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2023-01-11 23:30

#10 独断と偏見で選ぶ『ものづくり小説』 オススメ5選!!

技術書もいいけど、あまり根詰めると疲れてしまいますよね。

そんなときこそ、小説の出番です!!


"物語"からものづくりを学んでみてはいかがでしょうか?


独断と偏見で選ぶオススメのものづくり小説5選!!

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空飛ぶタイヤ ⇒ https://amzn.to/3CBivE4

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元記事: "ものづくり"がテーマのオススメ小説5選

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どうも、しぶちょーです。今年も、ものづくりのラジオをやっていきたいと思います。 このラジオは、産業機械の技術者である私が、ものづくりに関するトピックを主観を交えながら、
ざっくばらんに紹介していくというものです。 難しい技術の話はしないので、気軽に何か作業をしながら聞いていただければ幸いです。
さてみなさん、あげましておめでとうございます。今年も、このラジオを続けていきますので、よろしくお願いします。
ちょっと今、喉が少し枯れてるんですけど、というのも、年始にいきなり、家族全員がコロナ感染いたしまして、
かなり転案をわんやしてました。 喉が痛くて、とてもポッドキャストを収録できるような状況ではなかったので、
ちょっと更新が遅くなっちゃったよっていう感じです。 でもこのポッドキャスト自体はですね、今年も基本的には週1ペースで更新していければなぁと思ってますので、
よろしくお願いします。 これでね、やっぱコロナね、ちょっと舐めてたんだけどやっぱ大変でした。
家族全員がね、かかってしまったんですけど、幸いね、子供は熱が出てもかなり元気だったんだから、元気だったんで良かったんですけど、
私と妻がですね、非常にグロッキーな状態で、逆に子供も元気なんで、この有り余るね、その子供のエネルギーに対応するのは非常に大変でした。
あのー、コロナ感染しちゃったんですよ家族でーって言うとね、みんな、 ゆっくりしてくださいねーとか言ってくれるんですけど、実際ですね、全然ゆっくりできないと。
これがね、やっぱね、親の務めというか、大変なところです。 Twitter 見る限りね、同じような競技の人めっちゃいっぱいいるんで、すごく気持ちわかります。
皆さんご苦労様です。 やっぱね、ちょっと気をつけなきゃいけませんね。
あのー、実家に帰った時に親戚からもらったっぽいですね、おそらく。 まあまあ、そんなコーナーでね、今は元気なので、今回ね、今年初のポッドキャストをやっていきたいと思います。
で、本題に戻りますけど、今年最初のポッドキャストのテーマは、 独断と偏見で選ぶものづくり小説おすすめ5選です。
これを聞いてくれている真面目な皆さんはですね、日々参考書とか学術書とかね、読んで技術の勉強に励んでいると思います。
その心、生きやよし。 しかしながらですね、まあそんなにコン詰めていっても、やっぱ疲れてしまうわけですよ。
であるならば、趣向を変えて、物語からものづくりというものを学んでみてはいかがでしょうか、という私の提案です。
えっとね、数がそんなに多いわけじゃないんですけど、 ものづくりをテーマにした小説ってちゃんとあるんですよ。
今回はその中から私が読んだ中でもおすすめの小説ですね、を5つ紹介します。 学びがあって、なおかつ面白くて、仕事のモチベーションも上がると。
ある意味小説っていうのは最強の教科書かもしれませんよということですね。 私結構本が好きですね。技術書以外にも小説とかもそこそこ読んだりします。
最近あまり読んでないんだけど、あの結構大学とか高校とかそういう時は小説結構読んでました。 なんでこのちょっと物語に関してはですね
