2024-12-25 31:44

#21「誰も搾取されない仕組みづくり」(ナオライ株式会社 三宅 紘一郎①)

今回の語り手:ナオライ株式会社 代表 三宅 紘一郎

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://naorai.co/

Instagram:⁠https://www.instagram.com/naorai_jp/⁠


内容:日本の酒蔵再生/日本酒を低温浄溜する挑戦/レモン畑が繋ぐ浄酎開発/日本酒製造現場の現実/究極の美味いものは自然の先にある/誰も搾取されないビジネスモデル/時代による生産の変遷/人と自然が調和されたあり方/醸すという言葉の意味/間違わないことが優先される構造/生産する喜び/具体と抽象の行き来


ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の弧へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 : ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.

サマリー

ナオライ株式会社の三宅紘一郎氏は、日本酒の未来を守るために低温蒸留技術を用いて新しいお酒を製造しています。酒蔵の再生に取り組み、日本の酒文化を国内外に広めるビジョンを持っています。また、無農薬でのレモン栽培を通じて日本酒の新たなビジネスモデルを模索しており、「誰も搾取しない仕組み」として生物の命を大切にする経済の在り方や、酒造りにおける自然との調和について語っています。三宅氏は、酒業界の新しいモデルを構築し、全国に持続可能な仕組みを広げることを目指しています。現場での体験を通じての知見が重要であると強調し、人々を搾取しない構造の実現を目指しています。

ナオライ株式会社の紹介
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の弧~。
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かが、ふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE 点描の弧ス、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
本日のご来店者は、ナオライ株式会社の三宅さんです。その事業への思いを聞いてみました。
はい、いつもこの雑談の最初なんですけど、普段ハマっていることのお話を聞いております。
今は、睡眠の質みたいなところにすごい興味があって、しっかり深く寝れたかとか、何時間寝たかとか、
1日8時間絶対寝ようみたいなルールを作ったりしてますけど、結局毎日6時間みたいになっちゃってる感じなんですけど、
しっかり寝た時の目覚める瞬間に見えるよくわかんない夢とかがいいなとか、
薄い睡眠だったらそういう夢なく、疲れてすぐ起きて、みたいになっちゃうんですけど、そういう寝ることにすごい今は興味があったりします。
睡眠にはまってるんですか?
はい、睡眠の質にはまってますね。
スリープテックっていう言葉があったり、結構その睡眠のところにもテクノロジーが入ってきてるので、
例えばデパートとかでいいマットレスとかあったら買わないんですけど、寝っ転んでみて、これが、みたいな、そういうことやってます。
はまる企画とかあったんですか?
8時間しっかり寝てる方がいて、その方のお仕事は素晴らしいことやってたんですけど、
これまではベンチャーって根性論で、寝ず働いてみたいなことは言ってます。
そっちの方が美しいとされてる感じもあったんですけど、そうじゃなくて本当にいい生活をしながら、かついい仕事もするみたいなところに興味があったから、そういうところに向いたのかなと思ってます。
確かにベンチャーのそういう空気ありますよね。
そうですね。
そういえば三宅さんって普段どんなことをされてらっしゃるんですか?
私はですね、広島で日本酒酒蔵再生をテーマになおらいという会社を創業して、日本酒を未来に残すためにいろいろな活動をしてまして、
最近は主には常駐という日本酒を低い温度で低温で蒸留して、あわれて日本酒だったのにウイスキーとかスピリッツのような飲み口のお酒の製造、販売をしているブランドを運営してます。
じゃあお酒を作るメーカーをやられてる?
そうですね。酒蔵を運営してます。
酒蔵の運営というところですね。
はい。
低温蒸留技術の活用
どういった感じでご事業をされてらっしゃるんですか?
