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#48 木材の街・新木場を歩く。【草とか石とかのラジオ】
2026-05-17 17:59

#48 木材の街・新木場を歩く。【草とか石とかのラジオ】

1 Mention

東京・新木場を歩き、木材の街の成り立ちと今をたどる回。木材合板博物館で出会った「世界一重い木」と「世界一軽い木」の体験、木場から新木場への集団移転の歴史、専門店で見た紫色や黒い木。図鑑を通して用途と性質の関係を知り、木材の可能性を考える回です。

【参考】

「木材なんでも小辞典」木質科学研究所 木悠会 編

「樹木と木材の図鑑」西川栄明 著

「【原色】木材加工面がわかる樹種辞典」川村寿昌・西川栄明 著

【行った場所】

「木材・合板博物館」https://www.woodmuseum.jp/wp/

「ウッドショップもくもく」https://www.mokumoku.co.jp/

#草とか石とかのラジオ #木材 #森っぽい話


感想

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サマリー

今回のエピソードでは、東京・新木場を訪れ、木材の街としての歴史と現在の姿を探求します。木材合板博物館で世界一重い木と軽い木を体験し、木場から新木場への集団移転の歴史を学びます。さらに、専門店で珍しい色の木材を発見し、図鑑を通して木材の用途と性質の関係性を深く理解し、その可能性について考察します。

