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2023-09-16 37:19

#49 技術者が持つべき”転職”というカード【転職活動体験記】

世はまさに、大転職自体。

不確実性が高まる昨今、キャリアの在り方についても見直されつつあります。


かくいう私も転職活動の経験があります。

今回は、私の転職活動体験記をざっくばらんに語ります!!

転職に興味がある、これからしようと思っている方は是非聞いてください。


何かヒントになれば嬉しいです!!

技術者が持つべき転職というカードとは?

転職が手段ではなく目的になると何が起こるのか?


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ブログ: しぶちょー技術研究所(⁠⁠⁠⁠⁠https://sibucho-laboratory.com/⁠⁠⁠⁠⁠)

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元記事: 転職活動、終わりました。

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サマリー

しぶちょーさんは、技術者としての転職活動の体験記を語っています。彼の転職の動機は不満であり、会社にバレても残留する選択肢があることを紹介しています。彼は、転職活動においてエージェントの重要性や、不満に基づく転職の意味に迷い、同僚や上司との相談を通じて自分の目的を再確認する経験をしたことで、転職に関する悩みや見解が解消されました。彼は転職活動の経験と多くの人々の支えを得た上で、現職に留まるという決断をしました。ただし、最終的には最初に声をかけてくれた上司にお願いして、部署移動の事例を出していただきました。その経験から、自己の価値を高めることが重要だと気づいたのです。

技術者のキャリアの話
どうも、しぶちょーです。今回も、ものづくりのラジオをやっていきたいと思います。 このラジオは、産業機械の技術者である私が、ものづくりに関するトピックを主観を交えながら、ザックバランに紹介するラジオです。
小難しい技術の話はしないので、何か作業をしながら聞いていただければ幸いです。 今日はですね、ものづくりの話ではなくて、技術者のキャリアの話をしたいと思います。
具体的にはですね、転職についてです。 皆さんね、転職って興味ありますか?
人生100年時代、人材はね、流動的にどんどんなっていって、副業、兼業なんていうね、多様な働き方も最近は増えてきました。
日本がね、築き上げてきた永年金属とか、年功序列の制度、こういうものをね、見直そうっていう風が吹いている。 これはね、皆さんも承知の通りです。
それに加えて、物価の時代と呼ばれる、先行きの見えない不確実性の高い時代です。 我々の肩にもたれかかるのは、漠然とした将来の不安ですよね。
今の会社でいいのか? 今のままの自分でいいのか?
誰もがそう思ってるでしょ? 各異私も同じです。 私もちょうどね、今から2年前、転職活動をしました。
経緯については、このね、ものづくりのラジオの24回目で、実録、会社にブログ、SNSがバレちゃった時の話、
っていうのでも話してますけど、 こっちはね、転職活動というよりも、見バレしちゃったよっていうことについてフォーカスして語りましたけどね。
結構人気の実録エピソードなんで、まだ聞いてないって人はね、ぜひ聞いてほしいんです。 けれども、今回はしっかりとね、転職ということにフォーカスして、私の転職活動体験記について語りたいと思います。
結果から先に言いますけど、私は転職しませんでした。 内定を取って、もうあとは踏み切るだけっていう段階で、今の会社に残るという選択をしました。
そこから2年経ったんですけど、まだ同じ会社で働き続けています。 このね、残留する、今までいた会社で転職というカードを持って働き続ける、
という選択肢がどうだったかについてね、今回はお話しできればなと思います。 転職で悩んでいる人は、きっと参考になる部分があるはずです。
単なるね、本の知識とかじゃなくて、僕の経験の話なんで、ぜひとも役に立ってください。 先に言っておきますけど、今日言いたいことってのはもうこれに尽きるっていうこと2つあります。