日本酒業界へどうインパクトを出せるかというところをテーマにしてるんですけど、
日々広島中の日本酒酒蔵さん、といっても今4社と提携しているんですけど、
そういうところから私たちが日本酒を買わせていただいて、
そこをですね蒸留技術で、一応特許技術を持った技術がありまして、
その蒸留技術で日々広島の日本酒を蒸留して、度数を高めて、
そして度数を高めたらそれをオークダルとかウイスキーの木の樽じゃないですか、
ああいうものに入れて広島の蔵で熟成させる、そしてそれを瓶詰めして、
そしてそれを東京とか広島とか大阪とか全国で売り歩くみたいなことを日々やってます。
そうか、お酒を仕入れで蒸留するっていう技術があって、
それをした後にまたその商品をまた販売していく。
そうですね、そうしたら度数が41度になりまして、
日本酒由来なのに冷蔵庫が必要なく長期熟成できるお酒っていうものなんですけど、
それを全く新しいお酒なんです。
日本酒でもなくて焼酎でもなくて、新しい第三の和酒ですってことで、
それをしていただくために活動してます。
今日なんかお酒を持ってきていただいて、
ちょっと素人の質問であれなんですけど、
蒸留っていうのが僕全然よく分かってなくてですね、
それをやることによってお酒の度数が上がってくる、
それで長期保存が可能みたいな話だったんですけども、
どういったことをやられてそこに。
日本酒のビジネスモデルをどう変革できるかというところで、
蒸留をして度数を高めることで、
かつ香りを残すために低い温度で蒸留をして、
アルコールだけ41度になるとですね、
40度を超えると熟成に向くというふうに言われているんですけど、
常温で置いといてもお酒が腐ったりしない、
むしろ熟成で丸くなっていくっていう世界があるんですね。
で、なぜそういうことをやったかというと、
日本酒はですね、フレッシュで飲むとかですね、
個酒、一部個酒とか熟成酒もあるんですけど、
一般的には冷蔵で留守とされている業界だったんですけど、
海外に私いまして9年ぐらいですね、
中国の上海に住んで、
日本酒の輸出に関わる仕事に結構関わってたんですけど、
日本酒と海外市場
ワインとかウイスキーみたいな世界のお酒のように、
長期熟成で勝てる日本のお酒作ってみたいなという思いはちょっとあって、
それでなおえらい創業してから、
日本酒を蒸留してみようという捉えに取り組んだという経緯でございました。
海外でのそういった経験から今の事業につながってるんですね。
そうですね。
お酒を何とかしたいという思いはちょっと幼少期からずっと持っていたんですけど、
それといえば海外での日本酒の今後の展開を考えるときに、
そこの一つ蒸留という日本酒の蒸留酒という答えが自分の中で出て、
自分たちの中で出てですね。
なおえらいそれを実現しようとしているという感じ。
なるほど。
そのやり方を考えたのは他の人はいないってことですよね。
そうですね。これはなおえらいが一応、地材的にもですね、特許取得できたケースなんですけど、
蒸蔵酒を低い温度で蒸留して香りを残したまま度数を高めるという、
それは結構、私たちなおえらいチームの創業メンバーと、
結構僕のときにもなんか電気が発したというか、
これもしできたら、日本中の日本酒の酒蔵さんと提携できるとか、
もう例えば古くなってしまった日本酒とか、
そういう日本酒も化けさせることができるんじゃないかっていうところから、
なおえらいの蒸留酒というのは誕生しました。
僕は酒あんまり詳しくないんですけど、
日本酒はだいたい冷蔵にして、なんか賞味期限とかがちゃんとあって、
終わっちゃったものを捨てちゃうとか。
別に日本酒でもですね、古くても飲めるんですけど、
