
ビジネスとしてどうすれば成り立つかということを
本当に考えて自分の中で組み立てていかないと、
理想だけを追っても、
なかなか採算が合わなければ事業として続かないですから、
そこをやっぱりしっかりと考えていかなければいけないと
思っています。
やはりお金をかけようと思ったら、
いろいろなところに。
かけられちゃいますよね。
そもそも本当にうちの店もそうですけど、
イヌキのところから作っていますけど、
壁とか全部塗り替えたりはしたんですけど、
あとは椅子とかも全部前のレストランのままですし、
そうなんですね。
厨房も7割方は前の。
物を活用されているということですね。
3割くらいですね。
古くなったりしたものだけを変えて、
極力そういうところは、
本来新規って新しいことを始めると全部新しいもので、
やりたいという気持ちはもちろんありましたけど、
そこはやっぱりどうしてもコストのことを常に考えながら、
ビジネスとして考えなければいけないなというのを思っています。
確かにそうですね。
だからそういった意味でも、
理想で全部新しくやると
ビジネスとして本当に成り立つのかということを
考えなければいけないということですね。
やっぱりランニングは当然これぐらいのお客さんが来るということを
やっぱり最高のケースと最悪のケースを考えながら
いろいろな中で自分の中で収支計算をしていましたけど、
やっぱり最悪のケースというのがあり得るんだということを
常に考えておかないと、
当然波に乗るまでは自分の中で持ち出しとか
そういうことも当然出てくるので、
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そこは最初イニシャルは結構すごく気をつけたところですよね。
やっぱり経営者として会社を経営していくわけですから、
その最悪のことも考えながら
経営者として経営していくわけですから、
その最悪のことも考えながら
長く会社を維持していくことも想定していかなきゃいけないということですかね。
レストラン、これも石の上には3年じゃないですけど、
やっぱり最低3年ぐらいは認知していただくまでに
時間がかかると言われているので、
その3年のうちに、
変な話ですけど、
諦めちゃう店がすごく多いらしいんですよ。
これは数字でも出ているんですけど、
すごい数の人が最初の1年で辞めてしまう。
でもやっぱり3年間ぐらいは何とか
耐えて、それぐらいから認知されていくということを
すごくやる前にいろいろな方にも
言われていたので、
そこをまず3年間耐えられるような
趣旨計算をまずは
最悪のケースでも成り立つケースを考えて進めるということになります。
だからやっぱりそこはしっかり考えてから
起業して始めていかないと
なかなかやりたいことばかりを全部やろうとしても
それは続かないんですよね。
そうですね。
やっぱりその辺りは他の業種にとってみても
やっぱり通じるものはあるのかなと思いますので、
やっぱり参考にしていただけることかなと思います。
こういった小山さんのお店、
やっぱりちょっと気になるなという方も
いらっしゃるかと思うんですけど、
ぜひよろしくお願いします。
イベントとかもさっきやられているということなので、
いろんな使い方ができるんですかね。
逆にイベントをしたい方に
ぜひ来ていただきたいので、
コラボレーションという形で
ここで、変な話ですけど、
ディナー付きセミナーとか、
セミナーとかも。
音楽会とか、歌を好きな方であれば
こちらで歌を歌っていただいて、
集客は例えばその方とお店の方で
やっていくとか。
一緒にやっていくとかですね。
そういうこともできますし、
ちょうどお店の大きさとしても
今、椅子のある数だけで
34座れるようになっているんですが、
ちょっとしたイベントをやるには
たぶんちょうどいい大きさだとは
自分では思っているんですね。
ですので、ぜひそういう使い方を
していただけたらなというふうに。
ぜひその前にね、
下見ということで。
一度まず来ていただければ
雰囲気がわかると思うので、
食べていただいて、味を味わっていただいて。
ぜひイタリアンの料理も食べていただいて、
それで小山さんともお話ししながら
どういった感じにするかというのを
試していただければと思います。
ポッドキャストのこの説明文にも
小山さんのお店のURLを掲載して
いただきますので、
ぜひそこからアクセスして
チェックいただければと思います。
本日は小山さんに
インタビューさせていただきました。
どうもありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
サラリーマンを30年間勤め上げて
早期退職し、第二の人生として
イタリアンレストラン経営を
開始されたそうです。
飲食店は大変なことも多いそうですが、
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お客様と触れ合うなど
いつも楽しんでいらっしゃる
様子が分かりました。
その中でも長くお店を続けるために
理想を追求しないという経営を
されているのが印象的でした。
やはり最高の厨房設備で
最高の内装でお客様を
お迎えしたいという思いは
どうしてもあると思います。
しかし、ビジネスとして
どうやって採算を取るかということは
しっかりと考えてスタートすることが
大切とのことでした。
最悪のケースも想定して
最悪のケースの場合でも
最低3年は続けられるように
準備しておくことが
大切だとおっしゃっていました。
多くのお店が短い期間で
閉店してしまう中、
先を見据えた経営は
どんな業種にも参考になる
お話だと感じました。
まずは一度、お食事をしに来て
味と雰囲気を味わってみて
いただければと思います。
また、ディナー付きセミナーや
演奏会などをやってみたいという方は
お問い合わせいただければと思います。
あなたの思いを
声で届けてみてはいかがでしょうか。
ではまた次回。