1. 哲学の楽しみ方を探求する〜それ哲ラジオ
  2. #63 ニーチェの問題意識。ニヒ..
2022-11-30 42:03

#63 ニーチェの問題意識。ニヒリズム(虚無主義)が人間世界の必然だ!

「それって哲学なの?」といった身近なテーマをきっかけに、哲学の楽しみ方を探求するラジオ番組です。


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00:00
(BGM)
はい、スルテッツラジオ今日も始めていきたいと思います
よろしくお願いします
よろしくお願いします
前回はニンチェがどんな人だったのかというとこをざっくりと人生とか見ながら来たんですけれども
常にニンチェが実際何がすごかったのかとか何を考えたのかというのを見ていきたいと思います
はい、お願いします
そうですね、前回でなんとなくニンチェ面白そうみたいな全く知らないけどみたいな風に兄貴がなってくれてたので
それが実際どんな風に面白いのかみたいな話を今回からちょっとやっていこうかなと思うんですけど
これまでもいろんな哲学者を取り上げるときに結局その人が何を問題意識にしてたのかとか
どんなモチベーションだったのって結構話せたじゃないですか
そう、何を乗り越えようとしたのか、それに対してどういう解決というか考えを展開していたのかみたいなところだったと思う
そうそう、やっぱり偉大な哲学者って言われる人たちってやっぱりそれまで常識とか哲学界だけじゃなくて
人としてこれが当たり前ではねみたいなものを結構疑うとかそこを批判して乗り越えるみたいなことをやったからこそやっぱり歴史に残ってるよねってあったと思うんですけど
ニーチェの場合もやっぱりそういうことをやっていて
ただやっぱりニーチェが乗り越えようとしたものっていうのがかなり広くて大きいんですよ
だからやっぱりなかなか簡単にわかるもんじゃないなって僕も改めて思ってたんですけど
例えばアレス・テレスだったら師匠というか元々いたプラトンがやってたイデアロンみたいなものとかを批判して
もっと具体的なその一個の善のイデアとかじゃなくて類とか分類とかをしながら一個一個の具体的なものも見ていくってのもやったりとか
あと関東とかもねそれ前のイギリスの経験論みたいな体験するとか経験するということと
大陸の観念論っていう頭で考えるっていうものは統合して一個のやっぱりものを作ったみたいな感じで
やっぱり前の時代引き継いでいると思うんですけどニーチェがやろうとしたことをものすごい誤解を恐れずに言うと
それまでのヨーロッパにおける人間の価値の一切を批判したっていうふうに言われてるんですね
大きいでしょ
そうねうん全然つかめないね
そうであとなんかなんでそんなことやらなきゃいけないのみたいなこともあると思ってて
別に生きてる普通に生きてるわけだからそんな別に価値観とか疑うことはあってもさそんな批判しつくすみたいな必要ってないじゃんとはと思ったりするんだけど
03:00
やっぱりそれはニーチェなりの直感とかやっぱりそれを乗り越えなきゃいけないみたいな切実さがあったんだなと思ってるんですけど
そういうところをまずは話していきたいと思うんですけど
結構ニーチェが面白いというか僕は好きだなって思ったり多分いろんな人がニーチェ好きですとか聞きたいですっておっしゃるのも多分ここにあると思うんですけど
ニーチェって結構いわゆる人間の素朴な欲望とか苦しみみたいなのを結構そのまま大事にするんですよ
そのままはいはい
だからヨーロッパの哲学ってどっちかっていうと経験から聞き離された思想とか人類一般に普遍的な真理みたいなものを大事にするじゃないですか
ああなるほど原説というか世俗的なものの意味のなさみたいな話か
そうだねそうだねそのキリスト教的な感じでいうとその苦しみとか罪みたいなものでもちろん自分の罪はあるんだけど神の罪ではねみたいな話になっちゃったりとか
なんか平気的にもどんどん統合してなんか絶対精神みたいななんかすごいものに行き着くときに人間って個々の人間ってそんなにこう大したことないとは言わないんだけど
そんなにフォーカス当たらないよねみたいなのがあると思うんですけど
あとは例えば仏教とかでも欲望とかってあるはあるんだけどどっちかっていうと煩悩とか仏になる道の妨げみたいな感じだから
認めはするけど別に大事にはしてないんですよね