1つ目、転職というカードを持て、ということですね。 2つ目、自分の価値を会社に委ねるなよ、ということです。
では早速いきましょう。そもそも私が2年前、なぜ転職活動を決意したのかということですけど、これは新しいことをやりたかったからです。
転職の動機
それまではですね、機械設計という仕事を10年近くやってたわけですけど、 私なりにね、ブログなどで情報発信したり情報収集していくうちにですね、
時代の変化を感じたんですね。機械っていうのがなくなるわけじゃないけど、 価値が推移するなと思いました。
具体的なものではなくて、ことに価値が移ると。 物理的なものじゃなくて、もっと抽象度の高いものが価値の基本というか本質になるなって、
肌で感じたわけですね。そこでその時流行りだったですね、 IoT をはじめとするデジタル技術とか、AI の技術、
こういう新しい分野の技術に触れながら、 自分を磨いてですね、人の役に立つものを作りたいと思ったわけですね。
もちろんね、そういう分野の独学はしてたんですけど、 やっぱ仕事にしない限り、なんか趣味の領域を出ないなって感じました。
なので、それをやるために転職をして、職を変えなければなと思って、 転職を決意したということです。
と、言うと前向きでかっこいいでしょ。 別に今話したの嘘ではないです。偽りのない私の気持ちです。
でもあの実はですね、転職の動機のメカニズムって そうじゃないんですね。今話したのは私の気持ちや思いをポジティブに切り取った部分に過ぎないんです。
転職の動機の本質は、詰まるところ不満です。 あのね、転職学っていう転職を学問として取り扱ってる、なんか変な本があるんだ。
変な本って言うとあれだけど、面白い本があるんだけど、 その本の内容を引用しますとですね、人がどんな時に転職・離職を考えるのか。
それはこのように表すことができます。 今の会社への不満×転職できる可能性が転職への抵抗感より大きいか小さいかということです。
会社への不満と転職できる可能性の積が転職への抵抗感を超えれば、 人は転職を決断するってことです。
この式の正しさがどうかというのは置いておいて、感覚的にそんな感じがしますよね。 不満が大きくて転職できる可能性が大きければ、抵抗感よりそれが大きければ、それは転職するよねっていう感じだよね。
この式が表す重要なポイントっていうのはですね、 転職は不満ベースで行われているということです。
つまり会社に不満があるから転職するんですね。 しかしただ不満があるというだけでは簡単に転職を決断しません。
とある種類の不満、それを持つことで転職を決断する可能性が高くなります。 それがどんな不満かといえば
転職活動体験記
この先も解消されない不満です。 例えば
対偶面とかですね給料が低いですよと サービス残業が横行してますよとか
また人間関係パワハラセクハラがありますとかね 自分の力だけでは解消が難しい不満があるとき
転職への抵抗感よりも不満が上回る可能性がぐんと高くなるわけです なんでこんな小難しい話をするのかと言いますと自分が抱える不満を明確にすることが
転職において最も重要だと身をもって感じたからです さっきね新しいことがしたいとね
そういう転職活動の動機を挙げましたけど これで皆さん言いますけどこの言葉は裏を返すと今の会社では新しいチャレンジが
絶対にできないという解消できない不満が 転職活動の起点にあると言えるんですね
でまぁ転職活動初期も本当に始めたばっかの頃の私はですね 前向きに前向きに自分を奮い立たせようとするあまりですね
この不満を俯瞰して捉えることをあまりしてなかったですね 目を瞑ってました 転職ってねやっぱね
転職活動ってやってみればわかるんですけど 怖いんですねどうしても転職するっていうのは 環境変えるっていうのはリスクですから
しかもねその時2年前で私家買ったばっかりだったし 子供もねその時は2歳と0歳だったんですね
そりゃ不安マックスですよね そんな時に転職しようというのもいささかね強気ではあるんですけど
やっぱり不安なわけですよ それを隠すような形で前向きにポジティブに振る舞ってしまったわけですが
結果としてねそうしてしまうと転職の本質っていうのを見失いやすいんですね 転職することがすべての解決策目的となってしまって本来自分が解決したかった
