新卒のマルチ商法体験
おはようございます、しゅうへいです。この番組では、1年後のあなたが楽になるヒントを、瀬戸内海の島から毎日ゆるくお届けしております。
はい、ということで今日は、マルチはやめとけという話をね、しておきたいと思います。そこのあなた。
あとですね、まあ10年前の自分に届ける話で、僕、しゅうへいはですね、新卒でマルチ商法を始めると。
新卒で、もう1ヶ月目ですね。今4月ですけど、もう5月のね、確か6日ゴールデンウィークぐらいに、そのじゃあ始めますみたいな感じで、紹介者の人に言って、契約をして始めたと。
で、それからだいたい2年半ぐらいですかね。セミナーだったりとか、商品を買ったりとか、シャンプー、サプリ、日用品、月に13万から5万円ぐらい買ってましたよ。
で、手取りなんてね、20万あるかないかぐらいだったので、それにプラス家賃がね、東京で7、8万ぐらい確かかかってたかな。それ以外にもいろんなね、水道、高熱費、スマホ代とかもあったので。
もうぶっちゃけ毎月、その要するにそのマルチの支払いは、リボ払いにして、クレジットカードの。それでリボにするから、要するに15万払っても、翌月は5千円とか1万円とかの一応支払いでいいと。
でもそうだよね、15万買ってるから、残りの14万とかずっとリボ払いの残高として積み上がっていって、結果その3年ぐらい経って、もう辞めるときっていうか、まあ逃げたんですけど。
その時にはカード3枚、DCMXドコモのカードだったかな、あと楽天カードと、あとビザのビザっていうか、三井住友のカードだったと思うが、その3枚ぐらいのリボ払いがパンパン。
現金ももうないからさ、いろんな支払いで。だからキャッシング枠も使ってて、結局新卒からその3年ぐらいマルチやる中でいろんな出費も積み重なって、300万ぐらいはリボ払い含めて、キャッシング含めてパンパンになって大失敗しました。
で、なんだけどね、これ本当に気をつけてほしい。別に僕も起業する気もなかったし、マルチしたかったわけでもなく、だって新卒の1ヶ月目なんてさ、もうピカピカの1年生、社会人1年目で、よし、せっかく入った、内定もらった会社で一生懸命働いていこう、そんな気持ちでしたよ、僕も。
で、もちろん4月はOJTとか工場見学とかね、ソーラーパネルのメーカーだったんですけど、工場見学行って同期の人と学んで、めっちゃやる気、工場長とかに質問しに行きながらとか、めっちゃ学んで、会社頑張っていこうっていうのになぜか僕はマルチ商法を始めてしまったと。
で、そう、だからもう当時の僕に言ったら、やめとけと。そっちじゃないよ、お前の頑張る方向はと。でも、なんでさ、その新卒とか、例えば社会人で頑張ろうとしてる人が、結構マルチ商法とかネットワークビジネス、またはその本当詐欺魔害みたいなものに引っかかってしまうのか、今だと若い人の闇バイトとかの問題もありますけど。
なので、今日はですね、自分の体験談をちょっとみんなとシェアしながら、こういうパターンでハマっていく人もいたと、当時ね。まさに僕なんですけど。なので、このパターンを知っておけば、もしあなたが何かあったときに、あ、やべ、このマルチにハマるパターンかもしれないってね、先に知っとけるかもしれないので、今日はよかったら最後まで聞いていただいたらいいかなというふうに思いますね。
負債の増加
じゃあ、その新卒1ヶ月目でなんでマルチ始めたかっていうと、まずね、別に普通の学生というか、むしろ就活とかやる気がない学生で、何なら入った会社はコネ入社で入りました。おじさんのコネで。しかも、1社目のコネ紹介してもらったらそれ落ちちゃって。コネで落ちちゃって。で、2社目のコネでした。コネって2社目あるの?しかもコネ入社で落ちるんかいって感じですけどね。
友達に笑われましたけどね、大学のときね。そういうふうに入った会社だったんで、正直ちょっとね、社会を舐めてるところはあったと思います。
自業自得みたいなとこあるって。ただ、面白そうな会社だったけど、もう頑張ろうと思って入って、本当に頑張ってました。全然めちゃめちゃ楽しそうだなって勉強頑張ってて。でも、そこでたまたま大学時代に知り合っていた、年でいうと2校か1校上の方がいらっしゃったんですよ。
全然、もともと大学が一緒とかではなくて、カバン持ちインターシップみたいなのもやってたときがあって、社長のカバンを持っていろんな会合とか、実際の営業の現場に行って名刺交換させてもらったり、学生ながらね。