確かに煩悩ある自分ってちょっとダメなんじゃないかとかね
確かにそういうことは罪深いとかって仏教なりに言っちゃうかも
そうそうそうなんかねやっぱりそれを沈めましょうとかなくしましょうみたいな感じにいくんだけれども
ニチュエルは結構それをもうあるがままというか
それってあるものだし大事なものだよねっていうふうなことを結構言っていきますと
思っているとやっぱり人間の人生っていうのはやっぱり矛盾に満ちているし
辛く苦しいものだっていうそれを一旦受け止めて
それはまず肯定するみたいな思想だったり哲学っていうのを結構持ってるのね
へーなるほど
もっと言うとその何だろうな例えばさ芸術家とかが苦しみながらも最高の傑作を生み出すとか
またもっと日常的なとこで言うと分かんないけれども
例えば恋愛とかをした時に理解し合えないからこそより理解したいと思って愛が深まるとか
愛するが夢に苦しいみたいなことがあるとした時に
それって大事だよねとかそういうのってちゃんと人生に価値があるよねみたいな感覚を持っているのね
06:00
なるほどなるほどそのプロセスはどうか知らないけれども
それがちゃんと多分考えられてないと思うんだけど
そういうアウトプット強烈なアウトプットっていわゆるさっきの宗教的なキリスト教仏教とか
あと弁償法的なところから出てこない強烈なアウトプットっていうのが人間には存在してるじゃんっていう
フォーカスして感じなのかなニーチェは
だからね実存主義みたいなことは思ったと思うんだけれども
やっぱり一人一人の人間が現実的に存在するものとしてどうかって考えた時に
それこそイデアみたいなすごい抽象化の過程みたいなものじゃなくって
そういう七に足ついた喜びとか悲しみとかっていうのもあるよね
むしろそういうのに本当に価値を見出していくっていうのは人間の人生であって
だからニーチェとしては逆に言うとそれ以外に人間が生きる意味っていうのを見出していくのは誤りだっていう風に言うのね
結構ここがやっぱこれまでのヨーロッパの哲学だったりとか抽象的な思考との違い
だからそんな風に考えるとニーチェっていうのがそれまでのヨーロッパにおける人間的な価値の一切っていうのを批判したっていうのもなんとなく
ちょっとずつ見えてくるかなとは思うんですけど
具体的に言うと大きく3つあるよっていう風に言われていて
これ実は武田誠二さんっていう方が書いたニーチェ入門っていう本を結構土台にしてるんですけど
この本自体は30年くらい前の本なんだよね
1994年とかに出てる本なんですけど結構今でも評価が高くてAmazonとかでもね入門しておすすめですみたいな感じで書かれたりするんですけど
結構わかりやすくてもちろんこれらがニーチェの全てだとか解析の全部だとかじゃないと思うんですけど
一応今日それにのっとって説明していくと
3つそのヨーロッパにおける価値っていうのがあって一つ目はキリスト教散々やってきたやつですね
2つ目が道徳で3つ目が真理っていう概念で
真理っていうのは真理は真ことの理だからいわゆる心じゃない方です
これってそのこれまでのソレテスラで全部扱ってきたやつじゃないですか
道徳っていうのは倫理って言い換えたらやっぱり人ってどうやったらこういい社会を作っていけるのかみたいなこともそうだし
真理はまさにイディアとか真実とは何かみたいな話もそうだし
それぞれの時代でそれぞれの哲学者が追いかけてきたものなんですよね
この追いかけてきた営みそのものをニーチャーは徹底的に批判するんですよ
09:04
しかもかつかなりのレベルで成功していてだからすごいんだっていう話があるんですよね
客観的に納得感がめっちゃあるんだそれ全部引き繰り返したのに
力強さロジック化って言われたら難しいとこなんだけど
でもちゃんと読んでいくと確かにニーチャーが言ってることってあってるよねとか
否定できない力があるよねみたいな感じにやっぱり思わせてくれるんですよね
だからニーチャーはちょっと総決算っぽいって言ったかもしれないんですけど
結局これまでソクラテスとかから古代ギリシャからやってきた哲学っていうのをまるっと乗り越えようとするから
そういった意味でもやっぱり近代から現代哲学へっていうような形でもあるし
これまでのちょっと総決算というか流れを踏まえてお話ししていくっていう感じになるなって思ってます
そんなすごい人なんだね
