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ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&steady。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
お店の奥から誰かの声が聞こえました。
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に鼻を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
さっきめっちゃ嬉しかったですね。
お客さん?
お客さんです。岡山からの。
嬉しかったね。
自分の車で岡山からわざわざ来て。
下道でね。
めちゃくちゃ服好きですよね。
好きやね。定期的にこうやって来てくれるのも嬉しいし。
わざわざ徳島にっていうね。観光地が惚れといて。
やっぱりSLOW&steadyに行きたくてみたいなのがあるじゃないですか。
それって嬉しいですよ。
嬉しいし、最近ようやくコロナも落ち着いたって言ったらあかんのだろうと、県外の人も増えてきて。
そうですね。
そういう人ってやっぱりお店に来る道中、きっとたぶんいろいろ考えてきてくれようやん。
あー確かに。
これ話そう、あれ話そうっていうのを考えてきてくれるから、それも嬉しい。
あー確かに。
思ってくれとるっていう思いの丈が多いですよね。
遠い分近くで。
一回にかける思いってやつですね。
それがすごい伝わってきて。
遠くから来れば来るほどその思いで比例して大きくなる。
なかなか毎日のように来れるわけじゃないやん。
でも僕はそこがかなり原動力で、だからもっとお客さんが喜んであげれるような提案がしたいっていうのを思いで勉強できたりしてできているんで。
お客さんが喜ぶような提案ができるように。
あーそうですね。
なんか間違えた?
途中噛みまくったけ分からなかった。
そうか。
そうですか?
うん。
だから共有できるっていうのって、自分の提案がお客さんが喜んでくれたら自分が認められたって気にもなるじゃないですか。
そこってすごい僕は承認欲求が強いと自分で思ってるんで、嬉しいですね。
そこを単純に喜べるっていうのは洋服屋さんには向いとるよね、性格的に。
あーやっぱりそうですか。
やっぱりやっぱり。
でもね一つ考えたんですけど、洋服って僕がこのお店に居る以上進めれる洋服ってもう完全に固定されてるじゃないですか。
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分かれる。
もうこのブランドこのブランドっていうのがあるじゃないですか。
ということは自分が選んだ洋服を自分で売れる。割合が多くなれば多くなるほどその承認欲求も大きくなっていくと思うんですよ。
つまり。
そうやね。
だから岡崎さんもそういうところがやりたいと思ってお店始めたんちゃうかなっていう僕の意見なんで。
岡崎さんも承認欲求モンスターなんちゃうかって。
なんだそれ。
まあ確かに。
結局そう。
確かに確かに。
10年前ですもんね。
だからさっきの話で言うと洋兵が先々自分の大好きなブランドをここに仕入れて自分で交渉して展示会も行ってオーダーしてそれが販売できたら今よりもっともっと嬉しいかもしれないよね。
そうなんちゃうかなと思って生きています。
そしたらそうだと思うよ。
やっぱそうですか。
岡崎さんが店の構えから全部自分でやりたいと思って始めたんですかお店を。
そうよね。
だからやっぱり承認欲求モンスターじゃないですか。
承認欲求モンスター。
小悪口みたいな。
でもお店を始める人って大なり小なりそうじゃない。
まあそうですよね。
うん。
全部自分でやってそれが認められた時の喜びっていうのが。
いやそれはお客さんの何気ない一言でほんまに涙出るしものすごい嬉しくなったり逆にへこんだりっていうこともやっぱ人一倍食らうよね。
ああそうか全部自分でやってるんですか。
そう。
岡崎さん洋服屋さんのキャリアとしては何年間雇われてるんですか。
18歳から就職して31歳の時に始めたから自分で。
だから引き算して。
13年。
13年間下積みかな。
じゃあ何年目くらいから自分でお店を持ちたいと思ったんですか。
大体。
3年4年くらいかな。
え早っ。
21歳くらいですか。
の時にお店やりたいなっていうのはぼんやりあったんやけどでも実力もそこまでの決意もなくて自分でやっても仕方ないよなこんな状態でっていうのもすごい長かったからやりたいなってぼんやり思い出したのは初めて3年くらいやけどほんまに決意したのはここのお店をオープンさせる2年前とかじゃない。
2年間の準備期間っていう感じですか。
2年から3年くらいかな。
どんな準備したんですか。