名刺にお礼をしたりとか、メールをしたりとかしてたんですけど、そこで知り合った先輩、Yさんという方がいて、そのYさん、「村上くん、いいね。エネルギーがあっていいね。東京出てきたらご飯でも行こうよ、村上くん。」みたいなことを言ってくれてて、嬉しいじゃないですか。
僕も山梨の大学だったんで、東京に友達とかまだいなかったので、頼りがいのあるお兄さんできて嬉しいな、Yさんお願いします、みたいな。実際、僕も東京で引っ越し終わって、「村上くん、よかったら4月、ご飯でも行こうよ。」って言っていただいて、行って、2人で飲んだからご飯食べたんですけど、
そこで、「村上くんさん、会社これから入るけど、目標とかあるの?」って聞かれて、「いや、とにかく今営業の仕事なんで、一生懸命営業、工場見学もあるんで、頑張っていきたいと思います。この会社入れて嬉しいんだよ。」みたいな。
「会社の目標あると思うんだけど、人生の目標とか夢とかある?」って言われたときに、「とにかくまずは3年ぐらい頑張ってみる。」みたいなね。よくありますよね。そんな感じですかね、みたいな。でも、どっかでは口だけで、僕結構口だけですぐ言っちゃうんですけど、企業とかも、「どっからしたいですかね?」みたいなカッコつけて言っちゃったパターンですね。
それがあだになるんですけど。だったら、「村上くん、本とか読む?」とかって言われて、「本、読みますね。」全然読んでない。そのとき、読みますって言っちゃうんだよね。読んでないって言えないから、読みますね。みたいな感じで、そこで教えてもらったのが、「金持ち東さん、貧乏東さん」というね、ロバート清崎さんの本なんですよ。
これはマルチに関わった人、関与を受けた人は、「ああ、あの本か!」っていう人ももしかしているかもしれないけど、本は本でめっちゃ名著で、死ぬほど売れてます。世界でめっちゃ売れてて、3000万部以上かな。内容もめっちゃ分かりやすいし、僕はあれを読んでよかったと思うんだけど、結構マルチの関与に使われてるバイブルなんですよ。
マルチのバイブル。どんな本やねん。金持ち東さん、貧乏東さん、二人のお父さんが出てくるんですけど、一人はハワイの教育委員長とかっていうすごい役職に就いていて、いろんな人がすごい尊敬が止まない人なんですよね。
もう一人は中卒か何かで、レストランか何かを経営している友達のお父さんなんですよね。その二人のお父さんが出てくるんですけど、この話を聞いたら、どっちが金持ち東さんかどっちが貧乏東さんかってパッと分かりますか?
実はその教育長の方が貧乏東さんで、金持ち東さんはレストランのオーナーなんですよね。僕はやっぱりその時、社会人1年目で全く分からなかったので、ビジネスのこと企業のこと分からなかったので、
いや、なんでこのハワイの教育長の人が貧乏東さんなんだみたいな。本当のお父さんがなんで貧乏なんだみたいな。その本の中では、ずっと生活のために働かないといけない。稼いだ金額から必ず税金を取られて、手残りがないと。
僕からしたら当時、会社で頑張っていくとか、何かそういう公務員として頑張っていて、エリートコース行けば、いずれ自分の人生は楽になるだろうなと思ってたんですよ。楽になるっていうのは、お金で心配がないとか、時間がある家族とゆっくり過ごせるとか、旅行とか行けるとか、綺麗な家に住めるとか。
特に僕、実家っていうか、じいちゃんばあちゃんの家に住んでたんで、地区80年とかのドッポントイレとかあったので、とにかく綺麗な家に、普通の家に住みたいみたいな、マンションを買いたいみたいなのがすごい当時あったんですよね。
学びと反省
あれって思って、自分は今この会社に入って、そこそこ大きい上場企業の子会社ではあるけども、いい会社に入ったなと思ってて、ここで頑張っていったら、なんか自分は金持ち父さんじゃないけど、お金のこと心配しなくていいのかなと思ったら、なんずや、なんかあれ、こっちなんかすごいエリートっぽいけど、お金でめっちゃ困っとるやんけみたいなのが書いてあるんですよ。
ヒヤーってなって、じゃあ金持ち父さんの方に行きたいレースって、その中に書いてるのがラットレース。ネズミが貸し車をぐるぐる回すじゃないですか。あれずっとぐるぐる回してるだけで前に1ミリも進まないみたいなやつがありますけど、まさに普通に働くっていうのはラットレースなんだって書いてあって。
