2024-09-06 26:15

Ep.083 企業分析の習得に必要なプロセス《決算分析の勘所!ゲスト森本さんからの問い》Part1

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ゲスト森本さんに再び登場してもらい、しげさんへの質問として、企業分析の習得プロセスを訊きました。

◆参考リンク

​​きづきくみたてnote 森本康仁

決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術(村上茂久) | 書籍 本

コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦 単行本 – 2023/2/1 高松 智史 (著)

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 単行本 – 2006/3/31 内田 和成 (著)

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」安宅和人 (著)  Kindle版

Business Insider 記事一覧 村上 茂久 [株式会社ファインディールズ 代表取締役]

エヌビディア、高騰する株価はバブルなのか? 営業利益率 54.1%の源泉を探る | Business Insider Japan

すごい改善

◆ゲスト

森本 康仁 (Yasuhito Morimoto) @c_mory_

元小学校教員。セブ島での3年間の経験を経た後、日本に戻り企業の組織課題を支援。2022年末に会社員をやめて独立。時を同じくして軽井沢に転居した。現在は屋号「きづきくみたて工房」にて人と組織の成長の支援に取り組む。「今時代が必要としている学びの場の創造」がテーマ。

■きづきくみたてファシリテーター森本康仁

◆パーソナリティ

しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/跡見学園女子大学兼任講師。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版。近著に『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』(ソシム)。

ファインディールズ Fine Deals Inc.

会計とファイナンスで読むニュース の記事一覧

決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術

まさき (Masaki Endo)