ちょっとなんか見えてきたでしょ
なんかそうね一個何か一個その考え方を生み出したとかでもないし
そこそこね前ニーチャーってどんな人なのみたいなさ結構ことあることに出てきた気もするからさニーチャーが
時にいやすごい人だよみたいな
なかなか多分一言で言い表せないすごさみたいなものが今ようやく
なんかその一言で言えない深さというかね広さでもちょっとこうなんとなく見えてきた感じする
ちょっとそれをもしあのしっかりこうお伝えしてきたいなと思うんですけど
例えばそのとはいえさっきキリスト教とか道徳とか真理っていうやつを言ったんですけど
キリスト教の隣人愛とかってあるじゃないですか
何時の隣人を愛せみたいなものがあった時に
例えばやっぱそれって人と人がその社会を営んでいくにあたって結構根本にある良さとか
まあ何だろうなその秩序みたいなものだし
道徳とかさやっぱ真理みたいなものも別に悪い考えじゃないじゃないですか
道徳が悪いとか道徳なんて何だ
価値がないみたいに言うのもおかしい話で
まあ確かに確かに
だからこそちゃんとその道徳って何とか真理って何ってのを考えて
ちゃんと批判するみたいなところにニーチョン独自性とか卓越性があるよねっていう風に言えるかなと思ってますと
ただあっちが悪でこっちが正義っていうような単純な話をしたわけではないって感じ
そうそうそう
そこにどういう構造とか仕組みとかメカニズムがあるのかっていうのをちゃんと暴き出している
みたいなところがあって
それぞれのこの3つをどう乗り越えていったんですかとか批判していったんですかっていうのは
12:05
次回以降ちょっと一個一個回を区切って丁寧にやっていきたいなと思うんですけど
先に批判の理由みたいなものを伝えると
ある種そういう理想的な価値観
例えばイディアもそうだし神とかもそうなんだけど
あとは真理とかね
っていうのが実は危機的な状態に人間を追いやるんだよ
しかもそういう必然性があるんだよっていうことを兄ちゃん見抜くのね
ここでいう人間っていうのは結構社会そのものだったり個人個人っていうよりは?
個人個人だね
一人一人の人間をキリスト教とか道徳とか真理っていうものがある種
まずい状態に追いやっちゃうよっていうの
それを兄ちゃんにニヒリズムって言ってるんだけど
言葉として聞いたことあるかなニヒリズムって
言葉だけは虚無主義かな日本語だと
そうそうそう虚無主義ですごい簡単に言うと
一切は何の意味もないとか
あとは全ては許されているとも実はつながるんだけど
どういうことかっていうと例えば何にも価値がないっていうことは
神とか真理みたいな人間の存在を超えた理想とか共通の価値基準がないっていう話だし
全ての価値基準がないってなると結局善悪の判断とか道徳的なものが意味を持たなくなるから
何やってもいいよねみたいな
ルールがないみたいな
ルールがない法律で赤信号渡っちゃダメって返しても別に何やってもいいんだよ
それって日本の国家っていうものが制定してるけど国家に価値なんてないから
別に俺は赤信号渡るぜっていうのがまかり統治の世界
はいはいはいそういう世界観虚無主義ニヒリズムっていうのも
そうそう虚無主義ニヒリズム
結構そこまで行っちゃうぐらいの世界観なんだ
そうそうそうに陥っちゃうよっていうのね
そっかそっかそれをニイチェが推してるわけじゃなくてね
違う違う違うニイチェがそうしようって言ったらただのやべえやつだから
でもね結構そう思われてる節もあって
そうなんだ
ニイチェはそれを乗り越えようとしたんだけど
ニイチェ神が死んで本当の世界が来るって言ったらなんかやばい先導者だみたいな
はいはいはいはい
別にそこまで哲学者の人たちがそう思ってるっていうよりは
一般に伝わる時に結構そういう最後発狂してなくなってるしやべえやつだったんじゃないのみたいな
うんうんうんうん
という人もいるんですけど全然そんなことはないですと
15:01
そういうやばいことが起きちゃうよっていうことをニイチェは理解すると
だからそれってまずいからちゃんと乗り越えようねっていう感じでいろいろ話してくるんだけど
うんうんうん
だからまさにそのアイディアを言ってくれたら別にニイチェはこういうニヒリズムが来て
おめえらみんなやばいことになるぜなんか俺は気づいてるけどなみたいなことじゃなくて
それはやっぱじゃあ乗り越えようかとかもっと言うとなんでそういうことになっちゃうのか
