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そこあには、HOTCAST WAVEの制作でお送り致します。
リープじゃなく、そこそこアニメを語るラジオ、そこあに。
今回は、バクテン特集Part2、です。
ゲスト2シリーズ構成・脚本の根本俊蔵さんをお迎えして、50分オーバーになってしまいましたリモートインタビューなんですけれども、お届けいたします。
ちょっとね、回線状況が良くなかったので聞き取りにくい部分があるかもしれませんが、そちらはこのリモートインタビューということでご了承ください。
そういうのもあって、今まで30分ぐらいで抑えようねってしてたんですけどね。
そうなんですよね。できればね。
皆さんの感想も聞きたいし、みたいなところもあったので。
そうなの。
そうなんですよ。みんなの感想聞きたかったよ、第7話の。
そうね、6話も7話も聞きたかったよね。
申し訳ない。
申し訳ない。でもすいません、我々が10年ぶりに根本さんにインタビューということで盛り上がってしまいまして。
はい。
ラストの方はちょっと作品に関係ない脚本論みたいな話まで飛んでしまいましたけれども。
面白いインタビューが撮れたんじゃないかと思いますので、ぜひ最後までお聞きいただければと思います。
今日の特集は。
バクテンパート2です。
そこアニ。
そこアニ突撃インタビュー。
今回はバクテンのシリーズ構成脚本を務められております根本俊三さんをお迎えしてお話をお伺いします。
今日はよろしくお願いいたします。
根本社長です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。お久しぶりです。
そうですね。10年ぶり。
そうなんですよ。10年ぶりですよ。もうびっくりしちゃいますよね。
そんなに経った気が全然してないんですけど。
本当ですよ。久しぶりに10年前のインタビューを聞き直してヒューってなりました。
あの時も何度かお世話になりましたよね。そこアニさんには。
そうですね。2回ご出演いただきまして、2011年の作品、ボンズの永野久音という作品で根本さんには2度ご出演をいただきました。
それ以来何度もお話を聞きたいなとは思っていたときは、個人的にすごい会いたいなと思っていて。
ありがとうございます。
実はそこアニともう一つちょっと縁の深い、週末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?という作品があるんですけど。
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こちらも格話で根本さんご参加されていましたよね。
そうなんですよ。だからそれもあって何かしらニアミスを続けていた気分だったので。
なるほど。
そうなんです。やっと愛は見えられて嬉しいです。
こちらこそよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
今回の爆点のゼクシズさんも結構そこアニでは過去に少年ハリウッドと船を編む特集をさせていただいたので、その繋がりもあったので、なんかそこアニに出てもらった人がたくさん関わってるみたいな気分で、そっちの気分でも応援をさせていただいていました。
ありがとうございます。
前回爆点では新卓プロデューサーにインタビューでお話を伺ったんですけれども、その時にこの爆点の原作者である四杉彩筆さんという名前が4人で構成されているというところをまず伺ったんですね。
その中に根本さんも入っているよと聞いたんですね。
そうですね。入っています。
そこからですね、お話し始めていきたいなと思うんですけれども、本作に原作のチームとして参加することになったそのきっかけとか経緯の部分から教えていただいてもよろしいですか。
そもそもクリアネギスさんが船を編むノイタミナでやりまして、終わった時にノイタミナさんのほうでもう一本クリアネギスさんで何かやろうって話になったらしいんですね。
たぶん船編むの打ち上げの席だと思うんですけども、根本さんも一緒にどうですかって声かけられて、じゃあ一緒に何かやりましょうかって話になって、その時はオリジナルではなかったんですね。
みんなで原作を探して良さげなものをみんなで持ち寄って話し合って決めようかって言ったんですけども、ある日に森さんのほうが脱脂身体操っていうテーマをアイデアを持ってきまして、面白いんじゃないかやろうじゃないかって話になって。
ゼロから物語を組み立てるという上で、原作チームの一員として入れてもらえたというか、そんなんですかね。
じゃあもう結構その新宅プロデューサーの話は身体操が最初にあったんだよっていうところから私たち聞いてたんですけれども、根本さんは身体操が出てくる前から4人に入っていたんですね。
そん時その4人が、原作という立場ではないですけども、打ち合わせと消費と飲み会を月一ぐらいで、この原作が面白いと思うんだけどみたいな話をしていて、でもなかなかこれだったらいいねっていうのがなかなか見つからなくて、その時に森さんが身体操のテーマを出してきたという流れですかね。
ちなみにその原作となる作品探していた時の、もちろん作品名は言えないと思うんですけれども、身体操が出る前にどんなアイディアがあったのとか、ちょっと幻の部分とか聞きたいです。
小説が多かった気がしますね。船アムの流れかどうかわかりませんけども、いわゆるノベル物的ではないような、例えば古典を今風にアレンジできないかとか、文学作品をアニメーション的な面白さでやらないかみたいなアプローチが多かった気がしますね。
四次鉛筆って何者なんですかっていう質問を前回のプロデューサーも聞いていたんですよ。その打ち上げの流れで4人の中に根本さんも入ったのかなと思うんですけれど、その時やっぱりもちろん意気投合じゃないですけど、意見が合うなみたいな、フィーリングが合うなみたいなのがあったのかなと思うんですが、ちょっと根本さんから黒うなぎ監督の印象というか、
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どんな作品を作る人だなというか、人柄とか、そういう印象の部分ってどんな風に感じられました?
