1. 志賀十五の壺【10分言語学】
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2023-07-11 10:20

#563 エトルリア語などの先印欧語 from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
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始まりました、志賀十五の壺。みなさんいかがお過ごしでしょうか。三年子組ドラゴン先生です。
お便りをいただいております。凌介さんからギフトもね、合わせていただいております。ありがとうございます。
志賀さん、思わずサムネに何と書いているのかと表を見ながら解読してみました。
これはですね、1000文字Bの話をした時のエピソードについてですね。
1000文字Bの単語っていうかね、その文字列をサムネに使っておりました。
それについて、これらは何か意味がありますかということなんですけど、
多分あると思うんですけどね、僕もちょっと調べてみたけどよく
わからず、多分名詞なんじゃないかなと思います。名詞で地名なのかなと思うんですけど。
なので各変化している、その変化形を3つ並べているような形になっていると思います。
というのもですね、サムネに使ったのはそのまま本にあったものを引用した形で、
1000文字Bの解読とかね、あとは暗号解読っていう書籍にあったものをそのまま引っ張っていてますので、
何らかのね、実際の文字列ではあるんですけど、ちょっとすいません、意味まではね、わかんなかったです。
で、上のサイト、その表のね、1000文字Bの表のサイトの記事を読んで、この紀元前15世紀頃のクレタ島に移住した
ミュウケイナイの、ミュウケイナイのギリシャ人によって書かれた文字が表していたのは在庫表や物品目録だった、
つまり歴史の記録ではなかったというのがとても興味深かったです。
シャドウィックの1000文字Bの解読、ミスズ処方、夏休みに読んでみますねということで、りょうすけさんどうもありがとうございます。
この1000文字Bの解読っていうのがね、さっき言ったものですけど、
面白いですよね。その実際そういう古代文字で書かれているっていうのは、かなり実用的なものだったっていうことですよね。
なんかね、我々のイメージからすると、 例えば伝説とか神話とか、
なんかそういったものを文字資料として残しそうなものなんですけど、 まあそうではなくって、
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在庫表とか物品目録、あるいは法律とかもそうですよね。 よりそういう実務的、実用的なものが
記録として残っている場合も多いんですね。 まあそれだけ商業が発展していて、
揉め事が起こらないようにね。 文字として、証拠として残してたっていうふうに考えることもできると思います。
1000文字Bについてはシャープ561でお話ししておりますので、 ぜひまだ聞いていない方は聞いていただけたらと思います。
1000文字Bっていうのは、まあそっちのシャープ561でもお話ししてるんですけど、
ギリシャ語を書き記しているものなんですね。 まあ古代ギリシャ語よりもさらに遡る時代のギリシャ語を表してたわけなんですけど、
当初はその解読の手立てっていうのはなかったので、 何語を表しているかっていうのはよくわかっていませんでした。
でこの1000文字Bの解読に尽力したマイケル・ベントリスも、 最初は1000文字Bが表している言語はギリシャ語ではなくて、
エトルリア語だと考えていたようです。 エトルリア。
これがね名前としてはアフリカのエリトリアにすごく似てるので、 ちょっとね間違えないようにしないといけないんですけど、
エトルリア語。 まあこの言語っていうのは
ギリシャ語とは関係ないと考えられています。 そもそもこのエトルリア語を話していたエトルリア人っていうのは、
イタリアの、イタリア半島の北部から中部にかけていた人々で、
古代ローマ帝国というかね、古代ローマ文化が起こる前にイタリア半島にいた、 ある意味先住民的な人々でした。
で徐々にそのエトルリア文化というのが衰退して、 ローマ帝国へとこう繋がっていくわけなんですけど、
まあこのエトルリア語っていうのは、 ローマ人が話していたラテン語とも異なっていたと考えられています。
というかそもそもインドヨーロッパ語族の言語ではないというふうにね、 考えられているんですね。
結局、千文字Bはエトルリア語を表していたわけではなかったんですけど、 エトルリア語に関して言えばエトルリア文字というのがあって、
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これはギリシャ文字から派生した文字で、 後にラテン文字、いわゆるローマ字にもこう繋がっていくことになります。
まあこの辺のね話は世界史とかでやってるはずなんですよね。 ローマ人の前にイタリア半島にいたのはエトルリア人だったみたいなね。
そして言語学的にはインドヨーロッパ語族ではない エトルリア語が話されていました。
現在ヨーロッパで話されている言語はほとんどがインドヨーロッパ語族の言語です。 インドヨーロッパ語族ではない言語はエトルリア語みたいに
死語になってしまったと考えられています。 まあそんな中で、ある意味ヨーロッパ以前のヨーロッパの言語として生き残っているのが
バスク語という言語です。 バスク語についてはね、関連エピソードがあるのでぜひ聞いていただけたらと思うんですけど、
こういうふうにインドヨーロッパ語、インオー語が広がる前に ヨーロッパで話されていたと考えられる
まあ死語となってしまったエトルリア語とかバスク語みたいなものを センインオー語、プレインドヨーロピアランゲージということがあります。
これらの言語が系統関係にあったか、一つの語族と言えるかというのはちょっとわかりませんが、 今言ったバスク語とか
もうちょっと東のブルシャスキー語と言われる言語とか あるいはドラビダ語族とかね
あるいはコウカサスの言語がこのセンインオー語に含まれることがあります。 インドヨーロッパ語族っていうのはある意味ヨーロッパ
あるいはもうちょっと東の方、インドの方まで含めて こう塗りつぶしてしまったっていうかね
でそんな中で 孤立的に転々と残っているバスク語やブルシャスキー語といった言語もあるということなんですね
エトルリア語に関しては文字資料というかね 秘文なんかが残っています
そんな中で数字っていうのが結構独特というかね 実施法と二次施法をこう
組み合わせたみたいな仕組みになっています 特に10代の数え方が11 12 13 14 15
15までは日本語と同じようにというかね 10たす5みたいに足し算で数えていくんですけど
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16から19までは引き算風に表すんですね なので19っていうのは20-1みたいな言い方になって
18っていうのは20-2みたいな言い方になるということなんですけど ラテン語がねこういった表し方をするんですね
19っていうのが1 from 20とかね 英語風に考えるとですけど18っていうのが2 from 20みたいな言い方になって
るんですね でこれはもともと先住民であったエトルリア人の言語
エトルリア語の影響ではないかと考えられています というわけで今回はヨーロッパ以前のヨーロッパの言語というかね
そういったお話でした ラテン語の数字なんかに多少そういった痕跡が見られるというお話でした
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう番組フォローも忘れずよろしくお願いします お相手はしが15でした
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