それがニイチェに言わせるとこれまでのヨーロッパの価値とか善悪ってものをきちんと検討していくと
そうした価値の中に実はこういう危険性に至る道筋っていうのが内在されている内包されているから
そこに目を向けないと本当に価値あるものみたいなものを見出すことってできないよねみたいなことを言うのね
なるほど社会的にはさっき言ったキリスト教だったり道徳だったり真理っていう一般的には善とされるものだよね
もうルールを作っていくというかみんなが幸せに生きていく死なずにね長生きしていくためには必要だと思われていた
そういった仕組み自体が個々の人間に対してはそういうインヒリズム的な悪い方向に作用しているっていう
矛盾じゃないけど平原的な話で言うと対立なのか矛盾なのかわからないけど
こういうことを気づいてしまった人って感じなのか
そうだねそうだねそれを暴き出した人っていう感じかな
だからよく僕もニーチェっていうのは神は死んだって言っていてみたいな話をすると思うんだけど
別に神は死んだっていうのは誇らしげに言ってキリスト教だからダメだとかっていうことじゃなくて
そうなっちゃったからそうなった時代においてもっと言うとあらゆるものが無価値になる時代とか未来において
どう人間は生きていくのかっていう新しい価値観を提示しようとした人なんだよね
もうちょっと現代的にというか僕らの感覚で言うと
例えば僕も結構20代で仕事が辛かった時とかあったんですけど
毎日同じことの繰り返しで生きる意味なんてないよねみたいな感覚があったとしたら結構それも実はニヒリズムだし
あとはたまに言われる例えばある正義があった時にその反対ももう一つの正義だから
税異なくなんて存在しないよねみたいなことを言った時に
これっていわゆる相対主義要は何でもありみたいな感じなんだけど
これもニヒリズムだよねみたいな話があって
へーそうなんだね
そうそうそう要は価値基準を壊すみたいな思想だからね
あとはロマン主義みたいなちょっと開古的になんか昔は良かったみたいなことを言ったりとか
18:06
あとは怪異論全てを疑うとかあとは機械論全ては運命とか
物理的なものに支配されていて人間の追うものじゃないみたいな
それもある種人間の価値をゼロにしていくものだから
こういうのも全部実はニヒリズムに含まれるんだけど
なんで例えば今ってたぶんニーチョの時代ニーチョが1900年になくなるからそこから120年くらい経って
自然科学とかもどんどん発展してるじゃないですか
そうなっていくと逆に人間の理性っていうのが例えば神とか宗教的なものに変わって絶対視されて
世の中の法則もどんどん明らかになっている
それこそこれまでとか昔はね古典力学はニュートンか
ニュートンの古典力学があってアイエンシュタインの存在主義論があって今は理論主義力学があってみたいな流れであった時に
それこそ元子とかもっとちっちゃい素粒子のレベルから宇宙のレベルまでがある程度明らかになっているみたいな世界だとした時に
やっぱり言おうと思えば宇宙の全ては機械的そういう法則に従っていて
あとは社会の全ての約束事要は別に何か国家という絶対的なものがあるじゃなくてたまたま今そういう法律とかルールがあるだけだみたいなこととか
それを人間個人でも社会でも適用できちゃうのか
社会でも適用できちゃうとかあとは人間の一生というのは偶然でしかないみたいな
価値観って全然普通にあり得るというか力を持つ考え方だと思うんですよね
そういう風に生きている人もいると思うし
実はただこれっていうのはこれまで実は僕らがやってきたとか思想的に見てきたような宇宙には創造主デミウグスみたいな人がいて
優れた意志に従っているみたいなプラトンとかキリスト教的なものとか
あとは社会というのは理想を目指して発展するんだっていう平気る的なものとか
人間というのは永遠性の中を生きて神みたいな絶対者に近づける
そういう必然性があるみたいなキルゲゴールとか
こういうような価値観と真反対のものになっちゃうよっていうことが言えるのね
ヨーロッパの2300年今2500年ぐらい詰め上げてきた哲学的な思想っていうのが
要はどんどん理性が強くなったりとかニヒリズムが浸透していくと全部覆されちゃう
真逆の世界観とか人間観にすり替わっちゃうっていうことをまずニーチャーが気づくというか言うのね
21:04
