
「そこ☆あに」742回目は映画『犬王』特集です。
原作は古川日出男による小説『平家物語 犬王の巻』。
監督 湯浅政明・キャラクター原案 松本大洋・脚本 野木亜紀子・音楽 大友良英といった業界トップランナーが集結し制作するロック・オペラ調ミュージカルアニメ映画。アニメーション制作はサイエンスSARU。2022年5月28日より公開。
「室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。
周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。
名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。
一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、
唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。
頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在のポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。」
これは果たしてミュージカル?そして『平家物語』だったのか。どれも正しくどれも間違っているような言葉にできない圧巻の一作です。言葉にできないから映画館で見るしかないのに、見たらこうも語り合いたくなる。湯浅政明監督の集大成にしてベスト盤にして原点回帰!この怪作を逃したら私はあなたの呪ってしまうかもしれません。(那瀬ひとみ)
■ 劇場アニメーション「犬王」公式サイト https://inuoh-anime.com
感想
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00:00
そこあには、HOTCAST WAVEの制作でお送りいたします。
チャムネコさんからのお便りです。
映画、覇権アニメ、見てきました。原作小説を昔読んでいて、
そこあにで映画化されることを知り、公開を楽しみにしていました。
見てみたらめっちゃ面白く、原作愛もあふれる熱い映画でした。
地元の映画館では全然入っていなかったので、もっといろんな人に見てほしい作品です。
ありがとうございました。
1ヶ月くらい前ですかね、公開よりずいぶん前にご紹介させていただいたんですけれども、
覇権アニメ、見に行っていただけて嬉しいです。
いやでもほんとね、ちょっと残念ながら、映画館結構人少ないみたいなんで、もっと見に行ってほしいですよ。
私も公開されて、やっとだと思って見に行ってきました。
どうでした?
とっても面白かったです。
熱い大人がすごいたくさん出てきたので、こっちまで胸熱いになりました。
熱さがさ、アニメ好きの熱さっていうかさ、
第一線を行く熱さじゃないところが好きって話を私が前にした気がするんだけど、
ふつふつと打ち鳴る、燃えるハートみたいなものが、すごいこのアニメ業界感を感じられて、
それが好きだったので、また思い出すと胸の内が熱くなってきますね。
アニメに対する熱さもあるし、やっぱりそれぞれの職人としての熱さみたいなのも感じられたので、
より一線で活躍している人ってやっぱこうなんだなっていうのを感じましたね。
クリエイターもそうだし、ほんとプロデュースサイドにもスポットが当たってるのがすごく良くって、
どうしてもこう日本のエンタメ業界って、演者とか監督とか、
ギリギリクリエイターにもスポット当たることがあるけれど、
アメリカとかはプロデューサーとのセットじゃない?むしろ作品って。
そこがね、もっと注目されてほしいなと思うから、
この作品はそういう意味でプロデューサーってこういうことしてるんだっていうのが、
ちょっとね、もちろん誇張表現もありだとは思うんだけど、
どうやってお金を集めてるかとかね、
頭下げるってよく聞くけど、一体どこに下げてるのかとかも、
結構見えるような気がする描き方をしてくれてるじゃない?
なんかそういうところがシビアで、もちろんフィクションも込みで夢もあるんだけど、
そういうちょっと胸が苦しくなる部分も含まれてるのが、
また熱さに還元されてるような風に思うんですよね。
03:02
あとはアニメーションだよね、やっぱり。
ね、すごかったです。
日本のアニメを本当に実際に作る勢いでやってまして、
私パンズレットの特別版2を買ったんですけどね、
マジ洗っちゃうぐらい設定作ってて、
アニメの。
そうなんですよ、砂漠もリデルもね、
これ映画見た人はわかると思うけど、日本のアニメタイトルの略称なんですけど、
それぞれのメカ設定とかがさ、
え、こんなん出てきましたっけ?みたいなのも含めて、
メカデザインとかめちゃくちゃ見ごたえがありますし、
ともすれば普通のアニメよりね、絵コンテとかの解説しっかりしてますよ。
もうアニメ初心者の人でもすごく入りやすくなってるんですね。
本当そうだと思う。アニメってこういう作り方してるんだなっていうのを、
なんかいろいろもちろんね、絵コンテ紹介したり雑誌とかでもやってたりするけど、
なんかこういうものがあるんだに留まるじゃない?格好だけ?みたいなところもあるけど、
本当にしっかり解説されてる。これを一冊読めば、
いろんなことがアニメ作りが見えてくるっていう感じのものになってるなっていうふうに、
はい、思いましたし。
あとはね、本当に映画館で見てほしいなっていう映画だと思います。
それは本当に今日のね、特集である犬王もそうかなと思うので、
体験型の映画の一作だと思います。ぜひ見に行ってほしいです。
というわけで、はい、そんな映画館でぜひ見てほしい作品を今週も特集します。
今週の特集は、犬王特集です。
犬王。室町の郷の都、猿学の一座に生まれた異形の子、犬王。
周囲に疎まれ、その顔はひょうたんの面で隠された。
ある日、犬王は兵家の呪いで盲目になった美話奉仕の少年、友奈と出会う。
名よりも先に歌と舞を交わす二人。
友奈は美話の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。
一瞬にして広がる二人だけの呼吸、二人だけの世界。
乱世を生き抜くためにバリーとなった二人は、お互いの才能を快化させ、
唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。
頂点を極めた二人を待ち受けるものとは、
歴史に隠された実在のポップスター、犬王と友奈から生まれた、時を越えた友情の物語。
原作は古川秀夫による小説、兵家物語、犬王の巻。
監督、岩澤正明。キャラクター原案、松本太陽。
アニメーションアーティスト、脚本、乃木彰子。
音楽、大友芳秀といった業界トップランナーが集結し制作するロックオペラ超ミュージカルアニメ映画。
06:04
2022年5月28日より公開。現在上映中です。
はい、ということで始まりました、今日の特集は犬王です。
はい。
いわさまさあき監督のにわかファンとして、今回も見届けてきました。
はい、どうでした?
