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2025-07-13 09:29

#22 万博で再会した「好きだったかたち」。アンモナイトの話【草とか石とかのラジオ】

最近万博に行って、虹色に輝く巨大なアンモナイトを観てきました。その迫力に、子どもの頃に感じていたアンモナイトへの想いが再燃しました。改めて考える「アンモナイト」の魅力について深堀ります。


【参考文献】

「アンモナイト学入門」相場大祐

「アンモナイトー蘇る太古からの秘宝ー」ニールL.ラースン


#草とか石とかのラジオ #自然 #化石 #アンモナイト #万博

サマリー

今回のエピソードでは、大阪の万博での展示を通じてアンモナイトに再会し、その魅力や形状について深く掘り下げています。アンモナイトの独特な殻の美しさや模様、多様性、そして身近な化石としての存在感についても言及しています。

アンモナイトの展示
はい、今回も始まりました。草とか石とかのラジオ。このポッドキャストは、自然界で好きなもの、気になるものについて深掘っていく番組です。よろしくお願いします。
さて今回のテーマは、アンモナイトでございます。
アンモナイトって、化石の中ですごい有名なものだと思っているんですけれども、小学校の理科の授業とか、地学の分野で勉強したことがある方も多いんじゃないかなと思います。
なんか、恐竜とかの時代で代表的な生き物っていうイメージがあるかと思いますけれども、アンモナイトの形もすごい特徴的だなと思っていて、殻が螺旋状にぐるぐる平面的に巻いているのがすごい特徴的ですよね。
今回はこの超有名な古生物、アンモナイトについて深掘っていこうと思います。
まず今回、アンモナイトについて話そうかなと思ったのは、この間大阪で現在開催されている万博に行って、それでアンモナイトを見かけたからですね。
万博っていろんなパビリオンがあってですね、海外のいろんな国が展示している建物もあるんですけれども、その他にも日本の国内のいろんな企業が出しているパビリオンもあってですね、
その中には最近淡路島に拠点を移したパソナが運営しているパピリオン、パソナ館もあったんですよね。
こちらのパピリオンも建物自体がアンモナイトをモチーフにしているみたいなんですけれども、貝殻の殻のような形をしたぐるぐるとしたような建物でしたね。
このパピリオン自体も生命に関わるいろんな展示、なんかiPS細胞でできた心臓とかも展示されていたりするんですけれども、この建物に入ったあたりにアンモナイトの化石が展示してあるコーナーがあるんですよね。
ここも結構大きな展示スペースだったんですけれども、その中で3つぐらいキラキラ光る大きなアンモナイトがあってですね、
これがアンモナイトっていうものらしいんですけれども、虹色に光る50センチ以上あるかなぐらいの大きさのアンモナイトがあって、すごい綺麗で、流石万博だけあってこんな展示があるんだなって感動しましたね。
アンモナイトの特徴
このアンモナイト、アンモライトはアラレイシっていう鉱物が結晶化して虹のような色を出しているみたいなんですけれども、こういうアンモナイトを見ているとですね、自分も子供の頃アンモナイトってなんとなく好きだったなっていうことを思い出してですね、
そもそもアンモナイトになんでこんなに惹かれているんだろう、なんでこんなに好きなんだろうっていうことに改めて興味を持ったので、今回アンモナイトの魅力について改めて調べてみました。
まず自分がアンモナイトにすごい魅力的だなって思うのは、殻の形が面白いっていうところですね。
アンモナイトって殻だけを見ていると貝の仲間に思えるかもしれないですけれども、イカとかタコとかトウソク類の仲間なんですね。
要はこう、足がたくさんあるタイプの生き物ってことです。
ただアンモナイトの場合は炭酸カルシウムでできた殻を持っていて、それが最終的に化石として残ることで、今日も残る化石になっているんですけれども、
この殻の内部は貝類とは明らかに違っていて、内部が角壁と呼ばれる壁によっていくつも分かれていて細かく区切られているっていう形の特徴があります。
