2022-11-11 34:33

Ep.043 銀行の機能とはなにか《銀行と我々の生活》Part1

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銀行との日常の接点を考えつつ、銀行には金融仲介、信用創造、決済という3つの機能があるという話をしました。

◆参考リンク

銀行論講義 | 新評論

「メガバンク」以前、都市銀行は最盛期に15行あった! | M&A Online

さらば「東京」 三菱UFJ銀行に行名変更

都市銀行 – Wikipedia

金融直接金融と間接金融 – はじめての投資

「直接金融」と「間接金融」 | わかっておきたい投資のこと | man@bowまなぼう

日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ

1989年の日本の時価総額ランキング上位100社は今どうなっているのか | BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報

生命保険とは?生命保険の種類と必要性について解説

信用創造 – Wikipedia

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金融・証券用語解説 [インターバンク市場]

新生銀行

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しげ (Shigehisa Murakami) @cool_warm

株式会社ファインディールズ代表取締役/GOB Incubation Partners CFO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授。学生時代は経済学を専攻。金融機関で不良債権投資、プロジェクトファイナンス、ファンド投資業務等に従事した後、スタートアップや地域の中小企業のファイナンスの支援等行う。2021年12月に初となる著書「決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門」(PHPビジネス新書)を出版した。

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決算書ナゾトキトレーニング 7つのストーリーで学ぶファイナンス入門

まさき (Masaki Endo) @mskpogo

ゲーム会社→EdTechスタートアップ転職→非上場大企業勤務ののち、ビジネス系フリーランスを経て、2020年に合同会社エンドオブオーシャンを創業。1人会社で実態はフリーランス。

