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始まりました、志賀十五の壺。皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀十五です。
この番組は、わりと言語学のことをね、テーマにしてお話しすることが多いんですけど、
他のラジオトークの番組を見回してみると、雑談とかフリートークで、
まあいい意味で、そのテーマが決まってないような番組もあるし、
漫画とかアニメをテーマにね、扱っている番組も結構ありますよね。
で、僕自身は、まあ漫画はね、好きで、昔はわりと読んでた方だと思うんですけど、
最近はね、ほとんど読んでないですね。たぶんハマるものがあれば、また読んでいくと思うんですけど、
まあ今はちょっと漫画は、お休み期間かなって感じですね。
で、アニメの方はね、さらに見ないんですよ。 ほとんど見てないですね。見るものといえば、
まあ、桜桃子先生のコジコジとか、 あとはあたしんちとかが、
今YouTubeで公式のチャンネルがあって見られるので、 まあちょっとそういうね、少数のアニメは見るんですけど、
まあそれぐらいですね。 で、他に見るアニメといえば、
ジブリですね。ジブリは好きでよく見返したいなって思うことがあるし、 金曜ロードショーとかでやってるとね、
やっぱり見ちゃいますね。見たことあってもね。 僕の持論としてですね、
日本人って、まあ大きくその、ジブリで育ったか、 ディズニーで育ったかって、こう二つに分かれると思うんですよ。
まあもちろんね、当てはまらない人がもういると思うんですよ。 両方見て育ったとか、両方見たことないとかって方もいると、
思うんですけど、まあ大きく分けてジブリ派か、 ディズニー派かって分かれると思うんですけど、
僕はもう断然ジブリ派なんですよね。 ディズニーランドもね、まあ付き合いっていうかね、まあ行ったことありますけど、
まあそれほどのめり込んでないっていうかね。 まあそれよりかはジブリの、あの三鷹の美術館がありますよね。
まあそこ行ったりもしたし、 あとはナウシカの原作の漫画も持ってたりするしって感じで、
まあどっちかというとやっぱりジブリ派なんですよね。 これ聞いていらっしゃる方の中でもね、ジブリの作品が好きだって方もいらっしゃると思うんですけど、
そんな方におすすめのラジオトークの番組がございまして、 それが梅子と柴ちゃんの求められてもないラジオっていうのがあってですね、
リンク先を番組の貼っておこうと思うのでね、ぜひ聞いてみてください。 これお二人でなさっている番組なんですけど、
本当にねジブリが好きなんだなっていうのが伝わってくるし、 なんかつられて笑っちゃったりするんですよね。
僕もですね、その更新されたらついつい聞いて、 笑ったりしているのでおすすめです。
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今回はここでジブリの話をしてもいいんですけど、 なんか月並みなことしか言えないような気がするし、
他の人がどっかで言ってるわっていうのもあるので、 僕がここでジブリの話をするよりかは、
是非ね梅子と柴ちゃんの求められてもないラジオを聞いてみてください。 今日お話ししたいのはですね、冒頭でも言ったんですけど、
この番組は言語学の話をすることがあるので、 やっぱり言語学の話になっちゃうんですけど、
そのお二人の番組名が 求められてもないラジオって言うんですけど、
この発音が求められてもないラジオなのか、 求められてもないラジオなのかっていうことですね。
なんかね、番組の放送を聞く限りは、 正式なお二人の番組名はないラジオだと思うんですよ。
ないラジオではなくて、求められてもないラジオ。 こちらが多分正しいんだと思います。
意味合いとしては2つとも別に変わらないですよね。 求められてもないラジオでも、求められてもないラジオでも。
ただニュアンスが何か違うなって感じるところがあると思うので、 そのニュアンスの違いが何なのかっていうのをお話ししたいと思います。
なのでお二人の番組名を勝手に拝借して申し訳ないんですけど、 ちょっとそういったことをやっていこうと思います。
この2つの発音を見比べたときに、 求められてものとかとりあえず置いといてですね。
ないラジオかないラジオってここで違うってことなんですよね。 何が違うかっていうと、これは音の高さ、アクセントが違うってことなんですよね。
このアクセントっていうのは一般的にはイントネーションと言われるんですけど、 言語学ではアクセントと言います。
この日本語のアクセントはですね、 かな一文字に対して高いか低いの値が決められてるんですよね。
よく言われてるのが、空から降ってくるのは雨ですよね。 これは高い低いっていう順番になってると。
食べて甘いやつは雨、これは低い高いってなってるんですよね。
