実績があるからがこそ生み出す風のスパイラルに巻き込まれてしまうという方を山ほど実は拝見させていただいているというところでですね、難しいなという問題がありましてですね。
やっぱり優秀でも前の会社でこうやってうまくいったって言っても場所が違ったりとか環境が違うと、
同じ方法でうまくいくとはやっぱり限らないので、ちょっとその辺りの難しさがあったりするんですかね。
そうですね。皆さんこの10人中ひょっとしたら10人ともですね、面接に受かるわけですから、
受かったということは活躍できる素養がある。で、受けてもらったというのは人間関係、カルチャーもフィットしてるだろうと思い込むんですね。
ただ実際のところを冷静に考えると、同じ仕事をしているものであっても、やっぱり環境を一つとって変わるだけで、
やっぱり身体の負担がすごくあったりとか、あと同じことをやってもAさんとBさんでは、
例えば上司が違うだけで物事の捉え方が違ったりとかで、あらゆるところで実は違う文化があるので、
そんな簡単なもんじゃないんだっていうところに気づかないまま、
非常にマイナスな方向にどんどん悪循環につながってしまうという方が非常に、
ただ事じゃないというのが日常的に起こっていたんですね。
そうですね。ただでさえ環境を変わっていろいろ慣れなきゃいけないのにプレッシャーがあったりとか負担もあったりとかする中で、
頑張ってしまったらなかなか厳しいところもあるかもしれないですね。
そうですね。
その時に西永さんはどういうふうな関連ご相談を受けられるんでしょうか。
その当時はですね、やはりエージェントという形で、紹介した手前ですね、大丈夫ですかということで、
その方の本音を聞き出してですね、立場上やれることというのは一つしかなくて、
その方が頑張ってその会社で勤められるかという対応の仕方と、
次の転職先を探すかという、もう二択しかないんですね。
でもそれは本来その方が幸せに事実感を持って働くことに必ずしもつながるかというとですね、
そんな簡単なことではないんですね。
なのでやっぱり正直、もどかしいというところがすごく日常的にあったので、
正直現実問題、転職の支援というところの限界を私は感じておりました。
じゃあそういう感じで、その後どのような関連になったんですかね。
大きく分けて二つありまして、やっぱり1万人ぐらいの方とお会いしてるとですね、
全員ではないものの、こういうような働き方をしていると、
V字回復じゃないですけども、やっぱり仕事がうまくいくようになりましたとか、
最初はすごく精神的につらかったんですけども、
うまく何か気分転換することができたり、上司に相談することができて、
うまく乗り越えることができましたというようなことが、
やっぱりどんなやり方があるとそういうふうにつながるのかみたいな、
そういう傾向というのがあったので、そういう一つ改善方法というのはあります。
あともう一つとしてはですね、やっぱり自分のことを正しく知るということの一つとして、
これは今に至るところではあるんですけども、
脳の正しい使い方っていうところが実はすごく重要だなと感じまして、
実は先ほど申し上げているような方々というのは、
すごく頑張っているということは、これも皆さん共通して言えることなんですけども、
一方でそうするとですね、脳から見ると、
実は疲労が非常にある状態になっているということがわかるんですね。
あまり脳のね、お話をすると時間もたくさんかかってしまうので、
簡単に申し上げますと、脳疲労の状態というのはどういうことかというとですね、
やっぱりその負荷がかかってしまうと、精神的にですね、
感情をコントロールすることがしにくくなってしまうということがあるんです。
どういうことかというと、今まで冷静に対応してきた方であっても、脳の疲労が過度にあるってですね、
すごくこう、些細なことなのに肉になっちゃうとか、すぐ切れちゃうとか、
頭が真っ白になっちゃうなんていうことって起こり得るんですね。
それって性格が悪くなったのか、どうしちゃったんだ俺、みたいな感じになっちゃうんでしょうけど、
実は冷静に分析すると、それって脳の疲労が原因だったりするんですよ。
そうなんですね。それでコントロールがやりにくくなってしまうっていうことなんですね。
そうなんです。
これはどういうふうにして解消するというかね。
もちろんね、いろんな多角的な問題もあると思うんですが、ただ一つ共通して言えることは、
これは自律神経のところにもあるんですけども、リラックスするっていうことが非常に重要でして、
先ほどのような負荷がかかってプレッシャーがかかるっていうのは、緊張状態でですね、
自分を追い込みすぎて先頭状態に24時間365日になっちゃってる状態なんですね。
そうするとですね、オンオフっていう状態だとするならば、オンの状態なんですね。
常に物理的に家に帰ったら寝てるんですが、寝てる状態でも先頭状態のまま全身力を入ったまま寝てるみたいになったら、
皆さん想像できると思うんですけど、疲れが取れますか?取れないんですよね。
なので正しくは、やっぱりオンとオフっていうところで、しっかりとオフの状態を含めた仕事っていうふうに思っていただいて、
やっぱり素の自分だったり、頑張っていない自分っていう状態で体を緩めると。
頑張っていない、プレッシャーがかからない状態で身を置くっていうことがすごく重要なので、
そういったことをお話しするだけでもだいぶ変わってくるんですね。
そういって今ちょっとプレッシャーに感じるとか、なかなかうまくいかないなという方は西中さんのところで相談していただけると、
そういったアドバイスをいただけるということですね。
そうですね。もう何か難しいこと言うわけじゃなく、今こんなことで困っていてなんていうお話をしていただくと、
ここら辺がちょっと疲れていらっしゃるのかなとか、
あとひょっとしたらその強みの生かし方がちょっと掛け違ってるっていうようなこともあるかもしれないので、
そこにちょっと伺うだけでもだいぶその一人で抱えることなく、本来のその強みを生かせるきっかけにはなっていただけるんじゃないかなと思います。
そうですね。そしてこの番組経営者の志という番組ですので、ぜひ西中さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。結構皆さんも同じことを思っているかもしれないんですが、
今すごく日本の世の中が閉塞感がすごくあって、あまり明るい世の中には見えない感じがするんですが、
その一つとしてやっぱり働いている方々があまり笑顔じゃないんじゃないかなと思うんですね。
みけにしわ寄って、明るい未来が描きずに働いていらっしゃるような方がちょっと多くお見受けしてるんです。
ただそういった方もちょっとした切り替え、ちょっとした物事の捉え方一つで元気になって、
一番は安心して充実した仕事ができるようになってくるだけでも、
明るく、本来自分はこういうような働き方をすればやっぱりもっと幸せだよねっていう、
そういうような自信を皆さん本当に持っていただく方ってもっともっと増えてもいいんじゃないかなと思ってまして、
私はそのちょっとしたきっかけ作りをさせていただきたいと思ってます。
そうすると一番は次世代になるお子様がですね、
お子様と言いますか次世代の方が最近の大人を見るとかっこいいよねと。
自然に自分もいろんな選択肢の中でこういうような大人になりたいなっていう方々が周りにたくさんいらっしゃれば、
自ずと日本の社会が明るくならないはずがないかなと思ってまして、
別に政治家とか大企業の社長さんがそういったことをしてくださいっていうことではなくて、
実は一人一人の元気に働くというきっかけ作りから、
実はそういう世の中の明るい未来が描けるような、