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00:07
SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び
投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私は行動会社End of Ocean代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンスを支援したり、経済メディアで寄稿をしたりしているしげです。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今月のテーマは、銀行と我々の生活についてというテーマで語っていきたいと思います。
ということで、銀行といったらですね、僕は正直何もわかってないんですけど、しげさんが元々銀行にいらっしゃったということもあって、大変お詳しいので、主にしげさんにお伺いしていきたいなと思うんですけど。
はい、そうですね。私の場合、大学の卒業論文のテーマも、大学院の修士論文のテーマも銀行だったんですね。
なるほど。
で、そのまま銀行に入ったというところがあって、どんだけ銀行好きなんだっていう。
そうですね。
銀行好きなわけないんですけど。
いやいやいや、わかりません。少なくとも20代からの前半というか20代は結構しげさんが銀行にかなり、アカデミアの時代も含めて、強かったってことですよね。
はい。銀行が好きとかっていうのは、銀行のシステムとか、そういうバンキング論っていうのがある、銀行論っていうのがあるんですけども、金融論の中にですね。
特にそこに関心が持ちましたし、例えば今年ですね、ノーベル経済学賞発表されたんですけども、そのうちの一人ですね、バーナーキという元FRBの議長ですね、アメリカの中央銀行の議長だった人。
とかまさにこの銀行論とか、そういうのを専門にしてる有名な経済学者でもあったんで。
なるほど。
非常に私的には嬉しかったっていうのもありますね。
なるほどですね。
ということで私の場合は、たまたま大学の研究大賞も銀行でしたし、銀行に入ったっていうこともあって、比較的なじみがある方かなと思うんですけども、
まさきさんとかって、銀行の思い出って言われても多分ちょっと難しいというかもしれないですけども、どういう存在ですかね。
子供の頃で言うと、例えばお年玉をもらってそれを貯金に行こうみたいなので、親が僕の名前で銀行口座近くの、今でいうメガバンの手前の時代の銀行の口座を作ってくれたりとか、
あとやっぱ大学に入ってアルバイトしようってなった時に、その給与振り込んでもらうためには銀行口座が必要だから作ったりとか、そこから始まって会社員とか社会人になってもお金の受け取りはやっぱり銀行が多いので、
そういう意味で自分にまつわるお金の出入りをするために必要に応じて関わるところみたいな感覚が個人としては強いですよね。
03:05
なるほど。まさきさん、じゃあ学生時代のバイトは基本封筒に入ってもらったことはなくて、全部銀行振り込みっていう経験しかない感じですか。
振り込みでした。
なるほど。多分一昔前、私の親世代とかはまだ給与が普通に封筒だった時代もあったと思いますし、何なら私2000年に大学生になりましたけど、最初ですね、
もうボードトールで、ボードトールをカフェでバイトしてたんですけども、そこのバイトは封筒でしたね。
なるほど。
封筒の厚みをリアルに感じるみたいな経験だったかって。で、もう一個塾のバイトしたのは銀行振り込みだったんですけども。
なるほど。
なるほど。じゃあ結構まさきさんもそういう意味では子供の頃からお年玉とかそういうのも、お金を出入れするところで非常に銀行には付き合いがあったっていう感じなんですね。
そうですね。多分世の平均ぐらいだと思いますけど、みんなそんな感じかなという気もしますけどね。
ちなみに当時まさきさんの使ってたメインバンクと言いますか、主な銀行とかって覚えてますか。
今もそうでしたっけ、僕の子供の頃90年代ももう、あれ郵貯銀行とはまだ言ってなかったのか。民営化の前だから。
あれは前、郵貯ですね。
郵便局の郵貯か。
はい、郵貯。
と、あと今のみずほの前身の富士銀行かな。
なるほど。
で、さっき言った大学で給与もらうようになったときはもうすでに三菱東京銀行。あ、違うUFJどっちだっけ。
もう一緒になってたときか。
なってますね。三菱U、2004年とかの三菱。
そうですよね。
三菱東京UFJ銀行ですかね。
いわゆる赤と言われるメガバンク。そこの講座にバイト代振り込んでもらうようになりましたね。