必ずかな一文字に対して高い低いが決められています。 これ共通語の場合ですけど、方言はまた別語なんですけど。
我々母語話者はそういうの意識せずに高い低いを巧みに使い分けてるんですよね。
ただ、闇雲に高い低いが決められてるわけではなくてですね、 いろいろルールはあるんですけど、その中の一つに、
一単語の中で高い低いっていうパターンが出てきちゃったら、 その一単語の中では高いっていうのは現れることができないっていうルールがあります。
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これが今回のお話とすごい関係あるとこなんですよね。
例えば、深夜、ラジオっていうこの二単語を単純に並べたときに、 発音どうなってるかってみると、
深夜、こちらはしっていうのが高くて、 夜っていうのが低いんですよね。
だから高い低い低いっていうパターンになってて深夜。
ラジオの方も高い低い低いで同じパターンで。
このままだと二つ単語が並んでるだけなんですよね。
それは何でかっていうと、 高い低いっていうのが深で出てきたのに、
ラでまた高いのが出てくるので、 そうなるともう一単語とは見なせないんですよね。
ただこれが深夜ラジオで一単語になるのは、 これ何でかっていうとアクセントのパターン、
つまり高い低いのパターンが変わってるんですよね。
二単語の場合は深夜ラジオ、 これは高低低高低低だったのが、
深夜ラジオの場合はシが低くて、 ニャラが高くて、ジオが低いっていうパターンになってるんですよね。
深夜ラジオなので山が一つになってるような アクセントのパターンになっています。
もっと言うと深夜のところの アクセントのパターンが変わってるってことですね。
高低低深夜、これ一単語なんですけど、 深夜ラジオのときはシンヤで、
低高高で真逆になってることになるんですよね。
つまりですね、この単語の アクセントパターンが変わることによって、
つまり高い低いのパターンが変わることによって、 一単語っぽさが出るかどうかっていうね、
その分かれみになってるんですよね。
話は戻りまして、求められてもないラジオも これ全く同じことが起こってるんですよ。
このないラジオのとこに注目すると、 ないラジオなのでナが低くて、
そのイが高くて、ラも高くて、 ジオが低々ってなってるんですよね。
これは深夜ラジオと同じ アクセントパターンになってると。
これが求められてもないラジオだったら、 ないで高低でラジオで高低々ってことで、
この高低っていうのが2回出てくるので、 ないラジオのとこで。
これは2単語とみなされるってことなんですよね。
つまりこれはどういうことかというと、 求められてもないラジオで、
ないとラジオで切れて2単語のような場合は、
これはどういうラジオかっていうのを 説明してるような感じなんですよね。
こういうの専門的には連帯就職とか 言ったりするんですけど、
一方、求められてもないラジオの場合は、 ないラジオで一つになってる。
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つまり深夜ラジオと同じパターンに なってるってことなので、
これはラジオを就職してるというよりは、 どっちかっていうと、
ラジオの種類みたいな感じですよね。
深夜ラジオと同じようなラジオの種類の一つに 求められてもないラジオっていうジャンルがあるってことで、
そういうとこが発音に現れてるんですよね。 発音というかアクセントのパターンですね。
おそらくお二人はそういう意思というか意図があって、 そういう番組名にしたわけではなくて、
無意識に求められてもないラジオっていうふうに 言ってると思うんですけど、
こういうアクセントのパターンを複合語っぽくして、 一単語っぽくして、
そういうジャンル感を出すっていうのは 他のとこでも見られます。
これは過去にお話ししてるんですけど、 アメトークでよく見られるんですよね。
運動神経悪い芸人。これが運動神経悪い芸人だと、 芸人を就職してるんですけど、
運動神経悪い芸人だと一単語っぽさが出て、 そういうジャンルの芸人だっていうね、
そういうのを全面に押し出してることになるんですよね。
これは求められてもないラジオと全く同じ アクセントのパターンになってるってことなんですよね。
ぜひアメトーク〇〇芸人の話は URLを概要欄に貼っておくので、
興味のある方は聞いてみてください。
というわけで、今回は勝手に番組名をお借りして、 言語学的な分析とかそういうことをやっちゃいました。
すみません。話がだいぶ逸れましたけど、
ジブリ好きな方はぜひうめことしばちゃんの 求められてもないラジオ聞いてみてください。
笑えると思います。
というわけで、今回はここまでということで、 最後までお聞きいただいてありがとうございます。
ではまた次回お会いしましょう。
ごきげんよう。