はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、この番組は私、アートテラー・とにが、アートに関する方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるオッドキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2025年7月号をお届けいたします。
はい、ということで始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術について話をするArt Watchingの45回目です。
今月もまるさんと一緒に美術について話をしていきたいと思います。
お願いします。
よろしくお願いいたします。
ということで、半年、2025年も半年を折り返し、7月に突入しましたけれども。
あっという間ですね。
あっという間ですね。
急に暑くなったしね、7月に入って。
本当に毎日溶けそうになっていますけど。
本当、暑いとさ、やっぱ美術館巡るのがね。
でも温度差がすごいから、風邪ひきそうですよ。
そうね、本当に皆さんも気をつけていただきたいなと思います。そんな7月ですけれども。
ともさん、最近の何か。
そうですね、最近あった出来事と言いますと、この後最後の見てきた美術展の話で、その話たっぷりしようかなと思うんですけど。
とある美術展がすごく面白くて、それの記事をよく書いてたんですよ。
結構連載もいろいろとやらせてもらってるんでね。
そうすると、そのところで出展作品の中に一つ、フリーメイソンの巻絵箱って、ちょっと怪しげな、あのフリーメイソン。
巻絵箱が出てた。
これは面白いなと思って。
これはこの展覧会のこんなのがあるんですよって言って、フリーメイソンの巻絵箱なんですよ。
本当フリーメイソンのマークがついてた。
で、巻絵2個あって、みたいな。
そういう記事を結構書いてたから、可信ないんだけど、パソコンでフリーって打ち込むと、フリーメイソン。
検索1位になってた。
それがなんとなく。
それで、多分まるさんもわかると思うんだけど、仕事から内覧会に出席するときに、結構打ち込む情報が多いんですよ。
多いですね。名前とか所属とかね。
名前も言ったり、携帯番号、住所とか。
で、フリーランスなんです私。
で、所属のところをフリーランスっていつも打ち込むんですよ。
だから、その画面だったらフリーってやったらフリーランスが1番にくるから、フリーランスっていつも入れてたのが、
その日に限って、フリーでやったら一発目にフリーメイソンが上がってたんだけど、
それを俺は何の疑いもなく、流れ作業のようにパンパンパンパンって打って、
これ送信ってやってみたときに、これ送信しましたっていう画面見たら、所属フリーメイソンじゃないだって。
多分受け取ったらもうビビってるだろ。
トニーさんはいつの間にかフリーメイソンに入ったのかと思われ、びっくりしたわ、あれ。
なんか、そんなことがあるんだなと思いましたけどね。
フリーメイソンの人なんだって。
これはまた、所属もあるし、結構役職名とか部署とかも書かなきゃいけないから、
フリーランス、フリーランス、そこはもうフリーランスなんだから聞かないでくれってやる意味で、俺はパチャってやってたんだけど。
フリーメイソン、フリーメイソンみたいな。
気をつけなきゃな、次からと思いましたね。
ちょっと恥ずかしかった、恥ずかしいというかなんかわかんないけど、送った後にびっくりしました。
この巻き絵箱綺麗ですね。
面白いんです。ものとしてもすごい良いものなんでね。
僕がそんな目にあってしまったフリーメイソンの箱は入ってないんでしたのかというのは番組の後半でわかりますので。
楽しみに。
よろしくお願いいたします。
じゃあお便りいきましょうか。
お便り紹介いきましょう。
エピソード133、134のよくもくミュージアムを扱った絵の反響がいくつありましたのでご紹介します。
アカウント名、やべひろあきさんからです。
よくもくミュージアムの学芸さん素敵だった。いつか行きたい。
続いてアカウント名、わたなべたくまさん、かこびぜんやきやきもんやさんからです。
微前氏美術館のこけら落としやピカサの陶芸、ちょうど予習に良さげなポッドキャストということでご紹介いただいています。
ありがとうございます。
よくもくミュージアムの回ね。
たぶん前に配信されてるのが中国の正道記の回。
この番組ってピカソの後に中国の正道記やってるんだと思う。
で、たぶん次回また全然違うジャンルなんですけど、振り幅がすごいなと思いました。
改めて。
それだけ美術ってすごく振り幅が広いんだなと思いましたけど。
ついに番組も5年目になってついにピカソを取り上げることができたけど、
その普通のピカソの絵画でなくピカソのセラミックっていうところもちょっと興味深かったですけど、
それが刺さった皆さんがいらっしゃったっていうのはすごいありがたいなと思います。
嬉しいですね。
知らなかったけど微前氏美術館っていうのがいつの間にかできてたんですね。
あれは7月12日から始まった。
微前氏美術館というのは、微前焼きミュージアムというのがもともとあって、
