なんで我々が例えば10万円持ってて、10万円銀行に預けましたと。
で、銀行はその10万円を使って融資をしたりをするんですけども、
分からないので一旦関節的に金融を仲介してるっていう意味で関節金融になります。
なるほど。
例えば一方で証券会社の場合は、
じゃあAAっていう会社はですね、上場をして株式を調達しようとしました。
まさきさんはその株を買いました。10万円分買ったとしますと。
その10万円分買ったっていうのは直接Aっていう会社にお金が行きますよね。
これ直接金融ですね。
なのでこれが関節金融と直接金融の違いなんですけども、
日本は連動的に銀行が強かったので、
お金を集めるっていったときには預金者からお金を集めて、
株式市場を使わずに銀行が融資をして大企業にお金を提供する、
そういう金融仲介の仕組みが強かったんですね。
はいはい、なるほど。
それはメインバンクっていうふうに言ったりはするんですけども、
一方アメリカっていうのは株式市場が非常に発展してましたし、
確かに。
債券市場も発展しそうで、お金が足りないとなると直接株式市場から調達をしましょうみたいな、
そういった文化があったというところですね。
すごい繋がりました、なるほど。
だからこれ一般論としてよく言われる、日本人は貯金はするけど投資はしないみたいな言われ方とか、
アメリカは逆だとかいう一般論として言われますけど、
そこが今言った説明と繋がってくるってことですよね。
そうなんですよ。
まさにおっしゃる通りで、
そういったね、日本が預金が好きで、
アメリカ人が株等に投資するっていうのは、そういった金融システムの関係もしてるわけなんですよね。
なるほど。
納得です。
そういう中で、日本の場合はどうしてもですね、非常に銀行が強くて、
例えば半沢直樹っていうドラマ見てもらってても、
第2期の半沢直樹ですね。
2020年にあったときに、半沢直樹が証券会社に出向するんですけども、
もう完全に上下関係なんですよ。
銀行が上で証券会社は下だっていう扱いなんですよね。
そうなんですね。
で、銀行に立てつくとどうなるのかわかるのかみたいな、そういうシーンがあるんですけども、
っていうのが支配的にあるっていうのがあって、
ちょっとそれも古い話なんですけども、
アメリカ別にそういうわけではないっていうようなところがあったりしますね。
なるほど。
で、実際ですね、インターネットで平成元年の世界自家総額ランキングっていうのを耐えてもらうとですね、
平成元年と平成30年の自家総額ランキング、世界に出てくるんですけど、
世界のトップ30のうちの半分ぐらい日本の銀行なんですよ。
その89年はってことですね。
89年ですね。
やっぱそれぐらい日本の銀行のプレゼンスがあったっていう。
すごいですね、それ。
日本ランキングじゃないんですよ。
あっという間に日本ランキング見えるんですけど、もう世界ランキングですからね。
だから今だとそのアップルとかグーグル、アルファベットとか、
あるいはテスラだったりとか、
あとその下でちょっと前に出てきたビザとか、
そういうグローバルのトップ企業のランキングの中に日本の銀行の名前が入ってたってことですもんね。
トップ10が、トップ10に複数入ってましたね。
信じられないですよね。
そういう時代があったんですよね。
なんか冗談かっていう感じが今の僕からすると感じますけど。
そうですね、多分残念ながらこの時代はもう一回来ないとは個人的に思いますけどね、残念ながら。
っていうのがあったりして。
なるほど。
これ銀行と証券会社。
3つ目の保険なんですけども、保険はちょっとわけが違ってですね。
例えば我々が生命保険に入ったとして、毎月例えば1万円の生命保険を払ったんですけども、
残念ながらちょっと体悪くなって亡くなってしまったら、
例えば生命保険の会社で毎月1万円積み立てて年間12万円、5年間で60万円なんですけども、
亡くなったらいきなり1000万円もらえるわけなんですよね。
なんでちょっと機能が違ってまして、
どっちかというと金融にはリスク分散という機能があるんですよね。
リスク分散っていうのを主に保険が担っているというところになって、
例えば交通事故とか車保険とかも起こすと、
非常に莫大なコストがかかってしまうので、
奨学でお金を保険会社が集めて、
何か起きたときにそれを再配分しますっていうような、そういう仕組みなんで、