いや、ほんと私は一切何も情報を仕入れずに今回行ったので、
確かに見ているうちに、
あ、そういえばミュージカルアニメだって言われてたよなっていうふうなことに気付くぐらいのレベルで。
キービジュアル的なものは、あのポスター貼ってあるからね、見たんですけど、
それぐらいですよ、ほんとに。
これ平家物語だっていうのすら知らずに行きましたからね。
すごいこう明けすけに言いますけど、何を見せられてるんだ感で終わらなかったよね。
私が一番心配したのはやっぱりそこなんですよ。
っていうのも、私が見た時にすごく思い出したのが、
いわさまさあき監督の初期作品であるマインドゲームという作品でして、
マインドゲームの原点回帰やんこれっていうふうに思ったんですね。
でもマインドゲームって、当時がまだまだアニメ文化とか、いわさまさあき監督のネームバリューとかはまだまだなくて、
すごいファンキーでドラッキーで、
いわさ監督のやりたいことが詰まってるんだけど、
簡単に言うと観客置いてけぼり系だったと思うんです。
当時はまだまだね。
だからすごいんだけど、何を見せられてるんだろうで終わってしまう人が多かったんだと思うんですね。
逆に言えば今見ると違うんでしょうけどね。
いわさ監督の今を知っている上で見ると、なるほどこれが初期作品かっていう意味で納得するんだろうと思うんだけど、
それしかないお立ちされたものがそれってなるとやっぱり違うでしょうからね。
そうですし、だから今回私はくむさんを今まで結構長居してきたわけですよ。
いわさ長居をね。
そうですね。
積み重ねてきた。
ずっと特集参加させられてますからね。
いやでもおかげさまで、ただやっぱルーとか君並とはもう一歩レベルが高い。
何を見せられてるんだろうとは高いなと思ったからどうだったかなっていうのはすごく思ったんですよ。
だから面白かった?
これはね、なんだろうね、面白いか面白くないかって言われると、面白いですよ。
おー!グッド!
この凄さを見て欲しいっていう意味ですごい作品だったなと思うので、
09:01
日本のアニメーションでこの形式でやられる、
多分ねこれ日本よりも海外で受けるんじゃないのかなっていうのはすごく見てて思えたような作品でしたね。
多分ねこれね、日本で進めるときにちょっと難しさを感じるのかなと思ったんですよね。
いわゆるアニメのスタイルじゃないような気がする。
なるほど。興味深いですね。
アニメーションとしてストーリーがきちんと、ストーリーあるんだけどさ、ストーリーがあってっていうものを求めて映画館に行って、
例えばこれが平家物語だとしたら平家のその先の物語としてこれを見てどう思うのかっていうような感じじゃないじゃん。
そうですね。
でも結末はちゃんと繋がってるんだけれどみたいなさ。
最後まで見ると、なるほど綺麗に締めたなっていう感じはあるんだけれども、
でもその途中って一体何だったんだろうなっていうところのすごさ。
これはすごいんだよ。
何だったんだろうなじゃなくてすごいんだよね。
とにかく圧倒的エネルギーをこっちにぶつけてくるみたいな。
いや俺何見たんだろうこの映画でみたいな感じの勢い感っていうのは、
あとライブ感っていうのかな。
それは今までに見たことのないすごさを持ってましたね。
私も流れてる間のすごさっていうのを感じてて、
もうコロナ禍になってからライブに行っても、
わーいって思いっきり楽しむことが難しくなったりとかする中で、
こんだけなんか胸が高鳴るのってすごいなって思って、
そのドキドキをもう一回見に行きたいって思わせるようなすごさがあって、
とても楽しかったです。
いろいろな感想がある中で、やっぱり一番最後に残る後味っていうのが、
結局の感想じゃないですか、最後に残るもの。
そこにやっぱりすごいとか何を見せられてるんだろうは、
並行してあるべきだし、岩澤監督の持ち味ってそこなんだけど、
最後にやっぱすごいとか、すげえもん見たが先行していることが私は、
集大成、岩澤正明の集大成だなっていうふうに思うんですよね。
だって何を見せられてるんだろうが、なきゃ岩澤正明じゃないんですよ、やっぱり。
だからそこをちゃんと保持しながら、バランスを取りつつ、
でもちゃんと平家物語だったんじゃん、が全部成立してることが、
この作品の化け物なところだよなっていうふうに思うんですよね。
不思議だなあ、面白い。
そうだし、本当くむさんがおっしゃった通り、
日本ってこんなにアニメ文化が盛り上がってるし盛り上げていこうっていう感じなのに、
12:03
たくさんの作品があるがゆえにアニメファンもすごく目が越えて、
逆にアニメをね、パッケージ化というか、
アニメってこうだよねっていうイメージを固めすぎているところもあるよなって思うんですね。
だからこうアニメ映画を見に行って、こういうものを見られるだろうっていうのが、
上級者ゆえにだと思うんだけど、持っちゃってる。
でもアニメって、もっともっと自由だよねっていうのを、
こんなに自由なフォーマットなんだよねっていうのを本当に異能に感じるし、
私はそう感じさせてくれる岩澤まさきっていうクリエイターが大好きなんだよっていうね。
だからこうアニメの自由さを改めて感じてほしい。
この作品は本当にね、アニメ業界にあるべき一作だと思うし、
アニメが好きな人ほど、これを変に固執して見ないでほしいなっていうふうに思います。
ストーリーを追いながら見るっていうよりも、本当に感じろよって感じだと思うし。
体験してほしい。
自分のこうだろって思ってるものをリセットしてくれると思うから、素直にリセットされに行ってほしい。
お祭り感ありますよね、とにかくね。
そう、とにかく楽しいから。
だからもう例えば設定画とか何とかそういうことなんか気にしなくていいっていうのは、
もう見ているうちに分かってくる感じなのね、とりあえずね。
そこは、いやこれうまいなと思うのはいいの。
冒頭、冒頭って前半の前半ぐらいのところはすごく平家物語なんだなっていうのが伝わるような、
ビア・フォーシの物語じゃないですか、完全にね。
ちょっと式高いかなって思ったわけですよ、最初は。
ちょっと文学的かな、みたいな感じがしますよね。
すごくビア・フォーシの連談みたいなところとか、すごいなっていう勢いで見せてくるんだよね、まず。
