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こんにちは、志賀十五です。毎回テーマを一つ決めて、それに沿ってトークしています。
今回のテーマは、音声配信です。
このトークは、音声配信を始めようキャンペーンの第5日目のトークとなっています。
考えてみれば、このキャンペーン、音声配信を始めようということで、
音声配信を促進させるトークを募集するという形のキャンペーンなんですけど、
今、僕5日目のトークをしているんですが、今までのトークを振り返ると、
あんまり促進しているように思えないなと、ちょっと自分で思ってしまいました。
と、ちょっと反省もしつつ、
ただ、今日のトークもあんまりそういう促進に、もしかしたらつながらないかもしれないと、ちょっと既に思っています。
で、前回までのトークで、
通常トークの良いところは、匿名であるところということと、
否定的なフィードバックを受ける機会がないということ、というこの2つをお話ししたんですが、
この2つの特徴というのは、メリットであると同時に、いろんな見方ができて、
例えばフィードバックがないということは、もしかしたら一丁前の作品としては十分ではないんじゃないかとか、そういう話をしたんですけど、
それに加えて匿名であることということは、ある意味で自分の発言に責任を持たなくていいということなので、
ひょっとするとそのことが、誰でも言えることを言うということに、しゃべるということにつながっているんじゃないかということをお話ししました。
で、実際そうだと思うんですよ。この音声配信を始めようという、今日5日目なんですけど、
このキャンペーンのタグのついてあるトークを聞いてみても、似たような話ばっかりだったりとか、
僕と同じようなことを言ってるなとか、そういうのばっかり目についてしまったりします、実際。
いくら自分で鋭い切り口でとか、人とは違う視点でとか、独特の感性でと言っていても、
結局想定の範囲内というか、似たり寄ったりのトークになっています。これはもう事実そうだと思います。
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で、なんでそういうことが起こるのかということを、仮説というほどではないですけど、
僕の思っていることをお話しすると、やっぱり資本主義的な考えというか、大げさに言えば商業的な考えというのが根底にあるんだと思うんですよね。
自分の言いたいことを話すというよりは、注目されたいとか、バズりたいとかね。
そういう方に意識が行っちゃって、どうやったらバズるかということに着目して、そういうことに集中して話しているんだと思うんですよ。
これは僕自身も含めてですけど。
僕はこれが悪いとは言わないんですよ。僕は全然共産主義者でもないですし、資本主義が悪いとかそんなことは思っていません。
僕は資本主義の世の中の恩恵を数多く受けていますし、その良い悪いは置いておいて、やっぱりそういう考え方が意識的であれ無意識的であれ根底にあると思います。
ラジオトークの場合は実際にお金になることはないですけど、でもやっぱりこの資本主義的な考えに沿っているところが少なからず皆さんあると思うんですよ。
でもね、僕個人的な意見としては何でもかんでもそういう商売にすべきではないんじゃないかという気はしますね。
一個はもう商売というかそういう商業的なものになっちゃうと後戻りできないというかおしまいというか、それをどういう意味で言っているか自分でもよく分かっていませんけど。
このことでよく思うのは教育ですね。教育が商売になってしまうと、塾とか予備校ということですけど、どうやって生徒を掻き入れるかとか、そういう稼ぐ方に集中してしまうと教育の本質がぶれてしまうというか、
実際そういう教育がお金になっていることについて疑問を持ったり苦悩している人は多いと思うんですよ。
ただそれは必ずしも繰り返しになりますけど悪いとは言えなくて、こういう資本主義の世の中だからその世の中では正しいということになりますけど、
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でも一回やっぱりこの商売になっちゃうともう戻れないので、戻れないからもう注意するしかないというか、本質を見失わないようにしなきゃいけないんですけど、
あとは就職活動とかもね、あれもちょっと商売となっちゃっているところがあるわけですけど、いろいろそういう商売になることによって本質がぶれちゃっているところが生活のいろんな面で、社会のいろんな面で現れているというふうに感じています。
何回も言いますけどこれは良い悪いは別にしてですけど、このラジオトークで話すときもやっぱりあるんですよ、これはお金を儲けたい、直接的にはそういうわけではないですけど、それになぞらえてバズりたいとか有名になりたい、流行りたいという、
そういうちょっと資本主義的な、商業的な思想というか思考がやっぱりあるから、どうしても自分の言いたいことというよりは流行ることを喋ってしまうと。
そうなっちゃうと、どうしても似たり寄ったりのトークになっちゃったりとか、誰でも代わりのいるトークになってしまったりしていると思います。
でもみんながみんなそういうラジオトークさんばっかりではないとは思うんですよ。でも多少なりともそういう思想が根底にあるふうに感じていますね。
でもそれでもこのラジオトークというか音声配信はまだマシな方だと思うんですよ。これも今までのトークでお話ししたんですけど、かなり生に近い状態で配信するので、編集が限りなくゼロに近いというかない状態で配信するので、
そういう商業的な思想というのが表に出づらい状態で配信しているので、そういうのが分かりづらいので、僕はそれがラジオトークとかラジオの音声配信のいいところだと思っています。
これがもっとYouTubeとかだとそういう思想が全面に出ているので、テレビとかそういうのが嫌いな人って多いと思うんですよ。僕もそうですけど、そういうのがちょっと気持ち悪さにつながっていて、それでラジオが好きって人多いと思うんですよね。そういう作られたものというかっていう気がして。
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もっと分かりやすい例が音楽ですね。音楽も自分の表現したいことをやっているというよりは、金儲けは悪いというわけではないですけど、でもやっぱりそれが本当にお前のやりたかったことかと聞きたくなるような音楽って山ほどありますよね。誰とは言わないですけど。
それが間違っているとは言わないですけど、ただそれに気持ち悪さを感じる人間もいるし、結果として似たり寄ったりの作品とか状態に陥ってしまうということがあると思います。
これを踏まえてですね、僕は何を皆さんに嫌悪活動しようってじゃなくて、どちらかというと自分の戒めとしてこういうことを喋っています。
もしこのトークがきっかけで皆さんのお考えが変わったりするかもしれませんけど、それは僕の預かり知らないところですのでどうぞご勝手にということなんですけど。
やっぱりそういう商業的な思想、バズりたいみたいな下心というのがあると、どうしても似たり寄ったりの状況になりやすいという傾向があって、
それって誰でも他に代わりがいるということなので、それって音声配信している意味がないということになってしまうので、
俺がやらなくても誰かやるというこういう名言を言った人がいますけど、
ただ一番怖いのは、そのことに気づいていないのが一番まずいことなので、
それを知った上で音声配信をするんだったらいいんですけど、
自分の言いたいように言っているつもりでも実はということが大いにあり得るので、
なのでこれは僕の自分を戒める意味で、本当に自分の表現したいことなのか言いたいことなのかということを常々反省していきたいと思います。
というわけで本日は音声配信を始めよう、最終日のトークでございました。
それではまた次回お会いしましょう。ごきげんよう。