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2021-04-19 16:11

231.長濱将さん(オーダースーツImprove)前半

【スーツはメンズファッションの根源】

普段お仕事で皆さんが着られているスーツ。

仕事でしか着ない、堅苦しいイメージがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

今回のゲストは、ある人生の節目にオーダースーツを着たことで、スーツの魅力に気づき、探求されていった方がゲストです。

株式会社SasKia  オーダースーツのImprove トップスタイリストの長濱将さん。

長濱さんとお話をしていると本当にスーツがお好きなんだなということがわかります。スーツにはこんなにも魅力が沢山あるんだなと新鮮でしたし、見方が変わりました。

ぜひ番組をお聴き下さい。

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経営者の志。
こんにちは、山口智子です。
普段お仕事で着られているスーツ。
仕事でしか着ないなぁとか、
堅苦しいイメージがあるなぁという方もいらっしゃるかもしれませんが、
今日は、オーダースーツを手がけていらっしゃる長浜将さんが、
スーツの奥深い魅力について語ってくださいました。
どうぞお聞きください。
それでは、今回のゲストは、株式会社サスキア
Improve)オーダースーツ部門の長浜将さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。長浜です。
さて、今日は長浜さんのことをいろいろ伺っていきたいんですけれども、
まず、このオーダースーツに関わることになったきっかけですね。
これは何かあったんですか?
そうですね。私が高校生ぐらいの時からデザイナーを目指して、
進路も副職大学に進学しまして、
ずっと4年間ミシンを踏んでいるような生活を学生時代を送っていたんですけれども、
大学に入ると、途中で成人式を迎えるかと思うんですけれども、
その際に、ちょっと失礼な話かもしれないんですけれども、
青木青山さんのスーツを着て、あんまり行きたくなかったっていう。
これ、副職学生ならではだと思うんですけど、
ちゃんとかっこいい服装でスーツで行きたいなっていうところで、
初めて、自分で貯金はたいていいスーツを買ったんですね。
その時に、やっぱりスーツスタイルすごい好きだなって心から思ったっていう部分と、
周りからの反応が全然違かったんですよね。
それまで、結構ストリート系の服装が非常に多かったんですけど、
いざ、スーツをびしって着ると、
クラスメイトからかっこいいねとか似合ってるねっていう素直な意見をいただけたので、
そこからどんどんのめり込んでいきましたね。
やっぱりちょっと違う自分を表現できた。
そんなスーツだったかなと思いますね。
入りはそこでしたね。
確かに周りからの反応って嬉しいでしょうし、
ちゃんと自分で購入してきたスーツ、
着た時の気持ちっていうのは覚えてないし、どんな感じだったんですか?
そうですね。
やっぱりそれまでって黒の上下の普通のスーツしか持ってなかったので、
03:00
購入したのがネイビーストライプのちょっと鮮やかなスーツ3ピースだったんですけれども、
こんなに違うものかっていうので、
やっぱりデザイン性もそうですし、サイズ感も違いましたし、
何より着心地が良かったっていうところ。
やっぱり良いスーツってこれだけ雰囲気変わるんだなっていう、
ちょっと大人になれたような自分が学生ながらにいたので、
そこもちょっと楽しかった部分ではありますよね。
少し数段大人の道というか階段上がれたのかなっていう、
そこに高揚感っていうのが生まれましたね。
なるほど。
じゃあそれまではそんなにスーツに関わろうというのは特になかったわけなんですか?
そうですね。正直全くなかったって言っても過言じゃないかなと。
どちらかというと、私ファッションはミリタリー系から入っているので、
MA1を作品で作ったりですとか、
結構ストリートとミリタリー掛け合わせたようなスタイリングが多かったですね。
やっぱりその成人式きっかけでどんどん作っていく作品も、
自分でテイラーリング勉強してジャケットを仕立ててみたりですとか、
卒論も就職先のスーツ屋さんのご協力いただいて、