でも、この物語は交渉なんだな、みたいな。
ちょっと歴史知らないと楽しめないかなっていう、一瞬そう思わせるんだけど、
いやいや全然違うじゃんみたいな感じにすぐつながっていくっていう、
そのバランスがすごく取れてるおかげで見やすいんですよね。
だから置いてきぼりにならないぐらいのタイミングで次の展開に進むみたいな感じですね。
でね、何よりもこの作品って尺が短いんですよ、トータルの。
映画なんだけれども90分かな。
90分。
はい。
全然そんな風に思わなかったですね。
いや逆に言うとね、私見終えた時に、これ結末に向かっていってるなって思って最後ラストのところで。
はい。
15:00
これで終わりだよね、これで終わりって思って。
逆に言うと、もうその時点で思ったわけよ。
これってベストな尺だなって思って。
で見事そのまま終わってエンディングに入っていったので、
でまぁある種結末をきちんと描いて、その平家物語だったんだなっていうところに回帰して終わるっていう流れが、
きちんと物語としても見せてくれたなっていう風に落ち着くんだけれども、
この尺だったからある種一つのライブを見たような感じなわけですよ、私の中では。
でそのライブを見るときに、この熱量を言ってしまえば2時間がっつりやられたら多分しんどいと思うのね。
見てるほうが疲れちゃうみたいな感じを受けるんじゃないのかな。
だってライブだったら休憩あったりとかアンコールの前にはね、あるじゃないですか。
だからそういうのがないままずっとすごい勢いで行っちゃうから、
だからこれはやっぱりこの尺がベストなんだなっていうようなものを見終わったときに感じさせてくれたところですね本当にね。
だからもう足すところもなければ減らすところもないみたいな、
そんな風に見終わってすぐ感じたっていうところですかね。
はい、ということで熱いコメントをいただいております。
飯倉さんからのコメントです。
異形の体と盲目というハンディを背負って生きてきた犬王と共な、
彼らは周囲の冷たい反応にも同じつ、その才能で世の中を圧倒していきます。
2人が行う舞台は、もし室町時代にロックフェスが現れたら、という楽しさがあり、
体にハンディがある姿勢の人も関係なく、熱狂のうねりとなって盛り上がる様子は、見ているこっちまでぶち上がっていきました。
いろいろなロックナンバーを想起させる音楽や演出にリアリティを持たせる舞台装置、
ステップの滑らかな動きを見ているだけで気持ちのいいアニメーションは、さすがの岩瀬正明だと思いました。
アニメ、兵家物語が兵家一人一人の物語を語り継ぐことで、彼らを祈り、悼む物語だったように、
本作でも犬王と共なは兵家への懇親の意味を込めた舞台を作ります。
また、その舞台は同時に犬王と共な自身の物語を作ることでもあります。
無情にも時代がそれを許しませんでしたが、時を越え600年後の現代に、
彼らの生きた証が映画という形で新しい物語として語られたことにとても感動しました。
ありがとうございました。
一応ネタバレなしにここら辺はしときます?
そうですね。はい。
何をもってネタバレとするのかっていうところもあるんですけれども、
今のところ私は言ってないんで、
18:01
見に行ってほしいんだよね、素直にね。
そうなんですよね。
見に行って、というか体感してきてほしいんだよね。
めっちゃヒットして、フェス的なところでやってほしいんですよ、私は。
劇場の豪華なところでやってもいいんだけど、絶対外だよね。
そうですね。
最近野外映画会ってよくあるじゃないですか、絶対会うと思うんですよね。
会うでしょ、それは。
私もそういうところで見たいと思います。
最初は座って見てるんだけど、だんだんだんだんみんな立ってるみたいな、そんな感じじゃないかと思うんだよね。
踊り出す人も出てくるわけじゃないね。
もちろん前には止める人たちがいるわけですよ。
一体何のことかわからないでしょ?平家物語の話をしてるんですけどね。
本当ですよ。
今ご時世的に発声上映はできないんだけど、
体を動かしていい上映会っていうのを実際やるのがもう決まってるらしいですよ。
そうなんですね。
じゃあ前でクルクル回ったりする人たち出てきても許される?
回るかはわかんないけど、拳は挙げていい。
いいな、それだけでもいいなと思うし。
本当、野外でやりたいってすごい勝手な話しますよ。
防音設備の整った映画館じゃなくてね、迷惑な声を出したいんですよ。
そんな感じの。
そう、気持ちの問題ね。
何しろ見終わった時に、これは外でやってくれないと、
いやいや、その極音上でとかそういうのじゃなくて、
もう外でしょ、フェスでしょ、これはみたいな。
そんな感じでしたよ。
これで歌い踊ってみたいな感じの物語だったなっていう。
昔、野外で見たジャムバンドの音楽ずっと聞いてるみたいな気持ちよさがあったので、
絶対にもう、野外だと気持ちよくなれると思うんですよね。
お酒飲んだりとかしてみたいです。
まさにそんな作品というのかね。
そんな感じですよね。
何の作品の話してるんだろうなと思えてくるけど、
ただ、やっぱり平家物語は平家物語なんだよね、に帰着するところもすごく面白いなと思うし、
改めて平家物語ってすごく汎用性とか共感性の高い物語のフォーマットなんだなっていうのを犬王を見て改めて思って、
っていうのもすごいざっくりとした大枠だけで言うと、平家っていうとあるバンドの流星と没落。
そこにバンドを当てはめてる時点ですごい突飛なんだけど、発想がね。
でもそれをやっていることで平家物語に勝手にこっちが重ねてしまうみたいな作りがマジックだなと思うし、
21:03
本当に本質を捉えてるなっていう、本質を捉えるっていうのはこういうことなんだなっていう原作改編とかいろいろ言うけれど、
でも平家物語だったよねって言わせてるのはすごいなっていうふうに思いますよね。
タカチュウさんからのコメントです。
古川秀夫さんの原作小説を読みました。文字が大きく老眼の進んだおっさんもサクサク読み進めることができました。
美話法師の句伝をイメージしたかのような、一つのセンテンスが短くて改行と反復を繰り返す独特の文体は知らず知らずのうちに読み手の速度を上げていきます。
