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2024-10-22 11:17

789.荒木洋二さん(PRオタク)

【企業成長のための広報とブランディング】

PR業界のベテランであり、株式会社AGENCY ONEを経営する荒木洋二さんをお迎えしました。1997年から広報とPRに携わり、2006年に自らのPR会社を設立した荒木さんが、企業にとっての広報の重要性と、これからの企業成長に欠かせないブランディングについて深く語ります。

「広報」と聞くと、マスコミでのニュースや報道を思い浮かべがちですが、荒木さんから「広報とは、自社を取り巻くステークホルダーとの信頼関係を築くためのコミュニケーション活動」が本来の意味だと教えていただきました。経営者にとって、これを理解し、企業内で広報を内製化することが、永続的な成長のカギだと強調します。

また、荒木さんは広報の内製化支援を行い、企業が自走できる体制づくりをサポートしています。eラーニングやワークショップを通じた広報部門の育成にとどまらず、企業が自社のニュースルームを運営し、日々の活動を共有、蓄積できるように支援。広報とブランディングが日常会話に登場するような文化を根付かせたいと語ります。

さらに、荒木さんは今年2冊の書籍を出版し、広報とブランディングに関する知識を広めています。これからブランディングに取り組む経営者や担当者に向けた教科書として活用できる内容になっており、初心者でも取り組みやすい実践的なアドバイスが詰まっています。

PRや広報を自社に取り入れたい経営者の方、ぜひこのエピソードをお聴きください。企業の成長に欠かせない広報とブランディングの本質が、荒木さんの熱いメッセージから伝わってきます。

【今回のゲスト】
PRオタク 荒木洋二(あらき・ようじ)さん
書籍『選ばれるブランディング・選ばれないブランディング 企業ブランド力向上の鍵を握る「舞台裏」』
https://amzn.to/4eUD4vM

書籍『図解入門ビジネス 最新 ブランディングの基本と動向がよ~くわかる本』
https://amzn.to/3YciaTs

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サマリー

荒木洋二氏が、広報とPRの重要性や内製化支援の役割について話し、自社のブランディングを強化する施策を紹介しています。また、デジタルトランスフォーメーションによる広報の変革や、出版活動を通じての志についても言及しています。