根本さんは笑やかな方ですよね。ほがらかというか、明るくて。だけど、芯がある方というか、もちろん基本的にお客さんを楽しませよう、喜んでもらおうとかって思ってると思うんですけど、何か1個テーマと大げさですけども、何か感じてほしいみたいな部分があって、そこをどうちゃんと物語として面白く伝えるかってことを考えてらっしゃるのかなと思いながら、
あとキャラクターの見つめ方というかが独特というか、キャラクター一人一人の見つめ方がちょっと面白いなと思ったりしてます。
やっぱりその、ある種のアニメ的なパターン、こういうキャラクターはこういう受け答えをするとか、ちゃんと一人一人を人間として見つめてるというか、いい意味でちゃんと他人として見てるような感じがするんですよ。
自分の分身とか自分の気持ちを体験させるじゃなくて、ちゃんとこの子はどういう子なんだろうっていう、ちゃんと他人としてキャラクターと対峙してる気がして、もちろん中には自己投影してるキャラクターもいるかもしれませんけども、キャラクターとの距離の取り方というか、変わってて面白いなと思いながら仕事してます。
なんかすごく今の話、爆点の青甲の6人の描き方とかにも通ずるんだなというふうに思いますね。
本当にそう思います。
今回その新体操が題材っていうところで、一つこう新体操の競技ルールの点で、6人組っていうところはパッケージとして最初にあったのかなと思うんですけれども、ぜひその6人がどういうふうに生まれてきたのかなっていうのを聞いてみたいんですね。
6人組を作るって言っても、それである種バランスを取るっていう作業でもあるのかなと思うんですけれど、例えば最初に仕上がったキャラクターとかって誰になるんですか。
小太郎と美里な気はしますね。
先生コンビをどうか取り掛かったと思いますね。
小太郎はやっぱり難しかったは難しかったんですよね。
主人公的にキャラを立てた方がいいのか、例えば特殊なすごい才能があるとか、ものすごい際立った好き嫌いがあるとか、なんかそういうものをやった方がいいのか。
それとも、唯一の未経験者ということで、視聴者の視点になる人物ということで、あまりそういう個性は出さないキャラクターにしようかとかすごく悩んだ議論もしたんですけども、
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結果、あまり色はつけずに素直な子にしようと。
美里の首になる美里っていうのが、もっと小太郎とバチバチするとか、小太郎を認めないとか、そういう案も出かかったのですが、それは結構早々に、よくあるパターンに陥っちゃうんじゃないかという話になって、
一見そう見えるんだけど、そうじゃない子にしようっていう。
なんでそうじゃない子として育っちゃったのかとか、バックボーンは後でわかることにして。
その2人を固めてから先輩キャラ、固めてっていうことじゃないですけど、大体のイメージが出来上がったあたりで先輩たちも作っていったような記憶があります。
先輩たちは、とにかくこんな人たちがいたらいいよねっていう、リアリズムではなく、リアリズムで10代のドロドロを描こうとか、
それではなくて、10代の頃にこんな先輩たちがいたら、今でもこんな友達がいたら嬉しいだろうなっていうのを作ろうと。
バランスを考えて、それであんな感じになったというか。
でもすごくしっくりくるというか、もう一つちょっと気になっていたのが、小太郎とミサトって結構、現代の若者っぽい温度感だなって、すごくぼんやりとした感想になっちゃうんですけど、思うところでもあるんですよ。
いい意味でドライでライトというか、関係の積み方がウェットじゃないなって思うところはすごくあって、なんかそのあたりとかって意識はされましたか?
今風に主要的な意識はなかったですね、正直。
そうなんですね。
本当にそういう子たちだっていう。
特にミサトに関しては、友情とか心配とかの表現の仕方がミサトなりの表現の仕方をしてるんだって。
別に心配してないわけじゃないし、不安がないわけじゃないし、友情を感じてないわけじゃない。
ただそれをミサトなりの表現の仕方をしてるだけっていうつもりで描いてたので、それが今風かどうかっていうのはまるで考えてなかったですね。
そうなんですね。
なんかすごくその時代にも合わせたキャラクター作りをするのに工夫をされたのかなって思うぐらいすごく、
何でしょうね。
見ていてノンストレスで見られるっていう言い方が悲しいかちょっとわからないんですけれど。
これはちょっとキャラクター造形というよりかは、根本さんの脚本のキャラクターの描き方の部分にもなるのかなと思うんですけれども、
悩みとかそういう部分をあまりセリフを多く説明しないじゃないですか。
なんか彼今ちょっと悩んでるんだろうなっていうのは、こっちの想像に委ねる描き方をしてるなっていうふうには思ったので。
翔太郎とミサトに関してはそういうふうに時代性とかを結構キャッチして作ったんだよっていうのかなと思ったら、
割と天然でみなさん組み立てられたんだなっていうのがすごいなと思いましたね。
そうですね。
ただでもそれ言ったらな、ミサトってあれって友達親子ですよねとか思うんですけど。
一緒にいる?サコちゃん?
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あれってお母さんじゃないって私は予想してるんですけど、それはまだ言わない方がいいですか?
言わない方がいいですね。
はい、わかりました。
そこも私は勝手にあれはお母さんだと思ったもので、最近の友達親子という言い方があるじゃないですか。
それはまだ6話の時点では教えてもらえないということ?
そうです。
了解です。
ありがとうございます。
それと6人のもう一つ共通していて、また若者らしいなと私が思った点として、みんなが新体操を始めた理由付けがかっこいいからってすごいシンプルでいいなっていうふうに思ったんですよね。
そのあたりは意識されたところだったんでしょうか?
そうですね。
そこは取材に行って、実際に男性新体操やってる高校生の方ですとか、卒業したOBの方ですとかに取材に行って、やっぱり始めた動機ってみんなが爆点したらかっこいいなっていうすごくシンプルなところで、それでいいんじゃないかなってずっと思ってたんで。
どうしても物語って動機付けになると幼い頃に何かとかなっちゃうんですけども。
はいはいはい。思います。
もちろんそういう方もいると思うんですけども、全ての人がそうじゃないよねって。
よく見ますからミュージシャンの方は女の子にモテたくてバンド始めたみたいな。
始めのきっかけはそこで、やっていくうちにもっと音楽作りたいとか、人に感動させて喜ばせたいとかっていうものが後からついてくるもので、始めて単純にこれできたらかっこいいとか、これできたらテレビで見たらタレントとかスターと同じことができるってところから始まって、どんどん深みにはまっていくっていう。
なんかそれはいいなと思ったんで、このシンプルさをちゃんと描きたいなと思ったんです。そこは意識したところですね。
今まさに神体操を取材に行かれたのがどれくらい行ったのかなっていうのも気になってたんですけれども、リサーチした中でそういうかっこいいから始めるんだっていうのは気づかれたところかなと思うんですけども、
例えばそれ以外になんか、これは意外だったなとか、神体操やってるとこういう考え方になるんだなみたいな気づかれたポイントってありましたか?
