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ここは、とある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が…
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に鼻を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらによく、スタッフオンリーと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
本日もですね、お便りをいただいておりますのでご紹介します。
東京都ヨシさんからですね、初めてお便りさせていただきます。
ホームページのインタビューを遡って読んでいると、店の内装を東京のアンティークショップの方に依頼したと知って驚きました。
当然、こだわってその方へ依頼されたのだと思いますが、そこへ至った経緯や、その方だからこそ実現している箇所などあれば聞いてみたいです。
また、大きいセレクトショップや個人店でも、内装に凝ったところなどは、デザイナーズチェアなどの名作と呼ばれる家具を重機に取り入れているところも多いかと思います。
ものによれば、スロー&ステディの内装ともミスマッチではなさそうに見えるのですが、そういったものは置かないようにしているのでしょうか。
それに限らず、備品選びの基準などあれば教えていただけると嬉しいです。
次々と質問してしまい、申し訳ありませんが、よろしくお願いします。これからもラジオを楽しみにしています。
はい、ありがとうございます。
内装ね。
確かにね。
これについては何度か喋ってるよね。
そうですね。今までね、紹介してきましたからね。
紹介してきましたよね。その経緯とかも含めてね。
じゃあ、まこちゃん。どうぞ。
もう当然まこちゃんだったら知ってるというかね。
このお店のね。
相方ですから。
はいはいはい。そりゃね。そりゃそうですよね。
もちろん知っとるよねと思って。
この内装を依頼した経緯ですよね。
経緯。うん。
まずあれですよね。依頼されたのがハイライトの菊池さんですよね。
そうですね。はい。
東京のね。
東京のね。
おかちゃんがめちゃめちゃ気に入って。
そうそうそうそう。
どっかのあれで見たんですかね。
どっかのあれで見た。
03:00
それでまあ頼むならもうハイライトの菊池さんやっていうのを決めて
直接言いに行ったみたいな感じですよね。
あーそう。そうそうそう。そういうことです。
で、熱意を伝えたら心よく受けていただいて。
で、実現できたと。
そういうことです。
徳島にもやったことないしみたいな話が。
そうやね。その時は四国がなくて。
で向こうさんもね乗機でやってくれたみたいな話を。
まあ確かにすごい端折ったけど大筋あってます。
ですよね。
おーよかったよかった。
インダストリアルっていう工業製品を主に重機なんかに使って
内装を手掛けるハイライトっていう会社の代表菊池さんに
していただいたんですけど
以前からねお店始める随分前から雑誌とかで
その人が手掛けた内装は見てて。
雑誌とかで見てたんですね。
大好きなんですよ。
その人にしかできない空間っていうのがあって
簡潔に言うと菊池さんって方の特徴として
いい素材と安い素材
例えばうちで言うとこの一番店入って一番奥正面に
張ってあるレンガね。
アンティークブリック。
これオランダのレンガですよね。
そうそう。
このオランダのアンティークブリックなんかはやっぱり
すごい値段がするんですよ。
素材としてね。
これってもともとあれなんですか?