失踪する物語に相まうのは犬王と共な、望まぬ境遇に陥ってなお生きることを渇望し続けた二人の生き様。
独了後、時代を駆け抜けた彼らの力強さが心に残りました。
この話が一体どんなアニメになるのだろう。いろいろと思いを巡らせながらいざ劇場へ。しかし全く無駄でしたね。
躍動感あふれる登場人物たちの芝居も目まぐるしく動く多彩なカメラワークも腹の底から響いてくるような重厚な音楽も全てが自分の想像なんぞ及ばぬものばかり。
まさに実在するバンドのライブ映像を見た後のような高揚感を覚えました。今もあの感動が脳内再生されます。
ああ、見たい。足利義満の見台どころ。成子のように拳を高く突き上げたい。橋の上の群衆に混じって友有の美話に合わせて手拍子を打ちたい。
今は無理かもしれないけれど、いつか犬王と一緒に鯨の歌を歌いたい。そんな日が来るまで達者でいよう。ありがとうございました。
タカチュウさん、原作読んだんですね。
いや、すごい。私もちょっと原作までは読めていないので、どういう転換をしたかっていうところは分かっていないですが、文字が大きくサクサク読み進めることができるというのは大変大事なポイントですね。
いや、これさ、原作あるとしても、この原作はもちろんロックはやってないと思うんですよ。フェス的なノリはないと思うんですよね、原作にはね。
ただ、古川秀夫さんの文章って、とても読みやすいっていうことが評判の方のイメージで、平家物語を読みやすくするっていうこともすごい転換の仕方なんだろうなと思うんですよね。
だから、転換されたものをさらに転換するっていう、クリエイターからクリエイターからクリエイターへの受け渡しみたいなのがすごいいいなっていうふうに思いますね。
これは改めて平家物語を大事にしているということにも回帰するんじゃないかななんて、いい言い方をしてみる。
結果的にそういうふうに取れる物語だったんで、ストーリーがあるようでなくてちゃんとあるっていうところが、この作品がちゃんと映画として成り立っている部分なのか、いわゆるライブ映画だったわけではないっていうね。
24:14
そうですね。そこだけには留まらないですよね、決して。
ちゃんと平家物語を題材とした作品としてちゃんと締めていくっていうところは物語だったなと思うんですよね。
メインスタッフ陣、脚本がドラマ畑の方ですよね。
十犯出退、逃げるが恥だが役に立つとかを書かれている乃木彰子さんが脚本。
あとはもうキャラクター芸能松本太陽さんも、松本太陽だけど松本太陽をそこまで感じないこのぴったり感というか、作品に合いすぎててそこが先行しなかったですね、見ていて全然。
上手いスタッフィングだったっていうこともあるんでしょうけど、これ歌の部分っていうのはセリフなのか歌なのかみたいなところがあって、これも脚本で書かれてるんですかね。
いやーここはちょっと私も、乃木さんが書いたとは、乃木さんが書いたのが筋立ての部分だけに留まって作詞の方っていう感じだったのかなというふうに。
一応作詞は違うんですよね。
そうですね。
作詞としてクレジットされているので。
友奈が歌う犬王というタイトルがついている曲は、松井陽平さんというヒーラーガールの時にもご紹介しましたけれども、ヒーラーガールとか愛の歌声を聞かせて作詞で入られている、最近よくお名前を拝見する方ですね。
犬王が歌う腕塚であったり鯨は阿部ちゃんが作詞をされています。
だからそういう作詞の部分と脚本がうまく合わさっていっているっていうところが、これは面白いな、どういう作り方してるんだろうなっていう部分に対する興味がありますよね。
よくアニメのタイアップでバンドの人が曲作る時とかは、アニメを見つつどういうストーリーなのかを膨らませて歌詞にしたりとかしてるんで、阿部ちゃんももしかしたらそういうのをイメージとして持って作ったのかもしれないなっていう私の想像ですけど。
自分のキャラクターとして、犬王のキャラクターとして何を歌うのかっていう感じなんじゃないのかなと思うんですよね。
もうね、特に阿部ちゃん自分で作詞してるんであればね、なおさらね、その犬王という役にもなりきって、自分がその中で歌うとしたら何を歌うんだっていう感じかなっていう風に受け取れるような。
いやもうだって一体感すごいじゃないですか、この作品。
27:00
阿部ちゃんしかできないですよね、本当に。
いや声優じゃないなっていうのがもうめっちゃわかるじゃないですか、これもうこれぞそのキャスティングの妙なんだよねって思うような。
阿部ちゃんはデビルマンクライベイビーでも声の出演をされてるんですけど、決して岩澤さんが決めてきたというわけではなく、プロデュースサイドからの提案ではあったそうです。
阿部ちゃんも森山ミライに対しても。
いやめっちゃあってたじゃない、でもやっぱりさ。
結構キャラクターとかお話が定まる前に声が先に上がってきて、どっちかっていうとキャラクターを声に寄せていって完成した部分はあるみたいな感じで。
あるでしょうね、それはね、だってそれはわかりますよ、だってそうじゃないと成り立たないだろうなってこの作品思うので。
もう二人のライブビデオですもんね、言ってしまえばね。
そうですね。
いやでもほんと、森山ミライですよね。
阿部ちゃんはやっぱりバーンとこの作品のお頭として前に出ていくんだけど、それを支える森山ミライがすごい。
なんでしょうね、物語全体を支えるどっしりとした、それでいてちょっと儚い。
そうなんですよね、外見すごい儚い感じに見えるのにすごい声はかっこよくってさ、歌うとこんな渋くなるの?みたいなところがもうずっと頭の中で私森山ミライ歌ってます、最近。
犬王も友奈もちょっと中性的というか、で阿部ちゃんもね、森山ミライさんは私一度舞台を見に行った時がドラッグクイーンの役だったから余計にそのイメージがあるんだけど、
なんかこう性を匂わせないというか、人間そのもののパワーみたいなところを追求しているクリエイターだなというふうに思うので、
男の友情っぽい感じもあるんだけど、そうではない、女性でもすごく共感できるキャラクター2人になってるなっていうふうに思うんですよね。
あとその共感性というところでつなぐなら、この作品、冒頭が現代の風景から入るじゃないですか、
あそこの捕まれ方ってすごくなかったですか?