この跡地に新たな美術館として建物もオープンで、微前氏美術館というのができたということなんですね。
ただコケラ落としがピカソなんだと思って。
なぜでしょうか。
微前じゃないのかと思って。
一応微前の現代陶芸っていう展覧会もやってて、それと合わせてピカソということで。
陶芸つながりっていうことで。
微前焼きではないけど。
なんでだろうね。
でも微前氏美術館のコケラ落としなんだから、微前の現代陶芸1本で行けばいいんだけど、
なんかあれだったらちょっと置きに行くじゃないけど、
ちょっとピカソの。
キャッチーに。
キャッチーにしとこうみたいになったのがすごい気になりますね。
ちょっとこれ機会があれ、岡山県、微前氏行ってみたいなと思いました。
行ってみたいですね。
さあ、そしてですね、もう一つ今回はお便りが来てるそうです。
番組へのお便りもご紹介します。
EIさんから。
常連のEIさん。
はい。
よろしくお願いします。
エドシーラーの古典が酷評されているというニュースを見たので、お二人の感想、お考えも聞きたいです。
作品がダメなのか、アートへの姿勢がダメなのか、酷評されている理由がちょっとよくわからなかったので。
ということです。
で、そのニュースのリンクも来てたんですね。
僕も知らなかったんですけど、あのエドシーラーでしょ。
あの歌手のね。
歌手のイギリスのシンガーソングライターエドシーラーが、7月11日からロンドンのヘニギャラリーで古典を開催してるんですね、8月1日まで。
だから一部では彼の作品がジャクソンポロックが開発したドリップペインビングに酷示しているという声もということで、
それがすごく批判されてるってことですね。
もう技法がジャクソン。キャンバスを床に置き、エドシーラーがコズミックカーパークペインティングと名付けたシリーズなんですが、
これはキャンバスを床に置き、色とりどりの家庭用ペンキをハケなどから滴らせて制作をしていると。
この技法はジャクソンポロックが開発したドリップペインティングそのものだとありますし、作品も展示されてるけども。
そうですね、まあ確かにポロックだよな。
ポロックですね。あと色合いもどこかで見たような感じですね。
うん、ね。
だからそこが、EIさんは補給されてる理由がちょっとわからなかったのでとありますけども。どうですか、まるさん、まずは。
いや、まあなんか、よくいるじゃないですか。アーティストやります、EI描けましたっていう芸能人。
うんうん。
大体よくない。
まあまあ、なるほどね。
ちょっとアートやってみようって絵描いてみようみたいな人は、抽象画って自分にも描けるんじゃないかと思ってやっちゃうっていうパターンのやつかなと思いました。
うーん、なるほどね。
これだから、そうね、国標されてるのはやっぱりどう見てもポロックっぽいからだと思うんだけど、
でもまあその、抽象画は本当に何だろう、感性で、やっぱり見る人によってもちろん感性だから好き嫌いあると思うんだけど、
実物をね、見てなくて画面でしか見てないからあれなんですけども、画面で見る限りだと、申し訳ないけど、江戸知事の歌はもうすごい好きですよ、僕も聴きますけど、
この作品に関しては改めて見たときに、ポロックがいかに感覚が優れてるかっていうのを、こっちを見て改めて気づかされた気がして、やっぱりその密度とかね、作品の密度が抜けがないもんな。
シーラーのこれはなと思って、すごくこう、曲と考えたときに雑音のようなね、江戸シーラーの爽やかさが多分前にないかなと思って、
作品が良かったら多分批判されないと思うんだけど、作品、まずね、コンセプトは誰かがやってるものだし、作品そのものもそんな良くないのかなって、
画像を見る限りでは思ったなと思うんだけど、
しかもプリントらしいですよ、これ。
良い時には良いって言ったら良いと思うし、良くない時には良くないって言ったら良いと思うけど、
まず、音楽やってる人とか俳優やってる人とか、小説描いてる人が絵を描いた時に、
まず乗っけから否定するのは美術界は。
もう少し寛大になってあげたらいいなって思う。
だから美術界は狭く見られちゃう気がしてて、もう少し大に構えておけばいいのになとは思うけど、
これと今回のエド・シーランの具体的にって言ったらまた別だけど、
もう少しオープンにしてあげてもいいのかなと思ったんだけど、
それとはちょっと別で、番組のプロデューサーがAIでこのエド・シーランのコメント欄をまとめてくれたやつでありまして、海外とね。
でも意外と肯定的な意見で、エドは音楽だけでなく海外にも情熱を持っているとか、
誰でも絵を描いていいし、買うのも自由っていう肯定的な意見もあれば、否定的な意見としてやっぱりポロックの方でしかないとか、
こんなのがギャラリーで展示されるなんて怒りしかない。
有名人のネンバリーだけに作品が売れるのは公平っていう多数的な意見があるそうです。
さらにこれは面白いなと思うんですけど、次は彼がジョン・ケージの4分33秒をカバーすべき。
自分も彼の歌を下手にカバーして売ろうかなとか書いてありますね。
ジャクソンボロック。
ポロックのもじりと予防とか。