岩手の縫製工場さんまで取材しに行って書かせていただいたりですとか、
そういったことをしていくうちにどんどん奥深さですとか、
歴史の深さもありますけど、
面白かったんですよね。
のめり込んでいくっていうのが正しいかなと思うんですけど。
本当にその成人式が大きなきっかけの…
そうですね。
もともと好きだったスタイリング、
ジャケパンスタイルっていうのも好きではあったんですけど、
一番最初に好きになったブランドがタケオキクチさんだったので、
タケオキクチさんってどちらかというと、
そういったスタイリングが結構多いかなと思うので、
自然といったのかなっていうのはありますね。
なるほど。
でも自然にいった、導かれていった、そんな感じもしますけども、
でもそこからどんどんのめり込んでいったっておっしゃってましたよね。
どの辺でスーツ面白いみたいに感じた魅力のいくつもあると思うんですけども、
どんなところですか?
そうですね。スーツ面白いっていうのは、
入口は学生だったんですけど、就職してからの方が、
もっと魅力にはまっていったかなって思うんですよね。
やっぱり副職学生だったので、自分で洋服も作れましたし、
すごい自信があって就職したんですけど、
スーツの知識、僕全然なかったんですよ。その当時ですね。
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新入社員の時、先輩方の方が本当に詳しかったんですよね。
勤務初日に、その靴で店舗立たないでって言われたんですよ。
当時新宿店だったんですけども、困ったんですよね。本当に。
どうしようって考えた時に、近くに高島屋があったので、
店長に頭を下げて、1時間半ちょっとお時間くださいって言うので、
走って高島屋のシューズショップに行きまして、
一番シルエットがかっこいい靴を買ったっていう経験もありますし、
もう洋服だけ良くしてればいいんじゃないんだなっていう、
スーツだけでなくアイテムとの組み合わせですとか、
そこの魅力っていうのはやっぱりありましたよね。
やっぱり生地の種類の豊富さっていうのもありますし、
もう知らないブランドだらけでしたよね。生地トーン屋さんでこれだけあるのかとか。
本当にもう何百年も続いているようなね、
老舗のスーツ屋さんもあれば生地屋さんもあれば。
もっと面白かったのが、生地にその地域の特色が現れていくんですよね。
イタリア生地は気候の違いで、染色の色の出方も日本とは全然違いますし、
それこそもともとイタリアって英国のスーツ屋さんの下請けだったので、
そういった流れでスーツスタイリングが広がっていったですとか、
なんで逆に言うと英国の方が堅苦しいというのは皆さんご存知だと思うんですけど、
イタリア気候のせいでセレブたちがバカンスに来るような場所だったので、
セブじゃないや、シチリアですとかそういった場所ですよね。
なんで暑いのでジャケットがどんどん軽くなっていったですとか、
そういった歴史も知っていくとただの作業着じゃないっていう、
もう本当にメンズファッションの根源だなっていう、
それに気づいてからがもう止まらないですよね。
どんどん調べて調べて調べれば調べるほど味が出てくるというか、
やっぱりそういう知識があると着こなしにもかなり大きな影響が出てくるんですよね。
なんか皆さんこうルールがたくさんあって難しいとか、
分かりにくいとか堅苦しいとか思っちゃうと思うんですけど、
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そういう歴史だったりマナーだったりを知った上で、
崩していくからこそコーディネートが幅広くなっていくなって思ったんですよね。
それがこう探求心じゃないですけど、
着地がないところが面白いですよね。
それでハマりましたね。
でもスーツってこう、日本だとまだまだ歴史は浅いんですかね。
もうヨーロッパからですもんね。
そこから語るとすごい歴史が古いわけですね。
大きく入ってきたのは明治時代だと思いますね。
で、さっきもニュースでちょっと見てたんですけども、
英国のサビルローっていう通りで一番古いヘンリープールっていうテーラーさんは、
江戸時代からスーツの仕立て屋をやっているので、
それだけ差があるわけですよ。
文化がそもそも違うので、
侍がいた時代にヨーロッパではスーツを着てるんですよね。
そこも面白いじゃないですか。