お店を始めるとき。
まず何から決めるんですか。こんな店作りたいとか。
このブランド扱いたいって思うのが最初だったんですか。
それ後。
お店を始めるっていう質問って結構今まで多いんよ。
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実際それで飲食店始めたお客さんもおるし色々相談乗ってきたんやけどみんなに言うのはまず一番大事なのはコンセプトメイク。
そのコンセプトって分かる。
テーマみたいなやつですよね。
自分のお店のプライドっていうかそういう核になる部分をしっかり語源化するっていうこと。
語源化したものが分かりやすく外に出しても分かりやすい文章で簡潔にまとめるっていうのがコンセプトメイクなんやけど。
それがないとどこまででも自分でやり始めたらブレるしどこまででも変わっていってしまうんよ。
それってすごい危険なことやから。
なんで危険なんですか。
だってどういう店か自分自身が分かってないのにお客さんにどうやって説明するのっていう話で。
服の説明だけじゃなくて。
お店としてこうありたい、こうやっていこうっていう決意も込めていろんなものを組み合わせてコンセプトにするわけよ。
それがやっぱり県外からわざわざ足を運んでくれるお店作りにも直結しとる可能性も。
直結しとるっていうかそういうお店が作りたいなと思ってやっとるから余計に嬉しいんやけど。
それコンセプトメイクが重要っていつ気づいたんですか。
それはね。
常識であるんですか。
そう僕だけの話じゃなくてどんなビジネスするにあたっても絶対コンセプトメイクっていうのがまず一番初めにやるわけよ。
全体の方向感みたいなのは確かに大事ですか。
マーケティングとかこの通りはこれぐらいの人数が動いててあるいは数字的根拠みたいなのを固めていくマーケティングね。
それは都会とかすごい人数を相手するような商売だとかなり有効になってくるんやけど僕らみたいな業態だとマーケティングってあんまり意味がないわけよ。
僕らみたいな業態ってどこで分かれてるんですか。
かなり大衆的じゃない。
なるほどこのお店だったら洋服のジャンルってこと。
そう例えば老若男女誰でも食べれる誰でも来れるお店じゃないや。
このお店を作った時点である程度お客さんをこっちが選んどるわけよ。
そういうお店にマーケティングっていうのはあんまり効果がない。
僕らみたいなお店っていうのは例えば自分が作ったコンセプトだったりそういうものに共感してくれるお客さんっていうのを遠かかろうが近かかろうが呼べる力をつけんといかんっていうことだから
強いコンセプトと断固たる決意みたいなのが必要になってくる。
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引き寄せるにはってことですか。
引き寄せるにはそう。
コンセプトメイク何年かけたんですか岡崎さん。
時間をかけたらいいっていうもんじゃなくて。
僕は3ヶ月ぐらい。
3ヶ月缶詰になって考えたとかではなく。
どうやって作るんですかそもそも岡崎さんどうやって作ったんですか。
これは僕もそのお店を始める前から結構いろんな本読んで同じようなこと書いとんやけど
コンセプト作るって基本的に自分がどういうものかっていうことをまず1回出さんとコンセプトって作れんわけよ。
自分という人間が。
そう。
何百人っていう規模の会社を作るんだったら別やけど個人店って言われるようなものとか
例えば個人で愛用飲食もそうやし。
個人経営。
そう。
っていうのはやっぱ僕が主となるやん。
そうですね。
販売にしても仕入れにしても全て僕プラスアルファで動いていくような業態に関してはやっぱ僕のその意思とか主張っていうのがかなり大きくお店に反映するでしょ。
そりゃそうですね。
だからその業態で商売するんであれば自分のことをちゃんと理解してないとコンセプトなんて作れんわけよ。
確かに。
僕がやったのは最初の1ヶ月自分がやってきたこと。
自分が高校卒業してずっと通い寄った洋服屋さんに拾われて販売員になった時から13年ぐらい下積みの間で何を思ったかとか
自分はどういうお客さんに対してどういうサービスがしたいって現在思っとんのかそういうことも全部書き出すわけ。
なるほど。
その中で自分が生まれてきた環境だったり、僕だったら農家で育って父ちゃん母ちゃん忙しいから家族でご飯食べた思い出ってあんまりないわけ。
でもすごい楽しかった思い出としてはやっぱり農家って近所の人たちがいっぱい集まってくるやん。
でブツブツ交換じゃないけどうちの人参食べてじゃあ玉ねぎみたいなブツブツ交換が毎日のうちで行われよって。
その会話にちっちゃいながら混じって話するのがすごい楽しかったわけ。
そういうことも含めて自分は何を持って楽しいのか。