あ、なるほど。ちなみに私もうちさ富士銀行を使ってまして、
最初のバイト、家の近所の社会人になってバイト振り込みの講座作るように銀行講座作って、それが富士銀行だったんですけども、
私の今のみずほ銀行のカードはまだ富士銀行ですね。
それちょっと面白いですね。20年くらい。
20年前の、20年前ですね。
同じカードが使えちゃうんですか今でも。
もうボロボロっていうか、ちょっとデザインがあるようなカードで、おしゃれカードなんですけど、
それまだ使えますね、みずほ銀行で。
面白いですね。そういう意味では、そのシステム的な興味もあったりしますけど。
ということは、まさきさんは富士銀行で開いた銀行をみずほ銀行にカードも変えてしまったっていうこと?どっかのタイミングで。
そうですね。どっちだったかな。最近あんまり使ってないんで見えないんですけど。
もしかしたら同じカードだったのかもしれないです。どっちだろう。
そうですね。なので今の30代、半ば以上はメガバンクミッズと言われる、みずほ、東京三菱、UFJ、SNBCの前の銀行に馴染みがあると思うんですけども。
06:11
そうですね。ちなみに三菱UFJ銀行か今は。東京っていうのが何年か前に外しましたよね。
今は三菱UFJですよね。
僕結構驚いたのは10年ぐらい前ですけども、新卒で入ってきた若手の人がいて、その人たちが三菱UFJ銀行のことをUFJって呼んでたんですね。銀行名を。
我々からしたら三菱なんですよ。
なるほど。
主は三菱なんですよ。UFJって呼ぶんだみたいなの結構印象深くて、なんでって聞いたらそっちの方が呼びやすいですみたいな。
でもそうですよね。あと三菱だと、じゃあ三菱、ありえないけど三菱重工とか他にも三菱って付く会社とかいろいろあるから、文脈で分かるっちゃ分かるけど、UFJって言ったほうが一位にしてはしやすいというか早期しやすいのは確かですよね。
そうですね。なんで今はこの三公に集約されてるんですけども、その前は都市銀行、都銀って言い方しますね。多分最近の都銀って言わないと思うんですけども。
あんまり聞いたことないですね。
ちょっと年代上の人は、40以上の人は都銀っていう表にまた使うんですけども、当時都市銀行が21個あったんですよ。
めちゃくちゃ多いですよね。その21個が三公にまで集約されましたね。
それ結構すごい話ですね。なるほどな。
どんだけ合併するんだっていうような形であるんですけども、
今日ですね、その中で先ほどまさきさん、銀行でバイト代とか貯金とかっていう使い方をしたっていうので、おそらく多くの人も銀行のイメージってそうじゃないかなと思うんですけども、
いわゆる銀行の機能っていう話をですね、今日できればと思ってます。
お願いします。
銀行の機能ですね、大きく分けて3つあります。
まず1点目がですね、金融仲介機能という機能でして、
これを言ってみればですね、我々多くの場合、銀行の使い方は、特に一般消費者は給与をもらうとかお小遣いをもらうとか貯金を貯めるっていう、
預金者としての扱いが多いと思います。
銀行は当然この預金者からお金を集めると、すごい低い金利ですけど、預金金利をお支払いしますと。
でもそれだけでは当然銀行ビジネスに成り立たないので、集めた銀行っていうのを融資をして仲介をしていくという。
これが金融仲介機能ですね。
なるほど。
ここにはいくつかまたポイントがあるんですけども、やっぱり小さいお金を集めたとしても、集めるとプールするっていうんですけど、すごい大きな金額になってきて、
それをやっぱり再配分していくっていうのが仲介機能の大きな役割ですと。
09:01
なるほど、なるほど。
金融仲介機能って当然銀行だけではなくてですね、いわゆる金融の代表的な機関としては、
銀行、証券会社、保険会社、この3つっていう風に今日の言われてますね。
証券とか保険もなるほど、この機能は持ってるんですかね。
金融仲介機能持ってますね。
言われてみればそうですね、みんなからお金集めてますもんね。
そうなんですよ。銀行は今お伝えした通り、預金を集めて貸し出しをするっていう金融仲介。
で、証券会社っていうのは、例えば株式市場で言うと、例えば9月にプログリッドっていう英語コーチングの会社が上場しましたけども、
そうですね、英語のコーチングするので、確かに2.6億円ぐらいを上場に際してマーケットから調達をしたんですけども。
マーケットからの調達っていうのは株を売って、その株の所有権というか、株を買ってくれた人からってことですよね。
そうですね、それを株主ですね、例えばそれが個人の株主もあれば、機関投資家と呼ばれるお金運用してるところもあったりはして、調達すると。
実はこれですね、今銀行の預金から貸し出しっていう話と、株式市場で調達してやると。
