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#903 弁別的素性 distinctive features を学ぼう! from Radiotalk
2026-10-13 11:51

#903 弁別的素性 distinctive features を学ぼう! from Radiotalk

主要参考文献
Davenport, M., & Hannahs, S. J. (2020). Introducing phonetics and phonology (4th ed.). London: Routledge.

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本日のエピソードのテーマは、弁別的素性です。 弁別素性ということもありますし、単にね、素性とだけいうこともあると思います。
英語だと features とね、いうこともあります。 日本語を含め、その言語で話されている音っていうのは無限にあるわけではありません。
人間がね、口や、あるいは鼻とか喉を使って出せる音っていうのは、それこそ無限にあるわけですけど、
それが言語にとって必要な音となると、 かなり数は絞られるんですよね。
そういう言語にとって必要な音のことを、音韻とか音素という言い方をします。 言語学ではこの音素と音声というのを厳密に区別するんですね。
今回テーマにしているのは音素で、さっきも言った通り音素というのは、 言語にとって必要な音のことです。
わかりやすい例で言えば、日本語では L と R を区別しないんですよね。
ラーメンのことをラーメンっていうふうに、例えば L で言ったとしても、ラーメンみたいに英語の R っぽく言ったとしても、
あるいは巻き舌でラーメンと言ったとしても、 これらの音の違いは音声としては異なっているかもしれませんが、
それは言語、日本語という言語において必要な音の区別ではありません。
必要だとか必要じゃないだとか、それはどういうことかというと、 意味の区別に関わっているかどうかということです。
ラーメンと言っても、ラーメンと言っても、ラーメンと言っても、 意味の違いには関わってこないですね。
ラーメンという食べ物を指しているということは変わりません。 音色の違いが意味に関わっていないんですね。
そういった音のことを音想とか音韻とか言います。 逆に日本語で、駅っていうのと行きっていうのは別個の単語ですね。
駅っていうのは電車が止まるステーションのことで、行きっていうのは肺から、
口や鼻を通って、体内から出ていく空気のことですね。
駅と行きというのが意味が全く違うということは、日本語において駅というのは、
これら2つの母音は必要な音の区別だということになります。 つまり別個の音想だということです。
a と e なんか全く別の音なんだから、どんな言語でだって区別するんじゃないか。
どんな言語であっても音想なんじゃないかと思われるかもしれませんが、 そういうわけでもないんですね。それは日本語母語話者だから
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a と e っていうのは明確に区別される、ある意味普遍的なものに感じるわけですけど、
例えば i と e の区別がない、そういった言語だってあるんですね。 このように音想というのは意味の区別に関わる音の
最小単位のことで、その数というのは言語によって様々です。
その音想を記述するのに使われるのが、
弁別的蘇生です。 これはイメージとしてはイエスかノーで答えられるような質問で、
あるいはフローチャートみたいなものだと考えてもいいと思うんですが、 この音想を特徴付けるというか特定するために使われる
弁別的蘇生について見ていきましょう。 BGMです。
始まりました4月15日のツボ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 Taylor Swift です。
その言語の音想を一個一個記述するというよりは、
イエスかノーで答えられる、あるいはプラスかマイナスで 区別できるような特徴でもって、
その特徴のことを弁別的蘇生、あるいは単に蘇生と言うんですけど、 そのいくつかの蘇生でもって
音想を記述していこうというのが 音輿論の一つ基本的な考え方です。
特に構造主義的な考え方と言ってもいいかなと思います。 特にヤコブソンとかトゥルベツコイという言語学者が
中心となってそういった音輿論を確立したんですが、
言う前に日本語の例でちょっと考えてみましょう。 日本語のシーンにはムという M で書かれるようなシーンと
ヌという N で書かれるようなシーンがあります。 これら2つのシーンは
モルという動詞とノルという動詞が別個の動詞であることからわかるように 別個の音想ですね。
意味の区別に関わってますのでムとヌは別個の音想です。 別個の音想ではあるんですが共通した特徴、すなわち
共通の素性も持っています。 それは微音性という素性です。
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肺からの空気を使って発音するときにその肺の空気が鼻を抜けて発音するんですね。ムとヌ。
ちょっとわかりづらいかもしれませんけどね。ご自身で鼻の穴近くに指なんかを当ててね 確認してもらってもいいと思います。
この微音性という特徴が ムとヌのシーンを
日本語の他のシーンから区別している 素性であるということができます。
日本語で他のシーンはサーとかね S とかターとか T とかあるいはカー K とか
こういったシーンがあるわけですけどこれらのシーンは 微音、鼻音という意味では全部マイナスです。
一方でムヌは微音性プラスということで まあそこでまず区別されるんですね。
微音性がプラスという意味でムとヌは 同じ素性を持っているわけですが
繰り返しですけどムとヌは別の音韻ですので 他の素性ではプラスとマイナスが違うということになるんですね。
ムとヌの発音する場所というのを 観察してみるとムというのは両唇を使って発音してますね。
ム、それに対してヌは 吐く気と舌先を使って発音しています。
ヌ ということは
発音する位置に関わる素性を立てれば考えればいいかなという感じがするんですよね。
例えば両唇を使う音は両心音と言われて 両唇の音と書いて両心音
この両心性という素性について言うとム M はプラスでヌはマイナスということになります。
逆にヌの方は吐く気を使う音でこれは吐く気音とか死刑音と言われます。
その死刑性という意味においてヌはプラスでム M はマイナスと言えるんですね。
他の両心性がプラスの音としては両唇使う音ですからね。
パピプペポーとかバビブベボー こういったシーンが入るし
吐く気音、死刑性プラスの音としては
トゥーとかドゥーとかね T とか D で書かれるようなシーンが含まれます。
しかし今見た発音する場所、超音位置というふうに言いますけど
この超音位置に関する
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弁別的素性はちょっと二度手間というか
ムの方は超音位置について両心性プラス死刑性マイナス
それに対してヌの方は両心性マイナス死刑性プラスというふうに
なんだか手間が多いですよね。
ですのでこの両心性とか死刑性というものも
弁別的素性によって記述してしまうんですね。
なんていうか、素性自体を素性でまた説明するっていうようなことになるんですが
今回見ているのはシーンの話ですので
シーンを発音するのによく使われるのは
上あごと下ベロですね。
この上あごと下ベロをそれぞれ前と後ろで二等分してしまって
その組み合わせでまた弁別的素性を作ってしまうんですね。
ちょっとね専門的な用語は避けてお話しすると
両心音というのは上あご、口の上半分の前の方は使っています。
つまり上あご前という弁別素性で言うとプラスなんですね。
一方で
マーという発音に下は関与してませんので
前舌という素性についてはマイナスということになります。
上あご前プラス前舌マイナス。
それに対してぬ、nの心音は
これもやっぱり上あごの前半分は使ってますので
上あご前プラスです。
ですがむ、mと違うのは下先を使ってますので
前舌もプラスということになるんですね。
このように両心音とかはぐき音のような
そういった調音位置もさらに素性によって分類することができるんですね。
今回はシーンだけ、それも限られたシーンだけの話でしたけど
母音も弁別的素性によって分類、特徴づけることができます。
次回のエピソードも続けて弁別的素性についてお話ししていこうと思います。
というわけで今回のエピソードはここまでということで
また次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローまだの方はよろしくお願いいたします。
お相手はシガ15でした。
またねー。
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