ことっていうのが見えなくなってしまうわけです とにかく転職しなければならないんだという気持ちだけが先行してしまって
結果として私は結構悩むことになりました ここからちょっと具体的な転職活動の話をしていくんですけど
私の転職活動の始まりっていうのは非常に特殊です 同じ境遇の人ってのはまあいないでしょ
さっき言いましたけどこのエピソードはね過去のラジオで語ってますけど 私は転職活動をする前に会社に転職活動がバレました
普通ね普通内定が出るまでバレないようにするもんだし なんとなくね転職活動やってる過程であれなんかあいつ最近勇気多いな
まさかみたいな感じで勘づかれるものなんですね しかし私の場合ですね私目は本日から転職活動を開始させていただきますと会社に声高らかに
宣言したっていう感じになってしまったんですね そんな人が私でございます
経緯をざっくり説明しますけど 私はね見バレしていないと思って自分のブログにですね
転職活動を始めましたという記事を書いちゃったんですね でそれが会社にバレてて記事公開の数日後に現行犯逮捕されたと
偉い人に会議室に呼び出されたっていう話です 呼び出されたわけなんですけどまぁ何を言われるかとね
ビックビックしながら会議室に行ったんですけど言われたことはね こんな感じでした
君の情報発信の活動これは非常に評価していると 弊社でもいくつもの新しいプロジェクトっていうのが今進行してるんだ
やりたいことがあるなら希望の部署に移動してもらって構わない 転職しなくてもこの会社でできる新しいこといくらでもある
新しいことがやる土壌も体力お金的な体力もこの会社にはあるぞということでした まあそれだけじゃなくてね
昨今の工作機械業界同行とかそれに対するね会社の戦略アプローチまで普段ね しもじものものが聞けないような話をかなりザックバランに聞かせてもらって非常に勉強になりました
この面談の時点ですでにねかなり後ろ髪を惹かれる感じがあったんですけど当然私として はね
現在現時点では転職活動を始めたばかりなのでまだ判断はできませんと けりっと伝えました
というかねまた転職活動その時で始めてないわけですね 今から始めますって戦国宣言した段階で捕まったので
まあとにかく転職活動してみないことには そのね提案された内容の良し悪しがまあ判断できないと思ったので
あのそこから転職活動を始めました まず最初に決めたのは転職活動の軸です
どういう企業に対してまあちょっと面接を受けたりとかねアプローチするかというのを考え た時に主に3種類の企業に絞りました
一つ目は今の会社よりも大きな大企業 2つ目はニッチでありながら世界的シェアを持つニッチトップの中小企業
3つ目はものづくり関連のベンチャー企業ですね 大企業とか中小企業は転職エージェントを利用して紹介してもらって
ベンチャー企業に関しては自分で探してね直接応募しました 会社選びの基準はね転職の動機に従って新規性の高い取り組みを行っている会社です
会社の規模にとらわれずにね広く企業を見たいという気持ちを持ってたのでまぁこういう 感じで大きい企業中小企業ベンチャー企業っていう軸の分け方をしました
でねやっぱね転職活動の中で一番大変だったのがね ここなんですね
会社を実際に選ぶことが非常に大変でした かなり難航したんですねまず最初にまず最初にとかここが一番苦労したんだけど
転職エージェントね 転職活動に必須とも言える転職先を紹介してくる転職エージェントです
これがね本当にね あえてきつい言い方をしますけど本当にまともな人がね
いないですいない ほとんどがねあのぶち込み型ですぶち込み量産型転職エージェントでした
とにかくもう何でもいいからさっさと転職させてもう 会社にぶち込んでね実績を作りたいっていう人ばっかりなんですね
全然日本が通じないもうこっちの話を全く聞かないですね そんな機器を紹介してくれててだろっていうね聞くバンバン紹介してくるんですね
転職エージェントねビジネスモデル的に見ればこれはしょうがないことなのかもしれないんです けど
たくさんね転職させればガッポガッポなわけですよ彼らはただねまあ少なくとも人の人生に 関わることなんで