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評論家技術のウザい部分もありますので、今回どの口が言うねんみたいなレビューがあるかもしれないですけどね、その点はご容赦ください。
それでは早速いきましょう。 まず一冊目のおすすめ小説は削り屋です。
削り屋ですよっていうタイトルですね。これ渋いですよね。 タイトルからもわかる通り削りをテーマにした物語です。
ネタバレしないようにですねあらすじを説明すると、本作の主人公は鶴木賢馬という大学生です。 もう名前がかっこいいですよね。鶴木賢馬。
あの彼はですね普通の大学生とは少し違って俗に言うボンボンというやつです。 父親は司会員を開業してまして、彼もまた
司会員を目指して大学に通っていると。 そして親の敷いたレールを進む現状に嫌気がさせている一方で、レールを明確に拒絶することもできない。
そんなジレンマを抱えながらですね若者独特のモヤモヤした感じで日々を送っているのが 賢馬君という主人公です。
そんな中ですねとある事件が起きて、その事件をきっかけに賢馬は大学を辞めて家を出る決意を固めます。
家を出た賢馬は行くあてもなく彷徨って、偶然たどり着いたのが知がない町工場であると。
そしてそこで千万甲募集、住み込み家の張り紙を見つけるというところがこの物語の始まりです。
そしてこの千万という加工に出会いながら、賢馬の人生が大きく変わっていくと。そういうストーリーになっています。
主人公の鶴木賢馬が千万を通してものづくりに接して、一人の千万甲として、そして一人の人間としてですね。
千万を軸に成長していくという王道ストーリーです。
かなり工作機械というマニアックなものをテーマにしてるんですけど、それがやっぱりかなり個人的にはポイントが高いですね。
この小説ではですね、汎用工作機械というものの大切さがよくわかります。
千万甲という、今あまり千万甲と呼ばれる触手というのはそんなにないんですけど、千万甲という触手にですねフォーカスしてまして。
実際にハンドルを動かして使う汎用千万というものがメインのストーリーです。
今はですね、NC工作機械というものが広く普及していて、一般的になっています。自動で動く機械ですね。
だからこそ、この小説を読んでですね、実際に手で動かして削る汎用機というものの大切さと、ものづくりの厚さをこの物語の中で再認識してほしいなと思います。
やっぱりすごく面白いのは、この物語の中の主人公の剣牙というのは、もともとものづくりに全然興味がないというか、携わったことがないっていう人が切削加工の世界に入るという話なんで、
このストーリーの中で剣牙が感じるですね、切削加工への感動、加工って面白いなっていう感動っていうのは、私が実際工業高校に入って初めて加工を見た時と同じ感情なんですよね。
なんで非常に懐かしく爽やかな気持ちになりました。この小説の欠点を挙げるとするなら、ストーリーもかなり荒削りなんですよ。
06:08
削り屋だけにってわけじゃないんですけど、かなり荒削り。で、その登場人物のキャラ立てとかさ、物語の流れとか、そういう一般的な部分ですね、ストーリーが非常に荒くて、
感情を輸入しにくい部分が多いです。登場する人物がね、すごいみんな極端な選択をしたりとか、そうはならんだろうみたいなツッコミところがちょっとあって、
こうなんか入り込むのが少し難しいストーリーになってます。そこがちょっとだけ残念です。あとですね、読み進めるのに千万の基礎知識がいるんですよ。
小説なんで差し入れとかがないんで、文章だけで加工形状とか加工の話をされても、結構ちんぷんかんぷんなんですよ。
私、一応工作機械の設計やってますけど、それでも文章だけだとなんかよくわからんなっていう部分あったんで、ちょっと差し入れが欲しかったなっていうのが惜しいポイントです。
それでもやっぱ工作機械というものをテーマにした小説ってめちゃくちゃ珍しいんで、おすすめの1冊です。
2冊目のおすすめ小説はですね、「芋の矢何でも作れます。」です。