現代の風景の点描からぐっと時代を遡っていくっていうあの描写で、犬王ってどんなイメージも持たずに見に行ったとはいえ、
キービジュアルを見て、やっぱ昔の舞台にしたお話なのかなって思って見に行って、パッと目に映るのが自分の知っている道路とかから始まると、
途端に自分ごと化してしまうというか、自分にも当てはまる物語がこれから始まるんだっていうふうに思った上で、こんなに人間らしくて愛着の持てる、
30:08
こんなにね異形なのにね、変な形の犬王なのに、すごく可愛らしいキャラクターだから、より親近感とか愛着を持ってみられるなっていう作りが本当に匠だなというふうに思いますね。
ミーシェルさんからのコメントです。
犬王のキャッチコピーはミュージカルアニメーション。そして見終わって最も印象に残ったのはフェス間。
演奏シーンがこれでもかというくらいに何曲もあり、回数を重ねるたびにステージがダイナミックになっていく様は圧巻でした。
演出の仕掛けが当時の素材で作られているのに現代風なのも魅了されました。
観客の中に踊りを真似する子供たちが出てくるのが面白いですね。
犬王や友一がオーディエンスに手拍子を求めてくるので、映画を見てるこちら側も一緒に手拍子したかったです。
私は原作を読んでから鑑賞しましたが、初見ではストーリーの細かい部分が把握しにくいかも。
でも映画を見た後に読むことでさらに物語を深く理解できると思います。
アニメ平家物語でも感じましたが、昔から人は勢力争いをし続け、それに翻弄される人の悲しみが本作でも伝わってきました。
出会うべくして出会った二人が生み出す音楽は素晴らしいものなのに、政治や派閥に巻き込まれていく運命なのが見ていて辛かったです。
それでもラストシーンには救われた気持ちになりました。まさに諸行無常。
そしてエンディングクレジットの背景演出の可愛らしさにも注目です。ありがとうございます。
そろそろネタバレありでいきたいと思うんですけれども、ネタバレというか。
これは映像が全てだと思うので、ネタバレが何なのか、何をもってネタバレとするのかという部分が私の中ではあるような内容だと思っているんですけど。
あのシーン好きだった、このシーン好きだった、めっちゃ私話したくて。そこですよね、むしろ。
そこは映画を見て、そんなことをこの映画で見ると思わなかったって思ってほしいから。
そうですね。だからそういう意味では今まで聞いた感じで、ちょっとこれ何をやっているのかわからないけど楽しそうだなって思った人は是非劇場に行ってほしいし。
たぶんテレビで見たら後悔するレベルの映像と音楽、音楽っていうのかな、ライブって言ったらほうがいいでしょうけど、だと思うので。
ぜひ劇場で大音響で見てほしいし、たくさんこれで見てもらうことで本当に起きるかもしれないフェス的なイベントとかにつながってくれればなと本当に思いますよね。
爆発してほしいわ、この作品は。
33:01
フジロックとかに混ぜてほしいの。
混ぜてほしい、わかるー。
たぶんめっちゃ盛り上がると思うんだよね。
盛り上がるよ、絶対。
っていうかああいうフェスに行くファンにこそ見てほしいよね、これはね。
ほんとそう、ほんとそう。絶対刺さると思う。
それがね、ちょっとね、そこにまだたぶんそこまで知られてないと思うんですよ。そこがもったいないなと思うのね。
みんなそういうファンが食いついてくれたら、たぶん何かがもっと変わるんじゃん、歴史が変わるかもしれないみたいなね。
なんかもういろいろな権利とかが許されるなら、これから夏に向けてフェスが、たぶん今年は開催されるやつもあると思うから、
イヌ王のね、中の15分だけ切り取ってフェスで流してほしい、ほんとに。
それでなんだこの映画はって思って、帰ってきた時にまだ上映しててほしいんですよ。
まあそんなノリだよね、ほんとにね。
うん、ほんとに。
作中であったライブの演出みたいのがあるじゃないですか、あれがやっぱりアニメーションならではだなって私すごい思ったんですよね。
夢があるしね、ほんと。
そうなんですよ、これ現実でできるかなって結構考えながら見てたんですけど、
やっぱそういうのができそうでできなさそうなのがやっぱアニメーションならではだなと思って、とても良かったです。
ただ、もちろんやっぱりアニメだからこそできることでありながら、やれんちゃうかっていうのもすごく感じなかった。
思いました。
それは本当に描写の細かさとか、あ、作ってるんですねっていう描写をね、ちょっと入れたりするそこのうまさもあるんだけど、
やっぱ音楽ってエンターテインメントの中でもすごく新しいものを取り入れようとする文化かなっていうふうに思うんですよね。
ライブパフォーマンスの中に新しいダンスを入れるであったり、
嵐のコンサートとかもすごい毎年どんなことやるんだろうっていうワクワク感をみんな得にいってる。
取り入れにいってるっていうところもあるんじゃないかなと思うんですよ。
天井歩いたりとかしてるわけでしょ、松潤が。
そうだからそういう新しいものを見られる場っていうベースもあるんじゃないかなと思うから、
だからこの犬を追って見てて、どんなことをやってもそう来たかで留まるっていうかさ、
いやそれはないだろうにならないのは音楽っていうものの、これもまた本質の部分をうまく操ってるな、
巧み取り入れてるなっていうふうに思うところでしたね。
ライブパフォーマンスだったりとか演出だったりとかそういう部分だよね。
そう、そうなんですよ。
岩さんはかねてからの音楽好きだし、楽しくなってきたら踊りたくなるって結構ルーとかもっと前からおはしゃっていた方ですけど、
音楽もそうだしこの作品はダンスもいろんなものを取り入れてるじゃないですか。
36:04
最後のライブシーンとかで5所のヘリのところで踊ったりするけど、あれもなんかやってる人はいる気がしません?
平均台みたいな細いところでクルクル回ったりするのとかも、
体操ですね、あれね。
あれも別に、そうなんです。
身体操とかクラシックバレーとかの範囲で人間が調整し続けて可能な範囲に留めているあたりがすごくリスペクトを感じるし、
現実感から離れずにいるところ、人が可能な範囲に留めているように見えるようにしているっていうところがすごいな、
魔法じゃないっていうところがすごいなっていうふうに思いますね。
水面を滑っているシーンだって一応上にクレーンがありますからね、木で作ったね。
ワイヤー見えてますからね。
ちゃんとワイヤー繋ぐところも描写がありますからね。
そうなんですよね。
この作品のうまいところは、ちゃんと一応当時の技術でやっている風に見せてるところですよね。
そう。本当そうですか?