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。2023年から6年ぶりに企業の勤め人になる。

合同会社エンドオブオーシャン

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00:08
SONOSTA、知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、合同会社End of Ocean代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと、
金融業界で10年以上働いたうち、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり、経済メディアで寄稿をしたりしているしげえです。
今回はテーマとしては、ゲスト会ということにしたいと思います。
ということで、ゲストに森本さんに来ていただきました。森本さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
森本さんは、去年の秋ぐらいに収録した会に出ていただいて、
その時、いろいろな人的資本経営というテーマで5回にわたって語っていただきまして、
大変好評で、聞いた方から面白かったという声をいくつかいただいています。
ありがとうございます。
ということで、今回再び森本さんに来ていただきました。
今回はテーマがまた変わってまして、森本さんからしげえさんにいろいろ質問してみたいことがあると聞いていますので、
それについて今回はお話ししていけたらなと思っていますというところになっております。
ということで、森本さんからその辺の経緯というか、何考えているのかみたいなところを最初に話してもらっていいですか。
はい、ありがとうございます。
しげえさんが出された決算分析の地図を拝得させていただきまして、とっても面白かったですと。
ここでいろいろと丁寧に書いてくれていることが、それはもう繰り返し読むとわかんないなと思いながら繰り返し読んでるんですけど、
この本だけだとわかりきらんなって思うことがありまして、
今日はぜひその辺りをしげえさんに実際これってどういうことなんですかってことをぜひ質問させていただけたらと思って、
まずこの場がありますということですね。
この本を読むにあったって何が気になってるんだっていう話をする際に、
ちょっと私の自己紹介とここ最近の問題意識について話をさせてもらうと、
なんとなくここしげえさんも答えやすくなるんじゃないかなと思って、
ちょっと簡単に問題意識の方をお話しさせていただけたらと思います。
前回出させていただいたときもちょっと簡単に私の自己紹介をさせていただいてたんですけど、
改めて簡単にお話をさせていただくと、
森本靖人といいまして、今は主に民間企業に向けて人材育成であったりチームビルディングであったり、
組織開発、文化情勢みたいな、そんなような仕事をさせていただいてる人間なんですけど、
もともとは小学校の先生をやっておりまして、9年ほど小学校1年生から6年生まで、
03:03
国語だったり算数だったり理科だったりいろんなことを教えていました。
ただいまいろいろ思うことがあって、民間企業、それこそしげさんがこうやって分析しているような、
誰もが知っているような企業の人材育成のお手伝い、チームビルディングのお手伝いをさせていただいている人間ですということですね。
例えばどういう相談が来るのかっていうと、自分のチームですね、どこでもいいんですけど、
例えばここで一番最初に出てきてるから紹介させてもらうと、オリエンタルランドみたいな会社からどこかのチームがですね、
うちの会社のチームの状態が良くないんで、チームビルディングの施策をやってくださいみたいな相談を受けて、
それこそこの前お話しさせていただいたような、レゴシリアスプレイっていう想像的な対話の手法、
レゴブロックを使った想像的な対話の手法を使って、チームの中に入っていって皆さんであれやこれやと話し合っていただくわけですよ。
チームの状態が良くないからチームビルディングやっていって、話し合ってこういうふうにしていったらいいよねっていう話になるんですけど、
ただそれってたどっていくと、結局関係性だけの問題じゃなくて、業績が上がらないとチームの状態って良くならないみたいな問題が起こるわけですね。
なるほど。
そうそうそう。なのでちょっとチームビルディングっていう形で依頼されていくんですけど、
これだけやってても全然本質的なクライアントの課題解決にならないなっていうことを思うわけですよ。
どうすればこの時代に民間企業が成果を出せるのか、業績を上げられるのかっていうことを考えていくと、ちゃんとビジネスのことを勉強しないといけないし、
ビジネスのことを勉強していくと当然ファイナンスの話になっていくわけですよね。
私はしげさんみたいな専門家になるイメージはあんまり持ってないんですけど、
ただそれなりにその会社やその部署が置かれている状態について理解しないとチームビルディングも提供できないなとか人材育成も提供できないなと思って勉強しようと思ったときに、