ただ多くの日本酒は作り手さんとしては、
新酒で飲んでいただきたいという設計でされているものは多いので、
あまりその長期熟成、一部本当に個酒熟成賞を除いては、
あんまり例えばデパートとかで裏ラベル見て、
2022年ものだったら売れ残ってんじゃないかって言われるのが一般的だった。
古いのがじゃああんまり良しとされない。
良しとされなかったですね。
じゃあなんかウイスキーとかとはまた全然違うんですね。
そうですね。そこは、そういう熟成の世界というのは、
あまり言われてこなかった世界なので、
それを日本酒来で表現できないかなというのが、
城中の一つのドライですね。
なるほど。なんかその海外での、どういった経験からそこの事業につながって、
なんでこう取り組んでいきたいというふうに感じてらっしゃったんですか。
そうですね。私は広島生まれで、広島県フレッシュ生まれなんですけど、
親族家族がですね、160年以上酒倉を営む家族で、
まあ分家家族なので嗣立場ではないんですけど、
父とか祖父もですね、みんな酒倉で生きてきた。
それでそんな中生まれて大学入って、
ふと日本酒に興味があるので、いろいろ喋ってみたら、
本当に日本酒業界がこの40年でボコボコと潰れているという現状を知ったんです。
そんな状態なんですか。
そうなんです。家族が大きく関わっている産業がこんなになってしまってるんだ、
そこからちょっと僕の中で心に火がついて、
ここを何とかするためにどうすればいいのかなって考えた時に、
これからは酒が世界で輸出できる時代になるみたいな時代でもあったんです。
2003年とかだったんですけど、
これでいろいろ調べる中で、
その中でも特に中国の上海が日本酒の輸出として一番世界で伸びている、
日本料理屋さんも世界一になろうとしているみたいなところだったので、
ここで僕が興味がある日本酒を広めることって何か意味があるんじゃないかなと思って、
中国に渡りました。
それで中国に渡って、いろんな日本酒をデパートとか日系レストランさんとかで売っている時に、
せっかく日本からわざわざ全国の自酒屋の酒柄さんが船で輸出して届いたお酒が、
現時点では関税とかかかるので、2倍とかになるんですね。
結構日本で2千円とか3千円台で買えるものが、
あちらで5千円とかなって、国有地になっている中で、
パッと裏切ったら2年ものとか、
作り手から設計したお酒じゃないものが現地で高い値段で出てしまって、
現地の人はそれを日本酒だと思って飲んで、何か違うと思って、
日本酒のファンが増えないみたいな、少し私の中では悪循環みたいな感じがあって、
それは大きな傷つきや、それを熟成の世界に持っていけないかとか、
例えば中国の日本酒売り場も冷蔵庫揃ってる店ってほんと少ないんですよ。
揃ってるところで、そういうところで常温で置いといても、
そうだったら日本酒売りのものできないかなっていうのはぼやっと思って。
ぼやっと思ってて、那覇ライス創業した後にそこに行き着ける技術と出会ったので、
これかもみたいなところがありました。
なるほど。
本来は日本酒っていうのはその年中に回って冷蔵されているっていう状況とはまた全然違う状態で海外で扱われてるっていうのを見て、
これを何とか醸造するっていう技術を持って何とかできないか。
そうですね。浄流する。
浄流ですね。
もちろん世界の日本酒の輸出の冷蔵技術というのは確実に進化してますし、
冷蔵流というのはできてはいるんですけど、
地酒坂倉さん、全国の全坂倉さんにとって一つ醸酎というモデルがあることで、
何か新しいお酒の販路ができるんじゃないかなということを思っています。
そのなんか醸酎の技術に出会ったのはどういうきっかけだったんですか?