貯蓄とかっていうのは直角二等辺三角形、三角形イメージしてもらいたいんですけども、
右側に進むとだんだん三角の矢印が溜まっていくようなイメージ。
これが貯金の仕組みですね。
一方で保険会社、生命保険とかは四角形みたいなイメージで、
横に払ってはいくんです。あるときにドーンと何か事故が起きたら1000万円もらえるとか、
そういったような仕組みになってるっていうのは、この三大金融の仕組みにはなっています。
なるほどですね。そこもあんまりよくわかってなかったんで、勉強になりました。
これまた一つ目の金融仲介機能なんですけども、次銀行の仕組みに戻ると、
二つ目の信用創造機能っていうのがありますね。
この信用創造はどういうことかっていうと、ちょっとわかりづらいんですけども、
例えば私が銀行だとします。まさきさんに1000万円貸ししたとします。
まさきさんはその1000万円で、例えば、何でしょう。
新規事業をやるとかそういうことですか。
新規事業をやってもらっていいですか、例えば。
工場を作る人が、工場がちょっとした設備を投資をすると。
なるほど、設備投資をしたと。
となると、まさきさんが1000万円借りました。そのうち500万は設備投資に使います。
当然設備投資をした業者に行い払いますよね、500万。
その500万っていうのは設備投資をした業者っていうのをもらって、それをまた仕入れに使ったりしますよね。
その500万の仕入れをまた300万あったら、その300万もらった業者っていうのは、それでまた仕入れをしたりとかっていう風になっていくので、
今だけで言うと、1000万があって、そのうち500万が業者に流れて、合計1500万。
そのうち500万の半分、250万がまた業者に流れていって、ばーっと増えていくと。
まさきさんには1000万しか出してないんですけども、経済の循環としては1000万以上の波及効果があるんですよね。
そうですよね、多分何倍かにはなりますよね。
はい、これを信用創造という風に言いまして、銀行がお金を1000万なり1億円なり貸し出すと、
当然それに対しては先の支払いが出てくるので、そこからまた波及をしていって、信用が創造されていくっていうのがポイントの一つ目。
もう一つは、例えば極論ですね、銀行っていうのは1億円預金者からお金を集めたとして、すぐにですね、全員から1億円を引き出されることっていうのは滅多にないんですよね。
まあそうですよね。
だってまさきさんとかもね、普通に考えて貯金していきなりある日全額引き落とすとかってないじゃないですか。
ないない。
っていうことは、おそらくかなりのお金が銀行に眠ったままですよね。
うんうん。
それは銀行全体で見たときもそうでして、大体その最低限の準備率っていうのが何パーとか10パーとかあったとしたら、
1億円預金者から集まったとしても、1000万円だけ置いとけば、残り9000万円はお金をですね、自由に使うことができると。
そうですね、貸し出していいってことですよね。
貸し出していいっていうことなんですよね。
すると、逆に今の例で言うと、1000万円あれば1億円貸せるし、1億円預金集めれば10億円貸せるっていう風になって、ここでも信用創造が起きてるわけなんですね。
確かになるほど。
これが経済における金融が血液って言われるゆえんですね。
なるほど。
で、これ恐ろしい話がですね、いわゆるバブル崩壊後、不良再建問題が起きまして。
聞いたことはありますね。
銀行が貸し渋りとかをやったわけなんですね。つまり融資をしなくなると。もしくは融資の回収に走ると。
そうですね。だから僕が事業者でこの設備投資したいから追加で500万貸してくださいって言ってももう貸さない。
貸さない。
で、もうお前に貸してる1000万早く返してみたいな。
そうです。
そういうことですよね。
ただ仮にですね、私が銀行としてまさきさんが1000万貸したんで返してくださいって言うと、まさきさん1000万取られるわけですね。
するとまさきさんが本当は人権費だり業種内に払おうとしてた1000万のお金がなくなっちゃいますから。
てか何なら1000万持ってないのではっていう。
そうですよね。
投資してるし。
そうなんですよ。
事業に使ってるから。
万一返したとしても、本来払う人に払えなくなってしまうと。
そうですよね。