一個ずつあったものを
もちろんもちろん。
壁で送ってこいやろ。
そんな組み立てれんやろ。
すごいな。
今改めて見たら。
このレンガを張るためにベースとなる木枠を作って
そこに地元のタイル職人さんに頼んで作ってもらって。
綺麗にこう。
配置してもらうんやけどその配置も
この目地っていうレンガとレンガの間のこの隙間
僕嫌いなんで。
隙間なしで。
アンティークブリックやから
割れとうものもあるのよ。
確かにね。
割れとうものも全部使ってくださいっていう。
全て。
そういうオーダーでやっていただいたんですけど
そういう結構素材としていいもの。
タンク化するものと
この店入って右側のが木なんですよね。
木を張ってて。
一面壁が木になってますね。
逆サイドがモルタルなんですけど。
はいはいはい。
だからこの木なんかは
徳島のホームセンターで買ってきたものを色付けて
少しエイジングさせたんですよ。
特別な木ではないんですね。
だから菊池さんがやる内装って
そういう値段がするものと
比較的安価で使える素材っていうのを
うまく組み合わせて作るんですよ。
06:02
そこにメインとなるアンティーク重機っていうのが入ったり
その質感に合わせて
現代の金具とかをわざと錆びさせて使ったりとか
その塩梅が本当に上手っていうか
そうですね。めちゃくちゃ統一感ある。
だから菊池さんが当時言ってたのは
例えば木材も古材って言ってね。
ヴィンテージの古材なんか貼ると
雰囲気は出ると確かに。
ただそれでやりすぎると
洋服同様ね。
ガチガチにやりすぎると
テーマパークみたいになるんだって。
あくまで物を売る店舗として成立させるのであれば
やっぱりそういう素材のコントラストとか
値段の高いやすいとかも
うまく調和させる方が
お店としては成立するんだよねっていうこと言ってて
実際僕が本当に気に入ってるのが
菊池さんのそのスタイル。
だからお願いした。
そういうコンセプトがあるんですね。
だから綺麗に真っ白に壁を塗って
すっきりしたところに
重機一つ二つとかっていうことじゃなくて
ごちゃごちゃと多種多様な
アンティーク重機とか現代のものが混ざってる中に
洋服がかかってるっていうのが
僕は大好きやから。
そっかちゃんの雰囲気やね。
このお店の内装はね。
内装とか家作る時もそうなんやけど
やっぱり菊池さんって
いろんな有名なショップを手掛けられてるんですけど
菊池さんの中でやっぱり
僕オーナー側の意思が
どれぐらい入るかっていうので
完成度が変わってくるらしくて
菊池さんが例えば設計するじゃん
である程度イメージを作るんやけど
そこに僕のエッセンスがこの店はかなり入ったのよ。
そうなんですね。
かなり細かく菊池さんと話しながら
僕こういうの好きですみたいなことをどんどん投げたの。
だから菊池さんもそれいいねみたいな
菊池さんが元々のプランから変えて
とかっていうこともかなりあるから
結果菊池さんが想像を超える作品になるっていう
だから逆に菊池さん任せで
もうお任せしますっていう時って
想像以上のものはできない
結構あれなんかと思ってました
大体決められてるんかと思ってました菊池さんが
決めてくれたんですけど
例えばレンガは置くとか
大枠は決めてくれたけど
細かい部分はかなり変更あったね
そういうことなんですね
だからプレイオープンの前の日の夜中とかに
できたからねこの店は
そうなんですか
ギリギリまでも作ってたんで
菊池さん的には大変だったと
09:01
大変だったけど
すっごいいいのできたねっていう
めちゃくちゃいいこと
だからお互い本当に
僕もこれからここでやっていくから
妥協できんっていうかね
そこからどんどん小物類なんかも増えて
今に至るって感じ
そうですね
このハンガーラックとかも全部そうなんですか
全部このハンガーラックの
メインに使ってる3つ使ってるやつは
オーダーメイドで菊池さんが
菊池さんのお知り合いの方に作っていただいて
この回転ラックはめちゃくちゃ古いからね
これはもう本当にアンティークの
アンティークアンティーク
ジャパンなんとかっていう
海外のアンティークなんやけど
アメリカのものなんやけど
漆塗り
漆なんすか
漆塗りをアメリカ人が見て感動して
このアンティーク重機に取り入れた時代があったのよ
それがジャパンなんとかっていう
総称で呼ばれて
なんかボーダーみたいになってるでしょ
はいはいはいはい
金と黒が
真ん中のね
