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2023-07-07 12:24

553.中川裕可里さん(大島紬織り職人)

【奄美大島の大島紬にかける想い】

着物を着るのが好きで、20歳頃呉服屋が主催する着付け教室に行って、
祖母の着物の中に大島紬があったことがきっかけとのことでした。

そして、修行のために奄美大島に行って、学んできたそうです。

これからも大島紬の良さを多くの人に知っていただくために奄美大島のツアーを開催したり、機織り体験も開催されるとのこと。

着物に興味ある方はぜひ、Instagramとサイトをチェックしてみてください♪

special thanks to 川路淳子さん

【今回のゲスト】
大島紬織り職人 中川裕可里(なかがわ・ゆかり)さん
Instagram: https://www.instagram.com/tsuru.yukari.n
Webサイト: https://tsuru-oshimatsumugi-moderncrafts.com/

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声を思いを世界中に届ける。こえラボ、経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、大島紬織り職人の中川裕可里さんにお話を伺いたいと思います。中川さん、よろしくお願いします。
こんにちは、よろしくお願いいたします。
まずは自己紹介からお願いいたします。
大島紬の織りの職人をしております。中川裕可里と申します。よろしくお願いします。
この大島紬というのは、どういったものなのか、もう少し教えていただけますか。
名古屋県奄美大島の伝統工芸である着物生地になります。
そうなんですね。これは何か出会うきっかけとかあったんですか。
はい、もともと着物を着るのが好きで、当時自分のを持っていない中で、祖母の着物を借りて練習をしていて、その中に一枚大島紬であろうと言われるものがあって、
初めて羽織った時にあまりにも軽くて衝撃を受けまして、柄も筆で描いているんだと思いましたら、調べてみたら織っているということで、すごい技術だなあというので興味を持ったのがきっかけですね。
そうなんですね。じゃあ本当におばあさんが持っていらっしゃった着物の中にあったんですね。すごいね。
はい。
着付けをして着た感じも他の着物とはやっぱり違ったんですね。
そうなんです。下手なりに全然着崩れもしないものになっていたので、これはなんて楽なんだろうって。
でもそこから織職人になるまではだいぶいきなりはならないと思うんですけど、どういった経緯で行ったんですか。
もともと医療事務を高校卒業してから、医療事務で勤めていたんですけれども、ある程度慣れてきて、毎日同じことの繰り返しで特にお付き合いしている人もいなくて、淡々と毎日過ごしていく中で、
なんか面白いことないかなって、自分にしかできないことを探していた感もあったりとかして、その時に島紬と出会って、工程を調べるとすごく日本人らしい地道さというか、
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があって、これできたら面白いんじゃないかなと思って。
そんな時にたまたま着物屋さんの催しで大島紬店というのがありまして、そこに行った時に後にお世話になるお館の奥様と出会うことができて、ちょっと興味があってやってみたいんだっていうお話をさせていただいて、
もちろん最初は相手にされなかったんですけれども、3回ぐらいですね、大島紬をはちごして、やりたいんだっていうのを伝えに行ったら、そんなに言うんだったらと、面倒見ますということで言っていただけたっていう感じで。
じゃあ、奄美大島まで行くことにしたってことなんですか。
そうですね。奄美大島に縁もゆかりもなかったんですけれども、もうそこでしかできないっていうことだったので、じゃあ行きますということで決めて。
すごいですね。なぜかこの大島紬っていうのは、他の着物とか織物と違う大きな特徴ってどういったところなんでしょうかね。
柄の糸をかすりと言うんですけれども、世界にもいろいろな織物がある中で、着物の中にもいろいろあるんですが、縦の柄の糸、かすり糸をピントを合わせるように調整をするというのは、世界でも大島紬だけと言われています。
糸に柄をつけるのも先に図案があって、そういう図案になるように先に計算をされて染めて、一本一本染めることができないので、ある程度ロットにしてまとめて染めるんですけれども、
それをまた解いて、私たち今織りの職人が点と点を合わせて、歌にあるように縦の糸と横の糸を合わせて織っていくっていう作業になっています。