すると取引先も全く一緒なので、となると逆循環してしまってですね、ダメになってしまうと。
そういう意味で、はい。
ですよね。
そんなことをしたら経済止まっちゃうじゃんって思うのに、なんでそんな貸し渋りとか貸し剥がしって言うんですか。
なんて言うんですか、その改正みたいなやつ。
何でやるんだろうっていう疑問は単純にありますけどね。
そこがまさにポイントでしてですね。
実はこれちょっとだけ、第1回か2回のかつまさんの回かドラえもんの回でちょっとだけ反応が。
その下でも。
そうですね。
ちょっと触れましたね。
1回から4回のところなんですけども。
銀行もですね、貸し出した先においてですね。
例えばですけど、まさきさんみたいな感じの人が100人いたとしてお金を貸し出してるんですけども。
何社か倒産してしまったとしたときに、銀行の体力やばくなるんですね。
そのときに、追加の融資どころか、ちょっと早く返してもらわないといけないっていう方向にどっちも走ってしまうっていう。
本質的にはそこですね。
なるほど。
実際ですね、銀行取り付け騒ぎっていうのが日本でも起こったんですけども。
取り付けですね。
取り付け騒ぎですね。
預金者からすると、自分がですね、お金預けてる銀行がやばいっていうニュース見ると、
我先と銀行からお金下ろして回収しないとっていうふうに思ってしまうわけなんですね。
実際日本でも日本振興銀行がこの10年間で倒産したりとか、90年代後半もですね、多くの銀行が倒産を増してですね。
で一応その銀行の保険の仕組み上ですね、ペイオフっていうのがあって、
預金のうちの1000万円は保証しますと。
1000万円プラス預金なんですけど、それを超えた分っていうのは自己責任ですよっていうふうになってるんですよね。
なんで1000万円以上の分が返ってこないってなると、みんな預金者に行って、
これ難しいのが本当に銀行やばくなくても、みんな銀行やばいと思ったら、
銀行に取り付け騒ぎが起きてしまうというこういった現象が起きて、
以前トイレットペーパーがですね、コロナ直後いなくなったっていう話があったと思うんですけど。
ネット上のデマかなんかで、結局みんなトイレットペーパーがなくなっちゃうって思い込んだことによって、
結果トイレットペーパーの生産供給料は変わってないのに、みんな買いに走った結果なくなったって話ですよね。
そうですね。それと全く一緒のことがですね、銀行でも起きるというようなことがあるので、
やっぱり銀行の安全性とかは極めて大事になるっていう。
そうですよね。しかもそのトイレットペーパーっていう1個の商品にみんなが群がるだけなら、
もう売ってませんからって言えば一旦終わる話ですけど、
お金の場合だったらその銀行自身も自分たちの経営があるわけだから、
そこの直結してるお金っていうものをみんながちゃんと引き出させろってみんな来たら、その銀行を潰れちゃいますよね。
そうなんですよ。だから実際90年代後半ですね、銀行バタバタ倒産しました。
私のいた新生銀行も全身は4兆基金用銀行で倒産をしたと。で、なんで銀行で倒産するんですかとね、
余金者がたくさんお金集めてるねっていう。これ一つは余金の取り付け騒ぎもそうですし、
実は銀行っていうのはマーケットですね、インターバンク市場っていう銀行間でお金のやり取りするところから、
普段貸し借りしてるんですね、お金のそこでも。
なるほど。
だからなんていうか、教科書にも書いてまして世間にも言われてるように、銀行っていうのは余金者からお金を集めてそれを貸し出してるっていうのがあるんですけど、
これ半分本当に半分嘘なんですよ。で、僕これ実務で知ってびっくりしたんですけど、
実際、余金残高を踏まえて融資をするっていうよりも、例えば私が銀行員だとして1億円融資をしますっていうときに、
この1億円どうしてるんですかっていうと、マーケットからファンディングするんですね。
ファンディングで調達っていう意味です。で、マーケットから1億円調達してその1億円を融資するみたいなことをやってるんですよね。
はい、なるほど。
なので、普段すごく銀行って、やる資本市場からお金を借りて貸し出しを金融機関同士でやりまくってるんですけども、
あの銀行やばいってなってくると、当然金融機関が金を貸せなくなるんですね、金融機関同士で。