そうそうそう
こういうね真鱈になってたり
ボーダーになってたりするのが
そういう漆をイメージした作品で
このシリーズってのが今めちゃくちゃ値段上がってんの
そうなんすか
結構古いものなんすか
古い古いこれすごい古い
1920年ぐらいのもの
100年ぐらい前の
漆がその年代のものって結構デコってんのよ
デコレーションっていうか
装飾というか派手派手なんすか
それが苦手で
シンプルな漆じゃないと嫌なんよ
これシンプルですよね
ちょっと特徴的ですけど
だからこれもうバッチリなの
ほんまですね
めちゃくちゃ店の雰囲気に合ってるし
まこっちゃんもだって
お店ね
いろいろまこっちゃんらしいものを置いて
飾り付けたりとか
うちの店ね
まこっちゃんの内装は
そば屋さんだったもんね
そうなんですよ
前ももともとそば屋さんだった店舗なので
本当にほぼほぼ変えてないんですよね
机とか内装の壁とか外観も
そのままほぼほぼ使ってて
前の持ち主さんオーナーさんが
すっごい綺麗に使ってたもんね
そうなんですよ
20年ほど営業されよったんですけど
20年とは思えんぐらいの状態やもんね
そのままで全然使えるない
軽く椅子ペンキ塗ったりしたよね
お母ちゃんに手伝ってもらったよね
一緒に会ったよね
よなよな
でも店ぐるり見渡しても
まこっちゃんらしいものっていうか
まこらしいなっていうのが結構
12:01
飾り付けてあるじゃん
そうですね飾ってる小物は
でね僕もまこっちゃんも店やってて
店で飾ってる内装における小物類
小物類ね
大きなものじゃなくても
代償関係ないけど
うちで言うとハンガーラックとかなし
そういうことね
お気に入りの飾り物
飾り物
なんていうの
小物
小物ね
飾ってある小物
ディスプレイしてる小物ね
じゃあ3つぐらい言ってみて
3つぐらいですか
そうですねパッと出てくるのが
正月飾りってあるじゃないですか
正月に飾ってる
あれをねいつも知り合いのお花屋さんに
最近頼んでるんですけど
あれを正月過ぎたら
正月飾りを外して
そのままドライにできるように
してもらってて
で俺今2年お願いしとって
2個あるんですよそれが
じゃあ2個とも飾ってる
飾ってる
それいいね
そうなんです
毎年増えていくってことね
毎年増えて
でっかい松なんです
全部縁起の良い物ばっかり付いてる
僕もだってそんな感じでやってるわ
ドライとかいっぱいあるもんね
正月飾りドライにしたりするわ
それをずっと店に置いとったらいいかなと思って
毎年増えるって言うもんね
そうなんですよ
じゃあ次は
次は写真を飾ってあるんですよ
これは3周年の時に
居酒屋の魚屋建造の店主の
フリエ君が
アキオがね
くれた写真を飾ってるんですけど
それお気に入り
お気に入り
僕とアキオ君が写ってる写真
知ってる知ってるお得意のね
モデル顔したやつね
俺を白黒に加工してもらってね
すぐモデル顔するからね
一番目立つところに
あれいいよね
ミニチュアをね
うちのお蕎麦をミニチュアにしてくれてるやつがあるんですよ
わかるわかる
あれはねうちのスタッフの人が作ってくれたんですよね
あれスタッフが作ってんの?
そうなんですよ
うちのお館のずっと仲のいい人が
僕お客さんがくれたんだと思ってた
そうなんですよ実は
あれかわいいよね
そうそう
メニュー全部作ってくれてて
すごいよねあれ
壁にメニューごとに貼ってくれててね
かわいい
お客さんもあれ見てみんな写真撮ったり
ね
あれはならではやね
確かに確かに
一個一個手作りっていうね
気持ちがすごい嬉しくて
15:01
まこっちゃんのお母様の知り合い
そうそうそう仲のいいね
ねってことはまこっちゃんしか
まこっちゃんのお店しか下手したら
飾ることができないかもしれないよね
そうなんですよね
確かに
僕のちっちゃい頃からね知ってる
知ってくれてるね方なんで
そうなんじゃ
いいねそういうのいいわ
やっぱ気持ちのねやっぱこもったものが
飾りたいなっていうのがあってね
わかる
そういうものばっかりですねあるのはね
でもさ
例えば
逆にじゃあ気持ちのこもったものは
飾りたくなるっていうのは僕も
もう120%同感
逆によ
こんなもの
これは飾りたないみたいなある
これは置きたくないなっていう
置きたくないもの
なんだろうな
そうですね
なんか
なんか抽象的な言い方ですけど
オシャレなもの
抽象的が過ぎる
オシャレなカフェに置いてるようなものってこと?