株式市場で調達は、株式だけじゃなくて社債ですね。
社債っていうのもあるのか。
社債もあって。
その仲介をするのが証券会社になります。
なるほど。
なので、例えば会社が上場してて、株式を発行して調達したいと思ったら証券会社を仲介に入れて、そこのアレンジメントをしてもらう。
社債も証券会社がいてアレンジメントをすると。
銀行の場合は預金者からお金を集めて貸し出すと。
これ似てるか全く違ってですね。
これ銀行は関節金融って言います。
で、証券会社が働いてる機能、これを直接金融って言います。
そうなんですね。
これ聞いたことありました?初めてですかね。
なんとなく聞いたことあるけど、何の会社が何に当たるのかは何も分かりませんでした。
実は日本は伝統的に関節金融が強くて、アメリカは伝統的に直接金融が強いと言われてます。
つまり強いというのは日本だと、いわゆる街の銀行にプレゼンスが強くて、
アメリカは証券会社の方がプレゼンスが強いっていうことですね。
おっしゃる通りですね。
で、なんで銀行は関節で証券会社は直接なのかというところをですね、ご説明しますと。
確かに。
預金者、我々は銀行にお金預けてますよね。
でも我々としてはその銀行が集めたお金っていうのは当然地域の中小企業とか大企業とかに貸し出しをされてる状況なんですけども、
集めたお金っていうのは一旦銀行でプールされて貸し出しっていう風に変わるので、
どういう風に貸し出されたかっていうのは預金者っていうのは厳密には分からないわけなんですよね。
12:04
なんで我々が例えば10万円持ってて、10万円銀行に預けましたと。
で、銀行はその10万円を使って融資をしたりをするんですけども、
分からないので一旦関節的に金融を仲介してるっていう意味で関節金融になります。
なるほど。
例えば一方で証券会社の場合は、
じゃあAAっていう会社はですね、上場をして株式を調達しようとしました。
まさきさんはその株を買いました。10万円分買ったとしますと。
その10万円分買ったっていうのは直接Aっていう会社にお金が行きますよね。
これ直接金融ですね。
なのでこれが関節金融と直接金融の違いなんですけども、
日本は連動的に銀行が強かったので、
お金を集めるっていったときには預金者からお金を集めて、
株式市場を使わずに銀行が融資をして大企業にお金を提供する、
そういう金融仲介の仕組みが強かったんですね。
はいはい、なるほど。
それはメインバンクっていうふうに言ったりはするんですけども、
一方アメリカっていうのは株式市場が非常に発展してましたし、
確かに。
債券市場も発展しそうで、お金が足りないとなると直接株式市場から調達をしましょうみたいな、
そういった文化があったというところですね。
すごい繋がりました、なるほど。
だからこれ一般論としてよく言われる、日本人は貯金はするけど投資はしないみたいな言われ方とか、
アメリカは逆だとかいう一般論として言われますけど、
そこが今言った説明と繋がってくるってことですよね。
そうなんですよ。
まさにおっしゃる通りで、
そういったね、日本が預金が好きで、
アメリカ人が株等に投資するっていうのは、そういった金融システムの関係もしてるわけなんですよね。
なるほど。
納得です。
そういう中で、日本の場合はどうしてもですね、非常に銀行が強くて、
例えば半沢直樹っていうドラマ見てもらってても、
第2期の半沢直樹ですね。
2020年にあったときに、半沢直樹が証券会社に出向するんですけども、
もう完全に上下関係なんですよ。
銀行が上で証券会社は下だっていう扱いなんですよね。
そうなんですね。
で、銀行に立てつくとどうなるのかわかるのかみたいな、そういうシーンがあるんですけども、
っていうのが支配的にあるっていうのがあって、
ちょっとそれも古い話なんですけども、
アメリカ別にそういうわけではないっていうようなところがあったりしますね。
なるほど。
で、実際ですね、インターネットで平成元年の世界自家総額ランキングっていうのを耐えてもらうとですね、
平成元年と平成30年の自家総額ランキング、世界に出てくるんですけど、
世界のトップ30のうちの半分ぐらい日本の銀行なんですよ。
その89年はってことですね。
15:01
89年ですね。
やっぱそれぐらい日本の銀行のプレゼンスがあったっていう。
すごいですね、それ。
日本ランキングじゃないんですよ。
あっという間に日本ランキング見えるんですけど、もう世界ランキングですからね。
だから今だとそのアップルとかグーグル、アルファベットとか、
あるいはテスラだったりとか、
あとその下でちょっと前に出てきたビザとか、
