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2022-05-10 34:08

#28|おしゃれの原動力はツインテール美女だった!?

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SLOW&STEADY Podcast [Backyard To Closet] by OKAZAKI / YOHEI

【今週のトピック】

■ おしゃれの原動力はツインテール美女だった!

■ 女帝シャネルが嫉妬した伝説のデザイナー

■ アルチザンブランドのアイテムはエゴなの?

※番組ではあなたからのお便りを随時募集しています。

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00:02
ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&steady。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が。そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードからあなたのクローゼットへとお届けします。
お疲れ様。お疲れ様です。
最近ね、人の原動力って何なんだろうな、みたいなことを考えたんですよ。
っていうのは、昔話していいですか。今でも鮮明に覚えとるんですけど、大学1年生です。入学当初ですよ。
何年前?
5、6年前ですね。前に僕、大学で部活動旅行部に入ってたんですよね。
その時に同期で一緒におった男の子と話しとったんですけど、ツインテールってめっちゃ可愛くないみたいな話をしとったんですよ。
最後まで聞いてください。それでね、まあそうやな確かに、でも普段ショールコーってあんまおらんよなみたいな話をしとって、その日終わったんですよ。
で、次の日ね、その旅行部の部員内の女の子2人がですね、しれーっとツインテールしてきました。
その話を聞いとったか聞いてないかわからないですけど、たまたまかもしれんですよ。
けどね、ツインテールしれーっと2人してきました。
たまたま2人ともこの時代にツインテールはないわな。
聞いとうってことですよね。
そこまでだったらまだいいんですよ。
それでね、僕との会話でね、僕とね、会話しとる時に、ほら見ろみたいな、ちょっとドヤ顔なんですよ、やっぱり、俺のおかげじゃねみたいな話をしとって。
僕が言ったからってこと?
そうそうそうそう、絶対そうやろみたいな感じの話をしとって、その時のもうちょっとクソと思ったんですけど、だいぶね。
これでね、もう極めつけはね、その子が、その男子のね、友達の男の子が、そのツインテール2名と会話しとる時に、もうしれーっとしか褒めないんです。
もう自分が言ったみたいな、もう全然、ちょっとカッコつけようですよ。
今日のいいなみたいな。
そんな感じでずっと話しとるんですよ。
03:00
いやでも、もうね、この瞬間、もう悪が悔しいですよ、ザ悔しい。
まあそりゃ悔しいよね。
悔しいジェラシーですよ、これは。
ジェラシー、嫉妬。
これはあかんぞと思って。
ちょっとこれ、これもうモテたいって、もうその時に、人生最大にモテたいと思った瞬間だったんですよ。
まあだって、傭兵とその男の子が、後輩?
えー、だから同期の同期か。
同級生が、その部室内でこう、喋いよって。
そうそうそうそう。
結局聞こえてないと、そんな偶然ないやん。
まあ基本的に、はい。
だから結局その男の子がすごいモテとったってことでしょ?
もうそういうことですね。
でも大学生、1年生からの仲だったんで、まだその子がモテるかどうかわからんし。
あーなるほど。
その子が、実際どういう人間なのかもあんまり詳しく知らんかったけど。
まだわからん時代ってことね。
この頃から、だから僕がこのお店にお客さんとして来始めたのに、大学1年のちょうど秋冬くらいからだったじゃないですか。
だからもうちょうどですね。
こっから服めちゃめちゃ調べだして、だんだん買う服の価格とかが上がってきて。
だからかなりね、僕の原動力、洋服がここまで好きになった原点ってやっぱりモテたいからだったんですよ。
あーそのね、露骨に結果を出された。
そうそうそう、そうです。露骨に結果を出された。
まあ確かに確かに。
でもそこまで露骨に差がつくとね、やっぱ悔しいよね。
そうなんですよ。
そりゃそうじゃん。
だから嫉妬からのモテたいで洋服を着とるんですよ。
あー。
だからここが僕の原動力というか。
でも逆に今となってはそのモテとそのモテてる?今も現在もモテとるんでしょ?