そうですね
例えばどんなものオシャレなもの
なんかこうなんていうんだろう
なんだろうな
高価なアーティストの作品とか
はいはいはい
そういうもの
さっきお便りの中にも
アンティークチェアとか
言われてましたけど
デザイナーズチェア
みたいなのは置きたくない
そうですね
そば屋さんとかでも置いてるとこあるもんね
そうですね
古いものは相性はいいと思うんですけどね
お蕎麦と
それよりも気持ちのこもったものの方が
嬉しいな
名もなき気持ちのこもった
ものの方が
深岡ちゃんはあります?
僕は言っても
11年やってるからね
小物がすごく多い
だからね
たくさんありますけど
僕も3つ言ったら
長くなるから
僕が一番ね
一番大事にしてるもの
は
こっちはもうわかるよ
うちのスタッフがここにいて
スタッフに聞いてもわかるよ
聞いてみようか
絶対わかると思う
優斗が横で聞いてるから
優斗ちょっと答えてみて
大きい声で答えてみて
これは外さんよね
ずっと店でおりますからね
絶対大丈夫
岡崎さんが
この店で一番大事にしてる
小物は
アニバーサリーボトルです
正解
優斗誰がくれたのこれ
これは
5周年の日に
横田さんが毎年毎年
くれる
18:01
正解
さすがですね
毎度毎度って言いかけて
失礼な話ですけど
これはね
語れば
3時間半ぐらいの
話になってくるので
はしょりますけど
一番大好きですね
大好きっていうかこれが割れた時は
僕多分滅多なことで
店休まんけど
1週間2週間
下手したら1ヶ月ぐらいは
仕事これかもしれない
ぐらい大事
ありがたいですね
マコッちゃんがね
周年の度に
とある方から
引き継ぎで
くれるようになって
早
7本ぐらい
半分超えましたからね
いただいてますけど
なんかやっぱりね
そのマコッちゃんの正月飾り
みたくやっぱ毎年
増えていく
1本ずつ増えていくっていうのが
なんかすごい嬉しいし
やっぱ元気にもなるし
実際仕事やってて
疲れたなとか
なんかこうやっぱり
上手くいかんくて
ちょっとこうぐっと
へこんでしまうことってやっぱあるで
そういう時とかは
あのボトル磨いてるもん
アルコールで
綺麗に拭き取ってる汚れをね
確かにいつもピカピカやね
もう絶対ピカピカにしてる
すごい
まあそういうそれぐらい
全部ねそれぞれ思い入れの
こもった
大好きなものばっかりなんやけど
特に1個ってなったらそれやね
そうかそうか
納得ですね
自分で言うもんあるやけど
いやけどほんまにありがたいですよ
このおかげで
1年間頑張れてると
言っても過言ではない
僕の体に
とかこの店に何かが
あった場合は
例えば地震とか
津波とか
もう来るぞっていう時は
このボトルだけは
抱えて
今のはもう12本
まあまあの重さあるけど
どうにかして抱えて
このボトルだけは守る
ほんまですね
ぐらいのものですね
ありがとうございます
こちらこそありがとうございます
そんな大事なものを
僕もマコちゃんもね
あの
ちょこちょこ増やしながら飾ってるってことですよね
そうですね
どんどん増えていくってことはいいですよね
洋服同様ね
気持ちが入るものを
身の回りに置きたいってのはあるよね
そういえば
さっきちょっと言ったけど
おかっちゃん椅子とか
21:01
デザイナーズの
椅子とかあんま置かないんですか
店には
多分質問いただいた
方は多分
ミッドセンチュリーの
イームズ置かないのとか
ジョージ・ネルソン置かないのとか
それこそ柳総理の
バタフライ室とか
はもう結構
いろんな店で置いてるから
多分そういうことだと思うんやけど
あのね
大好きって言うほどでもないけど
好きなんですけど
ああいうね
ミッドセンチュリーを
代表するような
天井高くて
結構広さがある
空間じゃないと
あのね
全然かっこよくないと思う
なんか
うち
30坪ぐらいなんですよ
で天井も
そこまで高くなくて
そうかそうか
吹き抜けてないんですもんね
