1. BACKYARD TO CLOSET
  2. #52|僕らが好きなモノって?..
2022-10-29 17:17

#52|僕らが好きなモノって?おこがましいけども..

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SLOW&STEADY Podcast [Backyard To Closet] by OKAZAKI  / YOHEI

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今週は佐藤との雑談トーク。「かっこいい洋服って結局素材なのか?」そんな佐藤の素朴な質問から、内装に使っているアンティークレンガの話やオリジナルブランドの新作ニットのことなどなど。しょうもないことで笑ったり、左行ったり右行ったり...これぞまさにBackyard To Closet!

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00:03
ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、
閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が。
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら。
ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、STAFF ONLYと書かれたその先にある狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードからあなたのクローゼットへとお届けします。
フランクリーダーがずらーっと並ぶと、なんかSLOW&STEADYって感じ。
やっぱりしますね。
するよね。
この前ニットも出たけど、ニットがあれですよ、SLOW&STEADYぽくないとかではないですよ。
オリジナルのね。
オリジナルなんで、SLOW&STEADYぽい一番にって言わなあかんのですけど、やっぱりこう。
店のね、中央に。
4年前から、4年ぐらい前からお店に来とった身としては、やっぱフランクリーダーがずらーっと並んどるこの光景が、SLOW&STEADYって感じは僕はします。
いや、僕もする。
終わりー。
どういうこと?何を感じた?やっぱりこう締まるなっていう。
そうですね。
ずらーっと。
光景を当初から、メインブランドとしてね。
やっぱり支えてくれてるブランドですからね、ドイツのね。
そうですね。だって岡山からとか愛媛からね、見に来てくださるっていうのはね。
そうそう、すごかったね。
岡山にもある?このラインナップはここでしか見れんだったりとか。
ここまで大量にドカーンっていう感じのフランクリーダーをすごい数やってるっていうのは、全国的に見てもかなり少ない。
LINEグループみたいなんで、お客さんに入荷情報を送ってるんですけど、LINEが届いて、車走らせて岡山から来たらすごいよね。
最速だと言いたいですよね。
いや、最速でしょ。だって見て、3時間かけて徳島に行こうって、瞬時に判断して車走らせる熱量って、僕はほんまありがたいなって思うよ。
愛媛の人も来てくれたけど、入荷日。その入荷日ほんまにね、閉店間際になったけど、お二人とも来てくれたりとか。
その熱量足るよ。
そうですね。
それだけ熱を入れてあまりあるぐらい、やっぱり素晴らしいけどね。
03:02
やっぱり色とかすごいっすもんね。
フランクリーダーっていうブランドはビンテージの素材じゃないですか。
大体。
ビンテージの素材だからこそ出せる雰囲気みたいなのってやっぱあります?
あると僕は信じてるんですけど、バグっとるっていうか、なんて言えばいいんだろうな。
もう一個別のブランドで言うとクラシカルで扱ってるじゃないですか。
これはビンテージの素材じゃない場合がほとんどじゃないですか、逆に。
でも生地開発とかめちゃめちゃ素材かっこいいじゃないですか。
でも一個、別のベクトルじゃないですけど、テイストとしてはクラシカルのアイテムっていうのはありますけど、
一線を隠した雰囲気があるじゃないですか。
それってビンテージ素材だからなのか、フランクリーダーだからなのか?
フランクリーダーに関わらず、全てのブランドに言えることだけど、結局素材っていうのは素材でしかなくて、生地ね。
だからどれだけかっこいいビンテージの生地を使っても、ボタンだったり形だったり落とし込むシルエットっていうか、
アイテムによってその素材が良くも悪くも働くわけよ。
ただ、一個だけフランクリーダーに関して言えることで言えば、昔からやりたいことが変わってない。
だから、ほんまに自分がやりたいことをずっとやり続けたデザイナーさんだよね。
それはもうコレクション見てて思うんですか?