ブツブツ交換みたいな些細な出来事も全部出して自分がどこが幸せに感じるか自分は何を原動力に生きていくかみたいなのを洗い出したってことですか。
そう徹底的に洗い出して1ヶ月間書いて消して書いて消してプラスアルファで思いついたのを出してこれは違うかなって思うやつは消したりそれを1ヶ月しっかりやってでその中である程度残ってくるものっていうのがあるんよ。
共通点というか。
共通点であり自分の中で大事なことだけ残るわけ。
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それが多分僕がみんなに伝えたい大事なことなんだと思うよね。
僕だけのそのコンセプトになり得る原石みたいなものなんだけどそれを1ヶ月書き出してそこから2ヶ月目に整理していくわけ。
で徐々に徐々にソリッドに削っていってこういうお店でこうやってやるのが僕幸せやなっていう理想のお店の形をあんたまで思い描いてそこを語源化していくっていう。
めちゃめちゃ書き殴ったノートは何冊ぐらいあるんですか。
3冊。
手元に残ったのは3冊。
殴り書きですか。
殴り書きやしたまに見返したりするんやけどノートの中央に書く意味がわかりませんって書いてある。
全然意味わからないですねそれ。読み返しても。
誰に向けたかもない。自分だけで書いてるのに勝手にしろって書いてたり。
だからそれぐらい頭ぐちゃぐちゃになるぐらい全部自分のことを書いて書いて書きまくってそこから整理して。
最終的に僕の場合は一生着れるとかいいものですよっていう売り文句を使って洋服販売するっていうのが嫌だ。
それを使うんだったら徹底的に考えて喋ろうとか。
僕の大好きな販売方法とか洋服のテイストが全くそのトレンドと関係ないところにあるっていうことに気づいたわけ。
じゃあ自分のやっぱり大好きなものを集めて集めるだけじゃ自己満足になるから集めてしっかり伝えられるものが僕に適した商材なんだろうなっていうのもわかるしそこで。
もうコンセプトメイク。岡崎さん人生のコンセプトメイクじゃないですか。
お店というよりも。
でも結局お店をするってことはやっぱり人生かけてやるから。
その趣味で愛用人とかは別としてもやっぱりそれがうまくいかないってなると人生大なり小なり壊れる。
壊れるって言う方も変やけどやっぱり人生かけて自分で借り入れて銀行さんとかにお金を借りてやるわけやから大体の人は。
それぐらい考えるとやっぱり厳しい気はするよね。
熱中というかそれが熱中できる場所になるんかなとか。
コンセプトをそんだけ時間かけて作っても結局それが何かを助けてくれるっていう具体的に何か助けてくれることって何もないよ。
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あれ?
実はね。でも何にもないんやけどお店って自分の想像通り行くことのほうがほぼ1割ぐらい。
1割2割ぐらい自分の思った通りに進んでいくんやけど残りの8割って微妙にやっぱりズレが生じるわけや。
えーとズレってのは例えばどんな感じですか?
例えばこのアイテムが100枚売れるって思っとっても。
あー確かにそういうことか。経営の部分でそういうことか。
ある程度販売に関しては長いことやってきたから売れる売れんのジャッジとかこれは売りたいとかっていうのはやっぱりあるよ。
ある程度リンクはするけどそれこそ一生懸命考えておってもコロナになったりとかイレギュラーなこともいっぱいあるやん。
それこそお客さんですっごい毎日のように買い物してくるお客さんが結婚して子どもができて双子でした。三つ子でした。
ってなったらその時点でなかなか洋服は買いづらかったりとかするやん。
こっちがコントロールできる部分っていうのが大事ですもんね。
だから僕まさにコントロールできる部分の方が少ないからやっぱり心折れるっていうか自分の思ったようにいかんかったら多少なりでもへこむやん。
ある種の理不尽というか。
そうだからそれへこんだ時にその寄りかかれる添い着みたいなのがコンセプトなわけ。
だから精神的にはすごい助けられるっていうか。
それを作ったから売上が上がるわけじゃないけど、それを作ることで苦しい時でも助けてくれるような柱みたいなもんかな。
それを基準にブランド選びを岡崎さんはしてるわけでしょ。
だからもう絶対的にそのコンセプトを決めたら明らかに良くなるパターンだったらコンセプトを多少変えてもいいんやけど、基本的には変えたらダメなよ。
だからそのコンセプトに反したようなことっていうのは目の前にすごい売れる商材があったとしてもやめる勇気とかそういうのも必要になってくるし。
もしそれ飛びついてもうたらどうなる可能性があるんですか?
飛びついたらコンセプトがブレるってことやん。だからお店のテイストが変わっていくよね。どんどんどんどん。
お店のテイストがブレブレになってくるとお店として魅力がなくなる可能性もあるってことですか?