作品の中で反映されている部分だとなお嬉しいです。
あれというか、男子神体操ってあまり正直メジャーではないスポーツで、オリンピックもないし、甲子園的な華やかなテレビとかで中継されるような舞台もないし、大学までやって、でもプロになれるわけでもないし、
大学卒業した後は体育の先生になるとか、そういう道しかないみたいな話をOBの方から聞いて、それでもちろん男子神体操を広めようと努力している方たちもたくさんいて、その方たちのお話もすごく面白かったし、
自分が好きなものを広めるという活動をしているのはすごいなと思ったんですけども、生徒の方たちにその辺のことを実際どう思っているんですかって聞いていたんですよ。将来プロもないし、オリンピックもないしって言ったら、
でも飛んでると楽しいからみたいな、今楽しいから飛びたいからっていう気持ちが聞いて、それも広めようという方たちの努力も素晴らしいけど、今楽しいから飛びたいから飛ぶっていう気持ちも同じぐらい素晴らしいなと思って、
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自分は大人だから孫徳で物を考えるようになってしまったみたいな、孫徳じゃないんだよ、飛びたいから飛ぶんだよみたいな、ちょっと衝撃があったというか、プロがないとかオリンピック行けないとかそういうことは何の障害でもないというか、その気持ちがすごく感動したというか、
そういう気持ちを描きたいなと思って、6人に文を託したというか。 そういう根本さんが受けた気持ちはすごいセリフの節々に入っているなと思いますし、例えば翔太郎がやっぱり先輩たちと飛びたいんですっていう気持ちっていうのは、そういう取材があったからなのかなと思う。
私たちが計算立てて考えていない、彼らの天然のエモさみたいなものがあるのかな、みたいなふうに今思いました。
ラブライブじゃないですけど、本当に高校生で終わりなんだっていうのが、彼らの中でも自然と決まっているものだっていうのはあるんでしょうね。
でもそこに、だからといってものすごく密度感があるわけではなく、楽しんでいるというか、好きなことをやっているという気持ちが、そうですね、取材をしてすごく胸が動かされたんで、その取材に応えてくださった方たちのあの気持ちを何だろう、ドラマに落とし込めればなと思いながら描いてたんですけども。
本当にその遺伝子は、特に青甲の6人にはみんなに引き継がれているなというふうに思いますね。
せっかくなので、青甲メンバー6人についてもうちょっと深掘りしていきたいなと思うんですけれど、さっきちょっと翔太郎は難しかったみたいなふうにおっしゃいましたけれど、翔太郎と三里は脚本を書いていて相変わらず難しい形ですか。
いや、でも固まって1、2話は三里はちょっと難しかったかもしれませんね。1、2話に関してはね。まあ根は優しい子なんだけど、そうは言ってもベタベタに優しくすると言ってますし、でもあんまり意地悪な子には見せたくないですし、三里はちょっと難しかったですけども、3話を越えたあたりからは三里も翔太郎もそんなに難しくはなくなってきている気がしますね。
難しかった1話、2話でなんかこのセリフ考えるのに結構手こずったなみたいなセリフというかシーンですかね、みたいなところあったらぜひ教えてほしいです。
よく覚えているのは2話で、翔太郎が朝一人で体育館にいると三里がすでにいて、やってきた翔太郎に対して爆点をやってみせるっていうシーンがあるんですけど何も言わずに。
何も言わずにやってみせて、あのシーンがちょっと揉め立ってるじゃないですけども、やっぱりその三里の温度感ですね、どれくらいの温度感で翔太郎に接するのかっていうのが、そこが一回ちょっと議論になったのを覚えてますね。
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ある以外のパターンがどういうパターンかちょっと覚えてないんですけども、セリフというかその距離感ですね、キャラクターの。
絵になると三里が爆点してみせるっていうその説得力たるやっていうところですけれど、やっぱり根本さんの作業の段階では結構これでいいのかなというか、こんなセリフ少なくていいのかなって思うぐらいの感じだったのかなというふうに思ったりしたんですけれど、結構もうちょっと三里に喋らせていた感じだったんですか。
そうではないと思います。
あーそうなんですね。
言葉じゃないんですけど、映像というか完成したものだとあれは三里の優しさだってわかりますよね。
それがもっとわからない形になってたと思います。
セリフかどうかは覚えてないですけども、あれが単純にちょっとウォーミングアップしようって飛んでたのか、翔太郎のために女の子がわからないような描き方をしてたと思います。
それを明確に翔太郎のために飛んでるんだ、そのセリフじゃなくてメイクバスでチラッと翔太郎が来たのを確認してから飛ぶとか、そういう動作をつけることで三里は翔太郎のために飛んでるんだよってことをわかりやすくしたんだと思います。
なるほど。いやもう三里可愛いですよね、そういうところ。
口下手なんです三里は。
いやでも本当にそこって確かにそうですよね、そこが口下手だっていうふうに見えるか、なんか冷たい奴だになるかってすごい紙一重なバランスだなっていうふうに思うので。
翔太郎の方はどんなところに難しさがあったんですか?
やっぱりその主人公としてどう立てるかってことですよね。
私たちはアニメの本編を見たみとすると翔太郎ってすごく素直で真っ直ぐなやつに見えるし、1話2話を見てすごい彼を応援したい気持ちになったんですよね。
なんかそこがもちろん意図はされていたんでしょうけれど、描くのってなかなか簡単なことではないよね。特に1話2話で愛される野郎を描くっていうのはなかなか計算してできる部分ではないのかなと思ったりしたんですよね。
翔太郎のキャラについて議論もあって、キャラクターとして、主人公としてもっと際立った、〇〇が好き、〇〇が嫌い、〇〇見ると気絶しちゃうぐらい嫌いみたいな際立った個性をつけるかとか、
他のことはできないんだけどこの技だけは最高にすごいとか、なんかものすごい際立ったものをつけるかしたほうがいいんじゃないかとか、もっと物語をぐいぐい引っ張っていくアイデンティティがあったほうがいいかとか、いろいろ議論したんですけども、ほぼしっくりこなくてですね、最終的に先ほど言われた通りに最強の後輩キャラにしようと。