たぶんね。
いやモテてますよ、相手はモテるんですよ。
あーなるほど。
まあでも今は、そうだから、あんまり人と比較せんというか、今はこうモテたいみたいなんじゃなくて、
自分がどうやったらかっこよくなるかなとか、こういうの自分に向いとるというか、レクトロがね。
あの大学1年生の頃とかはほんまにこいつ絶対勝ってやるみたいな気持ちで行っちゃった。
今は結構自分に向き始めてからはあんまりこう大きく嫉妬したりとかっていうのはなくなってきたんですけど、
岡崎さんは嫉妬とかこの人いいなとかはあるんですか?
どういうこと?あるよ。人間やから。
これはありますよね。
あるある。あるあるある。
かっこいいなとも思うし、そりゃもちろんね、モテてる友達見たらいいなとも思うし、そりゃ同じじゃない?
あ、そうか。
ただ逆にヨヘじゃあ少しだけツインテールいいなってポソッと言っただけで2人がツインテールしてきた。
してきてくれるまでモテたそのA君ね。
06:03
A君になりたいと思う?
なりたかったっす。
あの頃はね。
あの頃はなりたかったっす。
今は?
いや今はなんかこう、そう、今は個人的にはですけど、心でツインテールにしてくれたらいいなあの頃って思うだけでやっぱりツインテールにしてくれるぐらい、やっぱりかっこよさはあるかなと。
あーなるほど。
そうもう今は。
あー自分にちょっと自信がついたってことね。
もうだいぶ自信ついてきたんで、そう自信ついてきてからあんまり嫉妬とかなくなったとかってことだったりしますけど。
なるほど。岡崎さんは?
いやだから僕も、なんで聞いたかって言ったら、僕もその羨ましいなーとかっていうことってあるけど、その人本人になりたいとは思わんよね。
あーそうなんすか。
そうそうそう。
へー。
なんか、うん。
あーそうなんすか。
それこそ傭兵のお話じゃないけど、家庭かなって僕は。勝手に。自分で自分を慰める。
家庭ってのは?
例えば結果モテてるA君じゃなくて、当時の傭兵の感覚というか、悔しいけどいつか超えてやろうかなっていう途中やから、その家庭すらも楽しんでる節はある。
あーなるほど。もう主人公みたいなね。
主人公?
ジャンプの主人公感っていうか。
いや、急にな、とんとこう恵まれた状態にワープしたら、そりゃ楽やけど、やっぱその家庭がなかったら結果落ちていく気がするよ。
あーそうか。モテてるというか自覚というか。
うん。だからなんかその家庭を大事にしようかなって思っとうから。
あーそうか。変化って結構喜びあるっすもんね。
そうそうそう。
確かに。
なんか昔はこうだったけど今はこうだったよ。
まさに傭兵との感覚?昔は悔しかったけど今は自分に自信がついて、あんまり思わんくなりましたねって言えたらそれが価値やん。
そうですね。
そうなりたいなって僕も思うから。
あーそういう意味で。
その人本人にはなりたいとは思う。ただやっぱりこういいなーとか、うらやましいなーっていう気持ちは人間やからね。多少なりともあるよ。
でも会ったほうがいい?
会ったほうがいいもん何も。そんな全くない人っておるんかな?