新木場:木材の街の魅力
はい、今回も始まりました。【草とか石とかのラジオ】。このポッドキャストは、自然界で好きなもの、気になるものについて深掘っていく番組です。よろしくお願いします。
今回のテーマは、少し変わったテーマ、木材でございます。 要は、木の材と書いて、木材なんですけれども、木材って聞いて、皆さんどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか?
日本は、法隆寺とか世界最古の木造建築があったりして、そういうこともあって、日本の昔の建物は木材で作られているんだ、みたいなイメージがあったりするかと思います。
今回この木材をテーマに選んだ理由は、たまたま最近東京の新木場という海岸沿いにある東京ディズニーシーからちょっと西に行ったぐらいの地域に行ったんですけれども、ここは実は木材ですごい有名な街で、そこで結構木材についていろいろ面白いものを見て興味を持ったからですね。
この新木場ってあんまり行ったことがある方は少ないんじゃないかと思うんですけれども、ここは本当に木材の街で、新木場駅という駅から降りると、大きい看板に、ようこそ木材の街、新木場へ、みたいなことが書いてあるぐらい木材を中心にした街なんですよね。
この街を歩いていると、あちこちに材木屋というか、材木を保管してある倉庫がたくさんあって、たくさんの木を外からも見ることができるんですけれども、変わったものでいうと道沿いにまな板とかの無人販売がやっていたりして、それは結構びっくりしましたね。
これは田舎に行くとたまにある野菜の無人販売がされているのと同じような感じで、道沿いにまな板がたくさん置いてあるカートがあるんですけれども、その中でいい板があったらお金を入れるところがあるんですけれども、そこに入れて勝手にまな板持って行ってくださいねみたいな、そういうものがあって面白かったですね。
それ以外にも、木材の詰め放題とかも無人販売であったりしていて、本当にこの木材が身近で当たり前の街なんだなということを思いましたね。
木材合板博物館での驚き
こんな新木場ですけれども、実は木材をテーマにした博物館がありまして、その名も木材合板博物館という博物館があるんですけれども、そこに今回行ってきました。
この博物館は木材の卸業者とかが入っているビルの2階と3階にある博物館なんですが、木材と合板に関するあらゆることを展示している博物館でして、非常に尖った博物館でしたね。
展示内容は木材とか製材の仕方とか、その大事さみたいな展示もあるんですけれども、とにかくいろんな木材が置いてあって、例えば面白いもので言うと、世界一比重が重い木と世界一比重が軽い木が置いてありましたね。
世界で一番重い木はリグナムバイタという黒い木なんですけれども、そのリグナムバイタの1メートルぐらいの板が置いてありまして、それが持つことができるんですけれども、これを軽い気持ちでちょっと持とうとしたら、あまりの重さに体を持っていかれるような感じで結構びっくりしましたね。
一方で、この横には世界で一番軽い木、バルサというものもあって、これは本当に軽くて、発砲シロールみたいな感じで、持ったらすごい簡単に持ち上がって、その世界一重いのと軽いので、その比較をすると、この同じ木といってもこんなに重さというか比重が全然違うんだということがわかって面白かったですね。
この世界一重い木、リグナムバイタってどういうふうに利用されているのかという話をすると、これは昔は船のスクリューとかベアリングに利用されるとか、この重さというか硬さを利用した使われ方がされていたそうです。
一方で、この世界で一番軽い木、バルサというのは、そこまでニーズは高くないようなんですけれども、この発砲シロールみたいな軽い特徴を生かして、音とか振動の絶縁体みたいなものに使われているみたいです。
こんなふうにいろんな木材の展示がある木材博物館なんですけれども、ここにはこの新木場という街がどういうふうにできてきたかという説明があってですね。
木場から新木場へ:歴史的背景
この新木場というところとちょっと近いところに、昔江戸時代に木場という街があったんですよね。木場は木の場所と書いて木場ですけれども。
この木場は、昔徳川家康が江戸にやってきて江戸幕府を運営するにあたって、江戸には人がたくさん住むので木材がたくさんいりますよね。
なのでその木材をたくさん流通したり管理しておくには一つ拠点がいるよねということで、この木場という街に木材の流通を担う街として拠点として誕生したということですね。
昔は木の保管法として貯木場というものがありまして、これは生剤する前の木の丸太を水というか海につけて保管するというやり方がなされていたんですけれども、
そのために海が必要だったので、その街で木場が海沿いにあったということですね。
この丸太を水につけておく理由というのは、木を生剤して放置しておくと木が乾燥して割れてしまうので、それを防ぐために丸太を水に浮かべていたということで、
もし水にずっと浮かべておいても、表面は腐っても中までは腐ったりはしないし、生剤してしまえば大丈夫だから、
この丸太を保管するのには海が近くにあるとちょうどいいということだったみたいですね。
このように水に木を浮かべて保存して加工したり流通させていく拠点というのがこの木場という土地だったんですけれども、
ただ江戸時代から続くこの木材の流通拠点としてずっと存在していたんですが、
日本の戦後、高度経済成長期にこの木場でさらに木材の取り扱い量が増えていったんですけれども、
持ち上がった問題としてこの地域の地盤鎮化問題というのがあったんですよね。
一方でかなりその付近は都市化が進んできたので、この貯木場をもっと大きくしていくということは難しかったようで、
そういうこともあって新しい木材の拠点を移そうということで、東京湾の埋め立て地に新木場という新しい木材を扱う町ができた。
それが新木場だということですね。
こういった新木場の歴史をこの博物館のスタッフの木材一筋40年みたいなおっちゃんに聞かせていただいたんですけれども、
普段あまり考えない木材の流通でこういう歴史があったんだなということを知れてとても面白かったですね。
ウッドショップもくもく:多様な木材との出会い
この文字さんに自分ももっとたくさんいろんな種類の木材を見てみたいので近くにお勧めの場所ないですかということを聞くと、
この新木場に一般向けにも木材を販売している木の専門店ウッドショップモクモクというところがあるよということを言われて、
ここがお勧めなので行ってみたらどうだというふうに言われたので、せっかくなので行ってきました。
ここに行ったんですけれども、店内は結構おしゃれな空間だったんですが、
