国文法と日本語学
お便りいただいております。好きな品種はどうしさんから、ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
志賀さん、こんばんは。毎回楽しみに聞いております。今回のトーク、これは、
シャープ633のことだと思いますが、今回のトーク、中学で習う国文法ですよね。言われてみれば確かに変ですね。
古文の文法に引っ張られているのでしょうか。いっそのこと、中学では国文法ではなく、日本語学とか外国語としての日本語文法を学んだ方が、
必修科目の英語と比較できて面白いかもと思ってしまいました。少し前、Xに上がっていった
シャープ247、初めての農学言語。改めて聞いてみて、すごく内容が濃く勉強になりました。
また、グロスについてのトーク会であげていただいたPDFファイル、
重宝しています。これはライプチヒのやつですね。旧春到来、言語学に野球ネタ、これからも楽しみにしております。
ということで、好きな品種はどうしさん、どうもお便りありがとうございます。BGM、かかれい。
始まりました4月15日のツボ。みなさんいかがお過ごしでしょうか。プラダを着た悪魔です。
シャープ247の初めての農学言語っていうのは、最近YouTubeに上げたもので、
この番組のエピソードは、ポッドキャストで配信したら、自動でYouTubeにもアップロードされるんですけど、
過去のものは、自分で手動でアップロードしないといけないっていう、自分でそういう設定にしてますので、
全部をYouTubeに上げてるわけではないんですよね。なんとなく出来が良さそうな過去回をYouTubeに上げるっていうことを
ちまちまやってますので、そういったことで過去のエピソードを聞いていただいたということだと思います。
ありがとうございます。
国文法の話ですけど、中学で文法っていうのをやって、
まさにこの間、助詞とか助動詞の話をしたんですけど、多くの方にとってそれは結構退屈で、
話せるんだからやらなくていいじゃんっていうようなね、そういうことだと思うんですよね。
僕はそれが面白いと思ったから、それはそれでいいんですけど、好きな品詞は動詞さんがおっしゃるように、
国文法というよりは、日本語学として英語と対比できるようにね、
教えた方が面白いんじゃないかというね、考えもあるといえばあると思うんですよね。
僕はね、中学校で習う国文法、国語の授業で習う文法っていうのは、あんまり良くないとこがあるなと思ってて、
この間のエピソードもそうですし、シャープ415で中学校の国語に勝つっていうね、
エピソードを配信してます。ここでも多分、あんまり良くないみたいなね、そういった話をしてると思うんですけど、
だからといって、その国語の時間で習う国文法というのをとっかえてしまえとは、
思わないと言うとあれですけど、そこはちょっと微妙かなっていう気はするんですよね。
で、一つは、この間も言った気がしますけど、
一つその、反面教師的に、あんまり良くない面がある、良くない側面もあるっていう問題点を指摘できるという点で、
国語の文法っていうのも、ある意味役には立ってるっていうのはあるし、
その国文法は国文法で、一つ完成された理論ではあるんですよね。
僕にはとても完成されたようには見えないですけど、一応そういうつもりで作られているものなので、
一つの理論を学ぶという意味でも、別に変える必要はないんじゃないかなと思います。
学校教育の変化
そもそも僕自身、国語の文法に限らずですけど、日本の学校教育にそんなに不満はないんですよね。
自分が受けてきた教育だからっていうのもあるし、
というかそれが全てですけど、他の教育を受けたことがないので、
それで結構満足しているとこはあるので、
国文法っていうのがあまり賛成できないところはありますけど、
だからといって学校で教えるなとまではちょっと言えないかなと思います。
それはそれで良かったなと思うんですよね。
それとあんまり教育の現場っていうのは、
変わらない方がいいんじゃないかなっていう気がするんですよね。
よく教科書が変わってどうのこうのとかね、
それで現場の先生方はすごい大変な思いをすると思うんですけど、
そういうのもあるし、
本来的に教育っていうのはあんまり変わらなくていいんじゃないかなと思います。
もちろん変わった方がいいところもあるし、
変えるべきところもたくさんあるのかもしれないですけど、
特に国語の文法については無理に変えなくてもいいんじゃないかなという気はするんですよね。
ただ、国文法は国文法で問題点っていうのはそれなりにあると思います。
それに、もし国文法を日本語学的な文法に特化したとして、
果たしてそれでどれだけの生徒が楽しいとか面白いと感じるかっていうのは、
これも結構微妙な気はするんですよね。
僕は意外と生徒の関心みたいなのは変わらないんじゃないかなという気もします。
もちろん今後、国語の授業で習う文法っていうのが、
もっと日本語学的なものに変えようっていう流れになっていくかもしれないですし、
それが望ましいのかもしれないですけど、
僕自身としては、今すぐにと変えろっていう感じはあんまないですかね。
言語学への関心
そもそも僕が言語学に興味を持ったのは、まさに中学校の時の国語の授業で、
過去のエピソードでもどっかで話してると思うんですけど、
日本語の動詞っていうのは無断で終わるっていう話を聞いたときに、
聞いてから言語学にはまったんですよね。
走る、話す、食べる、見る、聞く、何でもいいですけど、
日本語で動詞とされているものは全部無断で終わるわけですけど、
日本語にそういう規則性があるというね、言語の持つ美しさとか、
それに自分が今まで気づかなかった、
毎日話している言語のことを何も知らなかったということとかね、
さらに周りの友達とかはあんまりそれに感動してないこととかね、
そういったことで言語学というか、言葉の面白さみたいなのに目覚めたと言うとあれですけど、
ハマったと言えばハマったんですよね。
ただ周りの人間はあんまり感動してないというかね、
衝撃を受けてなかったことからもわかるように、
何を面白いと思うか、何にハマるかというのは人それぞれですので、
僕はどちらかというと結構何でも面白いと思える方だと思うんですよね。
だから学校教育にもそんなに不満はなかったし、
学校で習ったことがきっかけで今でも言語学の番組をやったりしてるんですよね。
だから子供は何でも興味が持てるんだったら持った方がいいというか、
別に興味持とうと思って持つものではないので、
なんとなく好きだなとかね、面白いなと思うものはどんな子供でもあると思うんですけど、
それをなんとか自分で大切にしてほしいですよね。
あんまり意味がないからとか生活の役に立たないとかね、
そんなの知ったってどうなのとかね、実用的じゃないからとか、
そんなことばっかり考えてると大人になった時何もなくなっちゃうと思うので、
別に大人になってからだって遅くはないと思うんですけど、
ただ興味を持てるような心っていうのも大事にしておかないと空っぽになっちゃう気がしますよね。
はい、という哲学的な感じになったところで、
今回のエピソードはここまでということで、また次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローも忘れずよろしくお願いします。
お相手はしがじゅうごでした。
またねー。