いやー確かにね。
そんな全く思ったこと一回もない人や。おらんと思うけどね。
あんまり他人と比較しなさそうやなこの人みたいな人はおるじゃないですか。
おるおる。
でもその人もやっぱりうちに秘めたものがあったりするんすよね。
あるよ。そりゃあありますよ。
天才って呼ばれるような人たちはこういうのなさそうですけどね普通に見てたら。
いやー。
自分の道じゃないから。
09:00
面白い話するけど。
え?はい。
なんていうんだろう。シャネルね。僕ちょっと彼女が結構好きでことあるごとにいろいろ調べたりするんやけど。
はい。
ユイが独尊なわけ。
はい。
自分のもともとむっちゃ貧しかったんよね。
母親がシャネルのお母さんが11歳くらい。
ちっちゃい時亡くなって、孤児院に預けられてとかっていう経緯もあって。
そのちっちゃい時すごい大変だったよシャネルって。
はい。
で、ハリコさんって言ってね。そういうところから洋服作りスタートしてるんですよ。
だからハングリー精神すごいんやけど。
コンプレックスとかね。
そうそう。そのコンプレックスをバネに男性の権威とかを使いながら彼氏をコロコロ変えながらなり上がっていくんやけどシャネルって。
もうまさにユイが独尊で自分の考え方が全てですっていうぐらい強いよね。
はい。
個性が。
はい。
女性的な一面もあるけどやっぱりすごい人に影響されなさそうな人で言えばシャネルとかすごいなさそうなんやけど。
はい。
実は1930年代から40年代にかけてもう帝王だったわけシャネル。
はい。
誰がどう見ても女帝っていうかね。
うんうん。
なんやけど日本じゃあんまり知られてないけど最大のライバルっていうのがおって。
あ、そうなんですか。
そうそう。
その人もすごいんやけどね。
はい。
エルザ・スカッパレリって。
むずいっすね。
そうなんや。
ちょっと言いにくいやけど。
はい。
この人もすごいデザイナーさんで実はもう本当に一時はシャネルを超えて評価されとったデザイナーさんで。
へー。
そうシャネルが結構シンプルに削ぎ落としてモノトーンで洋服作るに対してこのエルザさんっていうのはもともと生まれもすごい裕福な貴族の生まれなんや。
はいはい。
正反対。
正反対。
はい。
洋服もすごいフェミニンで女性っぽくて可愛らしいドレスだったりとか結構今で言う花柄とか。
はいはい。
そういうなんかごちゃごちゃした洋服というか。
はい。
もう真反対ですね。
真反対ね。
周りも。
まさにそのこのエルザさんが作った洋服、もともとその裕福な家で住んどうから芸術家ともすごい仲良くて。
当時そのシュールレアリズムって言って全く無意識の意識っていうのを表現しようっていうその芸術思想があって。
代表画って言われるダリーって言うね。
はいはい。
サルバドールダリー。
はい。
ダリーが描いた絵をドレスにしたりとか。
だから全然シャネルと真逆なんよ。
12:01
はい。
でもシャネルがやりたいことと作り思うと逆なんやけど、もう二人バチバチなわけよ。
えー。
で。
お互いにですか。
そう。
でことあるごとにシャネルやっぱり気が強いから。
はい。
あんなのデザイナーじゃないわよとか。
えー。
あー長く続かんよみたいなことを結構いろいろ言うわけよ。
うんうん。
でも当時ねすごい影響力のあったタイムっていう雑誌にそのエルザさんが写真で特集されるわけ。
表紙に飾るわけよ。
はい。
その飾った時にシャネルがボソッと私もあんな感じで写真撮ってみたいな。
えー。
だから結局。
嫉妬すんの?
