錦鯉品評会の体験
自然の推しを語るラジオ、このポッドキャストは、自然界で推しているもの、好きなものについて語っていく番組です。よろしくお願いします。
最近ですね、たまたま錦鯉の品評会、国際錦鯉品評会というものが近くでやっていたので、行ってきたんですけれども、この話をしようかなと思います。
別に私、そんなに錦鯉に興味があるっていうような人間ではないんですけど、皆さん、錦鯉ってどういうイメージがありますかね?
なんか、デカい公園の池にいたりとか、お金持ちの方が飼っているイメージが僕はありますね。
今回僕が行った品評会、どういうものかというと、まず会場はですね、結構大きな野球とかできるくらいの大きな屋外の広場が会場でした。
近くに錦鯉の旗がいっぱい立っていて、何かしら錦鯉の品評会かイベントをやっているんだなということはわかる感じでした。
その会場の中には青いビニール製の何か円柱のイケスみたいなものがたくさんあってですね、その中に錦鯉が泳ぎ回っていて、それを上から見ることができて比較することができるっていう感じでした。
僕は全然錦鯉について詳しくなかったので、初めて知ったんですけど、まず錦鯉っていろんな種類があるんですよね。
例えば代表的なもので言うと、白と赤の紅白っていう代表的な品種があったりとか、白、黒、赤の三色と書いて三血って呼ばれるものや、オレンジとか白の単色のものとか、そういういろんな種類があってですね、
それぞれ部門ごとに分かれて、その中でそれぞれの部門の中で一番良い鯉を探すっていうような品評会でしたね。
個人的にはいろんな品種を見ていった中では、赤、白、黒のコントラストがすごいはっきりした昭和三家っていう品種が一番良かったかなって思ってます。
今回のこのポッドキャストのサムネがそれになってますね。
僕は鯉について全然詳しくないので、良さって全然わからないかなっていう風に最初は思っていたんですけど、いざ見てみると意外と体つきがしっかりしていて、色のコントラストが出ているのを見たりとか、鮮やかなものを見ていると確かにこの鯉すごいなっていうのは感じましたね。
日本の日式鯉の人気
会場の中で渋い緑色のスーツを着たおじちゃんたちが鯉を見ながら、その形とか色を見比べながら、良い鯉どれかっていうのを点数をつけて競っているんですけれども、
その審査員の方々の中には海外の人が通訳をつけながら喋りながら点数をつけていたりもして結構国際色豊かな感じでしたね。
この品評会に来ている人たち、大半は日本人の方が多いんですけど、その中でもかなり海外の人がいるみたいで、中国の方なのかアジア系の方もいらっしゃいますし、欧米の白人の方もいらっしゃって、日本のカルチャーを楽しむ海外の方々、バイオワの方なんですかね、たくさんいて不思議な空間でした。
今回この品評会から帰った後にちょっと色々調べてみたんですけど、昔は欧米とか中国だけで日本の日式鯉っていうのが人気があったんですが、最近は円安の影響もあって、そういった国々だけじゃなくて、タイとかでも爆発的な人気があるらしいんですよね。
日本の鯉の中でも8割くらいが海外に輸出されているって言われていて、日本のカルチャーがこれだけ海外に受け入れられているっていうのはすごい面白いですよね。
最近は魚を入れておく袋に酸素を込めておく技術みたいなものが発展してきたので、そういう輸出ができるようになったっていう話です。
こんな日式鯉ですけど、調べてみると新潟県が日式鯉の生産地、生産地というか発祥の地みたいなんですけれども、昔は新潟県で田んぼとかで食用とかで鯉を放して飼っていたらしいんですが、その中でたまたますごい綺麗な色の鯉がいるぞということで選抜していったのが今の日式鯉みたいですね。
僕はこれまで新潟県というのはあまり目立った産業がないなというふうに思っていたんですけど、いざこれだけ世界で知られているカルチャーがあるっていうのは新潟県の隠れた魅力なんだなというふうに思いましたね。
世界的に見てもこれだけ大きくて色がはっきりした魚ってなかなかいないらしくて、自分が知らない日本のすごい文化っていうのがあるんだなというふうに思いました。
この品評会は結構見ていて面白かったので、ぜひ近くで似たような品評会が開かれてみたら行ってみてはいかがでしょうか。
以上、自然の推しを語るラジオ、日式鯉についてでした。お聞きいただきありがとうございます。