もっと誠意を持ってね対応してほしいなって思いますよね そういうねなんか本当にとにかく入れてやろうっていうぶち込み
転職活動とエージェントの重要性
量産型の人がほとんどなんですけど たまに逆張り風ぶち込み量産型の人もいて
あの要注意です私はね転職しないというのも一つの選択肢だと思っていてそれも重要だ と思います
みたいな感じでね最初に語るんですね俺は他のやつだとは違うぜってムーブをかまして おきながら
結局同じっていう人ねそういう人もね結構いるんですよ こればっかりはね本当にエージェントガチャと言わざるを得ないですね
もしもあの転職しようと思っている人がいて周りにねすでに転職した人がいるなら そういう人から信頼できるエージェントを紹介してもらった方がやっぱいいです
最近ねあの転職系の業界で働いている人とねちょっと喋ったことがあるんだけど やっぱり今ね転職希望者が増えすぎちゃって
エージェント側完全に人手不足に陥ってるみたいです 結果で流れ作業みたいになってて本当にミスマッチが起きて不毛な転職が非常に横行してるらしい
です なんで転職エージェントレベル本当に気をつけてくださいで私はまあさてねいろいろガチャを引く中で
ようやくねすごい信頼できるエージェントを一人だけ見つけたんで その人にすべてを頼みました
エージェントが決まったところでまぁ早速ね条件に合う会社を紹介してもらって何社か 面接を受けたわけですね
でここで私が大事にしたのはとにかく工場とか会社を実際に見せてくださいっていうことです ちょうどね2年前ってコロナの真っ只中でリモート面接が多くてね
極端な話1回もその会社に出向かなくても内定取ることができるぐらいだったんですよ ただねやっぱ自分が働くかもしれない職場であれば人現場現物
見ないことにはまあ判断できないですよね とにかく面接の前に工場見学をさせてほしいんだっていう胸をね
エージェントの人に伝えて交渉してもらったわけです 担当してくれてたエージェントの人もですごい情熱的な人だったんで
本来そういう工場見学とかやってないところでも無理矢理でセッティングしてくれました 無理矢理というかちゃんとすり合わせて私の意見もちゃんと伝えた上でセッティングしてくれ
たんですね非常にありがたいことにまあこれもちょっとねすけ目心みたいなもあって 仮に面接を落ちたとしても工場の見学できるってめちゃくちゃ
よくないですか他社の工場別に業者違うんだけど他の会社の工場なんて滅多に見学できる もんじゃないんでそれだけでお釣りが来るほど儲けもんだなって僕は思ったので
まあただで転ばないという方針でしてとにかく工場と現場を見せてくれつって見てまいりました あとでまぁツイッター経由またちょうどねツイッターやってたんでツイッター経由でお誘い
いただいた企業もあったんでそれまで面談とか面接受けさせてもらいました 個人的にはねそこが本命だったんですけど
あのそこはね本格的な先行に進む前に私が現職に留まるという判断をしたのでまぁ 途中で辞退してしまったんですけどね
まあそんな感じでこう面接を進めていく上でやっぱりきつかったことっていうのはやっぱりね 悠久を湯水のように使わなければならないということですね
これ私が悪いっていうのもあるんだけどリモート面接を選べば当然家からでも受けれるんだ けど
工場見学とかね会社現物を見させてくれっていうのを重視したこともあって その会社に必ず行く行くんですよ
なのではかなり急な日程調整っていうのを強いられました 複数の企業の先行を並行に進めるならなおさらですね
しかもね仕事もねすごい忙しい時期だったですねそれ 現職のだからね結構ねこれがきつかったですね
人生で初めて軽弁を使いましたそこでやむを得ず こればっかりはねまぁ人生かかっていることなんでしょうがないなっていうことでちょっと今日は
体調が悪いですって休んで面接に行くってのをやってました 当然で有給は使うんだけども働きながらね転職活動する上では
この日程調整の辛さってのはね絶対避けられないと思います これだけはやっぱ覚悟しなければなりません
僕の後輩でね会社辞めてから転職活動に専念するみたいな子もいたんだけど それはそれで結構辛そうだったんでやっぱ猫現職のままやる方がいいと思います
あまり自分を追い詰めるのは良くないかなと まあ人それぞれねあの考え方とかスタイルはあると思うんですけど