そう嫉妬なんよ。
はい。
だからその二人のデッドヒートっていうのも面白くて。
やっぱシャネルぐらい女性を作ったっていうか女性のスタイルを作ったような人でさえやっぱ嫉妬ってあるからね。
こいつに負けたくないというか。
負けたくないっていうのもあるしやっぱ二人ともすごい共通して女性対女性を解放したいっていう強い。
あーそうか。
やっぱりエルザさんは裕福なんやけど本当は両親から男の子を欲しかったんよ。
両親。
で、なんであんたが生まれてきたんとかね。
あー。
なんかブサイクだねとかっていうことを言われて仕事も忙しかったのかなんかわからないけど構ってくれんくて。
あの若い時のコンプレックスでいうと二人共通したんやけど。
あーコンプレックスがあるっていう。
そう環境は全然逆やけど。
はい。
そういうのもあったから心差し部分ではすっごい共通したんやけどね。
作り思うのは全然違って。
エルザさんで言うとショッキングピンクっていう色をね。
はいはいはい。
あのショッキングっていう香水出すの当時。
はい。
その女性の方、当時の女優さんのボディラインを模したボトルで。
でそのパッケージがピンクなわけ。ショッキングピンクなわけ。
はいはいはい。
ショッキングっていう香水やからそこからショッキングピンク。
あーその、そうなんすか。
そうそう。だからすごい二人共そのシャネルにしてもエルザにしても。
その二人がおらんかったらこの今の世の中のファッションの流れっていうのは多分変わっとんちゃうかっていうぐらい。
あーもう二人がバチバチで切磋琢磨しあったからこそ家族したようですか。
だからまあその嫉妬とかライバル感、健全じゃなくてもいいわけよ。
そうですね。
なんかそういう気持ちってやっぱりこう、それこそ傭兵のイヨッタとやったのかみたいな話が。
確かに。
まあ負けを聞いたりとかね。
そう、原動力にはなるよね。
確かに。
そうか。
あるよね。
主意が独尊でも結局って言われとっても。
やっぱ人間だもの。
まあそうっすね。
そんなん、絶対あるよ。
じゃないと新しいもの作ろうというか、成長のきっかけにならないですよ。
うーんなんか、まったくない人っておらんと思うけどね、ほんまに。
うん。
そうっすよね。
15:00
そりゃそうでしょ。
不安だった。
そういうところ、そういう気持ちって原動力でしょ。
そうやな。
それしかないでしょ。
最初、最初結構こう軌道に乗るじゃないけど、スタートからある程度の地点までは、そういう人間の負の感情っていうのはすごい強く働くから、ある程度のとこまでは必要なものなんだと思うよ。
はい。
そこから上っていうのは、またそういうものが邪魔になってきたりするときもあるんだろうね。
ああ。
うん。
まさに僕は、だいぶシットとかがなくなって自分自身がついてきたところじゃないですか。
うん。
次どこ行こうかなみたいな。
次どこ行こうかな。
原動力について考えてて、
はいはいはい。
あの頃すごい熱があったけど、今これ止まってきっきょんじゃん。
ああ。
だから岡崎さんどうやったらこう、どうやって進んでいっきょんかなって。
どうやって進んでいっきょん。
岡崎さんもこう、自分のブランドを始めたりとかされてても、こう自分の表現したいことがあったりして表現してるわけじゃないですか。
お店作りもそうじゃないですか。
うん。
だから、そこの次何を原動力に自分は行き止めるのかっていうのを。
で、この話をしようと思ったんですよ。
なるほどね。
そうそうそうそう。
いや、でも、僕がそのお店作ったりその洋服を作ったりとかっていうのって、
自己満足で洋平からしたらなるかもしれんけど、
実はそうじゃなくて、こう世の中に合わせて作っていきようつもりではあるんやけど。
あ、そうなんすか。
そうそう。
僕の気持ち100%ではないよ。
あ、そうなんすか。
そうそうそうそう。
なんかファッション業界破壊したろうみたいな。
なんでよ。
一石を投じてやろうみたいな。
いや、そんな大それたことはないよ。
だからそれで言うと、アルチザン系ブランドってよくこう、
なんとか系みたいなのあんまり好きじゃなくて、
自分のエゴとかやりたいことを100%出して、
買ってくれるお客さんのことなんて一度も考えてないっていうような言い方をしとる人もおるんよね。