中国から帰ってきてですね、日本酒を何とかしたいと思いは全く変わらずなんですけど、
ブランドを作りたいというふうに思って。
で、それもですね、中国生活に起因するんですけど、やっぱりブランディングできてなかったら海外で埋もれちゃうみたいなところもあったので、
その地域でしか作れないお酒をしっかり作って、ワインとかがまさにそんな感じだったんですね。
確かに、ボジョレとか。
そうそう、そういうのがあったので、私は広島出身だったので、最初に広島だからしか作れないお酒を作ろうと思って。
この醸酎というお酒を作る前に、ミカドレモンという広島のレモンを使ったスパークリングレモン酒を企画プロデュースという形で開発をして、
究極のブランドを作りたいという思いだったので、畑からやろうみたいなことになりました。
瀬戸内さんからは。
瀬戸内って何百もですね、離島があるんですけど、温暖な気候でミカンとかレモンとか最高の柑橘が育つエリアなんですよ。
確かに瀬戸内レモンって有名ですよね。
レモン畑の挑戦
そこのテーマにしたお酒を作ろうということで畑をやって、レモン畑も全く素人で始めて。
初めからなんですか、レモン畑も。
そうなんです。昔の方がやられていて、納来が引き継いで、それをオーガニックのレモンにするということでスタートをして、
それの時にですね、レモンの畑をやってお酒にする予定で始めたんですけど、地元の方からは結構やっぱり農業の引き継ぎ手がいないとか、
オレ勝手の問題になっているので、やってみんやみたいなことを言われば広島連ですいません。
200万円にはなるは年間みたいな感じでやってみたんですけど、ちょっと形が汚かったり傷ついてたりしたら全然売れなくて、
かつ無農薬でやると売れなくて、頑張ったら30万ぐらいしかならないみたいな。
そんなところでレモンの皮とかですね、捨てるはずだったところを加工して、それをまた商品に変えるんじゃないかということを、
アナオライの活躍の木村さんという方なんですけど、そういうレモンの皮加工についての気づきを教えてもらって、
レモンの皮の加工技術を横スライドしたものが蒸中を日本酒を低温で蒸留するという技術になるんですけど、
本来は別の技術からの転用だったんですか?
そうです。それを日本酒に向けると、僕がずっと中国9年いて、何か課題だなと思ってたことも解決できるし、
日本酒業界にも新しい動きになるんじゃないかなと思って、そこに会社を全振りしていったという感じでしたね。
じゃあ本当にレモン畑からやってないとたどり着けないような。
絶対たどり着けなかったですね。そのレモン畑の経験も本当に大きくて、
例えば無農薬栽培とか、生物多様性だとか、土壌中の菌がどれだけいるかとか、
そういう経験も私、とにかくお酒を何とかしたいとか、お酒を売りたいとか、大きい市場を作りたいみたいな、そういう思考で生きてきたもので、
生産だけも全然わかってなかったんです。
入ってみると、農薬をまいてしまったりすると、生物多様性がなくなってしまうとか、生産者がちょっと体を害してしまうとか、
お客さんにもちょっとそういうのが伝わってしまうとか、そういう負の部分も見えてくる中で、
生物も全て大事にしながら生産をしたいって、そういう感覚の面も大きく変わることができて、
僕たちも結局栄え上げらなので、究極のうまいものを求めるわけなんですけど、
究極のうまいものは自然の先にしかないなっていうところもあって、
だからオーガニックだったんですね。
そうですね。
そういう経緯で常駐に行き着けましたし、
なおらいのビジョンとかも磨かせてもらったみたいな感じでしたね。
日本酒業界の革新
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子。
新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
若さん聞いてみていかがですか?