まあそんなことあって頑張った結果ですね その回あってですねいくつか内定をいただくことができました
これはねすごく自信つながりましたねあ転職ってこうやってやるんだとかね やろうと思えば俺もできるじゃんっていうことがわかってですね
あ転職っていうカードって切れるんだなーっていうことがはっきりとわかった瞬間でした さてさてとないていただきました
お膳立てはもう整いましたよ あとは5転職するだけですわー
となったんですがここで一つねある疑問が 頭を持たれてくるわけですよ
本当に転職が正解なのかということです 先ほど話した転職の方程式で表すところの
転職できる可能性が大きくなるというかマックスですよね マックスになってあとはこの転職への抵抗感を超えれば
もう転職しちゃいますよという場面です ただね私はその時点で肝心の
会社への不満っていうのがよくわからなくなってました 会社は
さっきも言ったけどチャレンジしていいよって私に言ってるわけですから 俺はなんでそもそも転職したかったんだっけっていう疑問にこの時点立ち返ったわけですね
自分の目的と不満の再確認
これね不満ベースで最初に考えてたら私はこういう不満を持ってるんだっていうところが 起点で転職活動を進めてたら多分ここまで迷わなかったなと思います
これはねポジティブに自分を奮い立たせたばかりに 新しいことにチャレンジするんだと
とにかく新しいことをするんだという気持ちがね自分の中ですごく強くて 逆に転職しないっていうことはそれを前チャレンジしないってこと
逃げの選択じゃないのって感じたわけです 気持ち的にはねすごいも転職しないなんてありえないっていう気持ちを持ってたんですけど
冷静に考えると転職する理由が見当たらないという感じだったんですね 自分の中ですごく大きな自己矛盾があって
なんだこれっていう あと一歩で転職なのになんなんだっていう感じですごく悩みました
さっきねあの転職活動の件でまあそのバレちゃって偉い人と面談しましたよという話し しましたけど実はねその面談の後もすごく私のことを気にかけてくれてて
ことあるごとにねなんかデスクに来て調子はどうですかとか 今日してたツイートあれだったねーとかねこういう面白いニュースがあるよみたいな感じで
わざわざ僕のデスクまで出向いてくれたんですね 忙しい長時間を割いて非常にね育ってね気を使ってくれるというか気にかけてくれること
ありがたいなーって思いつつ 自分の中でなかなかこう決断出せないもどかしさを感じてずっとやきもきしてたわけですね
そうした話がまた上手くて 結構ね興味深くてですね確かにこう現職のままでも新しいチャレンジできそうだよっていう気がして
きたんですね でもやっぱ自分の中には絶対に転職をしなければならないっていう気持ちがすごく強く
あってそれがなぜかというのを説明できないままいました 今考えればそれは何かはっきりわかります
これね手段と目的の逆転ですいろんな場面でよくありますよね 手段が目的になっちゃうみたいな
転職活動っていうのはね自分の目的を達成するための選択肢の一つであるにも関わらず いつの間にかもう転職することがマストな
そういう目的になってたんですね 転職に対する期待と現職に対する期待
あと自分がやりたいやりたいこととかこれから成し遂げたいこと こういうものが本当に頭の中でぐるぐる回ってて何が何だか何が正解なのか
本当よくわかんなくなって考えたくないなって思いました でもこれはでも本当に自分で考えてるだけじゃもう拉致が開かないと
誰かに話を聞いてほしいということで私あの個人的にはあまり人に相談を打ちかける タイプじゃないんですけど
同僚や上司との相談
この時ばかりは本当にいろんな人に助けを求めました人に相談しました 非常にありがたいことですねいろんな人が相談を受けてくれて主には先輩とか
上司とか同期ですね私のためにわざわざ時間を割いてですね 話を聞いてくれました
最初に相談したのはね先輩で もうすでに転職を決めてて退職する寸前の先輩がいたので
ちょっと引き止めてと僕の話を聞いてくださいと相談したらわざわざね あのじゃあ家に来ないよって家まで招いてくれて夜遅くまで相談に乗ってもらいました
そうしたねあの優しいんですけども厳しい先輩でもあるんでかなりね鋭い指摘をいただき ました