そういうグローバルのトップ企業のランキングの中に日本の銀行の名前が入ってたってことですもんね。
トップ10が、トップ10に複数入ってましたね。
信じられないですよね。
そういう時代があったんですよね。
なんか冗談かっていう感じが今の僕からすると感じますけど。
そうですね、多分残念ながらこの時代はもう一回来ないとは個人的に思いますけどね、残念ながら。
っていうのがあったりして。
なるほど。
これ銀行と証券会社。
3つ目の保険なんですけども、保険はちょっとわけが違ってですね。
例えば我々が生命保険に入ったとして、毎月例えば1万円の生命保険を払ったんですけども、
残念ながらちょっと体悪くなって亡くなってしまったら、
例えば生命保険の会社で毎月1万円積み立てて年間12万円、5年間で60万円なんですけども、
亡くなったらいきなり1000万円もらえるわけなんですよね。
なんでちょっと機能が違ってまして、
どっちかというと金融にはリスク分散という機能があるんですよね。
リスク分散っていうのを主に保険が担っているというところになって、
例えば交通事故とか車保険とかも起こすと、
非常に莫大なコストがかかってしまうので、
奨学でお金を保険会社が集めて、
何か起きたときにそれを再配分しますっていうような、そういう仕組みなんで、
貯蓄とかっていうのは直角二等辺三角形、三角形イメージしてもらいたいんですけども、
右側に進むとだんだん三角の矢印が溜まっていくようなイメージ。
これが貯金の仕組みですね。
一方で保険会社、生命保険とかは四角形みたいなイメージで、
横に払ってはいくんです。あるときにドーンと何か事故が起きたら1000万円もらえるとか、
そういったような仕組みになってるっていうのは、この三大金融の仕組みにはなっています。
なるほどですね。そこもあんまりよくわかってなかったんで、勉強になりました。
これまた一つ目の金融仲介機能なんですけども、次銀行の仕組みに戻ると、
二つ目の信用創造機能っていうのがありますね。
この信用創造はどういうことかっていうと、ちょっとわかりづらいんですけども、
例えば私が銀行だとします。まさきさんに1000万円貸ししたとします。
まさきさんはその1000万円で、例えば、何でしょう。
新規事業をやるとかそういうことですか。
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新規事業をやってもらっていいですか、例えば。
工場を作る人が、工場がちょっとした設備を投資をすると。
なるほど、設備投資をしたと。
となると、まさきさんが1000万円借りました。そのうち500万は設備投資に使います。
当然設備投資をした業者に行い払いますよね、500万。
その500万っていうのは設備投資をした業者っていうのをもらって、それをまた仕入れに使ったりしますよね。
その500万の仕入れをまた300万あったら、その300万もらった業者っていうのは、それでまた仕入れをしたりとかっていう風になっていくので、
今だけで言うと、1000万があって、そのうち500万が業者に流れて、合計1500万。
そのうち500万の半分、250万がまた業者に流れていって、ばーっと増えていくと。
まさきさんには1000万しか出してないんですけども、経済の循環としては1000万以上の波及効果があるんですよね。
そうですよね、多分何倍かにはなりますよね。
はい、これを信用創造という風に言いまして、銀行がお金を1000万なり1億円なり貸し出すと、
当然それに対しては先の支払いが出てくるので、そこからまた波及をしていって、信用が創造されていくっていうのがポイントの一つ目。
もう一つは、例えば極論ですね、銀行っていうのは1億円預金者からお金を集めたとして、すぐにですね、全員から1億円を引き出されることっていうのは滅多にないんですよね。
まあそうですよね。
だってまさきさんとかもね、普通に考えて貯金していきなりある日全額引き落とすとかってないじゃないですか。
ないない。
っていうことは、おそらくかなりのお金が銀行に眠ったままですよね。
うんうん。
それは銀行全体で見たときもそうでして、大体その最低限の準備率っていうのが何パーとか10パーとかあったとしたら、
1億円預金者から集まったとしても、1000万円だけ置いとけば、残り9000万円はお金をですね、自由に使うことができると。
そうですね、貸し出していいってことですよね。
貸し出していいっていうことなんですよね。
すると、逆に今の例で言うと、1000万円あれば1億円貸せるし、1億円預金集めれば10億円貸せるっていう風になって、ここでも信用創造が起きてるわけなんですね。
確かになるほど。
これが経済における金融が血液って言われるゆえんですね。