広報とPRの重要性
声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回はPRオタクの荒木洋二さんにお話を伺いたいと思います。
荒木さん、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
最初にPRオタクとご紹介させていただいたんですが、
これどういった感じで今までの経歴も教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。
私はですね、広報とかPR。PRってパブリックリレーションズの略で、広報と同じ意味なんですけど、
この広報とPRの業界に入ったのがですね、1997年なので、
もう今28年目になりますね。
今、エージェンシーワンというですね、PR会社を経営しているんですが、
ここが今2006年に設立しているので、今19年目に入っています。
この業界、かなり長く経験されていますね。
長いですね、はい。長い分だけ失敗もいっぱいしてますね。
そして今はどんな活動を主にやっていらっしゃるんでしょうか。
そうですね。私はですね、この広報っていうの、あるいはこのパブリックリレーション。
これは企業の成長や存続とかね、企業を永続していくためには、
とても必要な価値観というか考え方だと思っているので、
この広報ができている企業がまだ日本は少ないんですね。
大企業さんは長い歴史の中で、さまざまな部署に散らばって、
広報、パブリックリレーションができるんですけど、
なかなか中小、中堅、スタートアップの方々の企業にはそういう機能がないので、
このコロナ前ぐらいからちょっとビジネスモードを変えてまして、
今までは業務委託という形で、広報の代わりを我々がやっちゃうということだったんですけど、
ちょっと変えて、ちゃんと広報とか、同じ意味合いでのブランディングっていうのが、
自分たちでやれるようにということで、内製化支援ですね。
広報を理解してもらって、それをできる人材が必ず社内にいて、
ちゃんと自社の会社の広報やブランディングを引っ張っていける、
そういう人材を社内に育てましょうということで、主に内製化ですね。
我々は教える側でいっぱい失敗もしてるので、
失敗しないようにいろんなものを教えていくというスタンスで、
この広報をもっともっと広げていきたいなと思って取り組んでます。
まずは広報とはどういったものかを理解していただくところから必要なのかね。
内製化支援の実施
そうですね。広報というと、どうしても一般的にはマスコミの方々に情報を流して、
輸出してもらうのが広報だと思われがちなんですが、
本来は企業って社員とかお客さんとか取引先やパートナーとかね、
ときに株主が金を引き上げたりとか、今ここに住んでる社会があるので、
この自分たちを取り囲んでる人たちと、ステークホルダーと言うんですけど、
信頼関係を結びましょうねと。そうしないと結局企業って成長しませんから、
誰かで社員をいじめたりとか取引先をいじめたりするようなことをしないで、
みんなちゃんと大事にしていくことが企業の成長につながりますよと。
そのためにはコミュニケーションが絶対に必要ですよねと。
こういうコミュニケーションのことをパブリッククリエーションズ広報というふうに言ってるので、
それを会社としてやっていきましょう。個人じゃなくて会社としてやっていきましょうというのが広報ですね、本来の。
少しあれですね、一般的にはちょっとそこからずれて解釈があるかもしれない。
そうなんです。なので、本来的な意味での広報という先ほど言った広報というものが、
本当に企業の成長や今後の存続に必要だと思っているので、そのお手伝いをしたいと。
そうすることでより良い企業が増えて、より良い社会になっていくお手伝いを、
おったくの能力を使って公開していきたいなと思ってますね。
そしてね、委託じゃなくて自分の内政でできるようにすることがやっぱり企業にとっては今後の成長に必要になるわけですかね。
そうですね。やっぱり簡単に言うとコミュニケーションって見る、聞く、考える、伝えるってことなんで、
コミュニケーションってとても大事な機能なんで、手伝ってもらうことはあってもいいと思うんですけど、丸投げするのはおかしいと思うんで、
やっぱり内政か企業として自分たちでちゃんとコミュニケーションできるような人材や部署があるのが、
本来的な姿じゃないかなと思ってるので。
なるほど。今はじゃあそういった内政化を支援できるような体制がだいぶ整ってきてるっていう感じなんですか。
そうですね。今広報の世界ってデジタルトランスフォーメーションDXが進んでるんですが、
ニュースルームっていう名称がありまして、アメリカでウェブサイトの中でニュースルームってスペルがあるんですけど、
そこに自分たちのやってる普段の姿、広告とかCMじゃなくて、
普段の仕事をしてる姿をどんどんどんどんアップして蓄積していこうという流れがアメリカから日本に流れてきてまして、
その広報のDX化を推進するニュースルームっていうのが一般的な名称なので、
このニュースルームがどんな企業にも当たり前にあるという状況にできるように、
それを運営するに必要な知識と、あとはスキルをちゃんと吸収できるように、