だからそういう空間じゃ
あの椅子はもったいないなっていうか
ちょっと相性が良くないな
って思ったりもする
確かにコメント頂いたみたいに
アイテム選べば
きっと合うものもあるんやけど
うん
まあねこの雰囲気には
めちゃくちゃ合いそうなもの
それこそローバーチェアとか
昔は本当に大量に
あったようなものとかでもいいんやけど
なんか僕もまこちゃんに近いかな
その今多分
誰が作ったかは分からんけど
すっごい価値のあるような椅子
あの木の椅子とか
あれですかディスプレイに置いてあるやつですか
あれとかすごく古いのよ
だからそういうなんか
年代とともに珍しくなって
徐々に値段が上がってきたものは
偶然にもあるけど
もうデザイン
名前のついたようなもの
誰が作ったかは結構はっきり分かるようなものは
そうよね
置きたくないわけではないけど
この場所には
不釣り合いかな
不釣り合いというかちょっとバランス悪いかな
全体のバランス見て
古着屋さんとか
僕が前の前働いてた古着屋さんとかは
店の前にイムズのね
あのワイヤーチェアとか
シェルチェアとか置いてたけど
ああそうなんですね
かっこいいけどね
まあそうっすね
でもなんかこういう雑多な空間には
ちょっともったいない
なんか椅子がドーンとあってもね
うんなんかちょっと違うかな
って思ったりもして
そういうことなんですね
まあそれで言えば
僕最近
最近というかずいぶん前からなんやけど
引っ越して
一個建ての家なんですけど
今
家は
例えばじゃあ天井高いから
そういうの置いてもいいんじゃない
って思ったりするんやけど
なんかね
僕はそういうの置くんだったら
24:01
例えば北欧の
高級家具とか
そういうの置くんだったら民芸品
ああ民芸品
日本の
の方が好き
家で置くんだったら
それは椅子とか
椅子もテーブルもタンスとかも
ああタンスね
日本三大民芸っていう
松本民芸さん
北九州民芸
と北海道民芸
民芸家具っていうのがあるんやけど
僕はもうあの松本民芸さん
とか
北九州民芸さんとかの
テーブルとか
椅子とか
をちょっとずつ
今まさに
まだ椅子しかないけどちょっとずつ
集めていきたい
集めていきたいっていうかそれで
部屋を作りたいなって思ってる
結構和な雰囲気ですか
思った以上に和じゃないよ
そうなんですね
なんかちょうどヨーロッパものとか
の家具とは全然
それに比べたら全然和っぽい感じやけど
なんか
落ち着く
ああそうか落ち着くね確かに
なんか落ち着くんよ
もちろんね
いくらでも家具に
お金使えたら
一室はじゃあミッドセンチュリーで
揃えようかとかそんなことできるけど
そんなね
お金も出せんからさ
その中でやっぱり
家具とかってトータルバランスやん
そうですね確かにね
椅子買ったらやっぱテーブル欲しいなとか
炭素欲しいなとか
やっぱそうなってくるんよ
そうなって来た時に
沼るやん
金額的にも
すごいから
古い民芸品
とかは
安くはないかもしれんけど
全然その
北欧とかそういう有名デザイナーズブランドの
ものに比べて
全然安いのよ
だからそれで
一室っていうか全体的に
揃えていきたいな
確かに椅子
130万とかでしよったら
もう全然普通やけん普通ですからそういうの
揃えられないですもんね
どうなってきたらね
結局民芸品って
そのとある
誰かっていうデザイナーさんが
作ってるものじゃなくて
日本の職人さんが
庶民の人たちのために
作るっていうのが
民芸の定義なのよ
民衆的工芸
っていう民衆的工芸品
ってことやから
民芸内
その松本北九州北海道
っていうのは地名
そこで作られた
松本民芸家具っていうのがあったり
北九州民芸家具っていうのがあったり
北海道民芸家具っていうのがある
それが日本三大民芸
やっぱ特徴がそれぞれ
ある
面白いですね
27:01
あるある
ネットとかで見てみ
オークションサイトとかで見たら
マコちゃんとか絶対好き
それこそマコちゃんの店には