そうした時にどう生きるべきかっていうのはある種語ることができないというか
せいぜいそれぞれが好きなように他人に迷惑かけた範囲で生きりゃいいんじゃないみたいな
それちょっと諦めっぽい感じになっちゃうんだよね
でも本当にそれでいいんだっけっていうのがニーチャーの哲学的な取り組み方なんですよ
わーすご
はいはい
そうだから改めて言うとニーチャーっていうのは特定の何かのこの人を乗り越えようとかじゃなくて
当時でも2300年ぐらい続くスクラテスエリアの哲学とか思想
あとはこれまでも散々やってきたキリスト教っていうのは丸ごと乗り越えようとしたんですよね
はーすごいねそっか社会と人間個人どちらも一気に乗り越えようとしてるんだね
そこが多分ね分けて考えられないっていう話
そうだね
そういうとこなんだねきっと
やっぱり個人だけでもダメだしもっと言うとニーチャーは超人っていう風に結構個人にフォーカスを当てたような解決策を取るんだけれども
はいはいはい
でもやっぱりその社会としてどうするかとか
そういうような世界観とか人間観の世界ってどういうものかみたいなこともやっぱり合わせては考えるから
うんうんうん
なのでちょっとまた次回以降からしっかりお伝えしていくんですけれども
そういうやっぱりこれまでのこれまでというかニーチャーが生きていた1800年とか900年ぐらいまでのヨーロッパの哲学とか宗教の伝統っていうのが
最終的にはそういうヒリズムすべては無価値だとか何でも許されているっていうように行き着いて人間の生きる意味が失われるっていう
そういうことが見えてしまったからニーチャーっていうのはそれをちゃんと乗り越えようとした
そういうモチベーションがあったんだよっていうのを知っていただくだけでも
すごいことをしようとしたんだなとかすごいことを気づいちゃったんだなっていう風な気になっていただけるんじゃないかなって思うんですよね
うんすごいそうだねここまで
ちょうどこの前回がQ.N.W.ALLのシリーズだったからそことからべて今思ったこともあったんだけれども
そのQ.N.W.ALLって現在っていうものをきちんと認識することが大事だっていうところまで
いわゆる現状認識だったり自己認識っていうところまでは多分めちゃくちゃ成功してると感じたんだけどその話を急かに
ハヤトも言ってたけどじゃあそこを乗り越えて人間が人間らしくというかきちんと生きていくためにはどうすればいいかというところで信仰っていうものが出てきたと思うんだけれども
そこにある意味の限界があるよねって話はしたと思うんだよねどうしてもそこはもう信じなさいっていう話になっちゃうよねっていう部分があったと思うんだけれども
24:02
今日の話を聞くとニーチャーは信じればいいよねっていうところもそこに対してきちんと答えというか
そこをもっと現状を掘り下げて言っても信じられない人もいるよねとか理性が勝ってきた時に信じるってことがそもそもできない人が生まれてくるという状態が出た時に
だからこうして目の前に二人を見ると苦しんでるじゃんと信じろみたいな精神論みたいなのはもう通用しないんだよみたいなことがあったとするとね時代的に
そのニーチャーがその状況をニヒリズム的に信じろって言っても信じられないし毎日結局死んだら意味ないじゃんとかニヒリズム的な方に人々が行ってしまうみたいな危機感というか
そういう将来像みたいなイメージができた時にそこをきちんと信仰じゃないもの
人はなんでそんな信仰みたいなありがたいものとかすごいものがあるにもかかわらずニヒリズム的な態度に陥ってしまうのかみたいなところをきちんと認識して
それに対する答えを出していったのかなみたいなこの前のQKゴールからすごくつながるそれを踏まえるとさらにそこすらもニーチャーが乗り越えるものをさっきの3つだよね
キリスト教と道徳と神理、家庭でそのQKゴールの限界を突破したのかなみたいなところがちょっと前回のところから思った
そうだねそうだね本当その通りでやっぱり別にストレスラー上的には特定の思想とか宗教とかに偏るものでもないし何か大きな反省のものでもないから
別にキリスト教が悪いみたいなことは全然思わないんだけれどもニーチャーからするとそうやっぱりキリスト教というかそういった考え方によって作られた思想とか