これね、風に見せてるところで十分なんですよ。
実際その例えばスポットライトが炎であそこまで出せるのかとか、そんなことは聞いちゃいけないわけですよ。
だってディストーションギターが鳴ってる世界ですからね。
だからもうそういうことは突っ込まないで、でも一応なんとなくその当時の技術でやってるんだなって思えれば十分だっていうところで。
でもそれを今の技術で見たいよねって思うわけですよ。
だから何だろうな、こう人々が魅力を感じるものって何だろうっていうところも描かれているから、
本当音楽ライブの参考にもなると思う。見せ方とかの参考にもなると思うんですよね。
特に最初の方はね、なんか意外とお金かかってない感じですから。
ライブパフォーマンスもどんどんバージョンアップしていくんですよね。
そうですね。一番最初は路上ライブみたいでしたからね。
本当に橋の上ライブですからね。
ついでに言うとね、だんだんだんだん友奈の衣装とかも裸けていくとかもね、そういうあるあるもありますよね。
裸になっていくって感じだよね。しかも鍛えていってるな、お前みたいな。
見せることにこう快感を得てるだろうっていう感じがね、いいですよね。
いやー、でもそれがまた今日かっこいいなんですよね。
そうなんですよ。
笹眼金さんからのコメントです。
ロックであったりLEDの電飾っぽい演出であったりと、これは能楽なの?というツッコミを寄せ付けないほど熱狂的なパフォーマンスを作り上げているのが圧倒的でしたね。
この新しい円溜めを見たなという感覚も、もしかしたら能という芸を初めて見た室町時代の民衆も同じような気分になっていたのかなと感じさせるのもうまいなと思いました。
39:10
岩澤監督らしい人をワクワクさせる演出も魅力的ですが、今回、脚本が乃木さんとのことで、どこか現代の社会にも通ずるような視点を投げかけているのも興味深く、犬王の踊りをすぐに真似してしまう子どもたちからも見て取れるように、
娯楽はとてつもないパワーを感じるとともに、時の権力者によってこれは正しい娯楽かどうかを決めつけられることの恐怖、突然奪われることの暴力性みたいなものも映像からガツンと伝わってきました。
最後に、この映画はぜひアニメ兵家物語と一緒に見てもらいたいです。劇中に出てきた兵家の魂のひとつひとつが茂盛や小れ盛、清常や智盛に見えてきてしまって、いや、こういった部分でも心を動かされましたね。はい、ありがとうございます。
農学っていう純粋な農学対、ある種新しい農学。農学というか本当にロックとパフォーマンスだったような気がするんですけどね。
まあでも、まあこの頃はまだ農という言葉になる前だから猿学と言われていたのかなと思いますけど、まあ猿学が見せているものって何なんだっていうところの表、だから見せているものは一緒でちょっとこう出口を変えたというか。
そうなんですよね。なんかその当時流行ってて流行りものだったっていうのを現代風に表すとそうなるみたいなところなのかなと思って。
そうだしやっぱね、人々はいつだって新しいものが好きじゃないですか。新しい刺激を求めてるっていうのがすごいわかるなっていう感じだったし。
街の噂話のシーンすごい好きなんですよ。
これ現代だよね、みたいな。
そうだし、言葉が一応カタカナ語は一切使わないっていうのが、もう今は犬王だよって、新しいんだよとか斬新だねとか、こちらにも踊りを求めるんだよとか、なんかこう全部日本語って思いながら。
全部日本語。
でもすごいおばあちゃんとかも熱狂してるとか、子持ちのママも熱狂しているとか。
そこがいいよね。だから若い者たちだけのそういう音楽っていうわけでもなく、年齢関係なくみんな熱狂しているっていう感じが、あれがその時代性と合ってて良かったなっていうね。
こう鬱屈とした空気感みたいなところは、今の時代でもすごいある感覚じゃないですか。
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なんかそれを吹き飛ばしてくれたんだな、犬王のパフォーマンスがっていうのはすごい。
なんか自分も熱くなるものがあって、やっぱそういうものを自分だって求めてるから。
来た来た来たっていうね。
ほんとね。
だしね、そういう新しいものにはアンチだっていつの時代もいるよねっていうところも。
分かりますよね、確かに。
でもその、あんな美話奉仕じゃねえとか言ってる、こそこそ言ってる美話奉仕もいれば、俺はあれは新しいと思うねっていうのも美話奉仕であるとかね。
そこもすごい、描き方はカラッとしてて良かったですよね。
そうなんですよね。
美話奉仕の取り仕切ってる一番上の人が、あれはあれでいいって言ってるのがすごい良かったですよね。
そうなんですよね。
認めてくれてるんだって思いました。
各一座の各一さんですよね。
はいはい。
あの人はまあ最終的には政府の認める、物語をまとめる人になるんだけれど。
決してね、あの時代は仕方なかったんだなって思える新しいものにも理解のある人なんだよなっていうところが、美話奉仕っていう存在を表してるなっていう。
美話奉仕ってもう、まあ目が見えない人がなる職業であったり、浮世とはちょっと違う仕事なわけじゃないですか。
だからこそ新しいものに理解がある存在だったんだなみたいなことまでね、ちょっと感じさせるところがすごく良かったですよね。
あの谷一さん一緒に、最初に友奈が出会う美話奉仕さんもすごくいいキャラクターだったしね。
彼と出会わなければ、あそこに行くことはなかったわけですからね。
美話奉仕になることすらなかったでしょうからね。
あの人もね、兄者というその関係性、本当にもうラストの話になってしまうけれど、年齢は全然違うわけじゃないですか。
もうめっちゃおじいちゃんだと思うし、でもね、なんかこう、兄弟なんだよなっていうその関係性にね、泣いてしまいますよね。
ぐっときましたね。
ライブパフォーマンス大きくまとまりで言うと3つあるかなと思うんですよね。
腕塚、鯨、そして最後に将軍の前で見せた、これは劉中将でいいんですかね。
という3つのまとまりがあるかなと思うんですけど、どれが好きでした皆さん。
やっぱ鯨でしょう。
鯨かな。
やっぱり印象に残るの鯨なんですよね。
もちろん最後はすごいんですよ、最後はすごいんだけど、それはね、やっぱりラストだからっていうところもあるんだけれども、
勢い的なものとあの演出的なもので、持ってかれたなっていうのは、だからある集大成はあそこに1回あったなと思うわけなので。
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なんでしょうね、やっぱり参加したい欲っていうのは今の時代も含めてすごくあるんだよな、ライブの中では必要な要素だよなと思うし、
私この曲のすごく好きだったのは、一発で覚えるフレーズですよね。
つい歌いたくなってしまうし、多分観客はみんな覚えて歌ってるしみたいなね。
そうなんですよね、それを多分発注してるわけですよ。
だからこう音楽ライブに必要なものが見えてる上で、この曲を出してきてるところが、いやめっちゃ音楽オタクだよねと思うんですよね、このライブ演出作ってる人たちがみんな揃って。
本当に音楽オタクだなって思うとこいっぱいあるんですけど、その曲の作り方もそうだし、
トモナの話もしていいですか、トモナがめちゃめちゃロックスターじゃないですか。
そうですね。
トモナの演奏法とかポージングとか、トモナが歌う歌は犬王っていう犬王1、2、3って言うんですけど、