それは大きな問題だと思うんですよ。
だから、僕のお店は、
自分のエゴとかやりたいことを100%出して、
買ってくれるお客さんのことなんて一度も考えてないっていうような言い方をしとる人もおるんよね。
それは大きな間違いだと思う。
尖りに尖っとるわけではない。
尖りに尖っとうだけで、
尖りに尖っとうって思う。
実際尖っとるんやけど、
その作りを人は、
その人なりに、
その世の中の流れとか、
そういうのもある程度加味して作るようつもりない。
18:00
そうなんですか。
調節つまみみたいなのが、
例えば人それぞれあるとするならば、
その調節つまみが、
ちょっとしかひねれん人もおれば、
どんなものにでも調整できる人もおるやん。
大衆向けか、芸術寄りか。
そうそう。
つまみの度合いってことですか。
そのつまみを、
振り切ってやんよか。
みんながみんな振り切ってやんよかっていったら、
それこそ振り切った人なんておらんわけ。
マックスも。
本当なんですか。
シャネルとかもそういうのはいいですか。
シャネルとかはどっちかっていうと、
やりたいことやんよけど、
やっぱりシンプルにそぎ落として、
圧倒的に動きやすかったりするから、
どっちかっていうと、
大衆向けというか、
広がりやすい。
ああそうか。
新しいものを作っとるからこそ、
芸術全員振りってわけではない。
ないないない。
そうかそうかそうか。
だからどっちか、
シャネルとエルザでいうと、
エルザのほうが芸術寄りの洋服よ。
ほうか。
そうかそうかそうか。
だからまあ、
二人の話を出したから言うけど、
やっぱりシャネルって15年間引退して、
また復活するんやけど、70歳ぐらいで。
エルザに関しては、
第二次世界大戦中はアメリカに行くわけ。
もともと派手なデザインやから、
アメリカのお金持ちとかに評価されとったよね。
だからアメリカに行って、
15年経ってパリに帰ってくるんやけど、
その時にやっぱりデザイン性がすごいから、
そういう時代じゃなくなっとって、
どんどんどんどん衰退していくわけ。
衰退してメゾン締めたその年に、
シャネルが復活するんやけど。
これもまた何回言えんないよね。
面白いんやけど、
やっぱり机用ものを比べてみると、
エルザの方がやっぱり、
アルチザン系と言われる、
自分がやりたいことを表現するっていう姿勢に近いかな。
かといって、
エルザさんが前振りかって言ったら、
そうじゃないと思う。
あくまで自分の感性をメインに表現するけども、
やっぱりその先には書いてたお客さんっていうのがあって、
それに多少なりとも調子に合わす部分はあるわけよ。
そのネジが10段階合わせれる人もおれば、
1段階しか合わせれん人もおって、
その1段階しか合わせれん人が、
無理っくりネジもないのに、
レベルもないのに10段階合わせようとすると、
結局作るものがしょうもなくなるやん。
あーなるほど。
だからしょうもなくなるって分かっとんよ、みんな。
21:01
デザイナーっていうか。
アルチザンって言われるようなブランドを作るような人っていうのは、
自分がそうやって合わすことで、
よくなくなるっていうのを自分でちゃんと自覚しとるから、
それしか取れんわけよ。
じゃあ自分の実力っていうか、
自分のレベルがどこまで合わせるかっていうのが、
明確であえて、
ここが一番かっこいいからよくて売れる。
かっこいい度合いと大衆向けの度合いっていうのが、
ここまでしか譲れんから、
そこで言っとるだけで。
だってみんな洋服好きな人もいて、
洋服デザイナーもそうやけど、
やっぱ変わり者って言われるのは多いと思うよ。
はい。
だから合わすことでね、
時代に合わせきることで、
自分の精神的によくなくなるっていう人って多いと思うよ。
洋服作業人。
だからどこまで合わせれるかの差で。
なるほどね。
だから合わしてないわけじゃない。
あーなるほどね。
みんななんかそうやって振り切って、
何も合わせてないみたいな言い方するけど、
そうじゃないと思うよ。
そうなんすね。
そうなんやね。
なんかもうMAXなんかと思ってましたよ。
お店で扱ってるブラの一個で、
フランクリーダーとかも毎年、毎シーズン見てますけど、
もうMAX振っとるなーみたいな感じでぐらいで思ってて。
いやーそうじゃないよね。