40時間ぐらいのeランニングコンテストとか、あとはいろんなワークショップを通じて支援して、
内製化ですから、最初は伴奏しますけど、いずれは持双できるように持っていきたいなと思ってます。
なるほど、そういうことですね。だから自分たちが学んでいって知識の方法を見つけていけば、
出版活動と志
そのうち持双していけるようになるので、このあたりも会社のとってはすごくメリットがあるわけなんですね。
そうですね、はい。
丸投げしていたらいつまで経ってもノウハウが出てこないので、
そうなんですよ。
頼らなきゃいけなくなる。
昔は丸投げしてもらってたんですけど、結局ノウハウがその会社の中に蓄積されないので、
そうするとやっぱりそれってビジネスとしてはそっちの方が儲かるのかもしれませんけど、
ちょっと違うなあっていうのがありまして、内政化をする方向へ舵を切ったという感じですかね。
そしてこの番組は経営者の志という番組ですので、
ぜひ荒木さんの志についても教えていただけるでしょうか。
ありがとうございます。
先ほど少し触れたんですが、この本来の候補、
これがどんな企業にも当たり前にそういう部長がいる、そういう人間がいる。
あるいは経営者が、うちも早く候補に取り組まなきゃねって言えるような状況を作っていきたいと思ってるので、
そのために今内政化支援もやってますので、
それのためにやれることは全てやりたいなと。
候補っていえばステークホルダーみんな対戦することだよねっていうのが普通の会話で飛び交っていて、
まず担当者は早く担当者をうちも入れようねみたいな日常会話が飛び交うような状況を作れるようにしていきたいなと。
そのために本もいっぱい書いていきたいと思ってるので。
そうなんですね。これからは出版しながらそこも広げていきたい。
今年2冊本を出版できたので、できれば10年後には2冊ずつペースでやっていきたいなと思ってるので、
さっき言った志の一環として実現するためには本も必要だなと思ってまして。
そうですね。ぜひ今日はその書籍も1冊紹介いただけるということで、それも教えていただけるでしょうか。
今年1冊目はセルバ出版というところから選ばれるブランディング、選ばれないブランディング、
企業ブランド力向上の鍵を握る舞台裏っていう名称で、9万文字くらいですかね、の本を出版しまして、
今年の9月21日にシューアシステムさんというところから、
図解入門ビジネス最新ブランディングの基本と動向がよくわかる本を無事出版しまして、
これはブランディングに初めて取り組む企業の経営者と現場の担当者の教科書代わりにしてほしいということで、
図解もいっぱい入ってますので、常に担当者が業務で使えるように横に置いてある本を目指して、
発売しました。
ということは結構ブランディングの基本がしっかりと記載されているような。
そうですね。なかなかやっぱりアメリカからいろんな新しいものが入ってくるので、
ビジネスの用語は難しいじゃないですか。なので、ブランドの語源って何?から始まって、
それにまつわるいろんな言葉の整理をしながら、
言いたいことはこういうことなんだって、本質はこうなんだってことをちゃんと理解してもらった上で、
じゃあどっから始めたらいいかってところも書いてあるので、
前半が基礎知識編、後半が実践編みたいな、そんな感じになってます。
だとすると、まだ今会社にはそういった広報部とかないんだけど、
これからしっかりとやっていけばいいな、ブランディングもしっかり考えていきたいなっていうような、
そういった経営者さんなんかにはお勧めですかね。
お勧めですね。そういった経営者を呼んでほしいと思いながら書いてます。
割と304ページなので割と厚いんですけど、
常に開きながら何かやってもらえればなと思ってますね。
そうですね。じゃあもう本当に置いていただいて、教科書代わりのような感じで書いていただいて、
常にこのブランディングのことを考えていただけるようになっていただくといいですね。
はい、そうなってことを願っています。
今後はこういったように出版もいろいろ考えていくから、
広報にまつわる、PRにまつわるようなことも発信されていらっしゃるわけですかね。
あとは書籍を通じて、経営者の方もそうですけど、広報になる人材も必要だと思うので、
そういう意味では志を同じくするような若手の人たちとたくさん出会って、
そこもこうやって広げていって、チームで進めていけるような方向に持っていければなとは思ってますね。
たった僕だけでは無理なので、そうやって若い人たちと仲間になってもらって、
一緒に進めていければなと思ってます。
ぜひそういった興味ある方がいらっしゃればお問い合わせいただきたいのと、
あと今日今回ご紹介させていただいた書籍のURLは、
このポッドキャストの説明欄に記載させていただきますので、
ぜひそこから本をチェックいただいて読んでいただきたいなという。
お願いします。
今回はPRオタクの原木洋次さんにお話を伺いました。
原木さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
11:17

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