なるほど。
で、これ恐ろしい話がですね、いわゆるバブル崩壊後、不良再建問題が起きまして。
聞いたことはありますね。
銀行が貸し渋りとかをやったわけなんですね。つまり融資をしなくなると。もしくは融資の回収に走ると。
そうですね。だから僕が事業者でこの設備投資したいから追加で500万貸してくださいって言ってももう貸さない。
貸さない。
で、もうお前に貸してる1000万早く返してみたいな。
そうです。
そういうことですよね。
ただ仮にですね、私が銀行としてまさきさんが1000万貸したんで返してくださいって言うと、まさきさん1000万取られるわけですね。
21:05
するとまさきさんが本当は人権費だり業種内に払おうとしてた1000万のお金がなくなっちゃいますから。
てか何なら1000万持ってないのではっていう。
そうですよね。
投資してるし。
そうなんですよ。
事業に使ってるから。
万一返したとしても、本来払う人に払えなくなってしまうと。
そうですよね。
すると取引先も全く一緒なので、となると逆循環してしまってですね、ダメになってしまうと。
そういう意味で、はい。
ですよね。
そんなことをしたら経済止まっちゃうじゃんって思うのに、なんでそんな貸し渋りとか貸し剥がしって言うんですか。
なんて言うんですか、その改正みたいなやつ。
何でやるんだろうっていう疑問は単純にありますけどね。
そこがまさにポイントでしてですね。
実はこれちょっとだけ、第1回か2回のかつまさんの回かドラえもんの回でちょっとだけ反応が。
その下でも。
そうですね。
ちょっと触れましたね。
1回から4回のところなんですけども。
銀行もですね、貸し出した先においてですね。
例えばですけど、まさきさんみたいな感じの人が100人いたとしてお金を貸し出してるんですけども。
何社か倒産してしまったとしたときに、銀行の体力やばくなるんですね。
そのときに、追加の融資どころか、ちょっと早く返してもらわないといけないっていう方向にどっちも走ってしまうっていう。
本質的にはそこですね。
なるほど。
実際ですね、銀行取り付け騒ぎっていうのが日本でも起こったんですけども。
取り付けですね。
取り付け騒ぎですね。
預金者からすると、自分がですね、お金預けてる銀行がやばいっていうニュース見ると、
我先と銀行からお金下ろして回収しないとっていうふうに思ってしまうわけなんですね。
実際日本でも日本振興銀行がこの10年間で倒産したりとか、90年代後半もですね、多くの銀行が倒産を増してですね。
で一応その銀行の保険の仕組み上ですね、ペイオフっていうのがあって、
預金のうちの1000万円は保証しますと。
1000万円プラス預金なんですけど、それを超えた分っていうのは自己責任ですよっていうふうになってるんですよね。
なんで1000万円以上の分が返ってこないってなると、みんな預金者に行って、
これ難しいのが本当に銀行やばくなくても、みんな銀行やばいと思ったら、
銀行に取り付け騒ぎが起きてしまうというこういった現象が起きて、
以前トイレットペーパーがですね、コロナ直後いなくなったっていう話があったと思うんですけど。
ネット上のデマかなんかで、結局みんなトイレットペーパーがなくなっちゃうって思い込んだことによって、
結果トイレットペーパーの生産供給料は変わってないのに、みんな買いに走った結果なくなったって話ですよね。
そうですね。それと全く一緒のことがですね、銀行でも起きるというようなことがあるので、
やっぱり銀行の安全性とかは極めて大事になるっていう。
そうですよね。しかもそのトイレットペーパーっていう1個の商品にみんなが群がるだけなら、
24:04
もう売ってませんからって言えば一旦終わる話ですけど、
お金の場合だったらその銀行自身も自分たちの経営があるわけだから、
そこの直結してるお金っていうものをみんながちゃんと引き出させろってみんな来たら、その銀行を潰れちゃいますよね。
そうなんですよ。だから実際90年代後半ですね、銀行バタバタ倒産しました。
私のいた新生銀行も全身は4兆基金用銀行で倒産をしたと。で、なんで銀行で倒産するんですかとね、
余金者がたくさんお金集めてるねっていう。これ一つは余金の取り付け騒ぎもそうですし、
実は銀行っていうのはマーケットですね、インターバンク市場っていう銀行間でお金のやり取りするところから、
普段貸し借りしてるんですね、お金のそこでも。
なるほど。
だからなんていうか、教科書にも書いてまして世間にも言われてるように、銀行っていうのは余金者からお金を集めてそれを貸し出してるっていうのがあるんですけど、
これ半分本当に半分嘘なんですよ。で、僕これ実務で知ってびっくりしたんですけど、