これもね、さっきの今紹介した削り矢の作者と同じ作者が書いている小説です。タイトルからもわかる通り、この小説では芋のをテーマにしてます。
ただ芋の話だけじゃなくてですね、日本の鋳造業界の全体の抱える後継者不足とか、
下受けいじめというもの問題もストーリーの中に垣間見ることができます。 あらすじをね、ざっくり説明しますと、主人公はですね、下町の鋳造所、清澄鋳造で働く清澄瑠香という女の子が主人公です。
彼女はですね、清澄鋳造の後取りであって、そして珍しいんですけど大の芋のオタクであるという設定です。
芋のが大好きで大好きでたまらないと。小さい頃からね、芋のに触れてきた彼女にとって鋳造っていうのは太陽を
流し込むことであり、何よりも美しくそして魅力的に感じていると。 しかしそんな清澄鋳造に突然ピンチが訪れます。
大手メーカーからの単価の引き下げ、厳しい納期短縮の要求、また発注の打ち切りといろいろとトラブルがありまして、まさに倒産寸前になると。
そんな状況を打破すべく、瑠香は持ち前の明るさと芋の愛を武器にして大胆な改革を図っていく。
その時にですね、国内最大手の芋のメーカーの大村鋳造の後取り、大村と出会い、とある芋の技術を知ることになり、というのがあらすじです。
今ちょっと話しましたけど大村鋳造っていうのはですね、日本に実際ある大手の芋のメーカー木村鋳造をモデルにした会社ですね。
でとある技術って言いましたけど、まあ別にネタバレにならないと言いますけど、生き残るための突破口としてフルモールド法という芋の鋳造方法にですね
チャレンジしていくというストーリーです。フルモールド法は木型の代わりにハポシロイルを使うという比較的新しい鋳造法なんですけど、この話がねやっぱ結構技術の勉強になります。
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僕もともとフルモールドを知ってますし、なんならフルモールド法の芋の設計もやってますけど、これかなりそんな立場でもこの小説はかなり勉強になりました。
この本はね完成度がかなり高くて、これといった欠点がないっていう感じですね。
物語の語り方もすごい面白いんですよ。これはねストーリーは主人公のルカが生きる現代の話と
清住鋳造という会社の創設者の戦時中の話っていうのを交互に語られるストーリーになっていて、過去と現在、だんだんこう繋がっていくという
あの語り口になっているんですよね。これが非常に面白いです。間違いなくこのおすすめの一冊です。
3冊目のおすすめ小説は下町ロケットです。これはもうほぼ説明不要と言ってもいいでしょう。
もはや超王道ですね。知らない人が少ないと言った方がいいかもしれません。2015年にドラマ化もされていて、かなり話題になりました。
ストーリーもね王道の作成ストーリーといった感じで、読んでて非常に気持ちが良かったです。作者はですね半澤直樹でおなじみの池井戸潤さんという方で、
やっぱ痛快な猫の逆転劇みたいなのが売りのストーリーになっています。 あらすじだけざっくり説明しますと、主人公はロケット開発者の
佃光平という男です。で、佃光平はロケットの打ち上げに失敗した責任を取る形で、ロケットの研究施設から去ると。
長年夢であったロケットの開発の道を諦めて、父親が経営する佃製作所という中小企業の社長になります。
しかし夢を捨てきれない佃は、本業の傍らで技術の研究にも力を入れて様々な特許を取得していきます。
そんなある日ですね、大企業の帝国重工が何年もかけて開発してきた新技術の特許を取ろうとした時に、
その特許はですね、先に佃製作所に取られているという事実が判明します。 そして焦った帝国重工は特許を20億で譲渡してくれという交渉を
佃製作所の方に持ちかけると。 普通はですね、そんな大きい交渉を持ちかけられたら、中小企業は嬉しいはずなんですけど、
社長の佃だけは浮かぬ顔でした。 それはですね、特許の譲渡じゃなくて、部品の供給をしてロケットの開発に携わりたいという夢が頭の中にちらついていたからです。
しかしそれはリスクが高すぎると、社内から猛反発を受けます。 技術者としての夢を取るか、社長としての会社の安定を取るか、