本当に世界中から集めたたくさんの種類の木材が販売されていて、すごい興味深かったですね。
もちろん他のホームセンターとかにもいろんな種類の木はあると思うんですけれども、
それとは違う少しマイナーな木もたくさん売られていて、
それこそさっき話した世界一重い木、世界一軽い木のサンプルも売られたりしていましたね。
ちょっと面白かったので、この世界一重い木と軽い木のサイコロ状のサンプルを買ってきて、
今手元にあっていじっているんですけれども、やっぱりこの世界一重い木って重いし硬いですね。
こんなウッドショップは黙々ですけれども、本当にいろんな木があって、
変わった種類でいうとパープルハートっていう紫色の木目の木材が売っていたりしました。
これはどういう木かというと、中米からブラジルにかけて生息する木なんですけれども、
この木材の色が紫色の総称なんですが、結構はっきりした紫色で、
これ着色されているのかなって最初思ったんですけれども、
もともとそういう紫色だということで、こんな紫の木が本当に存在しているんだっていうのは結構発見でしたね。
このパープルハートは装飾品とか楽器の板、ギターとかに使われていたりするんですけれども、
こういうものがあったりとか、その他にもいろいろ木材はあって、
自分が気に入った木材何か1個ぐらい買っていくかということで、いろいろ見ていったんですけれども、
1つ黒くてピカピカしててかっこいいコクタンっていう木の切れ端が200円ぐらいで売っていたので買ってきたんですけれども、
これなんだろうって後で調べたんですけれども、仏壇とかそういうものに使われているみたいですね。
コクタンは日本で生えている木の中で一番固くて重いそうで、そういった意味で昔から日本では重されていたらしいです。
図鑑で知る木材の用途と性質
こんなふうに木材の博物館に行ったり、このウッドショップもくもくに行ったりして、木材についてちょっと興味が湧いてきたので、
木材に関する図鑑を借りてみようと思って借りてきたんですけれども、今手元にあるのが地木と木材の図鑑っていうものですね。
これはどういう図鑑かと言いますと、それぞれの種類の木材の杢目が写真で載っているのと、
生前生えている植物の時の姿と、その木材を利用した何かしらの製品が写真として載っけてあって、説明も書いてあるっていう図鑑なんですよね。
これを見ていてすごい面白いなと思ったのは、その木材によって本当に用途が変わるっていうことですね。
例えばですけれども、サワラっていう木についてはパッと見、ヒノキとすごい似ているんですけれども、いくつか違いがあって、
住んでいるのが山の中の沢沿いを中心に生えていて、すごい水に強いっていう特徴があるんですよね。
そのせいで風呂桶とか水回りのいろんな道具に使われているっていう特徴もあります。
その他の種類で言うと、青玉っていう木があるんですけれども、これは非常に硬くて粘りがあって衝撃に強いということもあって、
とても優れた野球のバットの原料になるというふうに言われています。
そういったことから一郎選手も青玉でできた野球バットを使っていたという話もあって、
こういう青玉みたいな名前も聞いたことがないような木材で野球の選手のバットってできていたんだなっていうことも、
この図鑑を読んだちょっとした発見ですね。
あとちょっと変わった利用法される木材で言うと、モンパの木っていう主に沖縄とか小笠原諸島に生えている木があるんですけれども、
こちらの木材はコルク状で加工しやすいっていうのと水に強いっていう特徴があって、
昔は沖縄の水中ゴーグルの枠に使われていたと言われていて、
本当にこの水中メガネの枠に使われているモンパの木もそうだし、
バットとかフロウケとかそれぞれの用途に適した木材があるんだなっていうのはこの図鑑を読むまで知らなかったことですね。
こういった木材のいろんな種類を調べていて思ったのは、
意外と食べられる実のなる木が木材として利用されるケースが多いと思っていて、
例えば柿とかみかん、桃、びわ、あと桜とか、
そういったあんまり木材としてはあまり扱われていないのかなっていう木も木材としては一定利用があるんですよね。
調べていくとこういった食べられる実のなる系の木の木材の特徴に共通した特徴というものがあって、
それは結構いい匂いがするっていうことですね。
それはその食べられる実は実を連想させるような匂いがするっていうことで、
例えば桜の木材とかは桜の花のようなちょっと甘いような香りを楽しむことができるし、
これはあれだなと思って、
一回自分の知り合いがキャンプの時にこの桜の木のチップを使って燻製を作ってくれたことがあったんですけれども、
あれもすごい桜らしい香りがしてよかったと思うんですけれども、
こういった感じで甘い系の実とか花をつけるような木の木材っていうのはいい香りがするっていう特徴があるっていうのはすごい面白いなって思いましたね。
木材の可能性と魅力
こんな感じで木材についていろいろ話してきましたけれども、
木材の自分が思ういいところというのは、その木材の色とちょっと均一じゃないところかなって思うんですよね。
色についてはこの暖色系の色でなんか温かみを感じるっていうのもあるし、
木はやっぱり生き物なので完全に均一な柄じゃないっていう、そういう木目があるっていうことがいいかなと思いますね。
こういう柄とか色を見ているとなんかちょっとストレスが和らぐというか、そんな感じの感覚があっていいかなって思います。
僕は今賃貸のアパートに住んでいるんですけれども、そういうのを借りるときに木造建築ってちょっと嫌だなっていうイメージがあって、
なんか木材の建物ってちょっと弱いイメージがあるじゃないですか。
でも一方で日本の法隆寺とかは1300年とかすごい昔から存在していて、あれはなんで長持ちするんだっていう疑問が湧いてきますけれども、
あれは木を構成するセルロースとかリグニンとかの成分がコンクリートとか他の建築材料の成分よりはるかに安定している物質だからみたいですね。
もちろん長持ちさせるためには木の種類とか色んな木の性質を正しく理解して利用していく必要があるらしいんですけれども、
こういったものを利用していけば木というのはすごい長持ちもするし、結構いい材料で見た目も温かみを感じるというか香りも良かったりするし、
すごいポテンシャルが高い材料なんだろうなということを今回思いました。
エンディング
ちょっと変なまとめですけれども、以上、草とか石とかのラジオ、木材についてでした。
お聞きいただきありがとうございました。
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