まさにこのしげさんの方がすごく基礎的なことやこの時代だからこそ生まれてくる、特に非財務情報の話なんか私めちゃめちゃ直結してるんですけど、
そこらへんについて勉強を深められたらと思ってきているという状態ですね。
はいありがとうございます。
まあだからあれですよね、今勉強しなきゃって言ってたのは森本さんみたいな形で組織変革に入る立場、
仕事の人もファイナンスなり経営なりっていうことを分かってないとなんてか本丸に手がつかないというか、
そういうことになりますよって話ですよね。
ほんとそうですね。
それでなんかしげさんが、ごめんなさい、なんか前その下でこの決算分析の地図の話したときに、
想定する読者として5つこんな人って言ってたけど、森本さんのこのパターンは結構ある意味新しいというか、
自分が企業の中にいるわけじゃないんだけど、その企業の課題解決、手伝う身としてはこれ知っておかないとっていう人という、
ほんとそうですほんとそうです。
06:00
新しい読者。
そう表現したらそうなのかもしれないですけど、そうですね。
っていう立場からちょっといろいろ聞いてみたいっていう話ですよね。
だからあれですよね、今日森本さんが聞いてもらうことが場合によっては、
同じような立場の人がどれだけこの番組聞いてるのか知らないですけど、
なんか参考になることもあるんじゃないかっていう話ですよね。
そうですそうです。
ありがたいですね。
まさきさんおっしゃったように、私のこの初めに決算分析の地図の初めに想定読者、
5パターンぐらい書かせてもらってるんですけど、
SNSですね、Xとかの反応を見てると、
想定読者以外の方からもいろんなフィードバックをいただいて、
こういう読み方があるのかみたいなの結構あったりはするんで、
今の森本さんもそういうところということで、
私としては本当にありがたいなと思ってますね、
そういう活用の仕方を着想していただけるとですね。
ありがとうございます。
もう少しだけ話をさせてもらうと、
例えば日本人ってほとんど今まで英語をしゃべれなかったと思うんですよ。
学校教育で6年だったり12年だったり英語の勉強してたりはして、
読みかけはある程度できるけど会話になるとほとんどできないみたいなのが、
例えば私たちの世代のほとんどの人で起こってたことだと思うんですけど、
例えばインバウンドでお客さんが来たら、
今は接客でちょっとは英語をしゃべれないともう回らなくなってるみたいな話になってきていて、
文法的に正しいかどうかさておき、
少し英会話を必要としている時代になってきたなっていう気がするんですね。
それと似たところが私はあるんじゃないかなと思って、
今までそこまでファイナンスについて勉強しなくても、
何となく回ってたんじゃないかなという気がするんですよ。
ただちょっともう流石に売上が頭打って横ばいだぞとか、
ちょっともうほんと下がっちゃってどうにもならんぞみたいなのが、
結構課題としてクリティカルになってきていて、
もうちょっとファイナンスを勉強しないといけないよねみたいなのが、
なんかこう時代の潮流としても強まってるんじゃないかなっていう気はします。
ありがとうございます。
私もいくつかの会社で財務研修、ファイナンス研修をさせてもらったりするんですけど、
やっぱり特に部長層とかそういった推進者クラスの人たちに、
経営人としてはもう少しファイナンスとか財務の知見を身につけて欲しいという声が結構あってですね。
それはやっぱり今後の部署とか部門とかの成長性とか戦略を考えるときに、
やはりそういった知識があると武器になるんですけど、
言って丸裸で勝負するとですね、
過去の延長の昨年対比売上成長を目覚ましましょう以外何も出てこないことになって、
今まではそれでいけたんですけど、
そのあたりをもう少し解像度を高めて分析するっていうことが、
09:04
不確定が高い今の世の中において、今まで以上に求められてるっていうのは、
確かに私も研修をさせてもらう中で感じたりしてます。
なるほど。
それでちょっとほんと素朴な疑問なんですけど、
例えば小学校の中だったら、
小学校に限らず英語に関して言うと、
大体3年生ぐらいから多分今始まってて、
小中高大といっぱい勉強していくじゃないですか。
週に1時間とかの授業がずっと6年だったり10何年だったりやって、
ようやく喋れたり喋れなかったりみたいな話だと思うんですよ。
英語に限らず、
例えば音楽の授業をやっていこうとすると、
どっかのタイミングで楽譜の勉強が始まっていって、
どうはここだぜとか、
これは四分音符って言うんだぜって言って、
楽譜の読み解きを行ったりするじゃないですか。
理科で考えると、
科学反応式みたいなやつを、
いろいろと水平理辺とかって覚えさせられて、
書いていったりして、
科学反応式の読み解きの勉強をして、
ただ結局学校教育、義務教育の中では、
みんななんとなく頭に入っているけど、
実務では使えないみたいな、
そんな感じだと思うんですよね。
ファイナンスもちょっと近いところがあるだろうなと思って、
例えばPBRとか、
いろいろと覚えなきゃいけないことがまずあって、
それを一生懸命自分なりに実務と結びつけていくと、
ようやく読み解きができるようになってくっていう感じだと思うんですけど、