夢と現実の狭間で佃の心は揺れるわけですね。 そして社員の反対を押し切り、夢を追うことに決めた佃に様々な試練が押し寄せるという作品です。
この池井戸作品の特徴なんですけど、 お高く泊まったライバル企業とかね、いやらしい銀行員とかいっぱい出てくるんですよ。
これがまた悔しいぐらいにですね、ムカつくんですよね。 こんな腹立たしい奴いるわけねえだろっていうぐらいに、いやらしく書かれていると。
そういう奴らを努力と技術でギャフンと言わす瞬間っていうのがもはややっぱ 快感だし、この池井戸作品の魅力でもあると言えます。
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この小説で学びになるのはですね、夢を追う情熱だと思います。 正直技術の話ってそんなないんですよ。
まあそのロケットのこと全然知らなくても全然読めてしまいます。 しかしですね、いつからか諦めてしまった夢、
これ本当そのままでいいのかっていうのを考えさせられるストーリーになっています。 物作りってやっぱね、夢と情熱欠かせないんですよ。
本当にやりたいことがあるとか、本当に作りたいものがある。 みんなそうだったんですけど、でもやっぱ忙しいからとか、家族がいるからとか、どうせ無理だよとか諦めてる。
そんなあなたの背中をこの小説が押してくれるかもしれません。 夢を追う勇気をもらえるおすすめの一冊です。
4冊目のおすすめ小説は、空飛ぶタイヤです。 これもまた池井の巡作品ですね。
2018年に元TOKIOの永瀬さん主演で映画化されたことでも有名です。 このお話はですね、実際にあった三菱のリゴール隠し問題を題材として書かれた小説です。
あらすじとしては、中小の運送会社赤松運送を経営する赤松徳郎が主人公です。
ある日ですね、工作機械を運送中だった赤松運送のトレーラーが、タイヤが突然外れてしまって、不幸にもそのタイヤが道路を歩いていた母子を襲います。
子供は運よく軽傷でしたが、母親は即死でした。 赤松は容疑者として、非な世間から激しいバッシングを受け、会社も倒産寸前に追い込まれてしまいます。
事件の原因究明の結果、出た結論は赤松運送の整備不良です。 しかし、自社の整備に落ち度はなかったと確信する赤松は、トラックそのものに欠陥があったのではないかという疑問を持つようになります。
愛する家族と社員を守るべく、その被害者の無念を晴らすべく、瀕死の運送会社が大手自動車メーカー、ホープ自動車の闇に戦いを挑む。
そういう作品になっています。 本作をですね、ものづくりをテーマにした小説というジャンルで捉えると、少しずれているのかもしれないんですけど、
でもやっぱものづくりの世界って、失敗を乗り越えて大成功しましたっていう、サクセスストーリーばかりではないんですよね。
実際にはですね、失敗を乗り越えることができずに、責任を取る必要があると、そういう場合もあります。
むしろ現実ではそういうパターンの方が多いのかもしれません。
本作ではですね、まさにそのものづくりにおける責任がテーマです。
物語を純粋に楽しむのはもちろんなんですけど、もしあなたがホープ自動車の社員で、この隠蔽事実を知っていたらどのように行動していたんですか、という視点でも読んでいただきたいと思います。
技術者倫理的な教材としても有効なんじゃないかなと僕は思っています。
この小説ね、長いんですよ。上下感と分かれてて結構ボリュームがあります。
15:03
でね、この上感がね、本当に辛くて、その上感はもうひたすら精神的に追い詰められるパートなんですよね。
で、辛い描写があるし、こう不幸が重なるしですね、主人公の赤松がどんどんどんどん追い詰められていく。
もう読んでて、あ、辛い、早く助けてーってなります。
けど、もう下感からの巻き返しはですね、もう快感です。
もうその上感で辛かった分を一気にその下感で巻き返すんで、頑張って上感を読み切って下感に行って欲しいなと思います。
この辺りはやっぱね、池井戸巡ワールドという感じですね。
池井戸作品って大体そういうパターンなんですけどね。