そうなんすね。
やっぱやりたいこととかコンセプト、テーマっていうのはぶれんけど、
サイズ感とか作りようものをやっぱり冷静に判断していくと、
ちゃんと合わせていくよ。
そうなんすね。
でもそれが外から見たら合わせてないよねっていうぐらいの調整かもしれんけど、
全然すごいこう、
僕の中ではかなり合わせてくれようなっていう感じはあるよ。
そうなんすね。
確かに周りに好きな、
僕の周りとかも好きな子いっぱい多いですよね。
もう全くもって、ほんまに世の中のスタンダードみたいな洋服ではないけど、
フランクがそういうの作るの見たいわけじゃないし、
フランクの良さっていうのがやっぱりデンやん。
ど真ん中行って良さが出る人もいるし。
そこがほんまに個性。
個性の範疇でみんなもがき苦しみながら洋服作るよ。
だからそこがすごいこう、
それこそダリの話じゃないけど、
家に飾る絵画とか芸術作品と衣類、
人が体を通すことで成立する道具としての側面を持つ洋服との違いよね。
あー確かにね。
だから芸術に振り切ってしまうと、
24:00
やっぱり飾る洋服になるやん。
飾る洋服誰も買いたくない。
確かに絵で良くね。絵で良いじゃんってなるもんね。
確かに確かに。
そうか。
そのバランスなわけよ。
振り切ってる人確かにおるわけない。
そうそうそう。
それどうしたらあかん。確かにね。
振り切っと振り切っと言うけど、袖はあるわけ。
確かにね。確かにね。
キレイ洋服作る洋服デザイナー一人もおらんよ。
ほらそうっす。
ほんまやね。
自分の体に合わせとしてんで、
確かに。
ちゃんと合わせてくれように。
人間のために作るように。
確かに。確かにね。
そうそうそう。
ほんまやね。
そうよ。
ほんまや。
そんなもんよ。
で、一つ付け加えると、
そういうアートとか作品になってくると、
広がりとしてかなり難しく日になっていくから、
難しくなるっていうのは、
作業本人は十分知っとる。
十分知った上で、そこしか取れんし、
っていうのがやっぱりあって脱走わけよ。
狙っとうっていうよりかは、
そこしか無理。
自分の表現がそこにあるんやったら、
それに嘘はつけんっていう人の方が圧倒的に多いと思う。
そうなんやな。
そうそう。
すごいな。
洋服作業人たち10人ここに集めて、
お客さん目線で僕ら話聞けるとするやん。
本当はこんなん作りたくないんですよって言い切ってしまわれたら、
買いたくなくなる。
めちゃめちゃ悩ますね。
そう。だから多少の調整はするけど、
やっぱそれぞれが表現したいエリアっていうか、
なるほどね。
ちゃんとまっすぐされてくれるデザイナーさんの方が嬉しいわけよ。
みんなそれを望んどうから、
そこだけは嘘つかんよなってデザイナーさんも頑張っとるわけよ。
めっちゃ正直やんすね。
正直というより真面目。
その1から、
0から1生む人たちやからね、デザイナーさんって。
そうですね。
シャネルにしろ、エルザさんにしろ、
その1人、その2人がおることで、
世界が変わるわけよ。
確かに。
すごい影響よ、それって。
そうですね。
それは確かに、
大衆向けの方にも寄ってなかったら変わらないですもんね。
そうそうそう。
みんながみんな、
シャネルとかに関しては、
大衆向けっていうよりかは、
シャネルが作ったスタイルっていうものに、
大衆が動いたわけよ。
あー、そうかそうかそうか。
だから、そこに向けたんじゃなくて、
27:00
時代が時代やんだって。
1920年とか、みんな貴族やし、
コルセットやし、
そこから開放したのがシャネルやから、
そこに合わそうも何も。
合わすんだったらコルセットなわけよ。
そうか。
だから破壊した上でみんなを引っ張ったわけやから。
うわ、鳥肌立ちました。
やばいやばいやばい。
ほんまや。
そんな。
だから、ほんまに世界屈指というか、
現代においても、
こんな田舎で僕が喋るぐらい、
偉大なデザイナーさんなわけですよ。
嫉妬もできんですね。
嫉妬してたって。
ここシャネルくそーとは僕らがならないでしょ。
なるわけないやん。
なるわけないやん。
でもすごい魅力的な人やったと思うよ。
魅力的というか、
破天荒で、
自分を強く持った人だから、
近くにおったら大変だったかもしれんけどね。
岡崎さんのペインティッドブランド?