こんな後輩がいたら絶対可愛がるよなっていうような、こいつってみんなが面倒見たくなるというか心配しちゃうような、とにかく可愛い後輩キャラにしようと。それがキャラの立て方っていうふうに決めまして、それからそういうふうに描いていきました。
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なるほどです。さっきの三里じゃないですけど、翔太郎も可愛いんですよね。なんかこう、みんながちゃんと着地点として可愛いキャラになってるっていうのは、本当に爆点の成功ポイントだなっていうふうに勝手に分析したりするわけなんですけれど。
ありがとうございます。本当に1年2人は可愛いです。ありがとうございます。さっきはちょっと、こんな先輩いたらいいなの先輩像にしたっていうふうに聞きましたけれども、この青甲の残りの4人の先輩たちもどんなふうに生まれていったか聞いてみたいです。
この中では結構4人は並行して出来上がっていった感じだったんですか。そうですね。髪の色じゃないですけど、何々レンジャーじゃないですが、なんかタイプを分類していったらこの4人になったみたいな感じだったのかなと思ったりしました。
かゆみの色は最後に決めましたけど、熱血のやつがいればちょっとクールのやつもいるし、このやろとおちゃらけたやつがいて、そこは結構漫画的に配置していって。
男性死にたい人以外にも好きなものがあったり趣味があったりしたほうが、普通、高校生とかそうじゃないですけど、我々もそうですけど、何か一つのものが好きだからって他のものが好きじゃないわけじゃないんです。
自分が個性を持たせようと、好きなものを持たせようと、実家のこともちゃんと考えようと、家族のこともちゃんとバックボーンとして作っておこうと、笹窯店の息子だとか神社の息子だとか、いろいろ考えて。
それはたぶんロケハンに行った影響があると思います。宮城にロケハンに行ってお土産物やら笹窯買ったとか、ロケに行ったときに立派な神社があったとか、そういうことが記憶に残ってて、実家の設定もそうなってます。
渡りがちょっと難しかったです。
あ、そうなんですね。それこそ聞きたかったんですよ。仁教映画が好きとか苔が好きとか、そこのポイントは取材じゃないでしょって思ってたんですけど。
苔も神社っていう発想なんですけど、神社イコール日本庭園的な緑。
てっきり四杖鉛筆さんそれぞれの趣味なのかな?みたいな妄想していたので。そういうわけではなく。渡りはぜひ聞きたいです。なぜ彼は。
渡りはポインチャップの時にクラリックさんがハイ&ローを見ていて。
あ、そっちか。
ハイ&ローの話をやってて、一人ぐらいハイ&ローみたいなのやってもいいんじゃないかって話になって。
でも僕がハイ&ローあんまり見てなくて。
はいはいはい。
なんか、仁義の戦いとか見てたので。
なるほど。ハイ&ローが歪んでそっちになっちゃったという。
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そうそう。見たことないんだよなと思って。
なるほど。じゃあもうちょっと渡りはもしかしたらハイ&ローなりクローズゼロ的なキャラクターになるべきところが。
そうそうそうそう。僕のステーで。
いろいろが混ざって。混ざってしまったんですね。
すごい腑に落ちました。
かっこいい顔してるのに、なんかちょっと問い出さみたいなのはどうやってできたんだろうってすごく気になってたんですよ。
おかげで渡りはすごい声優さんも相まってですけれど。
立つキャラクターになってますよね。
そうですね。渡りが一番心配。
ユウツの2年生で立場的にもちょっと3人2人に挟まれて振る舞いが難しいというか。
本当に見事にコンテと演出と神谷さんのお芝居でキャラが見事に立ってすごく面白いキャラクターになっててホッとしました。
6人のバランスの部分みたいな話をしたんですけれど。
例えばもうちょっと全然違うキャラクターを入れ替えじゃないですけれど。
小永みたいなキャラクターの代わりにこういうキャラクターがいたよみたいな幻の子とかっていたりしたんですか。
それこそ渡りは初めはハイ&ローの案が出る場合は無口キャラっていう案もあって。
無口ででもみこやかででも料理が得意と変わらずに。
何料理したっての案的な。お財布とかも得意でみたいなキャラクターって話もあったんですけども。
ハイ&ローの方が面白かったので。
ハイ&ローイコール地味な戦いになりました。
なるほど。無口キャラだとどこぞの六語アニメの四難とかを思い起こしたりしますけど。
ハイ&ローはまじで唯一無二な気がするので。
良かったね渡りという風にすごく今思いました。
じゃあちょっとだけ白甲の方も聞いてみたいなと思うんですけれど。
青甲に対して白甲、第5話とかを見ると対になるというか仲良くなるポジションみたいなところがあったのかなと思うんですが。
白甲メンバーはどういう風に決めていかれたのかちょっと大まかに教えてほしいです。
青甲も案が的なんですけども、個人的にはギリギリ普通の子たちというか。
あまり主役主役した感じではなく普通っぽさを残したかったんですね。青甲の子たちに対しては。
白甲に関しては本当に漫画の中の人たちにしようというか。
本当に少年漫画のライバルキャラクターにしようと思いながら描いてました。
逆にキャラを際立たせるというか、その方向性で描いてました。
その中で5話がああいう形になるとは決まってなかったんですけども。
一人一人青甲メンバー、白甲メンバーが対になるというか、ついでライバル関係が築けるような仕掛けを回るといいねっていう話もあったので。
趣味とかをちょっと近いような遠いような趣味を設定したというか。
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なるほど。子系に対していけばみたいな。
あの二人は仲良いんですけども。
つきだて先輩だけ、むつと竜が森くんの二人に言ってるとかはちょっと思いました。
そこがちょっと。
真っ白が三里と翔太の二人に言ってる。
そこでちょっと伺いたかったんですけど。
青甲メンバーって宮城県の地名とかゆかりの名前がついてるのかなと思うんですけど。
白甲は青森県だなと思ってたんですが、月雪真っ白の月雪って青森にあるんですか?