人間観とか世界観っていう中にニヒリズムのある種根っこというか原因がある思っているとニヒリズムとそのなんだろうなキリスト教的なとかその
心理とかを大事にする哲学的な思想っていうのは同じ根っこを持ってるんだっていうようなことを言うのねだからその兄貴が今
信じらないから別の考え方をっていう風に言ってくれたんだけどそうじゃなく信じれば信じるほど実はニヒリズムが近づいて
ニヒリズムに近づいていくんだっていうその訳によけるんじゃなくって王道を突き進んでいったみたいなのがニーチャーのすごいところだなと思うのね
例えばこれのニーチャーと対するマルクスがいるんだけどマルクスは
27:07
やっぱりキリスト教とか宗教的なものっていうのが信頼できないから資本の力とかそういう理性の力とかっていう方に
大事にしましょうねっていうような考え方なんだよね
今でこそそれは神を理性にすり替えただけだみたいに言えちゃうんだけど当時やっぱ1900年代とかだとまだまだやっぱり人間ってのは理性を使ってどんどんどんどん高めにいけるんだみたいなまだまだそういう思考だから
その中で理性ってのはどう働かせるかっていう風に言うんだけどニーチャーは神であろうが理性であろうが真理なんであろうがそういうものを掲げるっていうこと自体が問題なんだっていう風に捉えてるよね
なるほどさっきそうだよねなんと多分今ハヤトが言ってくれた通りキリスト教を信じろって言われてもみたいなもうそのスタンスがこのニーチャーの言うところのさっきの構造的にというか仕組み的に
もう謝ってるんだよっていうところからちょっと一脱というかずれてしまっていてやっぱり今ハヤトが言ってくれたようにその仮にキープテンオールの話を聞いて本気で本気で信じますと
本気で幸せに生きていると思っていますっていう風にガチでそこをさっき言った王道だよね
そういうその住んでる人こそがそのまま行ってにひりずみ行っちゃうよって話なのかそのレールに添えなかった人がにひりずみ行っちゃうでそういう人が増えてくるとかいう話じゃないんだ
じゃないじゃない
どっちに滅ぼうがみたいな話だよね
そうそうそうそういうこと
はぁ~そうなんだ
そうだからまあもしかしたらその本当に神とも本当信じ切って心の底からその世界に生きるぞって決めた人は別にそのキリスト教育が世界で生きれるかもしれないけど
そこまでいかないやはりキリスト教育的なもう単独者みたいな自分により立って僕は生きてやるぞっていうことまではいかない人たちに関してはもうすぐにやっぱりにひりずみに行き着いてしまうというか
そういうような人間として生きてしまっているよね
ニンチンはなんかもう言葉があれだから畜軍みたいな畜生の畜に群れるっていうような感じでそういう人たちのことを言ったりするんだけど
はいはいまあ確かに現実はあり得るよね
でもその絶望して抜けられない状態って畜軍状態だよね
30:03
そうなんだよね
もしかすると俺つらいっていう状態
理想と現実の狭間に苦しむ人たちみたいな
仏教で言ってもやっぱり悟れないどうしても煩悩が拭えないんだっていうのも多分似てる態度だろうし
これが確かに犠牲に置き換わったとしてもヘイゲル的なさ
この対立まではわかるんだけれどもこれを乗り越える圧倒的なアイデアが思い浮かばないっていう苦しみってちょっと似てるかもしれないよね同じだよね確かに
そうそう
1個レイアーで言うと宗教にしようが犠牲だろうが
これがさっき言った経済お金だろうがやっぱ自分とお金稼ぎたいけどいい仕事は見つからないだったりとか
自分がやろうとしたビジネスがなんかうまくいかないとかって同じだね構造的に
そうそうそう
その時にいい仕事したいって言ってるけど結局はお金稼ぎたいとかモテたいとかチヤホヤされたいみたいな欲望とかがあった時に
それに目を向けないってのはやっぱ間違ってるよねみたいな話もあるし
なるほどねそっかそうだよねお金を稼ぐとか成功したいって時の時に結構そのモテたいとかチヤホヤされたいってのって結構邪道だとされるというか
そうね
ちょっと承認よって満たしたいだけじゃんみたいなちょっとネガティブな部分ってなんかあるよね
そこってちょっと破壊されがちというかさ
なんかちょっとそういうのを持ってると恥ずかしいみたいな感覚ってあるじゃん
あると思う
実はちょうど実はねあの社内であの今ミライフっていう会社がいてあのキャリア研修とかもやってるんですけど