洋服のブランドがあるじゃないですか。
これはどこらへん狙ったんですか?
それ…
聞いちゃいます。
大衆受けは狙ってないかなと思うんですけど。
僕は大衆受けを狙ってます。
すみませんでした。
僕は洋服デザイナーじゃないから、
自分の作りたいものを、
いろんな人たちに協力してもらって作るだけで、
デザイナーではないわけよ。
言ったら、ディレクターの位置かな。
だから僕の中では大衆受け、
みんながみんなに着てほしいと思って、
心から思って作るしか出してないよ。
ただ、外から見ると、
きっと自分のやりたいことを愛用するブランドなんだろう。
なるほどね。
僕もつまみはかなり少ない。
そうなんですね。
かなり少ないと思う。
ただ、圧倒的なセンスがあるわけでも全くないし、
人より先を見える能力もないし、
あくまで僕の場合は、
自分が着てきたものの中で、
これはずっとなんでクローゼットに残ったんだろう?
っていうものを、
まず一旦理由付けする。
なんでこれずっと好きなの?
この前リリースした、
リリースっていうか受注会をさせてもらったけど、
反転ね。
なんで僕昔から反転が大好きなんだろう?
っていうことから始めて、
こういう理由で僕は好きなんだ。
着心地においてこういう楽さがあるからなんだな、
30:01
とかっていう衣類として、
自分が好きな理由っていうのを、
ちゃんと理由付けできたときに、
それをリリースする。
それこそ現代に合わせて、
誰でも着れるような形にして、
作るっていうのがペインティートブランクだよね。
アソートメントは、
逆のベクトルから洋服を作るよ、
それと逆のラインから攻めていく。
確かに。
じゃあゼロから1というよりはっていうことですか?
そうやな。
それこそ偉大なデザイナーさんたちが、
昔も今も作ってくれた洋服を、
僕は仕事柄いろいろ見てきたから、
その中でかっこいいなって思うものを、
自分で精査したりして、
その中で自分が長く着れるものをリリース。
自分とか周りに長く着てほしいものをリリースする。
デザイナーさんっていうのは、
それこそシャネルとかエルズさんがやったみたいに、
全くゼロの状態。
ニーズとか、
時代も全然違うところにパンって現れて、
世の中を変えてしまうような人。
革命人。
ほんまに革命人っていうか、
そういう人をほんまのデザイナーさんって呼んでいいんじゃないかなって思う。
僕はね。
何の話なんですか、これ。
筋道力から服に着地した。
着地できた?
いや、不時着しました。
違う芝居行ったね。
違う芝居行ったねーじゃねーよ。
違う芝居行ったけど。
でも鳥肌立ったな。
シャネルか。
嫉妬もせんかったね。
嫉妬もやっぱせんかった。
ここまで大きいとね。
そりゃね、横のA君とは違うよ。
そうですね。
さっき次のターンどうしようって。
そうそうそうそう。
それですよ。
どうしたらいいんだろうな。
多分、今までやってない動き。
やってみたらいいんじゃないかなと思う。
新しいこと。
期限決めて、思いっきり全力でやってみるっていうのをやってみるとか。
モチベーションを常に高いところでキープするって難しいけど。
そういう意味では今まで苦手とするようなところをやってみるとか。
自分的に洋服を勉強し直してみるとか。
そういう新しいことを入れてると壁にぶつかる。
33:04
結構分厚い壁にぶつかったら、また燃えていく。
モチベーション。
低い言うてないでしょ。
自分見失いかけた話じゃないですよ。
やる気はあるってこと?
やる気はありますよ。
それがちょっと気になった。
いやいや、違いますよ。
明日も頑張っていきましょうっていう話で終わりましょう。
そういうことね。分かりました。
大丈夫ですか?
大丈夫です。また明日もお会いします。
スロー&ステディープレゼンツポッドキャスト
バックヤードトゥークローゼット
話はまだまだつきませんが、そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店お待ちしております。
34:08

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