めちゃくちゃハマると思う
雰囲気良さそうなね
マジですか
この年代によって微妙に
シール貼ってんのよ
椅子だったら座面にシール貼ってたりして
作った職人の
イニシャルみたいなのを
彫ってる
ちゃんと作者じゃないけど
そうそう彫ってたりするの
そういうのも
職人の
腕試しじゃないけど
俺作ったぜ感もあるし
その彫ってる人が
誰かは絶対わからんみたいな
そういうのがね
ちょっとくすぐられるポイント
ちょっとロマンがある
ロマンがある確かに
自信と腕がないと
そこまで彫るにはできないですもんね
作品ね
そういうね一流って言われる
民芸家具のメーカーさんやから
やっぱりその実際椅子を任されるとか
っていう職人さんになるまでに
結構な多分ね
長い修行期間って
あって作れるから
長い人生をかけて
ちょっとずつ
必要なものを
揃えていけたらなって思ったりもする
楽しそうですね
それは面白そう
見てみて
探してみようかな
いろいろ出てくるよ
あれよねお店の小物エラリピ
はい
でやっぱすっごい
特徴出るよね個性出るよね
そうですね本当にね
好きなものを置きたい
ってなったらね
マコッちゃんにはマコッちゃんの味というか
マコッちゃんの性格が
すっごい投影されてる気がするのよ
確かにマコッちゃんの蕎麦って
今すっごい行列になってて
もう美味しいよ
ありがとうございます
ほんまに美味しいのよ
でも僕昔から
マコッちゃんの性格も知ってるから
そば屋さん始める前から
知ってるやん
で実際そば屋さんになって
5年
5年経って
ちょっとずつ増えていく小物なんかを
見てるとね
もうマコッちゃんやなって感じ
するのよ
僕は飾らんなっていうものを飾ってたり
けどマコッちゃんやな
って
お店を愛している
人が
お店であればあるほど
色濃く出るやん
それが
チェーン店
とはまた違う
個人店ならではの
楽しみ方の
一つよね
だってチェーン店は
テンプレートが決まってるから
決められた中でね
するしかないからね
そういうのは本当に楽しいよね
30:01
そうですね
僕っぽいなとか思って飾ってないでしょ
いや全然思ってないですね
思ってないでしょ
だからそれがいいのよ
僕っぽいとかは全然考えないですね
だから無意識で
やっぱマコッちゃんの人柄
温かくて柔らかい感じが
出てんのよ
あのミニチュアなんて
咲いたるレイヤー
あれ嬉しいんでね
だからそれを
僕も
ミニチュアじゃないけど
なんかちっちゃいね
子供が
小学生の
お子さんが
S&Sでビーズで
作ったやつ飾ってるし
そういうのを
可愛いとかいいよなって思う
オーナーさんもいれば
いやこれはちょっとお店に合わんかな
って言って弾いたりする
オーナーさんもいて
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて
特徴やん
それがね面白い
そうですね個性ですね
僕なんかはやっぱりそのお店に行ったら
写真集とか置いてるお店は
何の写真集置いてるかな
っていうのはめっちゃ気になる
写真集をね
今結構
シーズンの変わり目
変わり目でもないけど
営業の方が結構来るのよ
いろんなメーカーさんが
兼デザイナーさんも
来たりするんやけど
洋服業界で
服作ってる人は
めっちゃストライクみたい
ここのラインナップが
この本のラインナップが
好きな本たくさんありますね
これ持ってます
あれ持ってますみたいな
そうなんですか
共通する
やっぱ似てるところはあるんじゃないの
僕デザイナーじゃないけど
やっぱそのアウグストザンダーの
コンプリートの写真集とか
はやっぱり
わーって言ってくれる
結構貴重なものなんですよね
これは結構貴重
僕も欲しかったけど
値段がしてずっと我慢してたやつやから
そういうのも面白いよね
確かに
そこでも個性が見えますよね
本とか写真集なんかは
特にこう
その人を織りなす
その人の脳内
覗くみたいなことやから
