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2024-12-27 14:50

821.井手博崇さん(お茶農家)

【朝茶一杯に込められた想い】

今回のゲストは、4代目のお茶農家として家業を引き継ぎ、新たな価値を提案する井手博崇さん。幼い頃から茶畑で遊び、祖父母や父が築いてきたお茶作りを間近で見て育った井手さん。大手企業に勤めていたものの、家業を終わらせるという父の決断を聞き、「なくなるのは寂しい」という想いからお茶農家としての道を選びました。

お茶離れが進む時代に、ただ新しい商品を作るだけではなく、お茶が持つ精神性と文化を伝えることが必要だと気づいた井手さん。「朝茶はその日の難逃れ」という言葉に感銘を受けた彼は、相手を想い、一杯のお茶を入れる時間の大切さを多くの人に知ってもらいたいと活動しています。

現在、子供たちにお茶の文化を伝えたり、旅館の仲居さんにお茶の淹れ方を教えたりと幅広い活動を展開。井手さんの目指すのは、お茶を囲む時間が心の拠り所となり、相手を思いやる文化が日常に根付くことです。

「お茶の時間がもたらす心の安らぎ」や、「現代のタイパ主義にお茶が教える大切なこと」について井手さんが熱く語ります。
一杯のお茶に込められた想い、そしてそれを伝える井手さんの情熱に触れてみてください。

お茶に関する知識や文化、質問があれば、井手さんのInstagramへ!DMでの問い合わせも受け付けています。お茶を通じて、心豊かなひと時をぜひ感じてみてください♪