月雪だけは青森じゃないですね。月雪だけは地名じゃなくて。
真っ白って名前を先に決めたんですよ。
真っ白にある名前ってなんかないかなと思って、雪の苗字を探したら月雪ってのが見つかったので。
ちょっと地方忘れましたけど、九州かどっかに何軒かあるだけみたいな名字だと思うんですけども。
真っ白はそれだけ転校生って設定なので、結構描かれてないですけども、日本中を転校して回ってたみたいな裏設定があったので、真っ白だけ違う感じでいいかなと思って。
登場人の苗字だけじゃなくて、下の名前もその途中にちなんだ人の名前にはなってるんですけども。
漢字を変えたり、漢字をひらがなにしたり変換はしてますけども、元は実はありません。
政宗なんかはめちゃめちゃ分かりやすいんですけど。
みんなそうなんですね。
三里は違うか、三里は違うか。
でも三里の両屋もちょっと自分といえばいろいろ調べて、無理やり宮城に絡んでるよねみたいなところで位置をつけたんですけども、そこはちょっと調べていただいたというか。
はい。ゆかりの名前なんですね。
真っ白だけはどこにもゆかりがいいんですよ。苗字も名前も。
なんかそれもですし、月雪っている苗字なんですね。
いるんです。
めちゃめちゃイケメン、イケメン苗字ですね。
白甲メンバーは本当漫画キャラばっかりだなと思うんですけど、さっきもおっしゃった通り青甲のメンバーそれぞれと線がつながって私たちにも近いキャラクターというか、なんとなく親近感が湧くようにうまく作られているなというふうに思って見ていました。
なんかこうライバルキャラクターがこれでしっかり出てきて、第6話まで来たかなというところで。
いや本当面白く見させていただいてるんですけど。ありがとうございます。
ちょっとここからはキャラクターの話をいろいろ聞いたので、シリーズ構成の部分もちょっとせっかく根本さんですから伺っていきたいなと思います。
今回のお話の中でもちょっとちらっとおっしゃいましたけれども、例えば1人のキャラクターを深掘りする話数があるっていうのが、なんでしょうね、1シリーズの中で1つのテンプレートであるのかなと思うんですが、
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漠天に関しては6人の男子青甲メンバーを並行して深掘りしているっていう印象を受けてるんですね。
なんか1話ずつのお当番会があるみたいな構成じゃないなっていうふうに思ってたんですけれど、そこはどうしてこういう構成にしたんですか。
後半ちょっとお当番会的なのもあるんですけども、6話までに関して言うとあくまで翔太郎の物語であるっていう。
だから翔太郎が、極論で言うと翔太郎が知らないことは視聴者にも知れないというか。
あーなるほど、はいはい。
第1話で翔太郎は男子摂診体操と出会いました。
第2話で先輩たちも実は漠天できたらかっこいいなってだけだということを知りました。
第3話で先輩たちよりもすごい人たちがいるんだということを知りました。
4話で先輩たちよりもすごい人たちも僕たちと同じなんだということを知りました。
5話で、でも僕はそいつに比べたら個性はないかもしれないけど、でも僕はあの人たちのようになりたいと思いました。
6話でその憧れた4人と一緒に飛びましたっていう、全部が翔太郎目線の物語なんですね。
だからその翔太郎以外のキャラクターを描かないわけではないんですけれども、
カメラは常に翔太郎。
常にでもないですけども、気持ちとしては常に翔太郎にあるようなイメージで、
6話までは構成してました。
この間僕もオンエアを見て気づいたんですけども、
6話で翔太郎のお父さんとお母さんと妹が観戦してるんですね。
あれ何であったかというと当時、よくスポーツモノってギャラリーが出るじゃないですか。
観客が今の技すげえ!あんなに高く飛ぶなんて!と出るじゃないですか。
あれがどうしても嫌だったんですよ。
なんでかというと、それはある人たちは翔太郎の物語の一部じゃないからだということだと思うんですよ。
いわゆる説明キャラ、ヤムチャみたいなのになっちゃうんですよね。
しかもヤムチャって言ったらヤムチャちゃんのものでもない。
見学者、見学人Aみたいな人が。
もちろんハイテクニックもありだし、有効だと思うんですけども、
この6話までのムードに合わないというか、
それはやっぱりあれが翔太郎の物語だから、
両親をあそこに置いたんじゃないかなと。
明確に意識して置いたわけじゃないんですけども、
ただギャラリーとか他校の生徒が何か言ってるのを書くのはすごく嫌だったなというのを覚えていて、
それをこの間オンエア見ながら、そっか、翔太郎の物語だから、
翔太郎の関係者に見届けてほしかったんだろうなと、自分で分析したというか。
なるほど、なんか不思議なものでお当番会じゃなかったって私はさっき言ったんですけど、
ある意味6話までが翔太郎のお当番会だったんだって考えると、
あ、そうかそうだったんだっていうふうに思うし、
なんか主人公ってお当番会扱いされないじゃないですか、主人公なんて。
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そうですね。
そっか、なんか脚本の組み立て方としては、
そうですよね、もちろん6人のキャラクターだから、
誰に一番スポットを当てるかっていう中では、
主人公も一人に入ってるんだなっていうのが今すごく不意に落ちました。
そうですね、だから他のキャラクターも描くんですけども、
翔太郎の知らない一面はあまり描かないというか、
翔太郎の目から先輩たちはこう見えてますよ、
翔太郎の目に見えてる先輩や先輩方はこういう人物ですよっていう、
そのキャラの立て方ですよね、6話までは。
平行して深掘りしているっていうふうに私は見ていたので、
どうやって小出しにしつつ6人のキャラを深めていくっていうのは、
結構難しそうだなと思ったんですけど、
なるほど、そこには翔太郎の目線っていう基準点がしっかりあったんだなと思うと、
すごくわかりますね。
そしてここからはまた逆に言うと、
他の5人の深掘り話数が出てくるんだなっていうのも楽しみになりますね。
シリーズは半分まで終わったところなんですけれども、
根本さんの中で6話までで気になっているエピソードを聞きたいんですが、
その前に私たちが勝手に気になったエピソードで、
第5話がカラーが違いません?っていうふうに思いました。
あれは何?というのから聞いていいですか?
なんで急にホラー突っ込んだんですか?
いや、あれは脚本ではあそこまでホラーじゃなかったんですよ。
あ、そうなんですか。
脚本が、それが不思議なんですけど、
ラストシーン以外脚本と何にも変わってないんですよね。
セリフもシーンも変わってないのに脚本って印象が全然違うんですよ。
脚本はどんな印象?
ファーストシーンでシティカ・ハンマーが
どこだ?って探してるところが始まるじゃないですか。
あれが普通にかくれんぼのつもりで、
脚本だとホラーではなくミステリーっぽいんですかね。
ミステリーっぽく、どこだ?どこだ?ここか?って。
でももっと元気に探してる感じで、
一体何が起こったんだろうと思わせておいて、
実はかくれんぼでしたって感じですけど、
もう探してる時から殺人鬼が恐怖的を探してるみたいな雰囲気になってましたし、
画面の色合いも違いましたし。
不思議なもんですね。文字は一緒なのに、
絵描き手によって。
そうなんですよ。
本当に改めてコンテとか演出でこんなにも変わるんだ。
本当にセリフも変わってないし展開も同じなんですけど、
ラストの警備員が二人いるとこだけは、
あそこだけは脚本じゃないですけども、
脚本は警備員さんでした、ちゃんちゃんで終わってるんで、
もう一人の警備員は出てこないんですけども。
そうなんですか?そこも?
