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始まりました、志賀十五の壺。
クマは非常に危険な動物です。気をつけましょう。
クリストファー・ロビンです。
今回は、お便りをいただいているので、そちらにお答えするということで、やっていこうと思います。
こちら、むらさきうさぎさんからいただきました。ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
いつも勉強になる配信をありがとうございます。
気になることがあったので、お便りしてしまいました。
1月のライブマラソンの説明の中に、
15分未満のライブ配信、もしくはスコアが30未満のライブはカウント対象外といたします。
という一文があったのですが、この文章が人によって受け取り方が違っていました。
私は15分未満の配信、またはスコアが30未満が対象外と受け取りました。
つまり、15分未満の配信であっても30スコアを超えていればOK。
15分以上配信していれば30スコアなくてもOK、という解釈でした。
ですが、多くの人が15分以上の配信とスコア30の両方の条件が必要だと受け取っていました。
正しくはどちらの意味になるのでしょうか。
日本語の変化により受け取り方の違いが出てくるのでしょうか。
ご教示いただけると幸いですということで。
紫うさぎさん、どうもありがとうございます。
この問題はもう解決したんですかね。
ライブマラソンってもう終わっちゃったので、無事解決しているといいなと思うんですが。
確かにややこしいですけど、結論を言うとですね、
僕は後者の解釈ですね。
15分以上かつスコアが30以上ないとカウントされないという解釈じゃないかなと思います。
今回のお話は言語学の話といえば話なのかな。
言語を扱っているので言語学かもしれませんけど、
いつもやっているような話とはちょっと違う話になるんじゃないかなと思います。
では詳しくお話ししていこうと思います。
15分未満のライブ配信もしくはスコアが30未満のライブはカウント対象外といたします。
これがややこしいのは主に2つぐらい要因があって、
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もしくはっていうAもしくはBってなっているAとBが同質なものではないっていうのが1つややこしいとこかなと思います。
1つはライブ配信の時間のことについて言っていて、
もう1つの方はスコアの方を言ってるっていうので、
それぞれ質が違うものを並べているのでややわかりづらくなっていると。
もう1つややこしくなっているのはカウント対象外であることを言っているので、
これは受け取る側がいちいちひっくり返して何が対象となるのかっていうのを考え直さなきゃいけないので、
何がカウント対象になるのかっていうのを書いてくれてた方がわかりやすかっただろうなと思います。
AもしくはBのAとBが同質というかな、同じようなものである場合は解釈の揺れって出づらいと思うんですよね。
例えばですけど15分未満のライブもしくは30分以上のライブは対象外としますと言われたら、
みんなその間でライブ配信をしますよね。
無条件で15分未満と30分以上っていうのは対象にならないっていうのがわかるので。
ただここでは15分未満っていう時間と30スコア以上っていうスコアと別個のものが並べられているので、
やっぱりわかりづらくなっているんじゃないかなと思います。
でもう一つややこしくなっているのはさっき言ったように対象外っていう風に書いているので、
何が対象になっているかっていうのを自分たちでひっくり返さなきゃいけないっていうことですね。
これは高校数学で習うドモルガンの法則っていうのが多分当てはまるんじゃないかなと思うんですけど、
集合っていうベンズとか書くやつね。
皆さんやった記憶がある方もねいらっしゃると思うんですけど、
そこで習うものでどういうものかっていうと、
AかつBでないっていうのはAでないまたはBでないと同義で、
でもう一つがAまたはBでないっていうのはAでないかつBでないっていうのと同義っていうこの2つの法則があるんですね。
今回のお話に関係あるのは2つ目の方で、
もしくはじゃなくてまたはっていうのを使ってるけど、
多分同じように考えていいんじゃないかなと思います。
AまたはBでないっていうのはAでないかつBでないと同義。
どういうことかというと、
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15分未満のライブ配信またはスコアが30未満のライブ配信、
これの否定がカウントの対象になるということなので、
15分以上かな?15分より長いライブ配信かつスコアが30以上のライブ配信が対象となる
というふうに、数学的にはこういうふうに考えられるんですね。
ドモルガンの法則が何なのかっていうのがねピンときてない方は、
ググっていただければわかりやすい動画なりブログなり出てくると思うので、
そこで見ていただけたらと思います。
ここでポイントとなっているのは、
AまたはBでないというのがAでないかつBでないっていうふうに、
またはじゃなくてかつが出てくるっていうところですね。
共通部分が出てくるっていうことで、ちょっとややこしくなっているかもしれません。
もうちょっとわかりやすい例で考えればいいんだと思うんですけど、
例えば、ご飯を食べかつパンを食べてきた人が合格といった場合、
不合格の人はどうなるかというと、ご飯を食べてないまたはパンを食べていない人になるんですね。
今お話ししているのはこれの逆方向ということになります。
ちょっと音声だけだとわかりづらいと思うので、
ぜひドモルガンの法則でググってみていただけたらと思います。
というわけで、紫うさぎさんのこの疑問を言語学的にというか数学的に考えると、
今言ったような解釈になるかなと思います。
ただラジオトークの運営さんがそういうことを意図しているかどうかはちょっとわかんないので、
実際にコンタクト取っていただけるのがいいと思うんですけど、
少なくとも数学的にはそういうことになっています。
ただやっぱりさっきも言ったように、何が対象外であるかっていうのも大事かもしれないですけど、
何が対象となるかっていうのを書いた方がわかりやすかったかもしれないし、
もしくはっていうのを使わずに、15分未満のものは対象外、
スコア30に満たないものは対象外っていう風に過剰書きしてもわかりやすかったかもしれません。
どうでもいいですけどね、僕がこのドモルガンの法則を習ったときの、
担当の数学教師が田中っていう先生だったんですけど、学年主任で、
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影でみんなでドモルガンって呼んでましたね。
完全にその地面というか音のイメージっていうかな、
なんとなくドモルガンっぽい顔面をしてたので、みんなでそうやって呼んでましたね。
元気してますかね田中先生。
というわけで今回はお便りにお答えいたしました。
ではまた次回のトークでお会いいたしましょう。
お相手はシガ15でした。