これはたまたまAIが選んだのがそれなのかもしれないけど、向こうの海外のヤフコメはちょっと民度が高いね。
日本ではそこまでユーモアなるコメントはあんまないから。
ニュースって結構カッチリしちゃうから、冗談とか入ってないですからね。
このジョンさんが冗談の良し悪しは人によって違うかもしれないけど、こういうのがすごく面白いなと思いましたね。
まあでもね、ちょっとこの江戸氏。
でもこれで江戸氏だと多分批判されて、ここでやめちゃったらもう終わりだと思うよ。
でも本当にこの人が美術が好きだったら、多分違う作品を今度作ってくればいいじゃんって思うし、
これで終わったら、本当に別に売りたいだけだった人なのかなとか批判されたらやめちゃうんだって冷めた目で見て思うけど、
これをきっかけに次江戸氏がどんな会がつくのかちょっと楽しみだと思いましたね。
なんかこの売り上げの50%が江戸シーランが設立した音楽教育を支援する財団を通して学校に寄付されるって書いてあるんだけど、
自分の音楽のほうで寄付すればいいじゃんって思っちゃった。
確かに。プリント1枚900ポンドで約17万で販売して、その50%が学校に寄付されるんだったら、
シーランがその辺で歌ってくれたほうが多分20万とか出すよね。
自分のためだけに1曲歌ってくれたほうがもっと金出すよね。確かにね。
お金を作るための手段みたいなことでアートを活用するのはやめてほしい。
そういう意見がシーランに届くといいなと思いながら、このニュースを放送したいと思います。
さあということで、今日のあれは以上かな。ということでウェブページへのお便りや、
ハッシュタグそろそろ美術を話し終えの投稿を引き続きお願いいたします。
美術に係るメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
アートウォッチングニュース。
このコーナーは直近で話題になったアートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーです。
こちらのニュースからいきましょう。東京アートビートさんで7月9日に公開されたニュースでございます。
ぬいぐるみお泊り会2025夏のお泊り会が東京国立近代美術館で開催。
あの第二企画が再びということでございます。これは多分去年もね、この辺りに取り上げました。
ぬいぐるみお泊り会、今年も実施されるそうです。
去年の中、写真も載ってますけども。
はい。去年は3000人が応募したということで。
3000人が応募して20体。
今年はなんと夏と秋に会期を分けてお泊り会が2回実施されると。
それぞれが多分、夏はまず20体だそうですってことですね。
この番組が配信されるときにはもう締め切りされてますかね。
ちょっと間に合わないという人は秋にチャレンジしてみてくださいってことですが。
すごいね。やっぱぬいぐるみが、ぬいかつって言うんですか。今なんか流行ってるみたい。
うん。流行ってますもんね。そういう方々からも需要があるんじゃないでしょうか。
そういう、いわゆるキャラクターのぬいが好きなオタクのぬいみたいのはここに入ってないじゃないですか。
この前回の3000人の応募のやつには。
そういう人はあれなのかな。選ばれないのかな。
応募、選ばれないの?わざと。どういう基準で選ばれてるんですかね、この20体は。
でも、キャラクターが多いよね。見た感じで言うと。
モーミンとかね、キノコ、マリオとかもいるし。
ぬいぐるみで思い出したことが一個あって、そういえば。そういえば本当に今日まで忘れそう。
なんか1,2年前に、とある美術館の広報さんからお願いされて、その人の知り合いが立ち上げたサービスというか、
そこで自分ぐるみっていう、自分そっくりのぬいぐるみを作るっていうのがあるんですよ。
それの、俺のぬいぐるみを作ってくれて、そのホームページに載るっていうね。
モデルを俺頼まれた。人生初のアート関係なしのモデルを頼まれた。
設定が医者っていう設定だった。薄衣とか来て、写真撮ったんだけど。
本当、どっか場所呼ばれて、そのところで撮影したんだけど。
今日の今日まで使われてないから、たぶんあれボツになったと思う。
確かにホームページ見てますけどね。トニーさんらしきものは見当たらないですね。
だから、医者役がたぶんあってなかったのと思う。
俺もなんで俺が呼ばれたのかよくわかってなかったし。
向こうでたぶん撮ったはいいけど、たぶん医者に見えないなと思ってボツになったと思うんだけど。
なんで医者役に。
その、ぬいぐるみはだからあるのよ、俺。
それで作ってもらった自分ぐるみがあるから。
薄衣を着たタイプの。
着せ替えとかもできるって感じだから、白シャツ、ジーパンみたいな感じのスタイルだけど。
そうか。
へー。
だから、今家にあるなと思ったから、もし国立近代美術館さんがよかったら、お泊まり会も決まっちゃったから、
もしね、ぬいぐるみの対してのアートツアーやりたいっていうのがあったら、
俺の分身のぬいぐるみを使ってもらって。
俺はもう泊まらない。
ぬいぐるみへのアートツアーを。
アートテラーのぬいぐるみがいて、向こうでやることできるなって、今ちょっとふと思った。
作ったはいいけど、使い道がないから。