言われたことはね具体的にこんな感じで やりたいこととか新しいことって言ってるけどそれは具体的に何なのっていうこととか
転職先でそれが本当にできる保証はあんの あるならそれはどこからその会社のどこから判断したのか
転職先でやりたいことできなかったらどうするのまた転職するの 転職にこだわっているようだけどそれは選択肢の一つだと捉えるべきだぞ
こういうね鋭いツッコミを入れてもらいながら 結構壁打ちをしていくとねやっぱ話が結構引き出てきて不思議とね頭の中が
考えがまとまっていくっていうのがわかりました ここで初めてあ
自分は会社に対して新しいことができないという不満を持っててそれを解消する ために転職活動をしてるんだという構造をね
俯瞰して捉えることができたんですね そしてその時点でもその不満は今の会社の中で解消できる可能性が高い
ということも冷静にね認識することができたんです これ非常にありがたい気づきでした
あとねまあ直続の上司である係長にも相談しました これはね相談っていうよりねちょっとした喧嘩から発展して結果的に相談する形になったっていう
のは正確なんですけど 係長がね到底終わらせることができない仕事をぶん投げてきては
なんで同期取り終われんだって毎回詰め寄ってくる人なんですよ もうね俺はねあの管理職のくせにこいつ仕事の管理を管理できていいんじゃないかと
正直あんま好きじゃなかったんですねでも会社を辞める気満々だったんで 大人げないんですけどまあ係長に寄られた時にねちょっと逆切れしてみたんですね
やる気起きたいですよこんなんじゃ こんなねただただなんか目先のこと器用にこやすこなすだけの作業みたいな設計もしたく
ないんですよ 新しいものが作りたいんですって言ったわけですね
だいぶ大人げないんですけどそう言ったわけです 飽きられるか逆上されるかなーって思ったんですけど意外なことに係長はね私の
まあ愚痴ですよね話を親身になって聞いてくれたんですね でまぁ係長から言われた言葉はこんな感じです
裁量を与えずに責任だけ求めるという今の会社のやり方にはやっぱ問題があると思う ただチームで働いている限り自分のやりたいことができないことっていうのはある
気持ちはわかるけど 納期の先にはお客さんがいるわけだからそれを忘れちゃいけないよと
働き方の抽象度の違い
これは自分の価値観だけど最終的に良い製品ができるなら 自分はいくら犠牲になっても構わないと思っていると
あんまねこういった仕事感に関して真剣に上司と話すって機会なかったんですけど いざね膝を突き合わせて話すと
その上司の音人となりとか考え方を理解することができました 上司との話の中ではやっぱチームっていう言葉がね
すごく多く出てきたんですよ やっぱり管理職ポジションの人とメンバーポジションの僕では物事の捉え方というかね
考え方の抽象度がだいぶ違うなってそこで気づきました やっぱり自分だけがやりたいことを追求してたら
それってやっぱ仕事であっても趣味の領域になっちゃうんですね チームで働いて相乗効果で価値を作り込んでいく
これが企業の働き方なわけですから そういう視点が自分の中でなんかぽっかり抜けてたなってことにすごく気がつく
いいきっかけとなったんですねこれが で最後に相談したのは同期なんですけどまあこれがね現職にとどまろうと思う最終的な
きっかけになった話です 同期っていうのはね不思議なもんでなんか仕事のこともそうですけど
プライベートのこともね腹を割って話せる結構特別な存在ですよねやっぱ 同期の中でもね特に仲の良い友人たちには俺は今年中に転職するとしようと思ってる
からということは事前に伝えてあったんですね そんなある日その仲の良い同期に呼び止められてこう言われたんですね
転職する前に一度俺の話を聞いてくれないかと もう自分の所属長にもアップを取ったから
うちの部署でやってる新しい取り組みをとりあえず見てほしいと 絶対に面白いからこっちに来たくならず転職を決めるのはそれからでも全然遅く
ないとそう言われたわけですねこれがね一番驚きました本当に あのまあ個人的な話になっちゃうんだけどプライベートでもね
交流のある仲の移動期だったんですけど扱ってる技術の分野ってのは全然違ったんで あま真面目に仕事の話ってしたことなかったんですね
