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2025-05-19 15:04

#323/良いながら聴き・悪いながら聴き

#習慣 #習慣化 #毎日配信 #ながら聴き
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サマリー

ながら劇の効果と問題点について科学的に考察し、どのような場面で効果的であるのか、また逆効果になる可能性について説明しています。特に、単純作業と複雑な作業におけるながら劇の違いに焦点を当てています。

ながら劇のメリットと注意点
おはようございます。モロトメ ジョーです。今日もチャレンジしてますか?
今朝も散歩をしながら収録しています。時間は5時17分です。
横浜の空は、完璧な曇りですね。
雨こそ降ってはいませんが、という感じですが、はい、とにかく曇っているということです。
昨日の夜、寝苦しくありませんでしたかと。
昼間も結構暑かったし、湿度も高かった。そんな一日だったと思うんですけれども、夜はすごく寝苦しくて、
クーラー入れようかなと思ったんですが、まだ試運転をしていなかったので、諦めて結構寝苦しい夜を過ごした朝ということになりますが、
皆さん、気持ちのいい朝を迎えられていますでしょうか。
それはさておき、今日のお話を始めていきたいと思います。
こないだの土曜日なんですけれども、僕のながら劇活用術、
みたいな話をしました。僕自身のかなり個人的なながら劇の楽しみ方について、
例えば音楽を聴きながら作業をしたりとか、音声コンテンツで学びながら散歩をしたりとか、
ながら劇というものが僕たちの日常を豊かにしてくれる面がたくさんありますよねと、そんなお話をしました。
ただその一方で、ながら劇って本当にいつでもどんな状況でも効果的なのか、
もしかしたら気づかないうちに作業効率を下げていたり、集中力を奪っていたりすることもあるかもしれないよねというのが重要なポイントです。
そこで今日はそのながら劇について、もう少し科学的な視点も踏まえながら、
どんな時にながら劇が効果的で、どんな時には注意が必要なのか、
そんな良いながら劇と悪いながら劇の境界線について考えてみようかなと思っています。
ではまず、ながら劇が僕たちを引きつける理由、はい、ながら劇いいよねという理由、そのメリットを改めて考えてみると、
気分転換になったり、それとか単調な作業の退屈さを紛らわせてくれたり、
他にも移動中とか、火事や水事、はい、そういった時の最中、隙間時間をうまく活用できたり、
そんなメリットがながら劇にはたくさんありますよねと、でもここで一つ大切な注意点があるわけです。
それは、ながら劇は本質的にはマルチタスクだということです。
マルチタスク、つまり脳が同時に2つ以上のことに注意を向けている状態、これをマルチタスクというわけですが、
ながら劇とはまさにマルチタスクなんですよね。では僕たちの脳はマルチタスクが得意なんでしょうかと、
実はこのながら劇を含むマルチタスクが僕たちの脳とか作業効率にどんな影響を与えるのか、
いくつか衝撃的ですね、ともいえる研究結果があります。
ある研究によると、マルチタスクを行うことで人のIQ、
知能指数ですよね、これが一時的に10ポイントも低下することがあるとわかっています。
この10ポイントIQが下がるというのは、例えばマリファナ、タイマーですかね、これを吸った場合の影響と同じぐらいだと言われているので、
そう聞くとかなりびっくりするじゃないですか。また別の研究では、マルチタスクを行うと一つの作業にかかる時間が
平均して1.5倍になり、ミスも1.5倍に増えるという、そんな研究結果もあるんですよね。
これ、事実だとしたらかなり問題ですよね、ということになります。
ではなぜこんなことが起こるのかというと、僕たちの脳は厳密には複数のことを同時に処理しているわけではなくて、
あるタスクからまた別のタスクへとものすごい速さで切り替えているだけ、つまりスイッチングしているだけだということらしいんです。
そしてこの切り替えの度にスイッチングコストと呼ばれる時間的なロスとか精神的なロスが発生してしまうということなんですよね。
これが効率を下げたり、ミスを増やしたりする原因になると言われています。
場面による効果の違い
と、ここまで聞いて、じゃあ長ら劇なんてやめたほうがいいんじゃないのと思ったりしませんか。
でも一方で音楽を聴きながら作業をした方がなぜかはかどるんだよねと感じている方もきっといるはずですし、少なくもないはずです。
僕自身も土曜日にお話をしたように場面によっては音楽などを聞いています。
ではそのはかどる感じ、その感覚の正体は一体何なんでしょう。
可能性の一つとしては気分の高揚ということが考えられるんですよね。
はい気分の高揚、好きな音楽を聴けば気分上がるじゃないですか。
リラックス効果のある音楽なら心が落ち着きますよね。
その結果作業への取り組みやすさが上がったりはかどっていると感じることは十分にあり得る話じゃないですか。
でもただしとこれは必ずしもノーですよね、頭の認知的なパフォーマンス、
言い換えると思考力とか記憶力が上がったということではないという点に注意が必要です。
それは先ほどお話をした研究結果の通りですよね。
そしてもう一つの可能性、場面による違いというものが考えられます。