その一個にやっぱりこう理想の未来を掲げるっていうのがなんかワークとしてあるんですよ自分はこういう風になりたいとかってやるんですけど
それと一方でその不純な動機っていうのはあのいろいろ上げるっていうのをやって
やっぱり例えばじゃあ僕だったらなんだろうなこう自由に過ごしたいみたいなのを理想として掲げた時に
でも自由になりたいっていう裏にはなんか束縛されたくないとか人付き合いが嫌だとか
なんか好き勝手に生きてたいみたいななんかそういう動機があるんだよね
別にそれ自体はなんだろうな
なんか言ったらまあそうだよねって言われるけどでもなんとなく成功したいという人が誰にも束縛されたくなくて実は人付き合い苦手でとかっていうのがちょっと恥ずかしかったりとか
そんな気持ちで動いてたらなんかダメじゃんみたいに言われそうな気がするじゃないですか
そうだねそうだね
でもやっぱ人間ってそういうのは持ってるしむしろそれがなんだろうな重要
それによってニーチェからすれば偉大な芸術家が生まれたりとか偉大なアイデアが生まれたりするから
33:05
なるほどそっかいやー楽しみだねニーチェはそういった
さっき言った起訴狂とかいうと苦しみとか罪的な感覚ではねちょっと後ろめたい感覚っていうのかな本当は蓋をして見ないでおきたい
自分でも蓋をして見ないうちに自分でも気づけなくなっていく感覚みたいなものってあると今の話聞きながら思ったんだけど
そこの蓋を開けてきちんとそれを認識してあげるかそれこそね
現在がどうとか自分の幸せとはないかうんうんじゃなくてそういった結構ドロドロしたものだよね
そういったものを蓋しないよねみたいな感覚があったとして
それをみんちゃんがどういう光を当ててくれるのかみたいなところはちょっと気になってきた感じがするし
そうだねそここそがなんかそうしてみるとさっきの王道だよね
本当にそっち信じた人がやっぱ忘れていったもしくはその忘れようとしていた感覚ではね
もしくは見えてるけど見たくなかった目をそめるものの存在がちょっとなんかありそうな気がしてきて
そうするとやっぱりニーチェがわかんない全然これ最後に言うべき話かもしれないけどまだ120年だもんねニーチェが
そうです120年うん
そういうのはなんかニーチェが話したことの結論とか結果ってまだ見えてないのかもなーっていうのをちょっと思ってきて
本当にそうだねやっぱりなんだろうなそれがこう解き尽くされたみたいな感じはないし
でも多分そういうニーチェ的なものがある種常識っぽくなってきてるデザインもあって
さっきも言ったような要は成功者っていう例えば経営者だったりとかなんかそのまあ別に政治家でもいいんだけど
いわゆる世の中的な一般的に成功者まあアスリートでもいいんだけど
そういう人たちが実はやっぱりなんだろうな普通の人間と同じように別に欲求を持っているでもいいよねみたいな話もあるし
まあでも一方でやっぱなんかこうねそういう人たちは精錬潔白じゃなくてダメとか
ちょっとでも不祥事起きたらめちゃくちゃ叩かれるみたいなやっぱり世の中でもあるじゃないですか
でもあれってニーチェから言わせるとそういうなんだ
要は理想を押し付けて別に人間として生きてないっていうことなんじゃないかとか
もうちょっとルサンチマンって言葉をこの後使ったりするんですけど
そういう嫉妬とか恨みとか妬みとかそういう気持ちに支配されてるんじゃないみたいな
それを自分に向けずに人に向けてるだけではねみたいな話もあるし
だからねそういうのを見ていくとニーチェすげーってなるし
36:04
批判される側のキリスト教とか道徳とか真理の方大変って思うので
確かに
そこまで言わなくてもいいじゃないみたいなこと思ったりもするんですけど
なのであのなんだろサラッといくよりは一個一個丁寧にやっていきたいなと思っていて
いやーそうだねこれ今日って大枠の話しか聞いてないのに
もうニーチェさん最高でニーチェ進行しちゃいそうなんだよね
やばー
兄貴はさピュアだよね毎回聞くたびにその哲学者すげーってパラってくれるじゃん
なるなるうん
でもそれはねちゃんとカウンターというかね
何をノリコイルとしたかとかあと今みたいなね
とはいえ道徳も大事なそのニーチェからすると批判する対象ではあったけれども
多分今の積み重ねはもちろんあるしこれまでやってくれたことと
多分その批判された上でも向こうのリーブンはあるしっていう