うん。あるし一貫性はなくなる。
一貫性って大事ですよ。
でも一貫性がなくなったとて、それで上手いことビジネスとしてやっていけるんであればそれはそれですごいことやけど、
そのコンセプトを決めるときに一番大事なのはやっぱり自分がどうしとるときに一番笑えるかってことなんや。
だからいかにビジネスとして上手くいったとしても笑えん状況になってはいくよね。
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何のためにこのお店を始めたんだろうなっていうことになってくるとすごい寂しいことになるから、
基本的にはそこをぶらさんように、多少なりともやっぱり人間やから、
右行ったり左行ったりって絶対あるんよ。
でも定期的にそのブランドコンセプトを作った時の自分に立ちかえって軌道修正する。それは大事やと思う。
高崎さんはこの10年前に決めたコンセプトを今10年経っても完璧にブレてなかったなと思います。
どうだろう。
根幹の部分は?
大きくはブレてないかもしれんけど、やっぱりブレた時期もあるし、これから変わっていくことも多分あるけど。
ちなみに何てコンセプト?
だからホームページにも書いてある。
ホームページのあれってこと?
時代とかそういうところに左右されず、時代を越えて愛されるもの。
そのセリフって岡崎さんが考えたんですか?
自分の店のコンセプトをよそから引っ張ってきたらまずいですよ。
うまいライターさんみたいな。
それは何回も何回もまとめて書き直して自分で作ったよ。
めちゃくちゃすごいですね。
すごくないよ。
店の内装とかも全部含めてですけど。
でもそれってやってるお店を作ってない人からしたらすごいねって言うけど、
お店をやるような人間からしたら、そのコンセプトさえ決まってしまったら内装とかコンセプトをきれいに書くとか、
そういうことも全部ある程度こう。
大したことないんですか?
大したことないです。パタパタパタパタってできていく感じ?
そんなに難しいことじゃない。
一番難しいのはやっぱりお店をやるって決めて動き出すまでが時間がかかるよね。
動き出すまでに何するんですか?
迷うやん。みんなリスクがあるから、
お店をやろうかな、やりたいけどできんよねとかっていうのが普通やん。
でも絶対やってやるって決めて、そのお店を作るまで、いくまでがすごい大変というか時間がかかる。
心のハードルというか、勇気がいるってこと?
だからお店を作るって決めたら意外とそうでもないっていうか、みんなが思っとうみたいに難しいもんじゃないよ。
10年ってすごいじゃないですか?
もっともっとすごいお店いっぱいあるけどね。
シンプルな疑問なんですけど、飽きんのですか?
飽きる時とかないですか?思いっきりガラッと変えてやりたいとかって思うことないんですか?
ないけど、それってもしかしたら僕がすごい成功しとったらそうかも。
ただ僕がやっぱりオリジナルもそうやし、お店としてもやっていきたいことが山ほどあって、
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言ったらほんまに1割2割ぐらいしか完成されてなくて、やりたいことがまだ8割ぐらい残っとって、10年経ってもね。
その時点で飽きたりせんよね。
途中ですか?
途中っていうか、まだ序盤っていうか。
こっからちゃうと思って。
序盤っていうのは、岡崎さんが今目標にしとる目標っていうのは、1年目の時からずっとあると思うんですか?
あったけど、まずはやっぱり1年目とスタートした時は、まず3年何も考えずに頑張ってみようとか、期間、時間に由来するような目標になっていくわけよ。
でも5年、6年、7年、8年って経っていくにつれて、こうやってやっていこう、こうやってやっていこうっていうのがどんどん出てくるやん。
だからそれに対して、やっぱり実現率で言うと、まだまだできてないことの方が多いから、そこをどうにかしてやりたいっていう気持ちが先に立つと、そんな飽きたりする時間ないよね。
気づいたら10年経っとったみたいな。
そうやな、なんか10年経ったけど、
飽きる余裕がないというか。
時間で言えば10年やけど、まだまだですけど僕みたいな。
なるほどね、確かに。
でも確かに、さっきの傭兵の話で言うと、飽きずにやれるのは、お店に来てくれよ、お客さんとの思い出とかがやっぱり日ごとに蓄積していくやん。
やっぱり簡単にそんなに飽きたり手放したりできるようなもんじゃなくなってくるよね、お店って。
だから、スタートした時は自分だけやん。
だけど、今はやっぱり傭兵とかカメラマンとかお客さんとか、今までの協力してくれるメーカーさんとか、たくさんいっぱい関係があるから、お店自体の比重が重くなっていくよね。
関わってる人が多い。
そうそう、だから簡単に飽きたり手放したりとかいうことじゃなくなってくる。
だから、もう飽きてきそうとかって今言われたらだいぶ困る。
大事件じゃん。
いや、本当に大事件ですよね。
だから、そういうことじゃない?
