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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
介護する側はもちろんのことですが、介護される側にとっても、実は大きな負担なんですね。
お互いの負担が軽くなれば、とても素晴らしいですね。
まずはインタビューをお聞きください。
今回は株式会社アコフィット代表取締役の高木理恵さんにお話を伺いたいと思います。
高木さんよろしくお願いします。
高木さんのこのアコフィットではどういった授業をされているか、まずはそのあたりからお聞かせいただけるでしょうか。
今は2つ授業をしておりまして、1つは介護を有料の老人ホーム向けなんですが、
そこで職員の方たち、今とても介護職員が不足をしておりまして、社会問題になっているんですけれども、
そこで職員の方たちに向けたプログラム、そのプログラムというのが日常生活動作といって、運動トレーニングをすることで日常の生活がアップするんですけれども、
それを職員の方にお伝えをしていきながら、また経営者の方たちと一緒にお話をしながら、ご利用者さんが施設の中で入っていって、
何もしないでどんどん衰えるのではなくて、どんどん中に入っている高齢者の方たちが動くことによって元気になってもらえるというコンサルティングを両方セットでやっています。
すでに介護施設を経営されている方の経営者の指導と職員の方の指導と両方されているんですね。
やはり今そういった施設って非常にたくさんあるのかなと思うんですけど、今ってそういったところは結構大変なんでしょうかね。
やはり一番大変なのが職員の方が続かなかったり、どうしても途中で入ってきても辞めてしまったりとか、募集をしてもなかなか来てくれないというのが現状なんですね。
やはりそれのイメージはどうしても介護職員っていうとどうしても汚いとか大変とか、あとは低賃金とかそういうマイナスなイメージがとても多いので、なかなか若い方たちを含めてそこの業界に入ってくるというのがちょっと少なくて、
やはり経営者の方たちは本当に海外に今ベトナムとか中国とかそういうところまで行って言葉もわからないような方たちでもいいので来てくださいというところですごく大変な思いをされているんですね。
経営されている方も働いている方も結構大変な現状があるので、そこを改善するためにいろいろコンサルティングされているということですかね。
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具体的にはどういったことをコンサルティングされているんでしょうかね。
まず経営者の方と管理職、経営者の方かもしくは管理職の方とお話をさせていただいて、だいたい管理職の方たちは忙しいので、そのご利用者さんと職員の方たちが日常どういう形でどういうケアをしているかというのはちょっとなかなかそこまで踏み込んで改善というところまではやっぱり手が届かないところが多いんですね。
なので、私はその経営者さんたちと一緒に日常の生活、職員がどういう形で入居者様をケアしているのか、お世話をしているのかというところをもう一度最初から見させていただいて、もしかしたらこれはスタッフがやらなくても入居者様ご高齢の方も多少時間はかかってもこれはできますよねということがどんどんやっていただくようなお世話のスタイルという形に切り替えていく。
ということを一緒に考えてコンサルティングを主にやっています。
やっぱりそういうふうに入居者さんがやっていたことでスタッフの方はだいぶ作業が軽減されてすごく楽になるというかやりやすくなってくるというのがかなりあるんですね。
そうですね。ただ、どうしても業務が忙しいという概念で今までのタイムスケジュールでいくとどうしても時間がないからついついボタンを止めてあげちゃったりとか、ついつい歩くと時間がかかるので車椅子になってしまったりとかというところなんですけど、でも工夫一つで入居者様が着替えている間にお部屋のカーテンを開けて少しおトイレの掃除をしておく。
その間に着替えができる。その間にまた何かやってもらっている間に何か違うことをやるというふうに少し観点を変えていくだけで入居者様自分で自分の身の回りのことを少しずつできる。スタッフはそれを見守りながら違う仕事をしている。
そういうことですね。発想を変えればそういう工夫もいくらでもやることがありますよと。そのアドバイスをされているということですね。
どんどんスタッフとして中に入っていくことはできるんですけれども、どうしてもそこまで施設としては手が届かない。手間もかかりますし、なのでその辺をうまくつないで社会参加という場を施設で入っていただけて、かつただ大変ではなくてやはりどんどん元気になってもらえるプログラムさえあればやる方もやりがいが持ちながらいけるなというふうには思っています。
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そういった60代70代の方でも本当に元気な方がいらっしゃるので、それで社会貢献できるとなればやりがいもあって、その人たち自身のためにもなるし、もちろん施設のためにもなるので、本当に皆さんがいい循環で回っていく。そんな感じがしますね。
そうですね。意外と私の周りに多くいらっしゃる高齢の方もボランティアしたいんだけど、老人ホームとかで何か手伝いたいんだけど、扉がどうやって開けたらいいんだろうというのをよく聞くんですね。
なのでそういう方たちに運動というものをコンテンツを使って運動を教える施設に入って少し一緒に運動してあげたりとか、またそこからコミュニケーションが深くなればもうちょっと特技たくさん持っている方いらっしゃるので、そういうのを一緒にやっていくとかね、扉を開けるコンテンツとして運動指導ということがキーワードにはなっているんですけれども。
それは今のが一つ目の事業として企業の方にコンサルティングをするという。ではもう一つの方はどういった事業でしょうか。
もう一つはですね、今在宅放置で過ごしたいというご高齢の方もいらっしゃいますし、あとは当然希望としてずっと私は家にいたいという希望の方もいらっしゃいますので、そういう方たちに向けて私たちの方でスタッフがお伺いをして、