special thanks to 尾崎隼一郎さん

【今回のゲスト】
お茶農家 井手博崇(いで・ひろたか)さん
Instagram: https://www.instagram.com/ideseicha/

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声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、お茶農家の井手博崇さんにお話を伺いたいと思います。
井手さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まず、このお茶農家ということですが、もうずっとこういったお茶をやってらっしゃるんですか?井手さんの。
そうですね、私が4代目っていうような形になるんですけれども、お茶作りっていうとですね、お茶農家という形で今紹介いただいたんですけれども、
多くがですね、分業生っていうんですかね。畑で葉っぱを栽培する農家がいて、
それを飲める状態というか、みなさんも見たことある給酢に入れるような乾物の状態に加工する加工屋さんというか工場みたいなところがあって、
あとはそれを仕入れて好きな味にブレンドして販売する茶商さんとか、お茶屋さんって呼ばれるようなところが基本的には分業生としてお茶業界はあるんですけれども、
もともとがお茶農家として始まって、私の祖父にあたる2代目が、その時に今で言うと六次産業家とかも言われてますが、自社で工場で加工して販売するっていうところまで一貫してやるっていうところを始めてですね。
そうなんですね。じゃあ、農家として作るところも加工するところも全部。
そうです。
お家だったんですね。
そうです。なのでもう幼少期から遊び場が茶畑だったりとか、
最盛期になると本当に工場の方に入って、お茶作りみたいなのを一緒になってやっていたので、生活とともにお茶があったっていうような形でした。
もう本当に小さな頃からこのお茶のところに身近にあったわけなんですね。
そうですそうです。
じゃあずっとこういったお茶農家としてその引き継いでやっていってたんですか、井上さん。
で、それがですね、あまりにもちょっと身近にあったせいなのか、あとまあ田舎で、なんていうんですかね、こうある意味商売してるみたいなところがあったので、
お茶屋さんとか、言ったら会社の社長みたいな形で田舎にいると、
どこか周りからもうなんか勉強できなくても将来は社長だねとか、そういうようなお話があってたので、非常にこうお茶自体は製造とか栽培は好きだったにもかかわらず、言ったら経営みたいなところですね。
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に関しては何かどこかこう違うものとして捉えていて、むしろちょっと嫌だったんですよね。
そうなんですね。
逆に言うと親が敷いたレールみたいなのを通るみたいなのがすごく嫌だったので、全然違う、ものづくりはもうそういった経緯で好きだったので、工業系の高校大学と進み、機械系の商社に行き、
最後は広告とかマーケティングとかそういったところを、あとはちょっとIT系ですね、みたいなところをやっておりました。
じゃあ、初めはお仕事としてはやってなかったんですね。
そうですね、もうなんかどちらかというと、とはいえちょうどこうサラリーマン生活の中でもお茶の再生期っていうのはゴールデンウィークぐらいですね、ちょうど。
長期連休の時に88夜って呼ばれるようなお茶の再生期がやってくるので、そこには戻ってやっているっていう感じだったので、
なんかどこかやっぱり趣味、お茶好きっていうところでの趣味みたいな部分とか生活の一部ではあったものの、
経営っていうことに関してとか、なんか本当に親の後を継いで社長になるみたいなのはすごく嫌だったので、自分は自分の道を歩むんだみたいな形で、自由気ままにいっておりました。
じゃあ本当に身近な存在ではあったけど。
はい、好きではあったんですけど。
それを本職までにはっていう感じが。
はい、そこで商売しようっていうようなのは身近だったからこそあまり考えてもなかったし、
家が自営業みたいなこともあんまり意識せず生きておりました。
それが今はね、お茶農家としてやられてるわけですよ。何かきっかけがあったんですか?
これはですね、ちょっと恥ずかしい話にはなるんですけれども、私の父ですね、3代目が今の昨今のお茶離れというか、あまり業界的にいいわけではないので、非常に厳しい経営状態だからこそ、
もう自分の代で終わらせるんだっていう話をしたんですよ、突然に。
大手企業に勤めてるし、お前はお前の道を進めって。
なるほど。
そのつもりでいたんですけれども、逆にそう言われると何かこうすごくぽっかりと穴が開いたというか、
寂しかったというかですね、私の中にあったものがなくなるの?と思った時に。
かつ、その時に初めて恥ずかしながら、やはりその自営業という経営をしているっていう意味でも、何かこう全て繋がったというかですね。
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これは何か立て直すっていうと少しおこがましいのかもしれないですけれども、やってみようと。
厳しいって言われてるからこそ、この好きなお茶っていうのを継ぐ形で入ろうという形で思って、
家業を継ぐ、実家に帰るっていうようなところを決断しました。
そうなんですね。
伊礼さんなりにどんな工夫をしていって、何か挑戦していこうかなというふうに思われたのはどんな部分なんですかね。
そうですね、何か新しい新商品開発とか、やはりこう新しいものとか証券を広げるみたいなところ、やっぱり最初にいろいろやってはみたんですけれども、
そもそもお茶離れっていうこと自体が進んでいっていたので、少しちょっとカフェっぽいことをやってみるみたいな。
ちょっとお菓子に行くっていうような、お菓子とかそういう、また二次化工品に行くっていうのも何かちょっと違うなっていう思いがあったので、
とはいえその目の前の経営課題っていうのを一個ずつクリアしていく中で、ちょっとこうふと思い出したことがあってですね、