同じメロディーラインで、彼は歌い終わった後に必ずターンをする場所とか、ポージングを決めるところとかがあるわけですよ。
でもあれってやっぱロックスターに必要じゃないですか、おもろい動きって。
そのキャッチーさっていうのがあるっていうことが見えてることが音楽オタクだなって思うの。
あれ、俺いつビアを燃やすのかなとか、壊すのかなって思うね。
いつ歯で引き出すかなって思うじゃん。
そう思わせちゃうところがおもろだし、おもろでいいんですよね。
そこで後ろを向くよねっていうね。
だんだんケツ見えてくるとかもね。
いやいや、どんどん露出がね。
深くなっていくし、化粧しだすし。
ほんとね、最初は衣装でもないような感じだったのが衣装になってきますからね。
そうですね。
しかも揃いの衣装になってきますからね。
被服しね、あとね。
あれ、ただのパフォーマンスでしかいないからね、ほんとに。
かっこよければええんやっていうそのね。
あれ普通だったら舞台からバーンと上がる火をおっさんがやってるっていう話かな。
まあね、競り上がりはちょっとあの頃の技術的に無理がありますからね。
でも火は吹けるから、確かに。
でもパンフレット見るとキャラクター紹介のページあるんですけど、
友有座っていう軍団のページっていうかパートあるんですけどね、被服人いないんですよ。
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だって火はパフォーマーじゃないんだもんね。
本当は舞台演出みたいな人だから。
メンバーに入ってないの?っていう切なみが。
パフォーマーとしてのメンバーじゃないんだね。
必ず第一回から来てくれてるのに。
結局その最後の曲とクジラの違いっていうのは、
クジラは結局一般の人が客としているっていうところと、
最後の曲は将軍たちに見せる曲なわけじゃないですか。
だから一般人は見てないわけですよね。
だからもともと見せるものが違うわけですよね。
だからそういう意味でもともと伝統芸能的な感じの進化版として見せたのが最後の曲であれば、
もうロックスターとして見せたのがクジラだったわけで、
だからそういう意味で、我々の庶民の心に残るのはクジラの方なんだろうなっていうところはあるかなって思いますね。
でもそれでありながら、
でもちゃんと将軍の前でもエンジン組んでくれるんだっていうところが俺たちのイヌ王だよね。
将軍の奥さんもキャーキャー言ってましたからね。
抑えきれませんでしたけどね。
時代っていうものを感じますね。
ここまでロックスターでもそういう結末を迎えざるを得ないんだっていうところが、
でもそれこそロックだったのかなっていう感じも受けるし、
その魅力がちゃんと詰まっていたからこそ物語として締まるんだなっていうのは。
思いましたね。ただぶん投げて終わるんじゃないなっていうのはね。
あんだけのライブパフォーマンス見せたら、それで終わっても全然いいわけだよね。
ほんとそうなんですよ。
まるで武道館の周りでせめて漏れ聞こえる音楽を聞こうとするように、
御所の周りに民衆集まってるじゃないですか。
あそこの俯瞰の絵で終わってもいいんですよね。
でもそれじゃあ平気物語にはならないわけですから。
だからその後の短いストーリーっていうのがこの肝だと思うし、
その肝に流れていく、そしてまたいわゆるCパート的なノリで、
オープニングにつながる物語になっていくっていうところが、
この作品がちゃんと物語として締まるっていうところなのかなと思ってますけどね。
ツネシンさんからのコメントです。
出だしから美話法師と違った音楽に違和感があったのが、
繰り返し聞くうちにしっくり聞かせる。
それと共に物語に引き込まれていきます。
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しかし最後の友田と犬王のすれ違いは、
何を伝えるかの視点の違いであったか考えたところです。
続きましてヒヒさんからのコメントです。
映画で印象に残ったのは、
能楽手の犬王と美話法師の友田の圧巻のパフォーマンスシーンでした。
現代風な音楽、コンテンポラリーダンスのような振り付けは、
映画館で見て体験するに値すると思いました。
最初は違和感を感じたのですが、
ここは理屈ではなく、
湯浅監督の感性に身を任せないといけないと気持ちを切り替えることで、
後半とても楽しめました。
犬王の父が怪しい仮面に手を出して異形の犬王が生まれたり、
驚々しいイメージも怖かったし、説得力がありました。
ただ、全体として見ると、
この二つがスパッと分かれているような構成になっているように感じてしまいました。
それぞれはいいのですが、
なんか離れてしまっているような気が今でもしています。
もう一度見ると全く印象が変わって大絶賛になる作品のように思えます。
はい、ありがとうございます。
私もですね、一回目見た時は本当にその最後の将軍の前で見せたパフォーマンスの後で、
もうマジ燃え尽きて、
その後のストーリー、正直必要だったかなって一回目はすごく思ってたんですよ。
でもなんか、2回目全てを知った上で見ると、
本当にストーリーが素晴らしいというか、
すごくて、やっぱりのぎわき顧客本の仕事がめちゃくちゃ効いてるなっていうふうに思うんですよね。
本当に一回目は音楽映画だって、
これはライブ映画でもストーリーなんかどうだっていい、
こぶし上げろ!ぐらいに思ってたんですけど。
そうではない、根底にあるドラマがあるからこそ、
本当にくむさんがずっと言っている通り、
この映画が映画であり、平家物語であるというところに収まっているし、
最後の、あそこ何分ぐらいなんでしょうね、15分ぐらいなんですかね、のドラマの辛さ、切なさ、でもエモさですよね。
あそこがめちゃくちゃいいじゃんっていうふうに思うんですよね。
友奈は首を切られ、犬男は将軍のお抱えになるわけじゃないですか。
はい。
ある種道を違えるわけですよね、そこのタイミングで。
そうですね、私は決してそこに裏切りとかがあったとは思わないですね。
犬男の苦しそうな表情とかも描かれているから、
あそこではああするしかなかったという描かれ方だと、私自身は解釈しています。
まあ、だって他の道なんかないわけですよ、もう言ってしまえばあの世界の中で。
犬男も友奈と一緒に切られるという道もあったかもしれないけれども、
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犬男は農学士として生きていくという自分の誇りは既にあったわけなので、
友奈はもうある種ロックスターだったわけですよね。
だからここは離れたというよりも、
彼は彼の道を行き、犬男は犬男の道を行ったっていうところで、
よくあるバンドの話みたいな感じを受けてるんですけどね。
方向性の違い。
そうそう、そうなんですよね。
それってよくある言葉過ぎてちょっと笑えるフレーズになりつつあるんですけど、
音楽性の違いみたいな。
本当そうなんですよね。仕方がないんですよね。
その世界、言ってしまえばあそこまでのパフォーマンスを見せて、
もう絶頂はあそこだったわけですよね、犬にしても友奈にしても。
このコンビで作れて最高の舞台を作り上げて、
これで終わって、多分犬男はその後は普通の能楽師として生きていくんだと思うので、
言われた仕事をやっていく。