そういえばあったわ、それと思って、今思い出しました。
へー。
だから、ぬいぐるみ界がもっと流行っていけば、
たぶんもしかしたら僕のアートテラーとにぬいぐるみが活用できる場面が出てくるかもしれない。
でもこれ、どういうときに使うんでしょうね。
自分にそっくりなぬいぐるみ。
でももらったとても嬉しいかな。
嬉しいかな。
いや、そのときは俺もなんだろうと思いながら撮影してたけど、
こういうので、だから、それこそあるじゃない、ぬいぐるみお泊まり会に自分ぐるみを。
だからほら、今回選ばれたのはムーヴィンとかね、ダッフィーとかだったけど、ここに自分のぬいぐるみを行ってもらうとかもできるから、
そういう意味ではこの自分ぐるみってサービスいいんじゃない?もしかして。
そっか。
そう。
へー、こんなのがあるんですね。
そういえば作ったなと思ったわ。
ぬいぐるみ見たいですね。
じゃあどっかで見せるタイミングがあれば、ぜひ見せたいと思います。
楽しみにしてます。
続いてのニュース言いますか。
はい、こちらですね。
アートニュースジャパンの6月11日、ちょっとね1ヶ月前のニュースでございますが、
ルーブル美術館のEU加盟国以外の来館者入場料が5000円へ値上げは他の有名観光地にも波及ということです。
ルーブル美術館では、2026年1月1日以降EU以外の来館客の入場料を30ユーロ、日本円にして約5000円に値上げすると、
財源不足を招くことが目的とされているということです。
これあれ、来年からだってモナリザは別料金になるっていうのはあって、先行してニュースになってましたけど、
入場料自体も高くなる。
モナリザ価格がまだわかってないっていうから、だからモナリザ見るって言ったら5000円プラス何千円とかになるかもしれない。
そういうことですよね。それかセット料金みたいなのができるのか。
EUの中の人だとモナリザは別料金にならないって言ってたからね。
5000円だって。
すごいね。
すごいけど、見る。
でも行ったら絶対見ますもんね。
安すぎたのかな、今までが。だってガウディの桜玉みりんは1万円ぐらいって言うもんね。
もっと上がってるって話聞くから。
そうなんですか。
だからそら5000円か。
まあでも行ったら見たいですから、5000円でも見るだろうな。
これはなんとも言えないというか、別にこっちが高すぎるよって言ったところで多分変わらないし、あれなんですけど。
これをきっかけに、よく日本の入場料が高いって、美術に行き慣れてない人に言われることが多いから、
いや、日本はすごい頑張ってるよっていうね。
いまだにその1000円とかでね、東博の平成展、平常展か、通常展も見れたりするし、だから頑張ってるなと思うね、これを見ちゃうとね。
海外の人から料金高くすればいい。
そうね、だからEUがこうするってことは逆にね、EUの人が東博見るときには何千円か取りゃいいよね、確かにね。
今、物価も円安なので。
そうね、これはちょっとそうなるかもね。
京都に今、観光税がすごい高くなってるみたいな感じでね、美術館も、もしかしたらそういうところから財源を考えなきゃいけないのかなっていう気もしますね。
あとはでもちょっと気になるのは、これがEU加盟国以外の来館者の入場料って考えたときに、EU以外からお金を取ろうって考え方だから、
これがもしかして今後、ルーブル美術館展をやるときに、これまでの金額で貸し出してたのが、日本に貸し出すんであればちょっと倍にしますよみたいな。
そうなると、これまでの展覧会の入場料がさらに跳ね上がる可能性にもなりそうで、ちょっとどういう、これは本当に入場料だけの話になってくのか、どうなるのかなっていうのはちょっと気になるなと思いましたね、ニュースとしては。
確かに。
あと学生さんとかは全世界で安くしてあげるとか。
そうね。
してあげてほしいな。
してあげてほしいです。
そうね、だから僕は海外に行ったことなかったからあれですけど、ルーブル行っときゃよかったなと思うね、これ見ちゃうとね。
だからといって今年中に滑り込んでいけるかって言ったらいけないと思ってね、ちょっとあれですけれども。
これが全世界的に発球するのかちょっと気になるニュースでございました。
もう一つニュースいきましょう。
こちらは日経新聞で最近報じられたばかりのニュース。
7月4日ですがね。
日本経済新聞社とパリのオルセイ美術館は7月3日、2026年11月から27年3月まで東京でオルセイ美術館展、今を生きる喜びを開くことを決めた。
ごっこの星月夜や未来の落ち葉拾いなど、19世紀後半から20世紀初めの人々の生活や風俗を描いた絵画の名作や同時代の工芸品約150点を展示するそうです。
ごっこの星月夜が来るのは初だそうです。
初らしいですよ、これは。
そうなんですね。
早くも来年の本命展覧会だなと思いますけれども。
でもオルセイ美術館、今年もありますから。
僕がこのニュースを見た時に一番衝撃があったのは、今年の秋に国立絵美術館でオルセイ展やるのに、来年もやるんだって。
今年のがたぶん読売新聞さん主催で、メインビジュアルがマネの作品と、それからもう一つがルノワールのピアノを弾く少女たちなんですけども。