だから僕
これはちょっとダイレクトすぎて恥ずかしい
っていうやつはここ置いてないもん
そうなんですか
おかちゃんの芯の覗くみたいな
芯のやつもいっぱいあるけど
全部渡してない
これだったら
一般的に
お店の前に置いてても
いけるかなって
あまりにも
人間臭すぎるものっていうか
特定されるようなものは
やっぱり置いてないから
そうなんですね
33:01
それはお家に置いてる
いいですね
その中にスタッフの写真とか
飾っとったり
小物の選びの基準
みたいなのはきっと
菊池さんとかの教えが強いかな
自分だけで
おじいちゃんおばあちゃんの写真とか
そういうのって
買ったものじゃない
思いの塊やけど
値段はタダじゃん
みたいな
そういうものと
例えばマコちゃんの後ろに飾ってある
ステッキね
あれドイツの
ドイツって職人の町やから
独立するまでに
2年経ったか
1年かな
1年間いろんなホールの旅に
行かされるの
1年間行ってきて
お辺路さんみたいな
だからいろんな地域を回っていって
プレートあるでしょ
あれはどこどこ
行ってきたよっていう印で
自分のステッキに打ち込んでもらうのよ
そういうこと
こういうのも
タダのステッキやけど
結構値段したりする
そうそう
ドイツの本当に
そういうものと
僕だけしか飾れないもの
マコちゃんのミニチュアとか
織鶴とか
そういうのがミックスされることで
やっぱりかっこいい
店になるんちゃうかなって
僕は思う
レイヤーっていうか
コントラストっていうか
僕もおかちゃんの影響を受け取ったかもしれない
いやでも
これは
なんだろうな
独自のセンスがあるよ
本当ですか
なんかすっごい和なのに
面白いなって思うんやけど
和なのに
たまにゴリゴリのジャズがかかっとったりする
そうですね
だからあの感じって
すごい僕はいいのよ
好きでマコちゃんっぽいなって思う
なんか
心地いいジャズで
それとも純和風な雰囲気の
蕎麦屋さんで
蕎麦食べるみたいな
曲のチョイスとかもマコちゃんっぽいなって思ったり
そんなのも含めて
内装じゃん
そうかそれも含めてね
なんかいい
僕の影響というよりは
もともと本来マコちゃんが持ってたものが
店があることで
開花してるっていう感じじゃない
出せるというか
そういう場になってるわけですね
そうきっとね
だと思う
だからねこれからお店を始める人も
たくさんいると思うし
お店始める時に
内装にお金かけん方がいいとか
かける方がナンセンスだっていう
リスクヘッジの観点でね
でもやっぱり自分が
居続ける場所やし
ある程度はね思い入れのあるものを
36:01
選んでいただきたいんやけど
重機にしろ何にしろ
みんながみんな飾ってるようなものばっかり
集めると
完成した時の満足度は高いけど
ずっと長くいると
ちょっと胃もたれしてくる
ああそういうことか
自分が過ごしやすい空間
っていうのを
かつやっぱり
他の人たちが来た時に
もうなんていうんだろう
うまくバランス取れるような
そうですね
あまりヘアみたいな感じになりすぎてもね
でもやっぱり良くないし
だからちょうど中間ぐらいを狙っていく
っていうのが一番いいのかな
そうですね
そんな感じするね
結構内装から考える話も面白いですね
内装ってほんまに
個性すごい出るからね
ほんまやね
今まで見てきた
マコちゃんだったら見てきたそば屋さんの
個人的な記憶が
これかっこいいあれかっこいいって
勝手にストックされてて
それがたぶんね
マコっちゃんの
フィルター通して変化してる
そうなってるんじゃない
それはあるかもしれないね
僕も絶対そう
今まで見てきたお店の
かっこいい部分とか
これは嫌やなって思うような部分とか
そういうのがやっぱり
足し算引き算重ねて
うちのお店になってると思う
そんな感じかな
珍しくしっとり
内装の話するのもよかったね
面白い内容でした
あとはそちらもぜひ
エピソード概要欄からアクセスください