でもそれも能楽師としては正しい道、本来の正しい道なんだよね。
できることで自分の表現をしていったんじゃないだろうかっていう。
でも、だからあの時は最高だったんじゃないの。
だからその後のシーンに繋がっていくんじゃないのかなと私は思ってますけどね。
でも後悔はしてないはず、2人ともね。
ただそこに切なさはやっぱりある。
みんなね、あの2人がまた組んでバンドやってほしいって思う。
解散したバンドに対して思うのと一緒じゃないのかな。
でもその2人の間には明確な違いがあるみたいなさ。
でもそのバンドがもう一度復活するところが、
未来に繋がっていったのかなっていうふうに思うんですけどね。
それはやっぱり時間が必要だったのかなと。
やっぱりあの時、あの瞬間にしかできない音楽なんですよね。
彼らの年齢とかも含めてですよね。
出会いからのタイミングとかね。
やっぱり若者が持つ、やりたいけれどどうしたらいいかわからないっていうモヤモヤを抱えていたら、
同じシンパシーを持つ2人が出会うわけじゃないですか。
最近ストレンジャーシングスを見てるので、
やっぱオタク同士が一人ぼっちだと思ってたら、
お前も好きなの?っていうふうに盛り上がるみたいな。
それと結局は同じ感覚だと思うんですよ最初は。
で、そこから最初は友の集団に自分は属して、
要は会社員になっていくのかなって思ってたら、
一緒にやろうぜって言ってくれる犬をと出会って形になっていくわけじゃないですか。
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で、やりたいことをやっていたらいつの間にか反体制のような動きになっていて、
自分がそうするつもりじゃなかったのにそうなってしまって、
葛藤とか反発とか、
体制に従うか抗うかとかそんな大きなものでもないんですけどね。
彼らが本当に彼ららしく生きた結果なんだよなっていうのがすごく、
共感性が高いなというふうに思いますし。
まあそれが平家物語の物語になっているというところですよね。
言ってしまえばね。
そうなんですけど、やっぱ最終的にそのクムさんが言った通り、
あの当時は時代も相まって、
ああいう結末にしかならなかった2人が、
現代であれば自由に歌える歌いたい歌を歌えるんだよっていうことを、
岩澤さんが言ってるのかなと思うとすごくメッセージ性を感じるんですよ。
なんだろうな。
君たちはもっと自由なんだよって言われてるような。
これはもう局界というか私が都合のいい解釈だともちろん思ってはいるんですけど。
だから若い子に見てほしいってことなんじゃないのかなっていうのも感じるけどね。
いやいや、若くなくたってみんなに見ていいよ。
そうね、中のおっさんたちみたいね、おじいさんおばあちゃんたちのようにね、
突然踊り出すようだね。
踊り出していいんだよ、いいんだよ。
いやでも今の聞いて、ああなるほどなって思いました。
現代になって名前が変わったから見つけられなかったじゃんって言ってたじゃないですか。
やっぱ自分でつけた名前でいいんだよっていうのをすごいね、今ジーンって思いました。
本当に探るテーマがありすぎて、名前もすごい大事だと思うの。
逆に友奈のお父さんは、友奈じゃないと見つけられんって言ってるわけだよね。
だから友奈自身は、友ありである自分こそが自分と思ってるかもしれないけど、
父からしたら友奈が友奈なんだよっていう。
自分が思う自分と相手が思う自分って違うんだよなっていうところもすごくテーマ性を感じるし、
言及するところがいっぱいあってね。
そうなんですよね。
この作品すっごい口のアップも多いじゃないですか。
歌う口元とか、歌わない人でも結構口元のアップが多くて、
唾で糸を引いたりするのもすごいかっこいいし、
そこの表現にもめちゃくちゃ糸を感じたんですよねっていうのも掘り下げたいけど、
今日はテーマとして弾きました。
不快感と微妙なラインだと思うんですけどね、あれもね。
そうですね。
だからその不快感と微妙なラインなんだけれども、
でも勢い的にはそのぐらいのものなんだっていうところが伝わってくるから許せるっていうね。
そのなんかちょっとした不快感も含めて印象が強く残るっていう仕掛けですよね。
1:00:01
そういうことだと思います。
でも本当なんか2回目ももちろん面白いし後味いいんだけど、
本当2回目もね深みをすごく感じる作品だと思うので、
コメントをストーリーの部分とライブの部分と分かれて見えたっていう風にご感想いただいてるんですけど、
私はそれが2回目ですごく解消されたので、
何度だって言っていいと思いますよ。
いや多分ね思ってるよりは離れてないと思います。
そこはね。
私1回目でそこを逆に言うともう少し冷静に見てたんで、
だからなるほどすげーうまいなって思いながら見終えたんで、
俺はそんなに離れてない。
それはね多分アニメファンの悪い癖だと思うんですよ。
本当最初に言っちゃったみたいに。
ストーリーを追っちゃって、ストーリーとこのライブパフォーマンスの部分が乖離してるような感じがするっていうのは、
もっとこう中にのめり込んでみるか、もっと気楽に見てもいいんじゃないのかなっていう気がしますけど、
そしたらなんとなくつながってんじゃんっていう風になるんじゃないかなっていう気がするので。
ということで、ここまで聞いちゃった人は、
見てないけど聞いちゃった人は是非劇場でこの映画を体感してきてください。
体験です。
是非。
今日の特集は、
犬王でした。
そこあに。
そこあにサポーターズ募集。
そこあにの運営を応援していただくサポーター制度、そこあにサポーターズ。
1週間1ヶ月のチケット制で応援していただいた方のお名前を番組内でご紹介いたします。
好きな作品の特集に合わせてのスポット応援も大歓迎。
チケットはそこあに公式サイトからご購入いただけます。
サポーターの皆様には毎週特典音声そこあにサイドBをプレゼント。
お送りしてまいりましたそこあにです。
はい。
いや、弱さ監督こんなもん作っちゃって、次何作るんですかね。
でも本当にずっと続いてたんですよね。
毎年毎年1年に2本とかの時もあったし。
一旦その連なってきたものはストップするよとはおっしゃってました。
はいはいはい。
サイエンスサルでの仕事はこれで一応一旦終わるのかな。
まあどうなんでしょうね。
社長の頃にこう連なってたものが止まったということなのかわからないですけど。
でもまあ本当に毎日のように今もねツイッターでこう動くね。
激しく動く絵をねあげてらっしゃいますし。
1:03:00
まだまだパワフルに作ってくださるんじゃないかなと楽しみにしています。
いや本当次が何をお出ししてくるのかっていうのがもう毎回やられてるなって感じがある。
いやでもよかった。クムさんを長居した甲斐がありました。
はい。
楽しんでくれて嬉しい。
私ねここまでね話すかなって思ってたんですけど意外と話したなって思いましたね。
もう今マインドゲーム見て。てかみんなで見よ。話。
はいということで来週の特集は劇場版が続きます。
来週は機動戦士ガンダムククルスドアンの島を特集します。
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それではまた来週お会いいたしましょう。
私クムとなせひとみと米林アキ子でした。
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