多分まああのフラットな状態だよねある程度天秤は常に戻しとかないとっていう感覚は大事なのかなと思うけど
ただ一旦天秤バーンってすげーってなるっていう
それが大事だと思う
僕もそのニーチェとか竹田説士さんの本だったり
いろんなニーチェ入門とかニーチェの本とか
ニーチェ最高みたいなニーチェのことしてたら勝てる勝てるみたいな感じに思った時もあるんですけど
やっぱりその後の哲学者の勘証するとやっぱりそんな単純なものでもないなって思うし
これまで育ってきたみたいにやっぱりそれぞれの時代のそれぞれの哲学者がやっぱりすごく深いことを考えて
その批判一部はわかるけどやっぱりここはちょっと言い過ぎだよねみたいなことも出てくるので
そういう感覚は大事かなって思いますね
そうだよねさっきから何回も言ってるけれどもどうしても禁止と共というものが2000年以上あったっていうところで
そんな強力なものだからそれを乗り越えるという時どうしても話題には出てきてしまうけれども
別にそれが良い悪いっていう話もするつもりはないというか別にしているわけではないし
そもそも大きな目で見るとねライフサイクルとか商品のライフ
プロダクトライフサイクルみたいな
みたいな話でさただ単に禁止と共の2000年の対応年数っていうのをちょっと成熟期に足して
それが新しいSカーブを描くんだみたいな
いきなり広がっているところからちょっと停滞してきてだいぶ成熟してきてみたいなね
ニーツェっていうだけを見るとめっちゃすげーってなるけど
そういう大きな1000年対応の流れで見るともうそれすらも大きな流れの一つっていう風にね
39:02
その段階で生まれてきた大天才というだけっていうのを自分にも聞いとれるだろうですね
だから何が良い悪いじゃなくてもう対応年数ですみたいなね
そう本当そうでちょっと脱線しちゃうけどだからこそやっぱその冒頭やったじゃないですか
ソクラテス、プラトン、アリソテルスとかブッダとか
彼らの思想が生き残ってるってどんだけやばいことか分かる?分かってきます?
こんだけ後世の人が散々散々批判したりするわけじゃないですか
どんだけでもやっぱり乗り越えて今でも価値があるって言われるってやっぱすごいなって思うんですよね
おかしいよね、対応年数3000年ですみたいな
そうそうそうそう3000年生き残る思想って何よみたいな
だからやっぱこうね歴史ってやっぱ面白いしその中でやっぱ思想
それが語り継がれていくとか残っていくって本当すごいことだな
だから普遍的とかね人間そんな変わってないよとは言いながら
やっぱりその時代時代でね色んな価値観とかもあるしその環境も変わっていく中でね
その時々の大事にするものがある中でもやっぱりこう
イディアっていう考えは人を引き継げる力があるとか
スクラテスの対話っていう方法は重要だみたいなものがやっぱりねこう受け継がれていくみたいなのは
なんかやっぱすごいなドラマだなって思うんですよね
確かにまあそうだね今さっきその武器を切り捨てようみたいな大きなエスカーブ
それ自体が一つの製品で大きなエスカーブみたいな感覚ももちろんあるんだけれども
やっぱこれを見てきたら色んな手つなぐ者だったりとかそれをちょっとずつブラッシュアップしてきた人とか
それをちゃんと言語化してきた人っていうその大きなエスカーブの中でも小っちゃな小っちゃな
超小っちゃいエスカーブの連続みたいな意味でやっぱそういうのがやっぱなんか歴史の重みと積み重ねだったり
文化とかなんかねそういう歴史の壮大さじゃないけどね思想の壮大さみたいなのもなんか一方で感じるよね
その今回ちょっとニーテのね一人のその思想のさ強力さにちょっと当てられちゃったのがあるから
ちょっと落ち着こうっていうね意味で
ちょっとねバランスを入れながらこうやっていこうと思いつつ
実際兄貴はそう感じてくれた通りやっぱりすごい力がある思想家哲学者ではあるので
ちょっと実際に次からじゃあどんな風にヒリエスト教であったりとか倫理とか道徳か真理とかっていうのを批判していって
何を暴き出したのかっていうことをですねぜひお伝えしていきたいなというふうに思っております
はい了解ですわー楽しみだねちょっと
はいじゃあ次回もよろしくお願いします
はいお願いします本日もありがとうございます
42:03

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