うわ、ラットレースじゃん俺みたいな。新卒1年目で、マジ?みたいな。いや、でもそんなことない。俺はなんかこのいい会社だから他の会社とは違うんだとかって思っても、でも仕組みを見たら、そう、ラットレースだなと思ったんですよね。それはすごい本当に人生にとって大きな大きな学びだったんだけど、やっぱりそれですごい感銘を受けて、Yさんに、いや、すっごいめっちゃよかったです。
金持ち東さん、貧乏東さんって何冊もあるんだけど、この2冊目のキャッシーフロークアドラントも読んでみてみたいな。2冊セットで読むといいんだよね。2冊目がめっちゃいいんだよみたいなことを言われて、分かりました。2冊目も読みますみたいな感じだったけど、あんま読まなかった気がします。その時あんま読まなかった。
でも、それだったら村上くんやる気があるから、僕がビジネスを学んでる師匠によかったら時間とってもらわないって言われたんですよね。これ本当によくあるから。いいんだよ別に。そういう出会いはいっぱいあっていいじゃん。
その方に異業種交流会みたいなところに行ってパーティーみたいな。そこで食べながら、リーダーのアイさんっていう人がいて、アイさんが、ワイくん今日は友達と一緒に参加してるんだみたいな。
どなた?みたいな。僕村上ですみたいな。もう本当に田舎人口5千人の島で育った身ですから。あと山梨の田舎の大学に行ってるから、もうとにかく東京のものってキラキラ。東京でパーティーしながらみたいな。
事業家にも会えた社長はすごい。ワイさんはどうやって脱サラしたんですか?みたいなことを聞いていって、うんうん、僕は金持ち奏さん美貌奏さんって読んだかなみたいな。あの本にあることを愚直にやったし、師匠を決めてビジネスを学んでやってるんだよねみたいなことを言って。
えーみたいな。身近にそういう人いるんだみたいな。やっぱなかなか会わないじゃないですか。脱サラしてるみたいな人ってね。それを知って、わーすげーなーみたいな。ほんならワイさんが、いや実は僕はワイさんが師匠なんだよね。ビジネスと。ワイさんじゃあビジネスやってるんですか?みたいな。
そうするとさ、本当に動き出してる人がいる。新卒1年目だし別に3年ぐらい会社で勉強すればいいと思ってたけど、なんかそれも先に言われるんだよね。新卒の時にやっぱ何をするかって結構大事だよーみたいな感じ。そっかじゃあここを動き出さないといけないのかなーとかって思って。
で、なんか嫌じゃん、断るって。ラッドレース抜けたいって思ってたから。で、それでこう、まあまんまと。でももちろん勉強にはなったんですよ。すごいその実際始めて、なんかエグゼクティブ発注みたいなのがあって、そのプランで行って楽天カードでお金23万円ぐらい最初切って。
で、まあスタートして。じゃあセミナーがもうとにかく毎月十何回ぐらいある。月に1回大阪か東京にみんなで夜行バス、金曜日の夜に夜行バスで神戸とかに行って、2日間土日2日間休みなくそこでセミナーを受けると。
全体会議ってみたいなのがあるんですよ。みんながもう3000人ぐらい集まって、そこでね、そのビジネスとかその人間力を上げていくってどうしたらいいかな。セミナー自体めっちゃいいの。めっちゃ勉強になった。うわーみたいな。僕も影響を受けやすいからさ。うわー実際帰ってやるみたいな。でもセミナー終わって帰ってくる。うーんみたいな。
僕はどっちかというと行動ができなかった。結局会社も行かないといけないし、でもビジネス、友達作りもしないといけないし、でもマルチってなんかすごい。最初はなんか変なイメージなかったんだけど、だんだんやってるとなんか俺変なことやってんじゃねえかなみたいな感じになってやってることに自信が持てなくなって、
僕はどんどんどんどん買うだけで全然稼げずに、セミナーとかも2年目ぐらいからちょっと休みがちになってね。もう本当休みはないの。1ヶ月休みはないの。新卒なんてさ、もう本当にいい感じに働いて土日はなきんイエーイみたいな。
そういうのを見ながら、自分はなんかもう金曜日もなんか鼻筋なんだけど、バーに行って友達、マチコンに行って友達作りみたいな。女の子に声かけたいけど男の子の方がいいって言われたから男の子の電話番号聞きまくるみたいな。何をしよんねんみたいな感じだったんですけど。