昔からドイツの文化とか歴史とかっていうのをイメージソースにしてコレクションを作って、
そこから連想する登場人物だったり、実在するアーティストだったりの名前も出てくるけど、
そういうのを元に洋服を落とし込んでいくっていう作業。
そのプロセスって昔から変わってないし、だから完全にブランドのカラーとして成立しとるよね。
そこもあるんか。
それもある。
だから料理の仕方というか、それが例えばフランクリーダーが新規のブランドで、
初めてそれをこのラインナップをパンって出して、ここまで感動するかって言ったらちょっとハテナマークつくと思うよ。
それをずっと積み重ねてきたから、やっぱりそのブランドのイメージ、カラーとか世界観っていうのがしっかり生まれてきて、
それが完成しつつあるっていうか、今なお進化続けるから、やっぱり圧倒的に存在感が出るっていうか。
だから開店当初からずっとやってるってことにはかなり大きな意味がある。
だから来てくれてるお客さんからすると、やっぱりそのメイン店の中央によくわからん色とか、見たことないような素材を使った洋服がバッと並んでて。
06:05
本当にそうですよね。ランシーを聞いた人は想像できないんだろうけど。
ちょっと異様な空間というか、お店の中もアンティークのインダストリアル中期、プラス僕とかヨヘとかね、みんなが持ち寄ったものとか。
だから店の作りとしてもちょっと異質やん。だからそういうのに相まって、余計に独特の雰囲気を出しとるっていうか。
だからやっぱりそういうのを見続けたお客さんからすると、来た来た来た来たってなるじゃん。
確かに。これはフランクリーダーが入ってる前提で作ったお店っていうのも?
ここにこのものが入るから完成するっていう作り方だと、内装だと、やっぱりシーズンごとに変わるから。
そうじゃなくて、おこがましい話なんやけど。
おこがましい話がきついですよ、これは。
いや、おこがましいけども、僕が好きなものを表現したいことと、フランクリーダーっていうデザイナーさんが作りたいものやりたいことっていうのが、テイストが遠からずない。
同じって言ったらかなりおこがましいけど、似てるわけ。育っていくっていうか。
極端な話になると、何年前だろう?洋服に種付いてたやん。
そうですね。去年の春夏じゃないですか?
シード。
今年の春夏か。
いや、2年前じゃなかった?
まぁいいや。
シードね。
シード、シード。
結局、着まくってボロボロになって、もう着なくなったら土に埋めてくれみたいな。
そうですね。瓶の中に種が入ってたからね。
あれ、輸出の問題ですごいトラフルになった。
やっぱ無茶苦茶。
だから、種を洋服に付けるほど着続けて、ボロボロになって布切れになっても大事に埋めてくれよっていうぐらい、
一つの洋服、プロダクトに対して着用を重ねるごとの経年とかも加味した素材。
そうか。
それがフランクリーダーが作る洋服の醍醐味なんやけど、僕自身も内装もそうやけど、
備え付けの棚とかを使わんのもそういうことで、自由に動かしながら店でコロコロコロコロ使いながら経年していく素材。
木目もそうやし、アンティークのレンガもそうなんやけど。
ほんまですね。備え付けの。
そういう好きなことが近いから、内装と相性がいいというか。そういうこともあるね。
これ若干話変わるんですけど、アンティークのレンガって、アンティークのレンガだということは知ってたんですよって。
09:01
いや、このラジオでも何回も言っとうけど知ってなかったおかしなこと。
これ覚えとうか覚えてないかは大事な話よ。
覚えてないです。
うわーって言うでしょ。
これってどっから見つけてきたの?
これオランダのアンティークブリックなんやけど、イギリスのレンガとオランダのレンガ、アンティークレンガを取り寄せてみたら、オランダのレンガの方が黒かったんや。
確かに。
で、オランダのレンガの方がかっこいいなと思ったからオランダのレンガにしたっていう。
かなり高いんですか?
高いです。
そうなんですか?
全内装の中でこの一面だけですごいお金がかかってます。
で、僕目地嫌いなんや。レンガとレンガのつなぎ目。つなぎ目ゼロにしてるやん。
そうですね。
つなぎ目がある方がレンガの数は少なくて済むよ。
そうそう省エネできるよね。
けどもうピチピチ詰めとうから量もきつくなる。
倍というかも。
そんな大きい店舗じゃないからあれやけど。
そんな感じで古いものを。
岡崎さんの思考と。
古いものやからすべからくいいっていうもんじゃなくて古いものをどうやって料理してどうやって表現してどうやって作るか。
使うか。
っていうのが味噌っていうか。
だからそのフランクリーダーの使うボタンだったり素材だったりシーズンを司る物語だったり。
そういうのが僕はすっごい大好きやから毎週決してみんながみんな買うようなものではないかもしれんけどおかげさまでうちのメインとして県外から来てくれたり。
そうですね。
ってことです。
ってことを考えると今週末にニットが出るじゃないですか。
岡崎さんのペインティッドブランクのスランドステディのオリジナル。
ニットも説明を先に読ませていただいたんですけど着ていく先でちょっとニット着ていったら伸びていく。
シルエットが変わってくる着用の段階でね。
何回も着用を重ねていくことで理想的なシルエットになりますよね。
だからちょっと短く設計してますみたいな文章があったじゃないですか。
僕はやっぱり近いのかな。
やっぱり。
すみませんそんなやっぱり今の。
違和感ありました?