来年のオルセイ美術館展も展示作品が、星月夜と落ち葉拾い以外にゴーギャンのあれやれや、ルノワールのピアノを弾く少女たちなどを予定しているってことで。
また来るのかいって。
しかもピアノ弾く少女たちは謎扱いだからね。読売さんもびっくりしてるだろうなって思えて。
そうですよね。
今年これに賭けてるというか、今年の。
どうしてこういうことになるんでしょうかね。
オルセイ美術館の人たちは知ってたわけじゃん。絶対、中の人。
絶対知ってる。
これ来年も貸すのになぁと思いながら、あれなのかな。
こっちの新聞社もこれ貸してくれって言ってるけど、これ今年も貸すんだけどなぁと思いながらやってた。
言ってくれよって思ってるだろうね。
でも順番がこっちが先でよかったじゃないですか。
まあそうね、それもあるし、あとでもゴッホの星月夜がこれ来るってなって。
ゴッホ展は今年から3年間やってるじゃない。大ゴッホ展が。
このゴッホ展のやってる産経新聞さんたちも宣戦強競としたと。
まあいいんだけど、すごく美術界活性していいけど、勝ち合わない。
最初に言いましたけどね、ピカソの陶芸もあって、中国の美術って幅広いよって言ったのに、展覧会が狭いよ。
なんかやってるところが。それが人が来るのはわかるんだけど。
オルセイ美術館って2年連続じゃなくていいよ。
もっと安易だなとは言わないですけど、これはすごいと思うし、見に行きますし、見に行ってすごかったって多分言うと思います。
来年の序盤言ってると思うけど。
美術館同士でもっと連絡をとる、横の連携をとるみたいなことをして、ばらけさせるとかしたらいいのに。
しかも11月から3月までって結構長いからね、最長もしかしたら5ヶ月やんのかな。
すっごいニュースだなと思います。
展示会とかするんですかね。
いやー、しないでしょ。やっぱ海外から持ってきてる以上、しないんじゃないかな。
なんか噂では今の段階では東京でしかやらない。巡回予定はないそうですということですね。
いやー、ということでね。
もしかしたらまたここからいろんな情報が回避になっていくから、こんな展覧会やるんですって言って、またもしかしたら違う展覧会かね。
他かもしれないし、見れてもやるのかもしれないし、わかんないからね。
どうなっていくのかな。ちょっと注目したいニュースでございました。
最後に直近で見てきてよかった美術展について話していきます。
じゃあ先月からまた1ヶ月経ちましたが、この間ジマーさん見た展覧会何が印象的でしたか。
ポーラ美術館箱根の開催中のライアンガンダー、You Complete Me展です。
やりましたね。
ライアンガンダーさんのイギリスのコンセプチャルアーティストなんですけど、
私大好きですごい楽しみにしてた展覧会なんですけど、
人の言葉を話すカエルとか、壁にネズミが穴が開いててネズミがスピーチしてたりとか、
あとは読めない時計とか、仮想のゴッキーとか。
ポーラ美術館今、ゴッホ展も開催してるので、
ゴッホインパクトね、やってますけど。
ゴッホインパクト展、そことそのゴッホの展覧会と交互するような作品みたいのもあったりして、
館全体をわりと使ってて、すごい楽しかったです。
そうね。
ひとりさんこれ見ました?
率直な感想としては、ゴッホインパクトが今回ポーラ美術館さんのメインの展覧会だったので、
ライアンガンダー展も同時開催しますって言ってたけど、
ポーラ美術館に行かれたことがあるかと思うんですけど、
美術館入ってエスカレーター降りて、受付というかロビーがあるんだけど、
ロビーのところにちょっとした現代アートのギャラリーみたいなのが数年前にできた。
そこで見にとは言いませんけど、現代アート展をやるじゃないですか。
だからそこの会場だけを使った展覧会なのかなと思い込んでたら、
一番地下の展示室もワンフロア使ってたり、
今回すごいでかいボールが3個ぐらい。
ダンスみたいな世界観って黒い球体が2箇所まずロビーにポンと。
文字が書いてある。
もう1個がカフェのど真ん中に置いてあって、結構邪魔な感じに置いてある。
あれを見た時に、この展覧会はちょっとした企画展と思い込んで行ったら、
いやこれは全館使ったすごい展示だわって、そこにまず驚いたなと思います。
本気を見た感じがしましたね、僕は。
私なんか逆だと思ってて、メインライアンガンダー展だと思ってたんですよ。
ここはいつものコレクション展、展示室とかでやるのかなって思ってたから、
あ、逆なんだみたいな。
そっかそっか、そっちだ。
ちょっと少なくて残念だったんですけど、とはいえ、全館一応使ってたなっていう感じで。
いやーちょっとね、衝撃的ではありましたね、ビジュアルとしてっていうかね。
だから、ライアンガンダーっていうのが多分この番組でも、
オペラシティアートギャラリーで開催したものをまるさんがかつて紹介してたと思うんで、
あれですけど、なんか今回もいろんな新作が見れたの面白かったですね。
面白かったです。
オーラ美術館さんはやっぱり最近現代アート強いなー。
最近本当に力入れてるなと思いました。
しかも空間とか森の中の環境みたいなところで見れるのがまたいいなって。
本当に見応えのある展覧会でしたね。
ぜひぜひ。
トニーさんは何かおすすめありますか?