絶対条件としてはトレーニングを少しずつなんですけど、その方に合ったトレーニング方法を提供する。これは毎回やらせていただきます。
その他に私が考えているのはコンシエルジュという名前で、その方のご希望を聞きながら介護保険を認定されている方でもですね、介護保険では使えないサービスってたくさんあるので、
その方たちが例えばお買い物に、ちょっと例えばデパートにお買い物に行きたいとか、いつもと違うスーパーに買い物に行きたいとか、元気な頃に行っていたところでランチを食べたいとか、そういうところをですね、私たちが叶えてあげられて、また元気だった頃に動けてた頃にもう一度気持ちを持っていってもらえる。
私たちはトレーニングで体を作りますけれども、そういうサービスで心を元気にしていかれたらいいなと。
そこにもう一つ3つセットのうちの3つ目は、アドバイス、介護アドバイサーとして、そこの方がもし介護保険を利用していれば、その介護保険のサービスがその方に今適切なのかどうかとか、もしそれがサービスを使っていなければ介護予防として、お家の中の絨毯だとか荷物だとか、こういうことここにあるとちょっとつまずきやすいですよねとか、絨毯1枚で転ぶ確率って高いんですね。
そうなんですね。
なのでそういうアドバイスをセットで今展開してます。
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やっぱりそういったことを個人の方でもいろいろ聞きたいっていう方がいらっしゃると思うので、しかも何も特別なことではなくて今までできたことで、でもあのデパート行けなくなったっていうのを、行けるようになるとやっぱり気持ち的にも大きく違いますよね。
違いますね。
本当はもう私買い物なんていらないのよって言うんですけど、いざ一緒に行くとやっぱりすごくご意欲というか、見てるだけでも元気ですし、やっぱりそこで気に入ったものがあって買ってこられるとすごくそこって喜びに変わっていくのを見ていると、正直私は自分で車を運転してどこでも行けるんですが、
そうなんだ、こういうことですらできなくなってしまうんだっていう、それによってどんどん諦めていくんだっていうのが今の高齢者の状況なんだなって強く感じますので、そういうところをサービスとして一緒にやっていきたいなと。
やってあげるだけではなくて一緒にやっていくっていうタンスを取っていくのが当社の理念の一つなんですけれども。
やっぱりそうやって気持ち的にも上がっていって、トレーニングもごもされて、徐々にできることも増えていくとそれだけ気持ちも良くなっていって、やっぱりそれでどんどん動けるようになって介護があまりいらなくなってくる、そんな感じがするんですけど。
そうですね、介護認定って何年かに一遍で更新が必ずあるので、その時に年は取っていきますけれども、介護度が上がらなければそれはすごいことですねって私はお話しするんですね。
ほっといたら当然どんどんと体力をとろいていったりとかするので、介護度上がりますけれども、やはりトレーニングをして介護度が軽くなったり、もしくはそのままの状態でいるってこともすごいことなので、そういうことも踏まえて一緒に考えながら生きていくことに対してもうちょっと明るいというか前向きに気持ちも体も慣れるようなサポートをしていくっていうのが
私たちの仕事の一環なんですけれども。
そうですね、やっぱりそうやってやっていくと本当に大きく生活が変わっていくんだなというのは実感できましたね。
今日のお話を聞いて、ぜひ高岸さんのところに問い合わせしてみたいな、もうちょっとお話し聞いてみたいなという方はホームページからお問い合わせすればよろしいですかね。
そうですね。
ホームページのURLはこのポッドキャストの説明文にも記載しておきますので、ぜひそこからチェックいただければと思います。
では最後になりますが、経営者の志という番組なんですが、高岸さんにとってこのアコフィットの事業をどういうふうな思いで実施しているか、その思いの部分をお聞かせいただけるでしょうか。
アコフィットのアコというのは英語でアコンプリッシュ、成し遂げるという意味なんですね。
そこにフィット、適応するとかふさわしい。
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なのでその方一人一人がこの人生を成し遂げていくにあたり、それにふさわしい心と体を作っていただくというのが当社の理念で、
一人一人その方にやっていただけることをサポートしながら、この時間を楽しく成し遂げていただけたらというのが思いで仕事をしております。
それが本当に軸となって今二つの事業を実施されているということですね。
そこが軸になっているなというのが今日のお話を聞いてもよく分かりましたので、ぜひ興味ある方はお問い合わせいただければと思います。
本日はアコフィット代表の高岸さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。高岸さんは祖母の介護経験から、介護する側、される側の大変さを痛感したとのことです。
そして、介護業界の負のサイクルを解決したいという思いで事業をされています。
介護の基本は、自立と尊厳。介護される側にとっても、少しでも自分のできることが増えるようになれば嬉しいですよね。
目標を持って、無理のない範囲で少しずつできることを増やしていくのがポイントのようです。
介護される方の尊厳を保てるような取り組みも必要です。
介護施設コンサルティングと、自宅での自立支援、そして介護アドバイザーとして世の中を支えている企業だと感じました。
高岸さんにご相談したい方は、ポッドキャストの説明文にあるホームページのURLからお問い合わせしてみてください。
高岸さんのお話を聞いてもわかるように、声を聞くとどんな志で事業をやっているのか、ものすごく伝わりますよね。
あなたの思いを伝えるツールとして、録音した音声を活用してはいかがでしょうか。
例えば、ホームページに思いを語った音声を掲載することも可能です。
音声メディアの活用方法のご相談や収録も受け付けています。
ご興味ある方は、声ラボのホームページからお問い合わせください。
あなたの思いを声で届けてみてはいかがでしょうか。
ではまた次回。