そいつはソフトウェアのエンジニアなんであんまりこう がっつり仕事話しなかったしそもそもそんなね
なんだろ厚い発言をするキャラじゃなかったんですよ その話を聞いた時にあーすごい意外だなと思う反面ですね
やっぱこうパッと見て目に見えなくてもみんな熱量を持って仕事やってるんだなって感じ ました
なんかね今の会社その時点で自分の会社に情熱を持って働いてる人はいないっていう 少し冷めた目線であの職場を見てたんですね自分がそれをすごく恥じましたね
転職しようって思った瞬間に何か色眼鏡がかかるんですよね 転職する理由を見つけるための色眼鏡
それをかけて会社を見ちゃってたなと思いました それをまあいろんな相談に乗ってくれた人たちが外してくれたっていう感じです
その他にもね喋りきれないほど多くの人から意見をもらいました本当に本当にね 人に恵まれているなぁと思いましたし今も思ってます
本当に自分のこの境遇にはね感謝しかないです ここまで猫会社のメンバーにお膳立てしてもらったらもう迷う余地などないですね
この仲間のつながりがあって新しいことができるなら 何を迷ってたんだ俺はと思いました
このようにね転職活動の経験や様々な人の支えを得た上で現職に留まるという決断をした わけです
でも最終的にはね最初に声をかけてくれた偉い人にお願いして部署移動の事例を出して いただきました
機械設計の仕事からさらに研究開発職の強い部署に移動させてもらって そこから2年間ですね
今に至るまでその部署で ai iot の製品開発を行っています これがね私の転職体験期となります
でね転職活動を経験してからの2年間っていうのは明らかに働き方や価値観ての変わり ました
内定を取ったことでね転職のやり方がわかったんで転職というカードがいつでも 手の内にあるわけですよ
だからね攻めれるの 態度にはなしちゃダメなんだけど
いいんだぜ俺は別にこの会社じゃなくてもさっていう気持ちの余裕が家にあるんですよ なんで結構思い切った提案とか取り組みができるわけです
そういう人がねいればやっぱ結果として会社って良くなるな 良くなるんじゃないかなって思います非常に手前味噌なんですけどね
例えば私がここまで行ったのは今までね会社で禁止されてた副業の解禁を求めたりとか 資格手当の制度ですねを提案したりとか
今までの自分ではねやろうと考えなかったことをどんどん提案できるようになりました あとね感覚的な部分としては転職活動したことでその会社の社員じゃなくて
子としての自分として会社で働けるようになったなと思います 転職活動するとね嫌が多でも会社の外に目が向くんですね
自分の市場価値自分が外の世界でどう評価されるか それが重要であるってことに気がつきます
言葉ではなくてね心で理解できるわけですね 会社内の付き合いでねおべっかたれたりごまをするわけじゃないんです
外の世界で自分を認めさせる方法 自分の価値を高める証明する方法が大事だってことに気づくんです
だからこそ転職活動の後は技術系最高峰の国家資格である技術士の資格を取ったりね こういった情報発信の活動にも力を入れて取り組んできたわけです
あとね社会で行われるセミナーにも積極的に参加するようにしています 会社で行かせてもらえるものは当然会社で行くし
実費で行くものはちゃんと自分でねお金を出して勉強しに行く これが今の時代のキャリアの作り方なんじゃないかなと自分の中では思っています
一つ質問です あなたの勤める会社の名前そのラベルをあなたから剥がされた時にあなたに残るものは何ですか
こう言われると結構ねドキッてすると思うんですよ なんで今の会社で働きながら子としての自分を高める
あなたに残るものを高めましょうということです これ過去にもラジオで言ったかもしれないんだけど
まるまる株式会社のまるまるです じゃないんですね
まるまるです今はまるまる会社で働いてますなんです これ何のこっちゃって感じなんですけどこれ
ヨーロッパの人の自己紹介と日本人の自己紹介の違いなんですよ 欧州の人の感覚って
本当にまず自分がいるんですねまるまるですと 今はまるまる株式会社で働いてますっていう言い方をするんですよ
でも日本人ってねやっぱね所属している組織が自分という捉え方をしてるんで 会社の中にすごく全身が使ってるイメージなんです
だからまるまる株式会社の私ですまるまるですという紹介をするんですよね これ面白い違いですよね