冒頭で言ったんですが、僕は実家が長崎のゴトレットなんですけども、
母に会いに1年に1回様子見に行くのもあって、それもあって、
ちょっと全州行ってきたんですけども、
ちょうど九州国立博物館で開催してた展覧会が気になってたんです。
福岡経由でゴトレットに行けますので、福岡に寄ってからその展覧会見て、
後藤行ってきたということで。
言ったらむしろこれが見に行きたくて、実家はついでだったんだけど。
ついでだから一応ついでだけど。
九州国立博物館さんの九州の国宝、九百の宝という展覧会が非常に素晴らしかったですね。
九州国立博物館が僕はファンなんですよ、実は。
すごい好きな九百さんを前から。
国立博物館って全部で4館日本にありまして、東京、奈良、京都の順で最後、九州国立博物館です。
3番目の京都が明治時代、明治20何年とかにできてるんです。
九州国立博物館は、そこから遅れること百何十年で、2005年にできてるんですね。
だいぶ遅れちゃった。
結構新しいんですね。
今年が開館ちょうど20周年ってことで、今大体の展覧会やってるんだけど。
ということで、他の3館と比べて圧倒的に文化財、コレクションが、国宝とか重要な文化財が少ないよね。
多分この100年の間に寄贈されたりとかして、いっぱい各3館には入ってったんだけど。
九百はもう出足を遅れたって言い方はずっとあれだけど。
だからこの圧倒的不利なところから始まってるんだけど。
でも、やっぱり九百さんが素晴らしいのは、その3館とは違う戦い方をしようと決めてるから。
なんかイベントとかグッズとかが、個性がすごい際立ってて、キャラ立ちしてるんですよ。
見せ方で勝負しようっていうところに。
なんかゼンフリしてるところが、僕はもうすごい感銘を受けてて。
すごく前から注目はしてたんですけど。
そんな九百さんが20周年ってことでね。
九州の国宝、九百の宝取り展覧会やってると。
これはもう見に行くしかないなと思って行ったわけです。
全部で3章仕立てなんですけど。
第1章は九州沖縄の国宝をテーマにしてて。
九州沖縄に所在する国宝の美術工芸品は23件しかないのね、実はね。
結構少ない。
それは鳴門とか京都とか東京に比べたら全然少ないんだけど。
九州沖縄全部合わせても23件。
もちろん建造物の国宝は除くので、それはもっといくつかあるんだけど。
美術工芸品23件のうち20件、今回。
さらに九州に関わりの深い。
だからもともと九州から出土して東京国理作物館を持ってるとか、そういうものも5件合わせて、
全25件の九州の国宝が集結してる。
これは本当に真面目だと言いますか、この番組でも取り上げました。
奈良でね、超国宝展やってましたけど、そんな感じで。
あれはオール奈良の展覧会だったけど、こちらもオール九州みたいな感じで。
例えば金印も出るしね。
あとは、これは国内庁が持ってるんだけど、もう御襲来絵巻って言葉。
これは熊本の御権人が描かれてるんで、これもやっぱり九州かなって展示されたりとか。
本当に教科書クラスもたくさん出てて、国宝の刀剣とかもわーっと並んでて。
すごい華やかな空間で、これはさすがだなと思って見てたんですよ。
さすがだなっていうか、やっぱりそこまでは大間違な感じ。
で、それで行くのかなと思ったら、第2章がこの旧白の宝ということで、
九州国立作物館の所蔵品にスポットを当ててるんですね。
なんかね、引き去るセンチスパンって入った時に、男の神様の座像と女の女神の座像、
ちっちゃい木の座像が2つ並んでるんだけど、その後ろにでっかいハートマークがついて、
横にこれからはずっと一緒だねっていうフレーズと、あと謎の4コマ漫画がドーンと接されて。
なんじゃこれと思ったら、だからもともと平安時代の作なんだって2つ。
木が同じだし、多分作者も同じだろうと思われる。平安時代から似た長らく揃ってますられてたと思うんだけど、
昭和10年代には別の所有者が持ってたことが分かってた。
これが昭和からずっと離れてたんだけど、2013年に女神像が旧博のコレクションに加わって、
その遅れること10年後に男神の方が旧博のコレクションに加わる。
つまり2年前に昭和以来奇跡の再開を果たしたっていうことを紹介してるんだけど、
とにかくもうはっちゃけてるというか、さっきまですごく真面目にやってたじゃん旧博の皆さんともぐらい、
急にこっからはっちゃけモードが全開になっていくんですよ。
一本の木から作られたのに亡き別れて約100年って書いてある。
そうそうそうそう。笑いを取りにいくんですよ。それがすごいなと思ってて、
そういうのが続いた中で第3章がもうさらにすごすぎて、
第3章はタイトルがキャラ立ち☆われらQT9。これが最初のタイトルなんですよ。
もうこの時点で嫌な予感を責めてるなと思って。
☆はスターって読み方がついてます。
このQT9、アルファベットのQ、数字の9、これが旧博トレジャーズ9というのの訳で、