実際、余金残高を踏まえて融資をするっていうよりも、例えば私が銀行員だとして1億円融資をしますっていうときに、
この1億円どうしてるんですかっていうと、マーケットからファンディングするんですね。
ファンディングで調達っていう意味です。で、マーケットから1億円調達してその1億円を融資するみたいなことをやってるんですよね。
はい、なるほど。
なので、普段すごく銀行って、やる資本市場からお金を借りて貸し出しを金融機関同士でやりまくってるんですけども、
あの銀行やばいってなってくると、当然金融機関が金を貸せなくなるんですね、金融機関同士で。
だから、さっきの例で僕っていう一般事業者にも貸さないっていうのはあったけど、実は銀行同士でもなんか近しいことがあるっていうか。
そうです。で、やばくなったら当然金利を高く取るっていうようなリスク取るんですけども、
そもそもやばい人に対して金利を高く取ったら、よりやばくなるじゃないですか、普通に考えて。
そうですよね。かつてのギリシャの国債とかああいう話もそうですけど、リスクが高いからってことですもんね。
そうですね。なので銀行が倒産するっていうのは、預金の取り付けもありますし、
実は銀行間で金融機関のお金のやり取りでできなくなって、リーマンブラザーズとかもそうなんですけどね、倒産したリーマンショックとかも。
リーマンショックありましたね。
結局資金調達できなくなったと、マーケットで。
なるほど。
そういった背景があると。これ二つ目。この信用創造機能が非常に大事。銀行だからできる機能なんですけども、逆回転したら経済のダメージがめちゃくちゃ大きいと。
ですね。
これ二つ目なんですけど、最後ですね、三つ目。これはやっぱり証券会社や保険会社が持ってない機能としての決済機能というのがありますね。
決済、はい。
で、まさきさんが例えばお金を手に入れる方法って具体的にどういったことがありますか?現金を持つ機会の出どころですね。
27:05
自分がお金をゲットするのはいつかってことですよね。だから給料をもらうとか。
はい、給料をもらう。
あと何だろう、それ以外かと思いつかなかった。でも人から別にお金くれないしな、僕。お金を借りるとかそういうこと?
例えば飲み会の生産するときに。
なるほど。
まさきさんが患者になって、皆さんからお金出せます。
確かにそうですね、その場で現金とかペイペイかもしれないけど、確かにありますね。
このお金の現金イメージください。コインやお釣りでお金をもらうこともあるじゃないですか。1000円払ってお釣り350円来ましたとか。
その高価やらお札のお金の究極の出どころ戻ったら基本銀行なんですよね。
ほう。
まさきさんが給料を銀行に振り込まれて銀行からATMに引き戻すじゃないですか。基本ATMなんですよ。
で、お店がですね、レジにお金がある。そのお金どっから来たんですかっていうのも究極ATMなはずなんですよ。
私が20数年前にバイトをしてて、封筒にバイトにお金を入れてもらってたんですけど、じゃあそのバイトの店長はどうやって封筒にお金を入れたんですかっていうと。
確かに。
ATMなんですよね。
ATMか当時だと銀行の窓口もあったかもしれないけど。
窓口で行く。で、我々最近もうキャッシュレスですと、全然お金なんか使わないんです。私もそうです。
PayPayで払います。IDで払います。スイカで払います。それ繰り返し決済してるんで現金使ってないんです。
でも究極繰り返し決済どこでしてるんですかっていうと銀行口座ですよね。
確かに。
なので、銀行いらなくなったように見えてるんですけど、現金手に入れる方法は基本ATMしかないんですよ、究極。
言われてみればそうですね。
それ以外多分ない、ありますかね。
いや、一般の家庭とか一般事業者だったらないんだと思いますよ、それ以外。結局やり取りしてくるお金がそもそもどっから物理的に受け取ってるかっつったらATMとかそういうことですよね。
になりますよね。なので、ブロックチェーンとかいろいろキャッシュレストいろいろ言われてるんですけど、本当に銀行を全く返せない金融システム存在するんですかっていうと、多分現時点はまだ極めて少ないじゃないですかね。
いや、そうだと思いますよ。
この仕組みを提供してるのがまさに銀行の決済機能ですね。
でも確かにそうですね、言われてみればその現金見る機会使う機会は減ってるけど、でもそのクレカとかも引き落とし全部銀行だし、やっぱり銀行口座なかったらそういうのも使えないから、まあ必要ですね。
だから私も最近ですね、飲み会の生産が同期とあったんですけども、全職銀行ですから、もう我々も17年ぐらい前から15年ぐらい前から飲み会の生産は現金でいっちゃったことないんですよ。