だから、さっきの例で僕っていう一般事業者にも貸さないっていうのはあったけど、実は銀行同士でもなんか近しいことがあるっていうか。
そうです。で、やばくなったら当然金利を高く取るっていうようなリスク取るんですけども、
そもそもやばい人に対して金利を高く取ったら、よりやばくなるじゃないですか、普通に考えて。
そうですよね。かつてのギリシャの国債とかああいう話もそうですけど、リスクが高いからってことですもんね。
そうですね。なので銀行が倒産するっていうのは、預金の取り付けもありますし、
実は銀行間で金融機関のお金のやり取りでできなくなって、リーマンブラザーズとかもそうなんですけどね、倒産したリーマンショックとかも。
リーマンショックありましたね。
結局資金調達できなくなったと、マーケットで。
なるほど。
そういった背景があると。これ二つ目。この信用創造機能が非常に大事。銀行だからできる機能なんですけども、逆回転したら経済のダメージがめちゃくちゃ大きいと。
ですね。
これ二つ目なんですけど、最後ですね、三つ目。これはやっぱり証券会社や保険会社が持ってない機能としての決済機能というのがありますね。
決済、はい。
で、まさきさんが例えばお金を手に入れる方法って具体的にどういったことがありますか?現金を持つ機会の出どころですね。
ずっと終わった次の日に漢字がメールで銀行口座言ってここに振り込んでくださいっていう決済をやってきたんですよね。
それ逆に斬新ですね。あんまり僕聞いたことないわ。
マジですか。
僕の周りではそんなことやってる人いないですよ。
私もだって2006年社会人1年目からそうでしたよ。
やっぱそれって面白いカルチャーの違いだと思いますよ。
まあ私新生銀行だったんですけど、新生銀行同士は手数料無料だったんですね、当時は。
なのでみんな翌日安分するみたいなことやってて、でも逆に言うと僕、例えば部署の飲み会とかでもそういう感じだったんです。
若手がお金を払うんですけど、それをいわゆる経営者をつけて、部長多め、次長ちょっと少ない、それで若手が一番少ないみたいな。
それを上司に見せてメール送って、こんな経営者でどうですかって言うで、フィードバックもらって、それを部署全員に展開するみたいなことを。
若手って1年目の生産のだったんですけど、でも逆に言うとそれなかったらどうやってその場で生産するんですか。
普通にその場で現金で、例えば僕の最初に入った会社とかで言うと、部長は8000円、課長5000円、若手、平、例えば3000円とかだったら、
当日じゃない、その前かな、飲み放題とかで予約したら金額わかってるから、先に現金で空き時間にもらいに行くとか。
そういう感じなんですか、先に。 先に知ってたと思いますよ、もうちょっと小規模のだったらその場で現金もらったかもしれないけど。
なるほどですね。
やっぱりそれってしげさんの今おっしゃった通りで、同じ銀行を務めててみんな同じ口座持ってれば振込手数料0円でできるけど、
そうじゃない一般の人たちってみんな違う銀行を使ってて、銀行間の送金手数料が100円なり300円なり500円かかるんで、
現実的にそれの生産ってコストに見合わないっていうことになりますから。
確かに。で、我々の新生銀行でしたけど、ネットバンキング使えるんで、みんなネットバンキングで送金できるっていう状態がもう揃ってるんですよね。
会社のパソコンでやってましたもん、普通に。
そうそう、それはですね、一般的じゃないと思います。
確かにそれが普通の事業会社でやるとね、それ行くためにじゃあちょっと昼間にATM行って送金しますわとかそういう話になっちゃうわけなんですよね。
そう、それは無理です。
確かに、だからそれを2006年からやってたんですね、我々実は。それは当たり前と思ってたんですよ。
いやいやいや、それは。
で、ただそれを踏まえて先日ですね、飲み会やった時に初めて経験しましたけど、感じがですね、
ペイペイでもいいよって言って、ペイペイのQRコードペッと貼ってきたんですよ。
これ便利だと思って、ペイペイでね、5000円とか払ったんですよ。
めちゃ楽でしたね。
ですよね。
全然銀行送金よりも楽だし、確認もめちゃ早いみたいな。
そうですよね。
銀行3時に閉まりますからね、送金。6時とかになっちゃいますから。
そうですよね。
これはもう銀行の送金はダメだなと思ったんですけど、じゃあペイペイでいいんじゃないかと思ったんですけど、