この殻の内部では角壁で区切られたいくつかの部屋があって、これが貝とはかなり違う特徴ですけれども、それが独特の模様になっているっていうのもありますね。
この殻の模様もすごい綺麗ですし、この殻の巻き方もある程度規則性を持って巻いているので、それが綺麗だなって思ったりはするんですけれども、
このアモナイトの殻で特に綺麗だと思っているのは、表面に縫合線っていう模様があるところですね。
この縫合線というのは何かと言いますと、殻の内部の角壁と殻の外側が接合する部分の構造なんですけれども、
ここが線になっていって、これが植物の葉っぱのようにすごいギザギザした複雑な模様がアモナイトの殻の表面にできるっていうのが特徴ですね。
昔日本ではこの縫合線の形に注目して、植物の菊のような形だっていうことで、アモナイトの化石は昔日本で菊石っていう風に呼ばれていた歴史もあります。
ちなみに今、僕の目の前にアモナイトのいろんな種類を集めた図鑑があるんですけれども、
アモナイトの化石によってこの縫合線っていうのはすごいいろんな形、模様がありまして、
この一見植物のようなあんまり規則的じゃないんじゃないかって思わせるような模様なんですけれども、
よくよく見たらある程度の規則性があるというか、アモナイトの種類によってもその模様が違いますし、
アモナイトの化石によって含まれている成分がかなり違うので見え方が全然違っていて、
この縫合線によってアモナイトの形、模様の多様性ができているのがすごい面白いところだなぁと思っています。
アンモナイトとの再会
このようにアモナイトの形や模様っていうのはアモナイトの一つの魅力だと思うんですけれども、
もう一つアモナイトの魅力的なポイントはかなり身近なところにある化石っていうところかと思っています。
アモナイトは主に栄えていたのは中世代と呼ばれる恐竜がたくさんいた時代だと思うんですけれども、
あまりにも繁栄していたので、世界中で化石が採れるところがたくさんあるんですよね。
日本だと北海道であったり、東北の福島県の岩岸市とかはアモナイトの産地で有名と言われているんですけれども、
日本国内でも採れる化石っていうのは一つ身近なポイントですよね。
あと、博物館のミュージアムショップとかに行くとよくアモナイトの化石が売られていて、
高いものは数千円とか何万円とかするものもあるんですけれども、
安いものは300円程度の値段台からあって、すごい手に入りやすいですし、
自分の手元で触ったりすることがしやすい化石なのかなって思います。
自分の手元にこういう昔の石が置いてあるっていうのはちょっと気分がいいですよね。
あとはたまに古い建物の大理石なんかには、大理石の中に化石が含まれているので、
アモナイトの断面が見れたりすることがありますし、
わざわざアモナイトを見に行くってほどじゃなくても、なんとなく目に入ってくる化石なんじゃないかなって思います。
以上のようにですね、アモナイトの殻の形であったり、殻の方言線、
あと身近に手に入る存在っていうところで、
自分は昔からこのアモナイトがすごい好きだったのかなっていうふうに思っています。
今回万博に行ってですね、久しぶりに自分がアモナイトがこんなに好きだったなっていうことを思い出しながら展示を見ていたんですけれども、
万博って言いにくいですけど、ニュースで見ているとあんまりいいイメージを持たれていないというか、いろんな批判があったりするじゃないですか。
ただ僕はですね、万博の展示っていうのは本当にいろんな多様な展示があって、
何かしら自分の興味がある分野が引っかかってきたり、
自分はそういえば昔こんなものに興味があったなっていうことを気づかせてくれる場所じゃないかなと思っているので、
ぜひこの機会に大阪の万博に行ってみてはいかがでしょうか。
以上、草とか石とかのラジオアモナイトについてでした。
お聞きいただきありがとうございます。
09:29

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