なんか聞いちゃったよ。
今日も素敵な髪型と。
ありがとうございます。
実は私今日東京出張中で、広島に普段いるんですけど、
今日住んだんですけど、スガモのホテルに。
でも最近ちょっと東京のビジョンの人って高いんで、どうやって安いホテルを探すかなんですけど、
今日はちょっとスガモに泊まりまして、地下鉄で今日本郷まで来たんですけど、
若さんのポッドキャスト聞きながら。
えー。
私は秋山さんのポッドキャスト聞きながら。
髪の色とネイルっていうのが、自分へのケアであるっていうお話。
あーいい話し方だなーと思いながら来まして。
今日そこに来たら、素敵な髪型とネイルと。
あーこれだ。
毎回不思議なんですけど、
ポッドキャスト中にこのシェアオフィスにいる方同士で必ずシンパシーを感じて、
すごいワキヤヤと始まるっていうのは、
今日早めに起きてますね。
ありがとうございます。
さっきおっしゃった、最初におっしゃったその睡眠の話と、
あと市場っていう考え方の、その日本酒業界のことを活性化していくか、
まあ輸出とかビジネスとかお金とかっていうことと、
レモン畑っていうその3点がすごく今、
スーッと繋がってきて、
面白いな、面白いなって言ったら、ちょっとすごく傍観者的な言い方なんですけど、
すごく、あーそういうふうに辿っていらしたんだって。
私実はその直来さんとか三宅さんのやってらっしゃるこの常駐を知ったのはたぶん1年くらい。
そうですよね。
同じ山崎さんというマザーハウスの副社長さんのゼミを出身で、
一個前の先輩になるんですけど、
その後、爆発的な売り上げというか、目標を定めてらして、
すごく一生懸命売られてるときに私は知って、
常駐のフォルムとかものすごいかわいいんですよね。
かわいいというかなんて言うんだろう、印象的。
ここから入ったので、前の話は知らなかったので、
その土壌の話とかはすごく。
ありがとうございます。
いやでもその本当にまさにそうなんです。
僕らの中ではすべて繋がってるなっていう感じで、
でそれでまあ直来も、
実は創業期からここのソーシャルハイブ本郷を運営している弁護士の小野田さんが、
後半だとして伴奏してくれてるんですけど、
今まさに和賀さんが言ってくださって、
僕がその城島で無農薬のレモンをやりました、
同情細菌の話をしましたとか、
酒倉なんで菌を大事にしてるとか、
でそういう話をして、
こういうブランドを作りたいんだというときに、
直来がつまりやりたいことって、
本当に誰も搾取しないビジネスモデルなんだねってことを言ってくれたんです。
しかもその誰もっていうのは人以外も、
菌とか微生物とか虫とかそういうものすべての命を搾取せずに、
ビジネスを作りたいんですっていう話をストーンと言葉にしてくれたんですよね。
でそのさっきの睡眠にしても市場にしても、
頑張ってたら何かその生産者は削られてもいいとか、
頑張ってたら企業家の健康とかどうでもいいとかそうではなくて、
本当に誰も搾取しないような経済の作り方っていうのは、
大きな問いとしては出るんですけど、
それは畑をやって地域を見て、
で東京などの市場を見ながら、
そういうところを作家蔵としてなんかうろうろしてたらですね、
何か見えてきた一つの問いだなということを思って。
なんか実際に三宅さんが見た中で、
何かこう搾取されてるなとか、
何かそういう状況課題っていうのが現場を見ながらあったっていうこと?
そうですね、それを非常に感じます。
で結構私明治大正昭和平成令和と、
時代によってのその生産の在り方とかにもすごい興味があるんですけど、
やっぱりなんか今の農業にしても酒漬けにしても、
昭和時代にすごく大きな成功体験があるので、
それを良しとして作られているモデルが多数あるんですよ。
それが当たり前だからそうしなさいみたいなのがすごく大きいんですけど、
結構そこにはですね、誰かを搾取してもいいよと。
そういうのは少しなんかゾワッと感じるものがあったので、
それを何とかなくしていきたいし、
そういうメーカーが本気でそっちを目指すとですね、
社会も変わるんじゃないかという感じで、
僕たちみたいな酒ブランドが本気でそういう誰も搾取しないビジネスモデルを作り上げようということは、
大事なことなんじゃないかなということを感じながらやってます。
自然との調和
これがまた明治の前に、江戸時代とかがオーガニックでいいんじゃないかと思いきや、
結構そこもそうじゃなかったですね。
劣地暴行とか、人員をもう何十人と使い果たしてみたいな感じで、
そこにも答えがない。
もしかしたら人類史上まだこの誰も搾取しないビジネスモデルってないんじゃないかなと思いながら、
日々女性の生産、群れ者栽培とかに向き合っている感じです。
じゃあそこに取り組む事業なんですね。
そうですね。
誰も搾取しない事業づくり。
はい。
それが僕たちのカモスっていうのを酒造りに関わっているのでよく言うんですよ。
地域をカモスとか人をカモスっていうことを。
女性の女王です。
そうです。
究極のカモされた社会でなんだっていうと、
人と自然が一致したような、自然と人が調和されたようなあり方みたいなところをすごく分かりにくいんですけど、
理想と掲げながら進めています。
何度もカモスっていう言葉を使われてらっしゃるんですけど、
三宅さんにとってカモスって言葉ってどういう言葉?