だから本当になんだろう、そこでは本当、結果出してる人は決勝100万200万とか年収1億とかっていう人もいてさ、リーダーとかすごい登壇する人かっこいいなって思っちゃうんだよね。3000人とかの中ですぐわーってスポットライト当たってると。
だから僕もあーなりたいみたいなすごいあったし、タワーマンに住みたいとかすごいあったんだけど、なんか自分の中でどうも最後の最後のところでやっぱそのこれをやり続ける自分のイメージがなんかつかなくて、とはいえ会社も行かないといけない。
会社また行きにくくなって遅刻が続いたりとか、2つのこと同時にやっても脳みそもどっちか分からなかったりとか、夜遅くまで飲んだり友達作りしてから帰ってたんで、やっぱり睡眠短くて会社9時に行くのがきつい。
もともと朝苦手だったりとかしたので、余計そこに白茶かかって会社行ったら2時間トイレで寝てるとか、それ課長にバレてトイレで寝てるよねみたいな、そういうふうになって会社でも本当新卒っていうか仕事全然できないって思われてたと思うし、隣の10年ぐらい先輩の人に僕は結構有給すぐに取って休みがちになったから、
もう僕が朝来た瞬間休み明けにヘラヘラしてたらパーンって机叩いて、まず謝れよみたいな、もうみんなが見てるとこで怒られちゃって。ついにはもう課長から君の面倒は見れないと。僕が頑張ります。次はこれできるって言って頑張りますって言うんだけど、全然できない。
一日パソコンで何も終わらないみたいな。脳が本当に萎縮してたというか、とにかくお金がなくなっていったからね。家賃どうしようとかお金払えない。親にもお金借りたり、姉にもお金借りたりとかして、会社の連絡をブッチしてずっと寝続ける。現実逃避。
4日ぐらい風呂入らずに、今この明るさは朝なのか夕方なのかわかんないみたいな。日当たりも悪い安い月5万円のアパートとかに最後住んでたんですけど、大盛り大宅の。
そんな感じでマルチにはまり、新卒でせっかく入った会社、小値入社で入ったおじさんの顔にも泥を塗り、親の顔にも泥を塗り、借金をたんまり作り、家賃も滞納して、いろんな人の信頼とかそういったものを裏切って、いろんな人に迷惑をかけて、結果的に東京から生まれた島に強制送還、島流しになったと。
フリーランスの新しい生活
マルチにはまって借金背負って島流しみたいなね、そんなストーリーになってしまったということですね。それから帰ってきて、約10年ぐらい経つんですけど、おかげさまで一応もちろんマルチはしてないんですけど、今はSNSとかフリーランス、まずはそこからブログとかやって、借金ブロガーみたいな感じでね。
それから会社にして、今はフリーランスの学校、もうこんだけ働くの苦手なやつが働き方の学校をやってるってね、フリーランスの学校やってて、全国で2万5千人がオンラインで受講してくれてたりとか、リアルなセミナーで全国ね、札幌とか石垣島とかいろんなとこ行きましたけど、全国100カ所で2200人ぐらいがね、僕回ってセミナーしたんですけど来てくれたりとか、あとは猫のように生きるっていうねライフスタイルブランドプロジェクトもやってまして、
一応会社として2つの事業で、最高で言うと1.5億円ぐらい売り上げを作ることができて、それできてからちょっと今また少し売り上げが下がってるっていうかね、またこう膝を曲げて次、ホップステップジャンプをするようなところにいるんですけど、はい。
で、今ちょっと後ろあまり映ってないかもしれないけど、コワーキングスペースを生まれた島、瀬戸内の島に6千万ぐらい借金をして、また借金ですよ、立てているということなので、マルチにはまったからこそね、島に帰ってこれたっていうとマルチに感謝なんだけど、とはいえみんながやる必要はないと思うので、どうしてもやりたかったらしんどいよ、めっちゃしんどい、めっちゃやんないと稼げない、楽に稼げるようなビジネスモデルではないので、そこだけはね、従々承知の上で始めたい人は始めたらいいんじゃないかなと思います。
僕は当時の自分には、いやブログとかSNSとかの方が人に会わなくていいから楽だよって伝えたいですね。またこうマルチがなんでしんどかったかみたいな話もどっかでできたらなというふうに思います。
というわけで、今日も聞いていただいてありがとうございました。他の放送とか動画とかもあるのでよかったら見てみてください。バイバイ。