なんかしえいさんのこの本を読んで、
できるようになるまでに、
何時間くらい必要とするんだろうっていう、
すごくな疑問なんですけど、
人によるがなみたいな話だと思うんですけど。
僕だけでは難しくないですか、それ。
めっちゃ難しくない。
これはすごくたぶん、
私ビジネス書の本質の一つだと思っているんですよね。
例えばそのコンサル本で、
すごい良い本たくさんあると思うんですよ。
例えば、
あたかさん、元マッキンジのあたかさんに書かれた、
一周から始めようとか、
元BCGの代表の内田先生に書かれた、
論点思考とか仮説思考。
最近で言うと、
元BCGの高松さんが書かれた、
コンサルが最初の3年間で学ぶこととか、
めちゃめちゃ良い本あるんで、
あれ熟読して、
いきなりコンサルで即戦力になりますかって言うと、
ちょっとそういうわけでもないのかなっていうふうに、
思ってはいるんですよね。
結局、私の本、
本に本当にエッセンス全て詰め込んでるんですけど、
その上でやっぱり研修ニーズとかあったりするんで、
結局、例えば、
野球のバッティングの本を読んだりとか、
水泳の本を読んだりして、
こういうふうにしてクロールであったりとか、
平泳ぎ泳ぐんだって分かっても、
なかなか実際にじゃあそれ読んでクロール泳げるんですかって、
また別の話になってるんですか。
別ですよね。
はい。
英語も一緒で、
結局話すトレーニングをしないと、
12:02
話せなくなって、
私もやっぱりレアジョブのおかげで、
英語を話すことの抵抗がだいぶ減って、
やったんですけど、
やっぱそこまでいくのに、
1000時間はレアジョブだけでつぎ込んだんですよね。
うわ、すごい。
それぐらいやっぱりやらないと、
ちょっとやっぱり現場で使えるにならないのかなっていう気はしてますと。
なので、この本で言うと、
読んで自分で位置情報までいって、
実際に分析をする。
で、一番効果的と思うのは、
私はやっぱ文章を書くことですね。
はいはい。
アウトプットを文章で論理展開やっていくので、
私もやっぱりこの本書く前段で、
ビジネスインサイダーとかで連載させてもらってますけど、
やっぱそのビジネスインサイダーの連載をする中で、
むしろ自分がトレーニングされていったところがありまして。
いやー、分かりますよ。
はい。
だから5年前にこの本をいきなり書いて絶対無理でしたから。
うーん。
っていうのはあるので、
やはり実際に何かしら、
それは自分の株式当初の株でもいいですし、
分析しないとやっぱちょっと本読んだ上に、
実技もないとちょっと難易度高いかなっていう気がしますね。
なるほど。
え、しげさんビジネスインサイダーで何社ぐらいすでに書いたんでしたっけ?
ちょっと分かんないですけど、連載100回はやってるんで、
で、大体1回で2回分ぐらい出すんで、
50社以上はやってるはずですね。
あー、50社以上、なるほどね。
大体何社ぐらい読むと、
なんとなく勘どころが分かってきたなっていう感覚あります?
まあでも10社は最低やらない、やるといいんじゃないですかね。
10社ぐらい、まあそうですよね。
まあでも50社ですけど、別の場合比較も入れてるんで、
それを含めると倍ぐらいはやってるんで、
100社とかはやってることになるかもしれないですね。
うーん。
なるほど、なるほど。
まあじゃあとりあえず10社目指して頑張るみたいな。
とりあえず10社ですね、とりあえず10社目指して頑張る。
あー。
それすごい、ちょっとやっぱこういうマイルストーンすごい大事だと思うんで、
ちょっと私とりあえず10社やろうっていう気持ちになってきたんですけど、
はい。
ちなみにレゴシリアスプレムをトレーニング受けてファシリテーターとしてやるのに、
まず100回は登壇しなさいって言われるんですよ。
あ、そうっすね。
それぐらいやんないと分かんないんですよね。
はい。
で、実際私多分まあ5、600ぐらい登壇してるんだと思うんですけど、
まあ100回ぐらいから、あ、だいぶ分かってきたな、
でも全然分かんないこともいっぱいあるなみたいな感じだったんで、
まあ10社はなんか全然まあ頑張ればできるなっていうのはまず浮かびますね。
そうですね。
あのこれ本に書いてないですけど、
例えば前聞いた質問が有価証券報告書、
まあ多分オリエンタルランドでもいいんですけど、
うんうん。
じゃあ損益計算書PLって調べると、検索すると2つあるんですよ。
連結PLと単体PLで出てくる。
はいはいはい。
で、これってちゃんとその時知らなかったら、
これどっち見るんだっけみたいなふうにやっぱ思うんですよね。
はいはい。
で、単体のほう見ると、あ、連結見る必要があるんだっていうときに、
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あ、連結と単体違うんだ、連結見る必要があるんだっていうことを、
これ本には書いてないんですけど、学んでいくんですよね。
なるほど。
一意情報とか見ると疑問が出てくるんですよ。
これどういうことなんだ、これどういうことになるんだみたいな。
そうなんですよ。はいはい。
で、それをやっぱ10回ぐらいやってるとやっと、