そこだけが、そこだけが具体的に脚本と違ってて。
文字は変わってないけどですね、セリフは。
文字とセリフはまだ何にも変わってないですけどね。
最後のシーンで、もう一人出したからホラーになりましたよね、
あの話って。
そうですね。
あそこで出さなければ、ちょっとハートルフルな話でも
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終わる可能性あったじゃないですか。
なんですかね。
あれはちょっと作画班に聞きたいですね、伊藤ね。
そうそう、ぜひコンテストの方に、長谷さんに聞いてください。
これはちょっと、倉上監督に一体どういう主旨を出したんだという話は
聞かなくちゃいけないんですね。
すごい面白かったです。
だいぶ途中で、もう警備員じゃねえかってこっちに思わせるのも
上手かったですよね。
最後一歩手前で警備員の姿見せておいて、あれが
ちょっと思い出したけど結構怖いんですよ、最後のカット。
でもそうなしですよね、本気で怖がった方は結構見たいですね。
あれはちょっともう、ゼクシズが昔作った悪の花じゃないですけど
ホラー作った時のノウハウが生きてるみたいな感じに思いました。
6話までの中で異色の1話だったなと思います。
ありがとうございます、すごく疑問が晴れました。
改めて、6話までで根本さんがこれを聞いている人に
見直してほしいなと思うエピソードがあれば教えてほしいです。
難しいですね。
1から6までワンセットなのに、ぜひ1話から6話までもう一度。
逆コメントよりかは、アニメ完成版を見て根本さんが
ホラー界じゃないところでびっくりした、すごく印象が変わった
みたいなふうに思った話とかありましたか?
変わったっていうか、会ではないんですけども
キャラクターで真っ白はすごく印象が変わります。
変わったわけじゃないんですけどもね。
自分が想定してた1.5倍とか2倍弾けてたというか
不思議な子になってたっていう。
3話の鬼ごっこのシーンとかすごくキャラが立ってて
生き生きとしててびっくりしましたね。
3話で私ちょっと気になったセリフがあって
真っ白が体を動かしているときだけは真っ白になるんだっていうじゃないですか
あれってちょっと私、闇も感じていて
そこって意図されました?
ちょっと怖いところのある子というか
そこが知れない子っていうイメージがあって
今までもいろいろやってるんですよね、スポーツを。
多分ある日としてパタッとつまんなくなったんですよ、きっと。
もういい、飽きた、やめちゃうようなこんなイメージがあって
男性心理体操だけが結構長く続いているっていうイメージで
その怖さを節々にちょっと出したいなと思って
セリフは書いてましたね。
爆点ってやっぱり身体操を見せるアニメという点で
結構セリフが削いでいく作業だったのかな
みたいな風に思う時があるんですよ。
言葉の一語一語に意味を強めていく
体を動かしているときは真っ白になるんだっていうのは
まさに削ぎ落とされて
勝手にこっちが真っ白ってどんな格好で
あったんだろうみたいなことを気にさせるような
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書き方だったなという風に思いましたね。
根本さん的にはどうでしたか?
爆点の脚本作業っていうのは
セリフ説明ができない分しんどさがあったとか
そういう感触ってあったんですか?
特に技を見せる話数は
そこに尺を使っちゃうので
どうしてもセリフとか芝居は短く
キャラクターも当番会を作らない代わりに
1話1話で毎回すべてのキャラクターを
印象付けたいなと思うと
どうワンシーンで印象付けるかとか
一語で印象付けるかしながら
やった部分ですかね。
どうしても尺の問題が大きいかもしれません。
演技をちゃんと見せようと思うと
3分あそこで取られちゃうので
練習シーンとかも
やっぱり練習で1分2分取られちゃうんで
その中でどうキャラクターを立てていこうかっていうところを
毎回考えながらやってたと思います。
だけど大地震体操部を取材に行って
自分がすごく印象に残っているのが
挨拶なんですね。
大会系ってこともあるのかもしれないけど
とにかく皆さんおはようございます。お疲れ様でした。
挨拶がすごいんですよ。
尺はないからセリフは削りたいんだけど
挨拶はなるべく削りたくないみたいな
ちゃんとした挨拶っていうのが
あの子たちの個性だから
なんか削りたくないんだよなと思いながら
毎回苦労してた記憶があります。
こんにちはっていうのもいいですよね。
そうなんですよね。こんにちは。
なんか気持ちいいなって思ったんですよ。
ちなみにずっと誰しも気になっている気がするんですけど
キャラクターも気になってますけど
志田監督に奥さんはいるんですか?
これはズバリ聞いていいのかな?
いやー
すごい笑顔
ねもとさんすごい笑顔
志田さんのプライベートなことなんで
僕の口からは
あの人もさくらいさんの声も相まって闇深く感じるんですよね
闇はありますよね
まあまあ
そうですね
答えてもらう気はなかったのでいいです
ありがとうございます
でも最初の質問に戻るところもあるんですけれど
やっぱり
原作としてキャラクターを作っていくと
もっとこうあれもいいところなんだこれもいいところなんだって
伝えたくなっちゃう欲っていうのはなかったですか?