旧博コレーションの中でも特にキャラ立ちしてる旧作品を紹介するということなんですね。
実はこの中にフリーメイソンのマッキー箱が入っていると。
入ってますね。
他にもはにわの馬とかね、菩薩像とかがあるんだけど、その展示の仕方がなんか、
例えばはにわの馬のところには馬よ時空を駆け抜けろって書いてあったりとか、
なんかもうすごいキャッチコピーがね、すごい付けられてるんです。
で、1、でね、その横に、これがまたね、びっくりするんだけど、旧作品全てキャラクターシートが添えられてるんですよ。
すごい、今見てます、ホームページで。
これホームページにもPDFがありますので、ぜひご覧ください。
すごい名前とか身長、性格、性格診断のやつでしょ。
MBTI診断までついてる。
で、なんか、そのやつの1日のタイムスケジュールとか能力のパラメーターとか好きな食べ物とか書いてある。
ほんとだ。
こういうのがいっぱい書いてあるんですよ。
もうちょっとほんとにもう、褒め言葉ですけど、ほんと頭がおかしいとしか思えないぐらいに書き込んでるわけ。
超おもしろいですね、これ。
やっぱりちょっと、こういうことを思いついたとしても、なんか1、2個だと思うのネタがんばってる。
これがでも、ほんと1個の中にネタがもう大量に仕込まれてるんですよ。
これがすごくて。
で、あの、さらになんかその、キューハックトレジャーズオーディションみたいな感じで、
最優秀的になんかカードが全部バーと並んでて、その9体。
で、そのカード1枚引くことによって投票。
だからそのカードが一番減ったものが1位とするみたいな感じで、投票を今してるんですね。
オーディション形式。
で、今のとこ僕が言ったのがちょうど2日目とか3日目だったんですけど、その時に1位だったのは刀でした。
それがですね、九州秘語胴狸光月之助という刀。
いわゆる普通の刀なんですけども、なんでこれが1位なのかというと、
これ、ソフトバンクフォークスの大定晴会長から寄贈されたものなんですね。
だから、こしら絵にも大定晴っていう字が書いてある。
こしら絵も展示されてるので、九州の人にとってはこれが多分好きなんだと思うんで。
なんかこれが人気なんだけど。
だからその、このガン、なんだろうな。
東京ランプとか関係ないんですか。
東京ランプもやってました。
でもこの刀に関しては東京ランプ関係ないんだけど。
だから、なんだろうな。
その奈良博のね、彫刻宝典、本当に今年見た中で、
もう、あの時も言ったけど、今まで見た人生の中の日本美術生の中でもトップ3に入るぐらいって言ったけど、
奈良博とは全く違う戦い方をしてるなっていう、
ところに結構衝撃を受けて。
すごい。この刀のプロフィール、今見てるんですけど、能力パラメーターホームランっていうのが飛び抜けてます。
ウォッフさんからもらったからね。
だから僕はこれすごい素晴らしい展示だと思ったし、こういうやり方もあるんだなと思って。
それを国立の博物館頑張ってるところにすごく監視をしたんだけど、
これもちょっと唯一ちょっと、これはコウホーさんにお伝えしたんだよね、当日。
すごいいいんだけど、面白いんだけど、
僕はちょっと悲しいシーンというか、ちょっと見てしまったわけですね。
人型のニンジンっていうのがある。
QT9の中に。
QT9の中に。これ漢方薬の、当然ニンジンだと思うんだけど、
それがあまりに人間の形にしてるから、漢方薬として使われなくて、
なんか殿様に献上されたやつがあるんですって。
なんか蟹はかと思いました。
よくニュースとか出てくる、人の形したニンジン出てきましたよみたいな感じの、
多分最高峰のやつだったんだけど、これが展示されてて、
それをね、これの趣味がピラティスとか、Kポップって書いてあった。
好きな飲み物茶味するマッコリと書いてあったんだけど、
ネッシーって小学生がいたんですよ。
多分彼は博物館がすごい好きな小学生。
その子がその人型ニンジンを見て、これすごいってお母さんに言いながら、
すごいねとか言ってたんだけど、すごい真面目な少年だったから、
全部ちゃんとメモしてた。これは人型ニンジンって言うんだって。
で、そこで書いてあったの。趣味はピラティスなんだって真面目にその子はメモってた。
これがほら、俺とか大人は冗談だと思って読めるからいいんだけど、
子供は多分、博物館に展示されるものは全て本物だと思ってるから、
あの子は多分本当に信じてたと思う。
この人型ニンジンの趣味がピラティスであること、ちゃんとメモってた。
ピラティス。お母さんも否定してなかったから、
すごい真面目に好きな場所、サウナとかちゃんとメモってたから。
これはなんかジョークだよっていうのが野望だけど、
無垢な子供たちもいるから書いてあげたほうがいいと思いますよってコウホーさんに伝えたけど。
でもそれぐらいほら、あまりに真面目に作り込んでるから、
まあまあ錯覚しちゃうわなと思ったけどね。
