2人のクラスメイトが作った会社なんですけど、その2人のクラスメイトが億万長者になっているのを目の当たりにして、別に彼らしかできないわけじゃなかった。
頑張れば自分でもできるレベルの話っていうのをすごい痛感して、海外の大学院でお金払って新しいことを勉強しに行くよりも、
スタートアップでチャレンジするのが楽しいかもしれないっていう考えが出てきて、結局大学院に行かずに中退して他のスタートアップに移りました。
なので大学院1年間休学した後に辞めて、次はフィンテック系のスタートアップでiOSエンジニアとして上院しました。
そこではもうずっとiOS、当時iOSのフルタイムのエンジニアが社内にいなかったので、僕が全部いろいろとリファクターから、本当に外注しちゃったんですよ。
外注してあって、僕が初めに社内、内部のエンジニアとして初めて入って、そこから内製化するプロセスとか全部やって、iOS。
API書いてる人もちょっとフルタイムでオフィスにいなかったので、僕が頑張ってキャッチアップして、その時Ruby on Railsなんですけど、バックエンドも徐々に書き出して、
いろいろスタートアップだったのでこれもやりたい、これもやりたいっていって、いろいろやっていく中でいろいろ技術を身につけたって感じですね。
そしたらちょうどブロックチェーンが流行りだした頃で、2017年とかですかね、ちょうどバブルが始まる直前ぐらいにフィンテック系っていうのもあって、みんなビットコインに関心が強い人が多かったんですよね。
僕もそれで買わされて、ビットコイン。当時1ビットコイン10万円ぐらいだったんですけど、とりあえず買った方がいいって言って、そのままコインチェック解説させられて買わされた感じですね。
そしたらすぐバーっと上がっていって、これ面白いかもと思って、そこからいろいろ調べだしたっていう経緯があります。
今、ビットコインっていくらですか?
今140万円ぐらいです。
おーすごい。
トクトク売っちゃったんで、全然お金増えなかったんですけど。
ああ、途中で売ったんですね。そこは難しいところですね。
1週間で13万ぐらい増えて、3万増えたんですよ。売っちゃったみたいな。今思えばすごいもったいないことをしましたけど。
そこがきっかけで、ブロックチェーンだったり、スマートコントラクトとかDappsって言われるものに関心を持ちました。
そこからそこの会社も徐々にブロックチェーン系のことを始めて、僕もそっち側に徐々にシフトしていって、
イーサリウムとかビットコイン周りの話をずっと業務として扱うようになりました。
ただ、個人的には楽しかったんですけど、もうちょっとドメスティックじゃないところで働いてみたいという欲もあって、
ブロックチェーンとか触ってると基本的に情報が全部英語なんですね。
日本語での議論と英語での議論が全然違うなっていうのをすごい肌で感じて、
どうせだったらもうちょっと英語圏で働いてみたいって気持ちが湧いてきたので、そこの会社を抜けました。
抜けた後に、じゃあ次何しようかなっていう風に東南アジア、中国ら辺を暴露してて、
中国に2ヶ月くらい滞在してましたし、そこではシンセンで滞在してて、
中国を学んだり、働く場所ないかなってフラフラしました。
あと、東南アジアも結構フラフラしてて、その時に色々と東南アジアで働くかもしくは中国で働くのもアリだなっていう気持ちになって、
今になるって感じですね。
もともとはエンジニア始めた時はシリコンバレーでエンジニアするってすごいかっこいいなと思ってて、
どうやったらアメリカで働けんのかなとか、どうやったらビザ取れんのかなって考えた時期があるんですけど、
実は東南アジアとか中国フラフラしてると、こっちで働くのも結構魅力的だなって言って、
大米で働いてみたいって思考から完全にアジアに移りました。
そこも、今の話面白いところだらけだったんですけど、
今ちょうど話した話で言うと、シリコンバレーに憧れつつも、
サンフランシスコとかも行かれてるじゃないですか。
行きました。
マンテンビューとか。
1週間くらいですね。
多分僕もちょうど行ってる時だったと。
それでそういう気持ちがありつつも、東南アジアとか中国実際に行ってみると、
こっちの方が面白そうだなって思ったのってどういう頃なんですか?