ほんと日常に私はお茶っていうのがあったので、学生時代なんかに少しバタバタと家をこうなんて言うんですかね、朝バタバタしながら出ていこうとしていると、
祖父祖母なんかがお茶を入れてくれてですね、このお茶も飲めないと、お茶も飲んでいかねえと、お茶飲むこともできないと事故に遭うよみたいなことを言われたりして、
なんかもう渋々ですよ、もう。もうとか思いながら飲んでいったんですけれども、やっぱりなんかどこか落ち着くというか、そこでほっとする自分っていうのがいましたし、でそんな時に朝茶はその日の難逃れっていう、朝飲むお茶はその日の難を逃れるっていうようなちょっと言葉とも出会って、
なんかこう、言ったらまあじいちゃんばあちゃんが入れてくれていたお茶っていうのにはそういった意味があったんだなあとか、の思った時にこう、はっとですね、今お茶離れが進んでいる理由とかをこうやって新しく新規で営業とかを戻ってやっていく中で、面倒だとか、なんかもう入れるのが手間だとかっていう声を伺うのはすごく多かったんですよね。
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その時にそれって何か、その事故に合うよというか、言われていた幼少期の私とこう重なる部分があって、もう本当にお茶を入れるって、1分2分は必ず静かに待つ時間っていうのがあるんですけれども、その1分2分すら待てない、めんどくさいとかって思う時間、なんていうんですかね、感情というか感覚こそ、まあ事故を招いたりとかそういうこう良くないことを、
招いてしまうんじゃないかなーみたいなことを思った時に、ほんと今はコスパだけじゃなくてタイパなんていう言葉もあるぐらい、ほんと時間効率化効率化みたいな、しかも私ちょっとITとかで言うとそういう業界にいた時もあったんで、もう非効率なことはしたくないみたいなのもあったので、
なんかそういったところにこそ、ある大切なものっていうのがあるんじゃないかなっていうのが、気づかされてというか、改めてですね、思い出したとともに気づきまして、もちろんその全て一貫して作ってるので、美味しいお茶をお渡しするっていうのは当たり前の話なんですけど約束だと思ってるんですが、
やはりそのお茶が持つ意味とか精神性とか、相手のその日一日の無事を祈って入れる心こそを伝えていくべきなんじゃないかなっていう部分を思ったものですから、今はそういったですね、こう活動って言ったらあれですけれども、下はほんと幼稚園の子どもたちとかにお茶の入れ方とかそういった精神性とか心とか文化歴史なんかもお伝えすることとか、
あとは飲食店さんとかお茶を入れる職業、旅館の仲居さんなんかとかにお茶の入れ方とか合わせ方みたいなのをお伝えするっていうこともやり始めて、少しずつですね、お茶ってそういう意味があったんだねみたいなことを言っていただく機会が増えてるかなっていうところですね。
そうですね。やっぱりそういった時間を持つ、そういった文化を触れるっていうところはやっぱりすごく大切な部分があるんだなっていうふうに思いますね。
そうですね。何かやっぱり自分自身も忘れてた部分がありましたし。
そうですね。この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ井出さんの志についても教えていただければ。
ありがとうございます。今もうまさにお話ししたところなんですけれども、相手のことを思って入れる一杯が相手のそのお守りになるようなお茶のある日常を届けていきたいなっていう部分を、私は志というか一人でも多くの人に伝えていきたいなというふうに思っております。
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やっぱりこうお茶を囲む時間ってあんまりこうギスギスしたものとか、なんかこうせかせかしたりイライラしてることって吹っ飛んでしまうというか、やっぱりほっとするっていう部分があるので、そのお茶を囲む皆さんが幸せであればいいなっていうような、ちょっとなんかダイソルだことになってるかもしれませんが。
そうですね。そういったいい日本の文化があるので、そこを皆さんにももう一度感じていただいて。
そうですね。思い出していただくきっかけにお茶というものがなるといいなっていう食卓とか朝のそのちょっとした時間っていうので、相手のことを思う相手のことを無事を祈るみたいなことができるといいなっていうのは思っております。
そういう意味だと、本当のお茶を売ってはいるかもしれんですけど、それの文化を伝えていって、皆さんにもそういう時間を過ごしていただきたい。
そうですね。私の志っていうと少しあれですけれども、やっぱり私はそこをお茶と共に育ってきたからこそ、で、そこに触れる時間がすごく私自身好きだったからこそ、それを伝えていけたらなというふうにはやっぱり思ってますね。
ぜひね、今日のお話を聞いて、このお茶についてもう少し触れてみたいなとか知りたいなという方いらっしゃれば、このポッドキャストの説明欄にお茶さんのインスタグラムのURLを掲載させていただきますので、ぜひそこからチェックいただきたいなと。
ありがとうございます。そこでお茶のある日常とか、思いみたいなものとか、活動してることを発信させていただいておりますので。
なんかちょっと気になるなと思ったら、DMでもなんでも、お茶のことを難しいって思ってる方がいらっしゃったりとか、入れ方ってどうするんだっけとか、お茶ってハードルが高いみたいなことを少しでも思ってる方がいらっしゃったら、ぜひぜひ気軽に言っていただけたら、私伝えるだけで嬉しいというか、ありがたいなというふうに思いますので。
ぜひメッセージいただけたらと思います。
ありがとうございます。
はい、お願いいたします。今回はお茶農家のひろたかさんにお話を伺いました。ひでさんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。貴重な機会、本当にありがとうございます。
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