そうですね。
見えない命とか、見えない自然環境とかそういうものも含めて、
人がそこと調和した瞬間に起きる何か、みたいなことがカモスのイメージなんですけど。
なんか調和っていう感じなんですか?
そうですね。そこは作詞の逆かもしれないですよね。
そういうところも尊重しながらも、自分たちが生産したいものも作らせていただくみたいな、そういうことがカモスのイメージですかね。
これは岡井さんシンパシー感じてるんじゃないですか。
いい言葉だなと思って聞いていて、
カモス、人をカモスとか、やっぱりそれが言葉としてたくさん使われる現場には私はいたことないけど、
でもちょっと今聞いてて思ったのが、
土と土とか畑とかと、ちょっと表現があれかもしれないですけど、
対等な感じがして、農業とか福祉とかもそうなんですけど、
比較的、それこそ昔ながらの市農交渉じゃないけれども、
そういうやっぱり身分制度に、昔からのものに、やっぱり縛られてるっていうのはあって、
身分とか制度とか、分かれてる感じがして、市場と畑の現場っていうのが遠かったりするし、
私たちは綺麗な野菜を買ってるけど、泥を落としてくれる人がいるみたいな、
ところまで想像があんまりいかなくなっちゃってる、離れちゃってるっていうのが、
やっぱり改めてそうなんだなーって思いながらちょっと今。
おそらく福祉とかケアの領域と農業とか酒造りっていうのは、
たぶん構造的な課題は結構似てると思うんですよ。
で、たぶんケアワーカーの方とかも、
自分たちは頑張ればいい、社会負担良くなればいいみたいな、
そっちを優先されちゃいがちかと思うんですけど、
でも究極はケアワーカーさんの方とかが、
本当にいいなと思うのが働いた方がいい社会になるじゃないですか。
ですけど、ちょっと社会を良くするために削られてもいいだろうみたいな感じの、
なんなんですかね、
でもそれが僕らで言うとやっぱり、結局売れるか売れないかとか、
お金に換算できるところが優先されてしまう。
お金に換算できないところは後回しだ、みたいなところは、
たぶん僕たちが生きてる時代っていうのは、かなり強い時代だなとは思います。
リスクを福祉の業界で言うと、間違わないように。
間違わないように。
それで酒蔵もあります。
町中屋のようにあります。
それが生産設備に出てますね。
例えば、江戸時代とかだったら木桶を使うことが一般的だったんですね。
それが昭和中期ぐらいにタンクがホウロタンクというガラス張りのタンクに変わっていった時代があったんですけど、
これはある種技術進化でもあるんですよ。
効率的に醸せる。
ですけどある種これはミスを絶対起こさせないっていうところもあったり。
温度管理とか。
温度管理とか。
そういう絶対にここで売れるものを作るから、
失敗なくしっかり発酵も20日間きっちりみたいな感じの。
効率よく。
効率よく。
持続可能な酒業界のモデル
みたいな感じになってるっていうのはバクッとしていますけど、絶対そういう流れはあるなと思う中で、
その中に生産する喜びとか、
この独自性とか、こういう発酵が起きたんだよとか、
そういうのってあんまり良しとされないっていう時代は、
そうですね、60年くらいは多分あったなという感じがするので、
それもまあ一つ正しいと思いますけど、
そうじゃない何かっていうのは、
未来としては作りたいなと思いますね。
なるほど。
今それに向けてこの事業を作られてるっていうところだと思うんですけど、
その事業を今後どういうふうに進めていきたいのかっていうのはありますか?