サンフランシスコと中国と、あとイスラエルと、それぞれシリコンバレーって言われるところに遊びに行ってみたんですね。
肌で感じた感覚としては、中国の方が圧倒的に進んでるっていうか勢いがあるじゃん。
大きかったですね。
サンフランシスコってもしかしたらソフトウェアとかAI、マシンランニングの文脈がすごい優れているのかもしれないんですけど、
街として、ハードウェアっていうんですかね、街として意外と古めかしいというか汚いというかホームレスがすごく多くて、
そこまで響かなかったのに対して、新鮮と言うともう街自体が進化してて。
ただ中身だけじゃなくて、もう街自体が進化してるのがすごい面白かった。
なるほど、なるほど、確かに。
東南アジア行ってもものすごくバブリーで、確かに貧富の差はすごい広がっているのは事実ですけど、
もう稼げる人は普通に東京の人より稼いでる人もいるし、この物価で。
とにかく街がもう舞いつきのように進化してるのがすごい刺激的だったっていうのは大きいですね。
確かに。それは面白い視点ですね。
あとは、言語に関してもやっぱりこっちの東南アジアとか、
東南アジアの人は英語が第一言語じゃないんです。
日本人同様にみんなそれぞれ母語があって、英語を頑張って学んだ上で英語で仕事してる。
もちろんみんなそれぞれアクセントが強いとかあるんですけど、
アメリカだったらもう完全に英語、スタートラインに立つのがすごくかれるっていうんですかね。
いやー、それの気持ちもめちゃくちゃ分かりますね。
なんでこんな英語で苦労してんだろうな。
やっぱりアジア語、第一言語じゃない人同士で話してる方が楽です。
早すぎたりもしないし、こっちの気持ちの追い目みたいなのも少ないし。
文化が近いからですから、なんかやりやすい。
それこそ中国に影響を受けてるし、日本も中国に影響を受けてますし、
言語、文化が非常に近いのが親近感がわきますね。同じアジア人だなっていう。
いや、分かります。あの、性格好も近いですしね。でかすぎたりしないとか。
日本人だからって損したこと全くないです。このエリアと。
むしろ既にアドバンテージがある状態で始まっているみたいな。
なるほどなるほど。確かにその勢い、なんかその、文化の勢いみたいなところもすごい分かるし、
その第一言語じゃない中でのそのコミュニケーションのしやすさみたいなのがすごい確かに言われてみれば分かりますね。
なんかまあ一つ、めちゃくちゃ伸びてるので。
一つあるのは、まあ、物価、その何だろう、まあ稼げるパイ的にはやっぱ物価が元のその基準が安いから、
まあ大当たりすればめちゃくちゃ結局稼げるかもしれないけど、
あのアベレージとしてはやっぱり、アメリカとかの方が稼ぎやすそうな印象があって、
まあそれでやっぱりそっちに行く人が多いのかなと思うんです。そういう観点だとどうだったんですか?
給料に関して言うとやっぱり日本の感覚で見ても安いですよね。
それこそ、じゃあ経験7年のエンジニアでiOS書いてます、英語もまあまあ話せますって言うとだいたいそれでも月20万いくかいかないか、多分いかない。
物価考えると、東京とホーチミンで見ると物価3倍ぐらい違うんです。
日本で500円で買えるのがだいたいこっちは150、160円で買えるので、月収20万って言うとそれなりに高いと思うんです。
東京で月収60万みたいな世界なんで。
長押さんの場合は起業するから別にそういう給料での水準では?
自分の経営はそういうほうがいいんじゃないですかね。
確かにこっちで働き手としてきて就職先を探す場合は現地基準の給料になるので、そこそこイケイケの会社に入るとしてもそこまで高くはないです。
それこそ月30万とか。
東京でスキルがあるエンジニアだったら月100万とか稼いじゃう、手取り稼いじゃうっていうのから比べると魅力的ではないのかなって感じは確かにあります。
でももうどこにしようかなって決めて考えてた時はもう最初から起業前提で考えてた感じですか?
もともとは一番初めはコアの体験としては起業に関心がありました。
ただどうせだったら若いうちに国内じゃなくて他の国でやってみたいっていう気持ちがあった。
ただいきなりじゃあ自分がアメリカ行って起業しますっていうよりは一旦現地で働いてから起業した方が学びがあっていいだろうなと思ったので
一旦海外で現地就職しようっていうのがありました。
その中でじゃあどこにしようかなって調べてる時にもちろんアメリカも候補にありましたけど
ちょうどそのタイミングで東南アジアとか中国フラフラしてて
こっちで働いてみたいかもってなって
あの時は東南アジアが中国、アジア圏で働くとしたら東南アジアが中国しかないなと思っていて
そうなると東南アジアって言ってもシンガポール行きたくたなって初めは思ったので
シンガポールの会社と中国の市街地ですけど会社見たりしてました。
実際に面接をしている中で流石に英語圏で働いた方がまだいいやと思ってて
中国だとマジで中国なんですよね。
僕その時中国語勉強しましたけど流石に業務でいきなりこれは言語での壁がまだちょっと高すぎてなって
なんかオファーくれるよって人もいたんですけど
でも向こう英語つたなくて僕中国語つたなかったんで
お互い何言ってるかわかんない状態でなんでオファーくれるんだろうなと思って
信用できなくて結果的に英語圏であれシンガポールにしようと思って
シンガポールでいくつか会社受けて実際オファーもらって行く準備したんですけど
ビザが長引いててタイミング的にビザが長引いてて
初めはリモートワークでシンガポールの会社に働きだしたんですね