日本人にとって会社っていうのは服なんですね でもヨーロッパの人にとって会社って自分についているラベルの一つでしかないわけ
服の首元のタグぐらいな感じなんですよ その意識の違いがやっぱり自己紹介に出てるんです
であなたはどっちですかということですね 会社が自分の世界ではないんですね世界というのはあなたです
ちょっと怪しい宗教セミナーみたいになっちゃいましたけどそれぐらいね 感覚を広げて生きていきたいですよね
話がちょっと破産したんですけどつまり冒頭で伝えたように 転職というカードを持ちましょう
自己の市場価値とヨーロッパの自己紹介
自分の価値を会社に委ねるなよということです まずはねやっぱね私の経験に基づいて転職することが目的にならないように
ポジティブで作ろうはず不満ベースでやっぱ考えていきましょう その上でいろんな人の話を聞きましょう相談しましょう
転職活動をせず転職しないのと 転職活動をして転職しないっていうのは運での差ですよ
次とすっぽんです その経験てなんで絶対に人生で生かせると思います
私はこの2年でそれを学びましたので私が保証しましょう なので転職活動はおすすめです一方で転職は慎重にやってください
世間は転職を必要以上に煽ってますそれはビジネスになるからね よくね転職の話になるとさま海外の話を機会に出すわけ私も今だしたけどね
あのヨーロッパの話を 確かにヨーロッパの人たちはジョブホッパーっていうかねもう
転職しながらジャンプアップしていくこれが普通なんです 社会の仕組みもジョブ型採用になっているんでそれに対応してます
じゃあ日本はどうかというと転職の関心が高まっただけで会社の仕組みっていうのは まだまだメンバーシップ対応採用なんですね
だから非常にアンバランスです なのでそこのバランスを曇り無きまなこで見定めてください
とにかく大事なのは転職することではないです 転職というカードを持つことそして子としての自分の価値をためることです
誰にも奪われない自分の価値それを自分の中にためる働き方をしましょう 何度も言うけどね私のこの話が経験が少しでも
あなたの役に立てばと思います というわけで今日のものづくりのラジオはここまでとさせていただきます
ちょっとね暑くなってしまったんで長くなったんですけど すごく大事な話だと思って僕はしてるんでまたねあの感想とかを教えていただけると
非常に嬉しいです お知らせなんですけども毎度言ってますけど私は日刊工業新聞社様とコラボしてます
その名もマジで設計者の出属書 支部長ベストセレクションです
私が今はですね x やブログで紹介してきた日刊工業新聞さんの技術書籍が 支部長ベストセレクションとして専用コーナーを設けて実店舗に並んでおります
あのねもう私が終えないほどどんどん全国で展開されていってますんで 開催店舗かなり増えてます
詳細は日刊工業新聞社様のホームページに記載がありますので ぜひともチェックして落ち着お近くの開催店舗あればね
立ち寄ってください立ち寄った際はねあの x でポストするなり私にですね 支部長ベストセレクションコーナー見てきましたと教えていただっていただけると非常に嬉しい
です 私は支部長技術研究所という技術ブログも運営してます
週1更新を目標に更新してますのでそちらもぜひチェックしてください 今回話した内容ねブログ記事になってますね
文字で読みたいという人は説明欄にリンク貼っとくんでぜひ読んでください また x で毎日役立つ技術情報の発信を行っています朝7時20分
夕方18時20分に投稿しておりますのでそちらもチェック良かったらフォローしていただけると嬉しいです あと新番組
ものづくりの視点という番組がですねボイシーで始まっております 音声配信ですこちらは月曜日から金曜日までのなんと
集合で配信中でございます10分程度できるものづくりの話お送りしています ぜひそちらも聞いてください
このものづくりのラジオを含めますとなんとですね月曜日から土曜日まで私の声が聞ける ということになってるんですね鬱陶しいことにぜひともよろしくお願いします
以上支部長でした 今回のラジオはここまでですではでは
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