そうですね、それはもうありすぎてですね。
常駐に今直来の軸は置いてるんですけど、
この常駐は本当に酒業界って今日本に1,150社ぐらい存在してるんですけど、
酒蔵の新しい一つの提案ということなんですけど、
今広島で私たち常務所を構えまして、
広島の酒蔵さん4社と提携させていただいて常駐を作ってるんですけど、
このモデル自体をこれから石川県の中本町というところに展開したり、
新潟ですとか佐賀ですとか山口でしたり、
地方各地に全く同じ今課題と言いますか、
酒蔵が衰退してるみたいな、地方が衰退してるみたいなところがあるので、
広島で磨いたこのモデルを目指すはまずは合局店、
そして全国47都府県に1つこの直来の常駐モデルが存在してるみたいなところを夢見ながら進めてる感じですね。
それがイコールやりたいことですからね。
現場での経験の重要性
なるほど。じゃあ各地に削除されない構造、仕組みを作っていくっていう。
そうですね。削除されない構造が常駐モデルであれば理想だなと思いながら常駐モデルを磨いてる感じです。
なるほど。じゃあそこのためにどんどん事業をブラッシュアップしていくっていうところなんですね。
そうですね。
じゃあ岡さん、今日の三宅さんのお話ですけど、なんか印象的なところありましたか。
中国の上海でのその日本酒がどうやって売られてるかっていう分析もすごいなって思って聞いてたというのが1つと、
それが何とかしたいなって思って行き着いたところが一旦レモンの畑っていうのがすごく、
ああそういうふうな展開もあるんだなっていうふうに思ったし、
あとはそこでやってみてできたこととできなかったこと、それもまた分析されてるのがすごく印象的っていうのが、
やっぱり現場に立って見えることっていうのはすごく価値があったりするし、
私自身もいろいろ言ってても結局相談業務をやってなかったら何にも言えないし、
現場を大事にしていくっていうことと、そこから見える景色というのを常に行ったり来たりできるっていうのはすごいし、
やっぱり言葉にそれはやっぱりパワーが宿るっていう感じがしますね。
伝わるじゃないですか、結局この人綺麗なこと言ってるけどどうなんだろうなっていうのは、
特にラジオとかこういう媒体は本当伝わりやすいなって最近思ってて、
三宅さんがゾワッとしたんだよなっていう一言とかも感じることってたくさんあると思ってて、
カムスとか空気感って近いのかもしれないけど、ごまかせないなって思って聞いてました。
確かに。
なんかよく聞く言葉で言うと具体と抽象の行き来みたいな、
ちゃんと具体も踏んでるから、抽象的な言葉も人に伝わってくるみたいな。
そうそう、そうなんだなって。
だから自分自身にもこうひるがえって見てみると、
常にそういう感覚を持っていたいなっていうのは思いました。
いいですね。
はい。
ちょっとレモン畑行きたくなりましたね。
本当にやっぱりおいしいもの作るって大変なんだなって、
当たり前に食べてる、飲んでるっていうことができてる幸せも感じるし、
そこにできる家庭みたいなところも人が絶対関わってるから、
もちろん自然も関わってるし、人も関わってるから。
ちゃんと現場の苦労とかリアルを、
思いとかね。
組み取ったなんかお話な感じがしましたね。
そうですね、すごく思いました。
本日のカフェの営業はここまでになります。
今回カフェに立ち寄ってくれたのは、なおらい株式会社の三宅さんでした。
事業内容について興味のある方は、ぜひ概要欄からご確認ください。
概要欄からはソーシャルハイブ本部を運営している、
小野田総合法律事務所のホームページもご覧いただくことができます。
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そして番組ではお便りを募集しています。
概要欄のお便りフォームから感想やご質問をお寄せください。
明日はどんな自分をデザインしますか?
それではまたのご来店、お待ちしています。
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