すごい緻密なあれなんですね。織物なんですね。
そうなんです。
でも先に染めるっていうことは、表から見ても裏から見ても、ちゃんと柄になってるっていうことなんですか。
おっしゃる通り表裏がない織物になっております。それも特徴の一つですね。
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やっぱり珍しいんですかね、こういった。
そうですね。染め物だともちろん表裏が入ってきてしまいますし、絨毯なんかですとやっぱり表裏もあったりするので、割と珍しい織り方になっております。
素晴らしいですね。じゃあそれを本当にやってみたいっていうことで、修行に行かれたわけですかね。
はい。
どうですか、行ってみて。
そうですね。本当は神奈川出身なんですけれども、帰ってくるつもりなく永住する覚悟で行ったんですが、やはりちょっとまた織りだけでは生活ができないっていうことで、
昼間は修行をして、夕方から夜中日付変わるまでアルバイトをしての生活だったんですが、それがちょっと3年半ぐらいしか持たなくて、はい。
そうですね。そういった経験をされて、でもまだ今も続けてらっしゃるんですよね。
そうですね。神奈川県で旗を置いて続けさせていただいております。
じゃあこれ、今神奈川でやってるところは、大剣とかもやってたりするんでしょうか。
はい。ありがとうございます。大剣の方も1台大剣用の旗を入れることができましたので、大島紬を神奈川で追っていただける大剣を今開いております。
すごいですね。この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ神奈川さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。今はいろんなところに助けていただきながら、あとはいろいろなツアーなんかも組んだりしながらですね、旗織り以外のことをやりながら何とか生活をしているんですけれども、
いずれは旗織りだけで生活できるような形を今後作り上げていきたいなと思っております。職人の価値をもっともっと上げていけるように頑張っていきたいなと思っています。
そして実はツアーも以前もやられて今後も企画しているということなんですが、ぜひツアーのことも教えてもらっていいですか。
はい、ありがとうございます。昨年の7月初旬にですね、2泊3日であまみ大島紬ツアーということで企画をさせていただきまして、通常御福天さんなんかが企画されるツアーですと、現地に行って置物を買うツアーなんですけれども、
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そうではなくて、あくまであまみの文化と大島紬について知って好きになってもらいたいという思いで企画したツアーでした。私が2泊3日月切りでご案内をするツアーで、
中日、丸1日かけて泥染めだったりとか旗織りの体験、あとは実際に大島紬を着ていただいたり、という体験をゆっくりしていただいて、あとはですね、お食事が一番おすすめでして、
ついた1日目の夜と2日目の夜、お昼もですね、あとは3日目のお昼、それぞれ違うジャンルの島料理を食していただいて、これが本当においしくて、皆さんもまた来たいというふうに言ってくださるほど大好評で。
本当にあまみ大島の文化とか大島紬のことが存分に体験できるような、そういったツアーになっているんですね。
中川さんが修行時代のそういったところも訪れたりすることが可能なんですか。
そうですね、養成所というのがあるんですけれども、養成所にも行ったりとか、あとは今お世話になっている工房の方にも体験でお邪魔しますので、私のストーリーを間近に感じていただける旅かなと思います。
すごいですね。次はいつ頃企画はされていらっしゃるんでしょうか。
11月の24日から26日、これまた2泊3日で企画をさせていただいております。
今参加者募集中ということで、最低4人集まりましたら本格的に動き出そうと思っておりますので、ぜひご参加いただければ。
このポッドキャストの説明欄にホームページとインスタグラムのURLも掲載させていただきますので、ぜひそこからご確認いただいてお問い合わせいただけるといいですかね。
ぜひお願いいたします。
今日のお話聞いてすごく興味あるなという方は、ぜひチェックしてお問い合わせいただけたらと思います。
お願いいたします。
今回は大島紬織職人の中川ゆかりさんにお話を伺いました。中川さんどうもありがとうございました。
12:02
ありがとうございました。失礼します。
12:24

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