あったあった。
あった?
やっぱりそうですね。
オランダ語出ちゃった。
オランダ語だ。
オランダ語だ。
近いというか結局ね僕自身が好きなものって変わらんなって思ったからお店始めたわけ。
ノートに何冊も書いてってことですかね。
もちろん若い時黒あんまり着なかったものが今黒をすごい着てるし。
12:01
そういう時代年を重ねていくごとに変わっていくものっていうのがあるよ趣味思考。
もちろん当然あるけど根本として好きなものって変わらんから。
結果やっぱりフランクとかの洋服をずっと見続けて着続けて着た僕が作るからやっぱりそういう芯の部分は近い。
確かに。
そうじゃなかったらおかしいよ。
それこそ素材の話で言うとニット製品は着用していったら着ていったら当然伸びてくるわけ。
洗濯機で乾燥機で縮む縮まんとかの話は別として自然に着ていったら勝手に伸びていくわけ。
その伸びていった部分もちゃんと考えて作っていかんと
例えば1年先2年先でちょっと袖が長すぎるとか着丈が長すぎる身幅が広すぎるとかっていうことになってくると結局着なくなる。
着なくなる洋服を減らしたいっていうのはやっぱりそもそもあるし
だからそういう意味ではその素材の特性みたいなのとか着ていったらこうなるだろうなっていうのはちゃんと計算に入れて逆算するようにする。
今週末出るニットで言うと着丈の僕のベスト、僕が思うベストから10%短くしてます。
10%ちょっとややこしいけど何センチかって言うと2.5センチくらい。
めっちゃ明確。
だからベストが2.5で袖丈もベストはこれくらいかなっていうところからちょっと引いていこう。
そういう伸びやすい箇所とかっていうのがあるからね。そういう部分はやっぱり短くしたりとかしとるよ。
ちょっとニットの話していただきたいんですけど、10月の頭に薄手のニットが出たじゃないですか。
キンバリーね。
今回出るケリーはかなり厚手じゃないですか。
あれは普通の薄手のタートルじゃあかんくて、なんでほぼちょっとアウター寄りの。
おかげさまでね、同時にTシャツと頭にね。
Tシャツと薄手のニット出たんですね。
そうそう、出したやん。で次出るのが袖のニットや。
僕がもし洋服屋さんじゃなかったらこの都市で何買うんだろうなっていうのはすごい思いながら作るよって。
だから例えば洋服流をそんなにいっぱいいっぱい買えん状態?
ワンシーズン1着2着しか買えんよね。でもいいの欲しいよねっていう人いっぱいおると思うよ。
そっちが普通ぐらい。
そもそも高い洋服を必要ないって思う人が圧倒的に多い中で、じゃあどうするんだっていう。
15:00
その単品単品で考えたら結局いろんなものが必要になってくるわけよ。
僕のブランドに関しては薄手のニットの上から厚手のニット。
Tシャツ着ます。トニーっていうモデル着て、その上からキンバリーっていう薄手のニット着ます。
その上からさらにケリーって今回出るね。
ニット着た時にめちゃくちゃ温かくてリニカなっとるわけよ。
汗はトニーが吸ってくれるし。
で、キンバリーとケリーっていう薄手と厚手の編み方が全然違うから重ねても不快感は出んわけよ。
正直完璧だったっすね。着させていただいたのの話はして。
だからワンセットこれに足し算じゃないけどこれにこれ次これっていうのを何も考えずに重ねていっても一刻スタイルとして完成するよっていうのは
トータルコーディネート目指したいっておっしゃってましたね。
だから洋服のことを真剣に考えたりするってほんまに洋服好きだけなわけ。いろいろ見てね。
そういう時間も先週かな。そういう時間がない人。洋服に別にそんなに興味がないよっていう人に届いて欲しいブランド。
パパとかね。
パパ家族とか家族もおるし、でも昔洋服好きだったけど最近は洋服見る時間もないしって
そういう人にこれだけで良くないみたいな洋服を届けたいって。
意味を込めたパパ。
ちょっとわからん。
スロー&ステディプレゼンツポッドキャスト。
バックヤード2クローゼット。
話はまだまだつきませんがそろそろ閉店の時間です。
聞いた後クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店お待ちしております。
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