そういうことですね。
でも、ノートに書いた4冊を聞いてめちゃくちゃびっくりしちゃった。
なんで?
めちゃめちゃ考えてますよね。ロジックと思いの塩梅が自己啓発本にできるレベル。
いや、だから僕もそういう本を見て勉強したから。
あ、そうなんですか?
感覚でそこに行き着いたのかと思った。
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違う違う違う。
あ、そうなんですか?
違う。絶対書きなさい。どんな些細なことでもいいからちゃんと書き出しなさいっていうのはいろんな本に書い通し。
そうですね。
だからそういうも含めて徹底的に素直にやったっていう。
でも素直にやるって一番大事ですよね。
だって知らんやん。そんなコンセプトの作り方や。
そうですね。
だからそれは専門誌というかそういう本を見て、こうやってやったらいいのか、こうやってやろうと決めてやってみたいな感じよ。
コンセプトに批准を置く人もおるし、コンセプト無くったってやりおうことがかっこよかったらいいんじゃないっていう人もおるだろうし。
おるんですか?
それは人それぞれだろうけど、僕なんかはお店の名前の通りゆっくり着実にっていうか、一気にスタートダッシュ着れるようなお店が作れると思ってなかったし、
僕が好きなものがやっぱりこういう並びっていうかわかるだろうけど、そんなにみんながみんな大好きになってくれる洋服じゃないやん。
だから時間かかるお店を知ってもらうのにも時間かかるだろうし、軌道に乗っていくのにも時間かかるだろうし、いろんなことで時間かかるかなと思ったから、それを目標達成するまで絶えなあかんやん。
絶えなあかん期間が長いかなって僕は思ったから、ふっといふっとい柱欲しくてそこに時間かけたっていうだけで。
いや賢いし。
賢いって。
賢いですね。
だってそうやって思わんとスロー&ステディってつけえんやん。
そうですね。
スロー&ステディって英語知っとったんですか?
バカみたいに言わんといて。
それなりに勉強してきましたから。
スロー&ステディ、なんか日本語訳みたいなのあるんですか?
いやだからゆっくり着実にっていう意味だし、
直訳でね。
うさぎとカメっていう意味やから。
カメになりたいなと思って着けたんで。
いいですね。
僕の話はさておいてもね、これから洋服問わずいろんなお店やりたいなって心のどっかに思っとう人たくさんおると思うんやけど、
コンセプトメイクに一番時間かけるべきやし、そこにどれだけ時間かけても損にはならん。
っていうのは、10年お店をやってきた僕からのアドバイスかな。
それって思ったんが、結構全人類コンセプトメイクみたいなのやるべきやと思ってて、何するんですか?
そうそうそう、自分がどうやっていきたいかっていうのを決めるのもコンセプトやな。
だからそういうのって、確かにお店を作ろうが作る前が、一旦立ち返ってそういうことを考えてみるっていうのも大事よね。
うん、なんかめっちゃ大事な気がしますし、僕そういうの好きっすね。
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人生みたいな。
洋平好きよね。
好きっすね。
考えたら考えただけプラスになるよ。
自信になるというか。
もうまさにね、僕こういうことに関してみんなに言うけど、筋トレより効果あるよ。
筋トレって3ヶ月続けろって言うやん。
筋トレより効果ある。
真剣に自分の人生について1ヶ月マジで考えたら、絶対人って変わるもん。
そうですね。
筋トレより効果あるって、パワーとその行動力みたいな。
いやいやいや、だから結果が見える見えない。
あーそういう意味ですか?
確かにね。
1ヶ月だって真剣に考えてみんよ。絶対大体の人変わるよ。
絶対変わると思います。
終始何の話か分からんようになったけど。
これからも県外、遠くても近くてもいいですけど、
うちのお店を時間かけて来てくれる人とかっていうこともおるんやからね。
そういう人のために作ったコンセプトを大事に。
そうですね。
いろいろやっていこうかなとは思ってますけどね。
うん、どんどん増えていったらいい。
何が?適当に言った?
適当に言った。
もう全然考えてない。
やばいやばいやばい。
スロー&ステディプレゼントポッドキャスター。
バックヤードトゥークローゼット。
話はまだまだつきませんが、そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのプライベートをお待ちしております。