っていうちょっと気になります
でも意外と自分は他の
ライターさんも知らないですけども
42:00
僕は意外と削ったものに対して執着ってあんまりない人間なんですよね
初めて例えば書いた原稿が長くなっちゃって
削っていく段階で削ったものに対して
あんまり未練はないというか
何削ったっけって忘れちゃったりするぐらい
あまり
こういう一面ももちろん
描きたかった部分はありますけども
12本で
彼らのことを描くには
この形がベストだったんじゃないかなとはやっぱり
思ってます
そうはいつつ
こういう話で待ってよかったなとかっていう部分は
今ツイッターで上がってる
ボイスドラマってやってるんですよ2分ぐらいの
そちらの方で保管してるというか
そんな形ですかね
今はそういうところで補足できるのもいいですよね
そうですね
今回ねもとさんが原作チームに入っているっていうのは
新井の部分もあったかなって印象を受けていたんです
っていうのもその10年前にインタビューさせていただいた
永野くんという作品もオリジナルアニメ作品だったんですけれど
あれはこう井田馬之助監督と河本利弘さんが
立ち上げた企画だっていうところに
ねもとさんがお手伝いに入られたのかなっていう風な印象だったんですね
最近だとマクロスデルタとか重心機パンドラとかもそうですけど
河森さんの横にいらっしゃるねもとさんっていう
印象だったんですが
原作としてキャラクターやお話を考えていくのと
シリーズ構成とかで入るときって
考え方とか頭の使い方みたいなものって
違う部分はありましたか
頭の使い方とか髪型に具体的に
違いがあったとは思いませんけれども
確かに久保もそうですし
河森さんとのお仕事もそうですし
自分は結構ある程度
設定が固まっていたりキャラクターの設定もあったり
物によってはキャラクターのデザインがあったりっていう段階で
呼ばれて具体的に形にする上での作業をやっていく
っていうことが多かったので
今回ゼロから立ち上げるというのは
頭の使い方を変えたかどうかは分からないですけども
今までに自分もなかった経験ではありました
キャラクターをゼロから生み出す作業って
楽しかったですか
そこは今までさっきおっしゃった通り
設定が出来上がった後だったとおっしゃったところでしたけど
もっとこういうキャラも本当は作りたかったんだ
そういう衝動に駆られたりするものはあったのかな
というのも気になります
ゼロから作るのはしんどさもありますけれども
楽しかったですね
自由に自分の想像を働かせるというか
さっき言ったこんな人たちいたらいいな
っていうのは
例えば10代の自分がこういう人たちと出会えたら
45:00
なんか人生変わったかも
そういうことを思いながら考える作業はすごく楽しかったですね
勝手なアニメのスタッフの皆さんが
どんな仕事をしているかを知っている身からすると
例えば監督という立場からキャラクターを作る時と
脚本家という立場からキャラクターを作る時って
その先に待っている仕事のことを思って
動かしやすさみたいなことって意識したりするものなんですか
難しいですね
設定をどこまで作っておくかみたいなのは
難しいですよね
設定を作っちゃうとせっかく作ったんだから
使わなくちゃって思っちゃうかもしれませんし
それが稼ぎになることもあるかもしれませんし
こういうキャラクターがいた方がいいかもなって
なんか別にこの人いなくてもお話が転がるようになっちゃった
みたいなこともあるかもしれませんし
途中から入って構成をやる場合も今回みたいに
ゼロからやる場合もやっぱり難しいですね
やっぱり実際やってみないとわからないみたいなこともありますからね
それでいうとゼロから作ると
変な話に上手くいくと思ったけど
いかなかったからこのキャラやっぱりやめようみたいな
そういうこともできるじゃないですか
自分の責任なんで
今回全部ゼロから考えて4人で考えて
お話も別に1人で考えたわけじゃなくて
みんなで考えたんですけども
1人で書いたことによって
3話まで書いたけど上手くいってないから1話ちょっとこの辺直そうとか
そういう作業ができたので
それはすごくやりやすかったですね
そうですね今回は前話脚本も担当されてるわけですもんね
はい
やんちゃな質問になるんですけど
くらえない監督なんて難しいキャラを言うんだ
みたいなことを思ったりする場面とかあったのかなっていう
よつぎ鉛筆さんの中で誰か暴走する人とか
いたりしたんですか
企画会議ってさっき飲み会をしながら
みたいなふうにおっしゃってましたけど
どんな様子だったのかなっていうのはすごく裏話が聞きたいな
って思っちゃいます
妖怪を出したいって言ってましたけど
妖怪ですか
妖怪みたいなキャラクターはちょいちょい残ってる気もしますけどね
妖怪
墓場で運動会をしたいってよく言ってましたけど
それは置いといて
くらえない監督から言われたのがとにかく前向きな話にしたい
っていう
お話を盛り上げるのは悲しいことが起こって感情が盛り上がるとか
辛いことで感情ドラマを盛り上げるとかはやめようっていう
とにかく前向きさでお話を盛り上げる
辛いことがあってもちゃんと
話数の中でちゃんと乗り越えるというか
それを引っ張りに使わないみたいな
のは一つルールとして
課せられて
仲間生まれとかってやるとお話作りやすいんですけども
48:00
そこはあえて
その道は選ばずに行こうっていう
白甲のメンバーと青甲のメンバーも仲はいいですし
あれで
ライバルだけど前向きな関係性って感じですよね
そうですね
その課生の中でお話を12本
どう作っていくかっていうのはちょっと
3話に1編くらい悩んだところがありますけど
すごく
私たちも前向きな気持ちで見られる作品で
前は前は楽しみにさせていただいてますし
絶対大丈夫みたいな
見ていて楽しい気持ちになれるって思いながら
見られるのは嬉しいなと思いますね
僕もそう思います
せっかく10年ぶりに
そこにご出演いただいたということで
ここ最近のシリーズ構成でいくと
ログホライズン
円卓崩壊やってましたね
久しぶりにこれも
5年6年ぶりですか
いろいろあったということはありましたけど
ちょっとびっくりしたのは
全く
確かに再放送してましたけど
スタートしたっていうところに驚きがあったんですけど
そうですね
振り返ろうかと思ったんですけど情報量があまりにも膨大で
そうですよね確かにね
振り返れない
意外と見てると思い出すもんだなって思いながら
時々何か改造入れて思い出してもらおうみたいな
と思いながら見てた部分はありましたし
今期で言えば
スーパーカブのシリーズ構成
全話脚本ですかねこちらも
やられてるということで
今期は2本あるなっていう話をしていたところだったんですけれども
でもバクテンとスーパーカブどちらも
高校生を描く
作品だということで
私もねついにスーパーカブを買ってしまいましたからね
よかったですねシリーズ構成の方に報告ができました
今挙げたログホライゼンとスーパーカブとかは
原作付きの作品のような感じですよね
しかもどちらも人気作じゃないですか
スーパーカブなんかも多分原作初期の頃から
これスニーカー文庫ですよね
初期の頃から結構
これはアニメ化されるんじゃないかなと私は思っていた
作品の人向こうの
門川さんのプッシュのシリーズとか
門川さんのプッシュの仕方も含めて
これは行くんじゃないかなと思っていた部分ではあったんですけれども
やっぱり来たねって思っていたところで
だから特に
人気作である作品を
例えばワンクールナイン
51:02
ログホラーはもっと長いですけれども
抑える苦労みたいなものっていうのはまた
オリジナルとは全然違うものがあると思うので