つまり流し劇がプラスに働くのかマイナスに働くのかは、その時に何をしているか場面に大きく左右されるということです。
具体的には思考、考えることを伴うような複雑な作業なのか、それとも比較的単純な作業なのかという区別です。
このうち流し劇があまり問題にならない、あるいは流し劇がむしろプラスに働く、
そんなことが多いのは単純作業とかルーティンバークとか、体を動かす作業とか、
あまり深い思考、あまり深く考えなくてもいい活動であることが研究でわかっています。
例えば家事、掃除とか料理とか洗濯とか、あとは手慣れたデータ入力とか、単純な事務作業、
それとか散歩とかジョギングといった運動もですね、そういった作業は音楽などが単調さを紛らわしてくれたり、
心地いいリズムを作ってくれたりするので、作業を続けやすくなる効果が期待できるということなんですよね。
土曜日に僕がお話をした動画編集のテロップ入れの時に、エンタメ系YouTubeを聞くというのもこれに近いかもしれません。
では逆に、流れ劇が明らかに逆効果になってしまう場面とはどんな時なんでしょうか。
それは複雑な思考、複雑なことを考える作業、新しいことを学ぶ時とか、創造的なアイデアを出そうとしている時とか、
あるいは文章を集中して読んだり書いたりする時なんかが当てはまります。
そういった高い集中力とか認知能力が求められるような作業の中で、例えば歌詞のある音楽なんかを聞いているとどうなるか。
歌詞というのは僕たちの脳内で言語情報、言葉の情報として処理されています。
これが読んだり書いたり、あるいは論理的に考えたり、同じく言語情報の処理を伴う作業と脳の中で直接的にバッティングしてしまいますよね。
結果として集中力は著しく低下してしまうし、理解も浅くなるし、作業の効率も落ちてしまうということになります。
歌詞のある音楽の他にも内容が気になってしまうラジオとかポッドキャストなんかも深い思考作業の妨げになりやすいと言えますよね。
効果的な流し劇の習慣
つまり、ながら劇を効果的に行うための結論は、どのような場面で何をするために何を聞くのかというTPOですよね。
僕たち自身が意識的にそのTPOを見極めることが非常に重要だということになります。
そこでこの後は、賢いながら劇、良いながら劇を習慣にするための具体的なヒントを少し考えてみましょうということなんですが、
まずはこれから取り組む作業が深い思考とか集中を必要とする、いわば頭脳系の作業なのか、それとも比較的単純な単純系の作業なのかを自分で意識的に判断する習慣をつけること、これが大事ですよね。
その上で複雑な頭脳系の作業に取り組むのであれば、歌詞のない音楽、インストゥルメンタルとか、クラシックとか、あとは自然音みたいなものがありますよね。
そういった歌詞のない音楽を選ぶか、あるいは思い切って無音ですよね。何も聞かないというのがいいでしょう。
僕が集中したいときには川のせせらぎBGMを聞くと、そんなお話もしたんですけれども、あれも歌詞がないからですよね。一方で単純作業なら好きな音楽で気分を上げるのもいいということになります。
それから実際に流れ聞きをしてみて、なんとなくはかどっているつもり、そんな感覚があっても、実際にはいつもより時間がかかっていたり、小さなミスが増えていたりしないのか、時々でもいいので、自分のパフォーマンスですよね、これを客観的に振り返ってみる習慣も大切だと思います。
特に時間は一度測ってみるといいですよね。感覚と実際とがずれていることはよくあるものですということで、僕もよく時間は測っています。この作業だと普段どれくらい時間がかかるのか、みたいなものを自分で分かっているといいのかなということです。
さらには個人差についても検討が必要かなということでして、どんな作業の時にどんな音を聞くと心地よく集中できるのか、あるいは逆に集中できないのか、これは個人差も大きいところです。いろいろと試してみて、自分だけのベストな組み合わせみたいなものを見つけていく、その試行錯誤も大切なんじゃないでしょうか。
というわけで、今日は良いながら劇と悪いながら劇についてお話をしてみました。ながら劇は決して一概に良い悪いと言えるものではないとわかっていただけたんじゃないかと思います。
大切なのはその効果とか影響を僕たち自身がきちんと理解をして場面とか目的に応じて使い分ける、その選択の習慣、これを身につけることなんじゃないかと僕は思っています。
そうすればながら劇は僕たちの日常をより豊かに、そしてより生産的にしてくれる素晴らしい手段にもなるはずですよね。
あなたが普段ながら劇をしている場面を思い浮かべてみましょう。それは今日の話に照らし合わせると良いながら劇だったでしょうか。
それとも少しやり方を見直してみようかなと思ったことはありましたでしょうか。
今日は月曜日ということで、今週も自分にとって心地よい音を選びながら、そして時には無言、静寂も楽しみながら良い一週間となりますように。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
明日もまたあなたの毎日をちょっとでも良くする習慣のヒントをお届けできればと思っています。
それでは、この後も良いチャレンジを。また明日。
15:04

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