30:05
ずっと終わった次の日に漢字がメールで銀行口座言ってここに振り込んでくださいっていう決済をやってきたんですよね。
それ逆に斬新ですね。あんまり僕聞いたことないわ。
マジですか。
僕の周りではそんなことやってる人いないですよ。
私もだって2006年社会人1年目からそうでしたよ。
やっぱそれって面白いカルチャーの違いだと思いますよ。
まあ私新生銀行だったんですけど、新生銀行同士は手数料無料だったんですね、当時は。
なのでみんな翌日安分するみたいなことやってて、でも逆に言うと僕、例えば部署の飲み会とかでもそういう感じだったんです。
若手がお金を払うんですけど、それをいわゆる経営者をつけて、部長多め、次長ちょっと少ない、それで若手が一番少ないみたいな。
それを上司に見せてメール送って、こんな経営者でどうですかって言うで、フィードバックもらって、それを部署全員に展開するみたいなことを。
若手って1年目の生産のだったんですけど、でも逆に言うとそれなかったらどうやってその場で生産するんですか。
普通にその場で現金で、例えば僕の最初に入った会社とかで言うと、部長は8000円、課長5000円、若手、平、例えば3000円とかだったら、
当日じゃない、その前かな、飲み放題とかで予約したら金額わかってるから、先に現金で空き時間にもらいに行くとか。
そういう感じなんですか、先に。 先に知ってたと思いますよ、もうちょっと小規模のだったらその場で現金もらったかもしれないけど。
なるほどですね。
やっぱりそれってしげさんの今おっしゃった通りで、同じ銀行を務めててみんな同じ口座持ってれば振込手数料0円でできるけど、
そうじゃない一般の人たちってみんな違う銀行を使ってて、銀行間の送金手数料が100円なり300円なり500円かかるんで、
現実的にそれの生産ってコストに見合わないっていうことになりますから。
確かに。で、我々の新生銀行でしたけど、ネットバンキング使えるんで、みんなネットバンキングで送金できるっていう状態がもう揃ってるんですよね。
会社のパソコンでやってましたもん、普通に。
そうそう、それはですね、一般的じゃないと思います。
確かにそれが普通の事業会社でやるとね、それ行くためにじゃあちょっと昼間にATM行って送金しますわとかそういう話になっちゃうわけなんですよね。
そう、それは無理です。
確かに、だからそれを2006年からやってたんですね、我々実は。それは当たり前と思ってたんですよ。
いやいやいや、それは。
で、ただそれを踏まえて先日ですね、飲み会やった時に初めて経験しましたけど、感じがですね、
ペイペイでもいいよって言って、ペイペイのQRコードペッと貼ってきたんですよ。
これ便利だと思って、ペイペイでね、5000円とか払ったんですよ。
めちゃ楽でしたね。
ですよね。
全然銀行送金よりも楽だし、確認もめちゃ早いみたいな。
そうですよね。
銀行3時に閉まりますからね、送金。6時とかになっちゃいますから。
そうですよね。
これはもう銀行の送金はダメだなと思ったんですけど、じゃあペイペイでいいんじゃないかと思ったんですけど、
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ペイペイのお金どうやって手に入れてるんですかって言ったら、基本的にはクレジットカードのお金の追加が銀行だから。
銀行口座からのそうですね、直接のチャージですもんね。
で、当然クレカチャージも裏に銀行がありますから。
ですね。
っていうことで、ぱっと見でペイペイで、銀行いらないんじゃないかと、我々やりとりペイペイでやりましょう。
まさきさんともペイペイでやりとりした記憶がありますけど、お金でやりとりを。楽ですねと思っても実は裏では銀行がいるっていうのは決済システムの今のところの仕組みになってますね。
いや全くそうだなと思いますね。なるほど。
そうなんですよ。ということでですね、ちょっと長くなっちゃったんですけど、今日はですね、金融仲介機能、信用創造機能、決済機能っていう銀行のですね、3つの機能値でご説明ということになりました。
はい、ありがとうございます。ということで一旦今回の銀行業務とは何かというところの回になります。はい、それではお聞きいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
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それではまたお会いしましょう。さよなら。
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