あ、こういうことねっていうことが初めてわかるんで、
当然その本に入れてることって、
本当に知識の、私の知識で言うとやっぱり1割か2割ぐらいとかも入れられてないんで、
暗黙値がたくさん入ってるんですよね。
はい。
最初しげさん読み始めたときって、銀行員時代の上司がいろいろと、
村上くんこれはちょっと違うよとかってフィードバックくれたんですか?
あ、それはありましたね。
まあその投資の部署にいたんで、不良再建投資っていうところで再建投資の部署で企業の分析して、
こういう状況だからこういう投資シナリオを考えまして、上司に分析結果を報告して、
ボコボコにされまして、もう一回取り付けし直してっていうことを何度も何度も繰り返す感じでしたね。
なるほど。
はい。
そうですよね。
その頃に鍛えられたから、ある程度新しい会社全然勘どころがないところを読んでもまあまあ読めるみたいなそういう感覚があるんですか?
そこもやっぱりアップデートは必要でしたね。
やっぱり当時別にSaaSとかなかったですから、
今のソフトバンクグループとかも本当にもう丸裸でまずは分析して全然わかんねえだとか思いながら、
いろんな文献読んでこういうことかなみたいな感じを積み上げていって、
私はこの本も連載も写真も書いてる学生時代のゼミの同期で会計士の方がいるんで、
彼にもフィードバックもらって、こういう解釈でいいのかとかをやってるので、
結構毎回試行錯誤しながら、例えばなんですけど、私4月にNVIDIAの記事を書いたんですよね。
はい。
あの本には書いてはないですけど、ハンドタイメーカー。
NVIDIAって一時、自家創作ランキングが世界1位になったんですよ。
AppleとかMicrosoft抜いて1位。
ある程度株とか詳しい人はNVIDIAってすごい有名な会社ですけど、
やっぱりそこまで知名度高くないと思うんですよ。
Appleとかに比べればB2Bの会社なんで。
で、10年前に100万円通した人がNVIDIAで今やると4億になったみたいな感じでニュースがあった気がしましたけど、
やっぱりNVIDIAの分析とかも結構きつかったですね。
ハンドタイムのビジネスモデル分かってないと理解できないし、
なんでIntelはうまくいかなくてNVIDIAが伸びたのかみたいなところとかも、
ニュースとかいろんな他の記事も読みながら、それとセットで決算書を読み込んで、
ああ、こういうことなのかなみたいなところを自ら仮説検証しながら記事書いていってストーリー作るみたいなことをやるし、
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で、NVIDIAが終わった次の年にTSMCっていうハンドタイの作る方ですよね。
NVIDIAって設計本なんで、それと本配比較しながら今TSMCが世界トップ10ぐらいに入ってるんで、
たぶんこっちも来てるし台湾の会社でなんでこうなってるのかみたいなところも、
本当になんていうか、もともと答えがあるわけじゃなくて、自分ながら本当に見ながらこういうことかなみたいなところを調べながら、
嘘はかけないんでファクトをベースに本当にファクトとロジックで展開していくみたいな、
それを徹底する感じですね。
別に実は私としてもそんな楽ではなくて、毎回結構手こずりながらやってる感じですね、分析としては。
なるほど。例えば私の実家ってパン屋だったんですけど、パン屋さんみたいな事業モデルが非常にシンプルだったらそんなに難しくないんだけど、
どんどんどんどんビジネスモデルが複雑になってきちゃうと、そんな簡単に読み解けなくなってくるっていう、そういう話ですよね、きっと。
そうですね。なので過去扱った、本にも出てるメルカリとかタイミーとかもですけど、
やっぱちょっと一読して一瞬では食うことないみたいな感じは正直私はできてはなくて、
なるほど。
試行錯誤をしながら、本当にもうファクトとロジックと仮説をベースに、
本当にもう手探りで分析していく中で、なんか一つアハ体験的なメッセージをどう発見するみたいな、
自分のアハ体験できたっていうことは、読者にとっても多分そういうことになるんだろうと思って、論理展開していく感じですね。
そうすると、例えばしげさんの銀行員時代の上司も、
じゃあこの会社やってくださいって言っても、すぐにはおそらく読めないでやろうっていうことですよね。
ただ銀行員時代の時は、結構不動産とか、もうなんかわかりやすいビジネスモデルがあって、
だいたい利益率これぐらいになって、原油価格これぐらいになって、もうなんか想定があるんで、
そこにもう繰り返しやっていく感じなんですね。
なるほど。
で、私はプロジェクトファイナンス太陽光とかやってますけども、太陽光のモデルってすごいシンプルで、
結局その倍年がいくらになって、それに対してメンテナンス費用がどれぐらいになって、
元本利息どれぐらい払って、キャッシュ最後これだけ残りますみたいな感じで、
なるほど。
ちょっとそのいわゆる感濃度分析と言って、
費用プラス5%したらどうなるか、売上プラス5%したらどうなるかみたいなシミュレーションしていくだけなんで、
なるほどなるほど。
結構まあ、そういう意味では、例えば居酒屋とかパン屋とか、フランチャイズカフェ運営するとかって、