確かに。好きなご飯ニンジンしりしりってトムグイじゃないですか。
これね、もうよくできてるんだよな。面白いよな。
これぜひ皆さん見てみてください、機会が。
最高ですね。
九州に国立博物館に行っていただくのが一番いいですけど、
九州行けないという方は、少なくともこのホームページでキャラクターシート見れますのでね、
ぜひチェックしてみてください。
これだけでも面白いです。
すいません、長く話してしまいましたね。
もう一個だけじゃあ、まるさんも。
僕が見た、両方見てる展覧会行きましょうか。
じゃあ何にしましょうか。
じゃあ、まだまだざわつく日本美術。
サントリー美術館で7月2日から8月24日まで開催中の展覧会です。
これはすごい。これもだからやっぱり今のと一緒ですけど、
切り口系ですよね。
公式が頭おかしい系の展覧会ですよね。
まずもうこのポスターが漫画ですもんね。
アメコミ風にね。
アメコミ風。
元々ざわつく日本美術で展覧会をサントリー美術館で4年前に開催されてて、
今回は続編にあたるということで、まだまだざわつく日本美術ということですね。
今回のテーマはギューギューする、おりおりする、ラブラブする、パタパタする、チクチクする、シューシューするの6つです。
前回もいろんな6つのコーナーがあったけど、今回そういうとこがありました。
面白かったのはおりおりするとか面白かったね。
業部絵は普通に考えたらフラットに展示するか、もしくは6極一層だったら山おり谷おりに普通にするけども、
あえて今回は斬新な折り方をしてみましたみたいなね、展示をしてました。
そういうふうに語られてたことあるんだみたいな。
前回、例えば谷文長が描いた絵巻が展示されてて、その中に業部が描かれてるんだけど、
その絵巻の中で描かれてる業部は結構ランダムに折られてるから、
当時の人たちは結構こうやってランダムに折ってたんだよ、パテーションだからね、どう折ってもいいわけですからね。
まあそうですよね。
そんな感じで今回展示してみようという試みなんかもされてましたね。
ラブラブするも面白かったですよ。
すごかったね。
すごかった。
まあこれは要するにラブラブだから恋愛に関する作品とかですよ。
はい。結構壮絶なこういう模様というか何というかがいろいろあるので、
読んでるとね、ちょっとくすっと笑っちゃうような話とか。
純愛もね、ちゃんとありましたけれども、
僕が結構衝撃だったのはお洋の天絵巻っていうのがあったんですよ。
お洋の天ってのはお洋って日用品を扱う天さんのことで、
ある日年老いたお洋の天が一人で侘しく暮らしてるおじいさん、老僧の元を尋ねると。
この後身の回りの世話をする若い女性が来ると約束をするんだよね、そのお洋の天が。
もう老僧は若い女性が来るんだってテンションが上がって、
お洋の天が言い付けしてて恥ずかしがり屋の人だから部屋を暗くして待ってなさいって言われて、
それを言い付け守って待ってたら、白い布で顔隠した女性がやってくると。
でおじいさんはそのご飯を、たぶん暗い中でご飯を一緒に食べて、暗い中でお酒を飲んで、
そしては夜の営みをする。で翌朝明るくなってから隣を見てみると、
なんとその女はあのお洋の天だったっていうね。
それでお洋の天はこれも前世からの縁だから二人は似合いだよね、みたいなこと言うけど、
そのおじいさんは呆れても言えなかったっていうオチだったんですけど。
それがすごいなと思った。
これがね、すごいですよね。
でキャプションに書いてあるけど、おじいさんの方がいわく若い女性の手を取った瞬間、
だから最初に来た瞬間に手を取った時に、若い人にしては手がゴワゴワするなと内心では実は思っていたっていう。
手がゴワゴワするなってなんだよと思うし、
手だけじゃなくて、その行為してた時には手以外のところも触るだろうから、なんかもっとゴワゴワしてたろうとか思うし、
なんか突っ込みどころが非常にいろいろと。
非常にありましたね。
いやでもマジでこの話は面白かったね。
面白かった。
これは結局、おばあさんの天の方だけどおじいさんの方も問題じゃん。
まずその若い女が取れて喜んでる時点で、なんだこいつってなるから。
なんか本当に世の中っていろんな物語があるけど、これほどどっちもどっちなどうでもいい話ってないなって思って。
ある意味それをわざわざ絵巻にしようとしたところに感動したし、いやー衝撃だったね、これは。
衝撃ですね。いろんなタイプのラブラブがあるから、BLとかもあるし。
面白かったなー。
だから普通の展示をしてあったら多分あんまこういうふうに見なかったかもしれない。
ラブラブするってコーナーで見るから、より積極的にこういうふうに見れたのかもしれないし。
すごく工夫された展覧会だったよね。
いや本当に面白かったですね。
という展示でございます。ぜひ皆さん行ってみてください。
8月24日までサントリー美術館で開催されています。