しかも原作が続いている場合の
終わり方っていうのもある程度
視聴者が納得できるような
終わり方じゃないとダメじゃないですか
その辺の苦労ってどういう感じなんですかね
原作が続いている
原作付きのお店の場合
自分の場合ですけれども
原作付きの場合はどちらかというと
どちらかというと
どちらかというと
どちらかというと
どちらかというと
どういうところが魅力なのかとか
原作者さんは何を考えてどういう気持ちで書いたのかとか
受け止めた方たちはどういうところを面白いと思って受け止めているのか
自分なりに分析
もちろん原作者さんや編集さんともお話しますけれども
今までの経験で言うと
これももちろんこれが全部答えじゃないんですけれども
セリフを削っちゃったり
シーンを削っちゃったりしなきゃいけないことがありまして
やっぱり
だけどトータルの印象が変わってないと
そんなに気づかれないというか
気づかれてもいい回編だったと言っていただけるというか
独語感というか
文字で書かれている情報が正しいかどうかというよりも
お客さんに伝わる雰囲気というか
読み終わった後の感想が同じになるように
心がけるというか
感想を再現するというか
シーンを再現するというよりも
一番心がけてまして
終わらせ方に関しては途中で終わらないので
納得していただける終わりどころというか
ここが一番キレが良くって
ダメージがすると言われるんですけども
印象は変わらないよね
いい印象でアニメでも続き見たいねとか
思ってもらえるような印象で気持ち良さもありつつ
続きへの期待もありつつところを探して
そこに向かって
気持ちを盛り上げていくように
書いていく
ときは付け足したりという作業をしながら
やっていくという感じですかね
原作とオリジナルって
どっちの方が大変かと言われると
正直同じくらい大変という気はします
原作付きにも大変ですよね
原作ファンがいるわけですからね
オリジナルは逆に誰も見たことないですし
変な話
このキャラいらなかったら
削ろうかとか
原作があるとそこまではできないので
54:02
使う筋肉が違いそうですね
そうですね
全く違う作業だと自分は思っていて
違う筋肉だなと思っています
原作付きの仕事が続いた後にオリジナルやると
ちょっと戸惑いますし
頭の切り替えがなかなか難しい作業だなと
思いながらやっています
どっちの方が好きみたいなのも
使う部分が違うから
あんまり決められるものでもなさそうですね
ずっとオリジナルが続いていて
原作に入ったばっかりの頃は
オリジナルの方が楽しいなと思っていますけど
原作の作業が続くと楽しいと思いますし
オリジナルやっぱり大変だなと思いますし
それを繰り返す気がします
すごく根本さん本当にそれこそこの10年で
いろんな作品やられてますけれど
ある種こう味変えをしながら仕事されているのかな
じゃないですか
得意分野ってあるんですか
何なんでしょうね
結構見てると子供向けから何からさまざまやられてますよね
特撮の時もおっしゃってた好きな特撮作品も書かれましたよね
そうですね
念願かなって最近たまにウルトラシリーズとか書くまで
やらせていただいてます
本当に良かった
夢が叶ったんですね
特撮って違いますかアニメ畑とは書き方とか
音の感とか
特撮というか実写畑はアニメとシステムも
多分違うと思いますよ
いろいろ話を聞いていると
始めはちょっと戸惑ったというか身構えたというか
始めてみるとお話を作るのは変わらないので
楽しく書けました
やりました
本当そうですよねドラマとか
それこそ今回コロナになって
コロナの影響を受けた脚本に書き直せるんだみたいな
びっくりしたドラマがあったりしたんですよね
そこの瞬発力は全然アニメとは違うなって思いますね
そうですね
アニメよりも準備期間とかは短いので
正直アニメだと忘れた頃に放送されるみたいなのが
結構あるんですけど
それこそ楽天も
数年前には作業が終えられてますよね
それに比べるとスピード感はすごいなと思いながら
書いてました
どうですか今後どんな仕事していきたいですか
っていう
なんかでもやったことないジャンルは
チャレンジしてみたいなとは思いますね
結構自分見る側でも
好きなものがいっぱいあるんですよ
特撮も好きですし普通にハリウッド映画とかも見ますし
だけど古い白黒の映画とかも見ますし
57:02
ミニシアターの映画も見ますし
好きなものいろいろあるんで
なんかそのいろんな趣味を活かせるような
いろいろな作品やれたらいいなと思いますけどね
今度は10年と言わず数年後にまた来てください
本当にね
また呼んでいただけるような何か作品を作れれば
ありがとうございます
楽天だけじゃなくてねもとさんの脚本術みたいなところも
伺えてすごく面白かったです
ありがとうございます
それでは最後の締めの質問として
楽天が第7話までですかね
この配信がされているときは7話まで放送を終えている
ところだと思いますけれどもシリーズ後半に向けて
作品の見どころだとかファンの皆さんへメッセージを
一言お願いできますか
そうですね7話以降はショータル以外のキャラクターにも
スポットが当たる話が入ってきますので
その辺のキャラの気持ちなんかに注目してもらえると
いいかなと思います
あと地区大会が始まりますので
その地区大会の結果
白甲と勝負をすることになりますので
その結果なんかも当然
楽しみにしていただければなと思います
ありがとうございます
6話にして翔太郎の成長が激ヤバだったので
今後どうなっちゃうんだというところも気になっています
今日は楽しいお話をたくさんありがとうございました
というわけで今回は楽天のシリーズ構成脚本の
根本俊三さんをお迎えしてお話を伺いました
今日は本当にありがとうございました
ありがとうございました
お送りして参りましたそこあにです
はい
パート3の時はちゃんと感想を募集したいね
あ、そうですね
どんな感想を募集したいか
ぜひコメント欄で教えていただければと思います
はい
お送りして参りましたそこあにです
はい
パート3の時はちゃんと感想を募集したいね
あ、そうですね
質問とかも募集できたらいいなと思っています
はい
一応やる予定でいますので何か急に予定変更がない限りは
パート3でまたゲストをお呼び
あの方をお呼びできればなと思っております
1:00:00
はい
ということで来週の特集は
前半も特集したのでこれはやはり後半も特集したいと
しかも後半の方が非常に評判がいいという感じみたいなので
特集します
ただねこれ東京やってないんだよね
そうなんですよ
映画
映画どんどん延期になっているこの状況下で
強行したなという感じはありますかね
はい
何とかしていただければ
全部がダメなわけじゃないから
全部のところがダメなわけじゃないので
何とか見に行ける方は是非見に行って
感想をお待ちしております
もう次の章の映画の公開日が決まっているので
これはやっとかないとなという部分ではあります
皆さんの感想をお待ちしております
投稿の宛先は
今週より投稿をお待ちしております
おめでとうございます
14周年となりました
おめでとうございます
パチパチ
14年間続きました
ということは来週の配信から
14年間続きました
おめでとうございます
おめでとうございます
来週の配信から15年目に突入します
来週の配信から15年目に突入します
14ってすごいですよ
ゼロ歳が中2になるんですよ
中2っぽい感じのラジオ
中3のラジオにこれからしていきましょう
15年目だからね
ちょっと大人になれないかな
来週もよろしくお願いします
今後ともよろしくお願いします
お相手は私くむと
なせひとみでした