結構ビジネスモデルは多分シンプルなんですね。
顧客数と単価、それと費用っていう、この3つをコントロールすればだいたいできるみたいな話。
なるほど。
変数が限られているし、変数のだいたいレンジが想像がつくっていう話だなって思ってて。
21:03
そうですね。
でもキャパも決まってますしね。
それで言うと、私のお客さんって本当もう全ての業界、全ての職種がお客さんで、
すごくシンプルなビジネスをやってる人からも相談を受けるんですけど、
本当もうITで新しい産業、新規事業をスタートしていますみたいな人たちのお客さんもいるから、
私が身につけなきゃいけないのは相当難しいんだなっていうことが分かってきましたね。
そこってでもある意味、協力関係があると思ってまして、
森本さんが一人だとそれ当然難易度高いとしても、私含めてそういう財務強い専門家が何人かいたりするんで、
そこでお互い協力しながら強みを出していくみたいなところが。
まあ確かにな。
世の中の企業はやっぱりそうじゃないですか。
全部一人でやるのが難しいんで、
自分でただ最低限の知識がないと通訳というかコミュニケーション取れないんで、
PLなんですかって言われちゃうとね、さすがに私としても厳しいんですけど、
私の書いてる本に書いてることをある程度理解してるならば、
ここで困ってるんですって言えば私がじゃあよりもう少しシャープなアドバイスなり、
こういう視点を見ればいいんじゃないですかとかをお伝えできるってのがあるかもしれないですね。
それめちゃくちゃいいなと思いつつ、
一方僕例えば森本さんみたいなスタイルの仕事の人って個人事業主なりミニ法人みたいな人が多そうだから、
そうなんて言うんですかね。
そういうパートナー、そういう専門性高いパートナーを持つみたいなのって結構大変そうとか、
あとそのプロジェクトをお客さんから受け負うときに、
その外部専門家の相談の時間とかコストとかをどうその相手に対する温もりとか受注に織り込むのかっていう、
なんかそういう細かい部分結構大変そうだなっていうのが書いてちゃったっていう。
そこをちょっと私のケースをご説明すると、
私財務コンサルティングをさせてもらってるんで、
企業さんから財務情報をたくさんもらってそれを分析して、
モデル比較とかも本でやってるようなことをコンサルでやったりしてるんですけど、
最近何が起きてるかっていう。
データが上場企業なら募ってるんですけど、
非上場企業の場合は募ってないんで、
それを整備したり加工するだけですごい大変なんですよね。
だからExcelの共通の資料の専門家の人いらっしゃるじゃないですか。
その人にも事前にお話をした上で、
例えばこういうExcelの専門家がいますと。
本社をこれをずっと自分でやる。
もしくは私がやるとすごい時間がかかるし、
コストもかかってしまうんで、
そこをただ分析が必要なんで、
このExcelの人にこうやってもらってデータ整備の社内を整える。
それに対して私が分析を入れるっていう、
座組はどうですかっていう相談を先方に相談して、
24:04
先方として予算内でそれいいですねっていうふうになれば、
その方にご連絡して一緒にちょっと支援しませんかみたいな。
私もそれ助かるんですね。
私が一人でやっぱりデータ確保するのは結構しんどいんで。
っていうような座組はあったりしますね。
データの前さばきというか、
そういう部分でより強みのある人にそっちは頼むっていうことを
提案しちゃうって話ですね。
それと逆に私も強み特化できるんで、
エクセルのデータ整備できなくないですけど、
それ専門にしてるわけじゃないんで。
やってる間結構しんどいんですよね。
それ専門にできるチームとか持ってないですしね。
そうですね。
メンバーがいないから。
なるほど。
でも例えば私半導体業界のお客さんもやっぱりいるわけですよね。
やっぱり今のしげさんの話を聞いて思ったのは、
半導体業界がどういう感じになっているのかっていうことは
ある程度わかってないと、
ピントずれたことばっかりしゃべっちゃうリスクはあるなと思ったんですけど、
一方で全てのお客さんの半導体業界の中でのポジションとか、
そこまで細かくわかってなくても、
業界的にざっくりどうなってるのかだけウォッチしていければ
大丈夫かもなっていう気もして、
プラスアルファなんかさらに本当ファイナンスの知識が必要になったら
しげさんに相談するみたいな。
そういうスタンスが。
それでいいと思います、まさに。
おっしゃる通りだと思いますね。
なるほど。
でもイメージはおかげさまでだいぶ湧いてきましたね。
ちょっと細かく、
じゃあしげさんがどうやってそこの技術を高めてるのかっていうことの
ヒントを得たいなと思って、
しげさんがここの会社を分析しようって思うときって
どういうときなんだろうかっていうのを
すごい聞いてみたいなと思ったんですよ。
ではその質問はですね、
第2回で答えてもらいます。
いい感じになってきたので。
じゃあ第1回はここで、
第2回でそこで答えてもらいましょう。
では一旦お聞きいただきましてありがとうございました。
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