なんかムカつく銀行員とか、なんか大きい会社がちっちゃいところをいじめて、最後にバーンとそういう人たちを全部ひっくり返して見返すと。
なんか毎回同じなんだけど、やっぱなんか魅力があるんですね、その逆転劇っていうのは。
是非ともその逆転を信じてですね、あの辛い部分を読んで欲しいなと思います。
ものづくりにおける責任とは何かを考えさせられるおすすめの一冊です。
5冊目のおすすめ小説は、生きな千万行です。
まず注目すべきはこのタイトルの渋さですよね。
生きな千万行。聞いたことありますか、こんな小説。
私に言わせればですね、もうこの時点で読まない理由がないです。
生きな千万行、これもう見た瞬間に手に取るレベルですね。
この小説を一言で表すのであれば、これはマチコーバのリアルです。
小説というよりは実体験に基づくマチコーバの話といった感じなんですけど、非常に多くの学びを得ることができます。
エッセイ集なんですよね。小説というかエッセイ集なんで、あらすじと言えるあらすじはないんですけど、紹介文を要約して紹介します。
生きな千万、小生きな仕上げ、バカでもできるターレット。
今から何十年も前、それこそNC工作機械が世に出始めた頃、そんな言葉がマチコーバで聞かれるようになりました。
職人が手で作る日作りの工具から、使い捨てのスローアイ工芸と切り替わり、機械はハンドルを回さずともプログラムで動く。
職人から作業者へ、業者は大量生産品へ、失われつつある技能、そしてものづくりの意気とは何なのか。
千万行作家の意味を持つ尾崎智博さんが、自身の体験をもとに等身大のマチコーバを切り取った名作エッセイ集となっています。
こんな感じのエッセイ集なんですよね。内容はですね、この仕事へのやりがい、技能、転職、労働災害、労働組合、下受けいじめ等々ですね。
時代背景こそやっぱすごく古いんですけど、現代でも共通するような問題が多く取り上げられています。
逆にね、びっくりしました。このこんだけ技術が進んでいるのに、なんか働き方とか人そのものってほとんど今と変わってないじゃないかと。
そういうこともね、かなり感じることができます。
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作者の尾崎智博さんという方はですね、実際にマチコーバで千万行として働きながら作家としても活動していたという異色の経歴の持ち主です。
そういう意味では私もですね、ある意味設計者として働きながら、ブロガーとして活動しているみたいな。
ちょっとそれと比べるとね、比べんなと言われるかもしれないですけど、
まあそういうですね、二足の麻薬を吐くというところで言ったらパイオニアの存在なのかもしれません。
このエッセイ集はですね、千万行としの経験がそのまま文章に現れてすごく引き込まれます。
内容はね、やっぱ一般向けとは言い難いですし、千万を何か知らないっていう人は多分全然読んでてわかんないと思うんですけど、
ある程度突っ込んでね、ものづくりの世界、機械加工の世界にいるのであれば、ぜひとも読むべき一冊だと思います。
特に現場の方ですね、職人とは何か、どうあるべきかとか、そういうことがそういう職人としての生き方を学べる一冊となってます。
欠点としてはですね、これ本が古すぎて、Kindleおろか新品の本すら買えないという、基本的にはもう中古を探すしかないんですね。
ここがねかなりネックになります。Amazonでも多分売ってないんじゃないかな。
ただね、あの小関さんが書いたもので、さらにおすすめの本というのがあるんで、
小説じゃないんですけど、小説じゃないんでね、このおすすめ何千円とかに入れなかったんですけど、そっちを読んだ方がいいかなと個人的には思います。
これはですね、小関さんがいろんな町工場を訪ねた経験を語った一斉集というものがあります。
生きな千万光というのも面白いんですけど、どうしてもですね、時代背景とか独特の読みづらさがあるんですよ。
なので小関さんの作品、この千万光作家ってどんな感じなんだっていう興味がある人はですね、