でね、ペリー来航だ、なんだあれ、どんどんスーツっていうのが見られるようになっていって、
そこから明治に入っていって、
侍がどんどん消えていく中で洋服っていうのが日本人の中では憧れとステータスに変わっていったんだと思うんですよね。
さっき出したサビルローっていうのはセビロの語源になった言葉でもあるので、
なるほど、サビルロー、セビロ。
海外の方って日本人よりも大柄で背中が広いじゃないですか。
その方々が着てたものっていうのもセビロの語源の一つではあるんですけど、
手が広い。
そうです。
でもそのサビルローっていう老舗の、本当にオーダースーツ屋さんが並ぶ通りなんですよね。
スーツの聖地って呼ばれてる場所なんですけど、
でもそこの語源にもなった名前でもあるんですけど、
そういうのを知ると面白いじゃないですか。
本当ですね。
さっきから面白いしか言ってないです。
でもこうやってお話を伺ってると本当に魅力にはまってお好きになっちゃうんだなっていうのがとても伝わってきますね。
でもこの日本の中では明治以降スーツが入ってきてということですけども、
まだまだスーツの魅力とかどう着こなしていいのかとかわからない若者も結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、
その辺、長浜さん、もっとこんな風に日本の若者にも浸透できるといいなとか、
こんな風なところをポイントを変えるとちょっとでも変わるんだよなって思ってらっしゃることってありますか?
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そうですね。
まず作業着じゃないんだよっていうことを知っていただきたい。
スーツがファッションなので紳士のステータスでしかないんですよね。
私は投資だとも思っているので、それだけ価値観が多分違うと思うんですよ。
洋服好きな若い子ほどスーツには走らない傾向がどうしてもあるので、どんどんカジュアルになっていってますし、
私は肩苦しいという印象を払拭したいんですよね。
多分みなさんスーツっていう印象とセットアップっていう言い方を変えるだけで、
多分全然理解度が違うんですよ。
スーツ、セットアップ。
この違いですよね。
多分セレクトショップさんでセットアップって言うとジャケットとパンツ、上下のことを指すと思うんですけど、
基本変わんないんですよ。スーツと。
Yシャツとネクタイしてるかどうかの違いなんですよ。
オーダーでセットアップも作れるわけですよね。ジャケットパンツスタイルもできるわけですよね。
知らないっていうことが、スーツ離れの大きな点かなと思うので、もっと興味を持っていただきたいですよね。
みなさんだいたいファッション好きな方って月に5万以上とか全然使うんですよ。私服にも。
カバンもそうですし。
だったらそれぐらいのお値段でオーダースーツ作れるっていうことも多くの方が知らない。
まだまだ格式というか式が高いような印象を受けてらっしゃるかと思うんですけど、
だいぶ入り口は低くなっているので、
値段はそれぞれ皆さんの経済状況とかもあると思うんですけど、
そこで合わせてオーダーを一回体験していただきたいですね。
ちゃんとスタイリストさん、フィッターさんとお話をして、自分の好みのものを一着作っていただくと、
男性はハマらない方が僕はおかしいんじゃないかなって思いますね。
そのあたりの話をさらに伺っていきたいと思うんですね。
自分でオーダースーツを身につけることで、どう内面とかいろんなものが変化していくか、いろんな効果もあると思いますので、
その辺のスーツの奥深さ、次回伺っていきたいと思います。
今日はありがとうございました。
長浜さんのお話いかがでしたか?
スーツはメンズファッションの根源とおっしゃっていました。
実はいろんな着こなしを楽しむことができる、自由なファッションの一つなんですね。
本当にスーツに魅了され大好きなんだなぁというのが伝わってくるお話でした。
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さて次回は、そのオーダースーツが及ぼす価値についてお話を伺っています。
次回もどうぞお楽しみに。
声を想いを世界中に届けるVoelabo
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