ぜひともこの町工場巡礼の旅という本を読んでみてください。
こちらはですね、電子版も出てます。めちゃくちゃ面白いです。
これもやっぱりちょっと古いんですけど、それでも今読んでも全然面白いとか、もうめちゃくちゃ学びがあるんで絶対に読んだ方がいい。
ある意味ですね、今回のこの小説のおすすめの回なんですけど、これが一番おすすめと言えるかなと思います。
町工場巡礼の旅、ぜひ手に取ってみてください。
というわけでですね、ここまで5冊プラス1冊おまけで紹介させていただきました。
ぜひですね、この紹介の中で気になる本あれば1冊選んで読んでみてください。
物語に引き込まれながらもね、技術書籍とは違った学びが必ずあるはずです。
さっき今町工場巡礼の旅、すごいおすすめですよって言いましたけど、ストーリーがあるものの中でおすすめだったら、やっぱり芋の屋なんでも作れます。
これね、本当に面白いんで、全部面白いんですけど、やっぱそのある程度ものづくりの技術にも突っ込んでて、ストーリーも面白いっていうのを兼ね備えてるんですよね。
どれ読もうかなーって迷った人は、ぜひともこの芋の屋の話ね読んでみてください。
あとですね、ちょっとおまけでもう1冊だけ紹介させてもらっていいですかね。
お前おすすめ5000とか言いながら何冊紹介するねんって話なんですけど、あのしかもこれ今からおすすめするのはものづくり全然関係ないです。
21:03
ただ、やっぱ技術者だったら読んでほしいなっていう本が1冊あります。
ファインマンさんシリーズっていう本があるんですけど、これマジで面白いです。
絶対に読んだほうがいい。
リチャード・フィリップス・ファインマンっていうノーベル物理学賞を取った人がいるんですけど、その人の自伝的小説です。
ファインマンさんがですね、とにかく変わり者かつ天才という、しかも実際にいた人物ですね。
なんで、このファインマンさんを中心に繰り広げられるですね、きてれずなエピソードっていうのがめちゃくちゃ面白いんですよ。
思わずね、僕も電車で読んでたんですけど、声を出して笑ってしまうほど面白い。
電車とか、人が多いとこであんまり読まないほうがいいなって思いますけど、そんだけ面白い本です。
一方で、この物理への熱量とか、天才的な発想アプローチとか、これがですね、やっぱり技術者として非常に刺激になります。
この本結構ボリュームがあってですね、ご冗談でしょうファインマンさんっていうのが上下あって、その続編として困りますファインマンさんっていう、合計3冊あります。
このご冗談でしょうファインマンさんの方はですね、非常に笑いの要素が強くて面白いです。
続編であるこの困りますファインマンさんの方はね、ちょっとだけシリアスな内容が多いんですよ。
ただ、有名な事故のチャレンジャー号墜落事故っていう事故の調査委員会を務めたエピソードが困りますの方には載ってるんですよね。
これかなりものづくりと実は関連が深い話なので、この困りますの方までぜひ読んでほしいなと思います。
やっぱね、この1個の事を追求したとか、好きで好きでたまらなくて、技術とかそういう研究とかを続けている人の話って、
やっぱね、仕事に熱量を持って取り組もうというモチベーションがある人にとってはかなり刺激になるはずなんで、ぜひとも読んでほしいと思います。
というわけでですね、もう好き勝手本紹介しまくりまくっちゃいましたが、本日のラジオはここまでとさせていただきます。
今回紹介した本はですね、説明欄にリンク全部貼ってますんで、気になったらそこから飛んでポチってみてください。
私は支部長技術研究所というブログを運営してまして、週1目標で技術関連の記事を更新してます。
今回説明した内容もブログ記事になってますので、文字で読みたい人は概要欄から、説明欄からですね、リンク飛んでみてください。
またツイッターではですね、毎日朝と夕方、役立つ技術情報を発信してます。そちらもぜひ見てください。
それでは今年も一年よろしくお願いします。支部長でした。ではでは。
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