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さて、先日2023年版の国別の幸福度ランキングが発表されました。
日本は137カ国中47位で、去年の54位よりは順位は上げましたが、依然としてG7主要7カ国の中では最下位ということなんですね。
今日はこれにまつわるお話ということです。
潟永さん、おはようございます。
おはようございます。
このランキング、国際的な研究組織、持続可能な開発ソリューションネットワークというところが、2012年からほぼ毎年発表しているので、
1位は6年連続でフィンランド、以下、デンマーク、アイスランドなどと続き、上位10カ国中実に8カ国をヨーロッパの国、特に北欧勢が占める傾向は今年も続きました。
ちなみにG7で言うと、13位にカナダ、15位にアメリカ、16位にドイツ、19位にイギリス、21位フランス、33位イタリアと続いて、
消費者さんがおっしゃる通り日本は最下位の47位でした。
これもですね、調査開始以来続く傾向なんですね。
調査項目は、1人当たりのGDP、豊かさ、福祉などの社会的支援、健康寿命、人生選択の自由度、社会の寛容さなど、こういった指標で、各国のおよそ1000人に0から10までの11段階で答えてもらいます。
日本は人生選択の自由度と寛容さ、この2つで数値が低い傾向が続いていて、これが順位を下げる要因になっているんですね。
そこで今日はこの2つの幸福度について考えてみたいと思います。
まずは人生選択の自由度からなんですが、格差と言い換えられるかもしれません。
日本って自由じゃないの?と思われるかもしれませんので、データで示しますね。
例えば男女格差です。
世界経済フォーラムが去年発表した世界のジェンダーギャップ、男女格差ですね。
リポートによると、格差が小さい順に、アイスランド、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランド、スウェーデンで、この全ての国が幸福度でも順位以内に入っています。
このうちアイスランドとノルウェー、スウェーデンの3カ国は女性の首相で、フィンランドとニュージーランドもついこの前まで女性でした。
これに対して日本の男女格差は調査対象の146カ国中、116位。下から30番目で、D7では断然伸びる。
特に政治と経済の分野で格差が大きくて、国会議員のうち女性が占める割合は15.5%で、193カ国中150位。
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経済界はもっと顕著で、投資をプライム市場に上場するいわゆる大企業、1836社で代表権を持つ女性社長はわずか15人。率にして0.8%です。
すごい少ないですね。
これはね、もう北欧の人たちから笑われちゃいますね。
そうなんですよ。だから日本って男女どちらの性に生まれるかだけで、これだけの格差があるんです。
水木さんどう思われますか。
もうね、北欧に移住しようかな。
それだけじゃありません。例えば都会と地方です。
一例ですけれども、日本の大学の4分の1は首都圏に集中していて、地方から進学する場合は学費のほかに家賃など生活費も必要なので、親の負担大きいですよね。
一方で一人当たりの所得は東京をはじめとする都市比で高くて、地方で低い傾向。これ明らかです。
その結果どういうことが起きているかというとですね、東京大学では進学者のおよそ6割。
早稲田慶応では7割以上を首都圏出身者が占めるなどですね。
進学先の選択で経済的な壁が埋まれています。
頑張ってそれでも一定奨学金もらっていくっていう人も多いんですけど、でも結果として奨学金破産もですね、この構造の中で起きている面が起きそうです。
また好きな言葉じゃないんですけど、親ガチャが流言になったみたいに、家庭環境による格差も拡大再生産している面があってですね。
これも一例なんですが、文科省が毎年行っている全国学力テスト。この正解率はですね、親の学歴が高いほど高い傾向にあります。
昭和のですね、まだ大学進学率が1割に満たない頃は、大卒者の家庭自体少なかったのである意味平等だったのが、大学進学率が高まるにつれて生まれた格差と言えるかもしれないですね。
もちろん人生がね、学歴で決まるなんてことは決してないし、ましてや幸福度と一致するとも全く思いませんけれども、
ただデータ上はですよ、どこに生まれてどんな家庭環境で育つかということが少なくとも大学進学率にはリンクしてます。
さっきの性別はもう言うに及ばずなんですが、こうした本人の努力でどうにもならない格差の存在が、人生選択の自由度で満足度を下げているとみられます。
ちなみに毎日新聞は学歴不聞で、採用数も最近は女性の方が多いくらいですから、こういうことに腹が立つ方はぜひご協力ください。
大学中退の私でもなんとかできましたね。
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次に関与度について考えたいんですが、毎日新聞デジタルにちょうどこんな記事が出ていたのでご紹介します。
それは子どもを摘死する大人たちという毎日新聞とヤフーニュースによる共同企画で、毎日新聞が全国のヤフージャパンユーザーを対象にアンケートをして、子どもの保護者2000人から得た回答を記事にしている。
それによると、外出先で子どもが何らかの危害を加えられたり、加えられそうになったりした経験を持つ人は全体の6.1%。
多いか少ないかっていうことですけれども、具体的には電車の中で子どもが泣いていたら、うるせえ黙れ黙らせろって言われてベビーカーのタイヤを蹴飛ばされたとかですね。
スーパーで走り出した子どもを夫が追っかけたら、奥さんが水知らずの高齢男性になんでお前が行かないんだって怒鳴られて、そのつまらしき高齢女性に私は子育ては全部一人でやったのよ。主人に手伝ってもらったことなんかないわって言われたとかですね。
ちょっとびっくりしますね。
大きなお世話だよね。
それなんか本当寛容度が低い。心が狭いというか。
また子どもの声や泣き声を騒音扱いされたことがあるかっていう問いには、あると答えた人がおよそ2割。
これはそこそこありますね。
近所にね、保育園があるのに対して不満がある人もね。
言われた場所はですね、マンションや乗り物の中、それから飲食店などなんですが、中にはですね、落語会で子どもがゲラゲラ笑っていたら、前の席の高齢女性がやかましいと2回怒鳴ったので、子どもは怖くて笑えなくなったって。笑い話みたいです。
これはね、前の席の高齢女性はね、出てってほしいですね。客席からね。笑ってる人を止めるんじゃないって言うんですよ。落語会が頑張って笑わせてるんだから。
そうですよ。
一方で私が考えさせられたのは、このニュース。
ヤフーニュースに掲載されたこの記事へのコメントでしてですね。
もちろん多くがこうした暴言とか暴力には苦言を呈しつつではあるんですが、でも親も悪いっていう声でした。
特にベビーカーに対しては、わが物顔で人を押しのけていくとかですね。ぶつかっても謝らないとか、という声で。また電車や待合室の椅子に靴で登ったり、公共の場で騒いでいても注意もしないとか。
だから子どもに怒ってるんじゃなくて、常識のない親に腹が立つといった声が少なくなかったんです。
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中には少子化対策でこれから子どもを持つ家庭への優遇助成が進めばですね、ますます風当たりが強くなるんじゃないかと心配する声もありました。
これも一種の対立軸なんでしょうかね。子育て世代と通り過ぎた世代。同世代でも子どもがいるかいないかなど、こうした対立軸が社会のあちこちに生まれてですね、息苦しくなってますよね。
高齢化問題もそうでして、かつて長生きってことほぐものだったんですが、高齢者が増えるに従って福祉予算の多くが高齢者に費やされるようになるとですね。これも現役世代との対立軸になってですね。
先日、高齢者は集団自決すればいいという極論もありましたけれども、あれに賛同する声も結構ネット上に上がっています。似た話は、障害者19人が殺害されたヤマエリエン事件の時もあって、犯人に共感する声が少なからずネット上に書き込まれてですね。
私もあんたんたる気持ちになりましたけれども、これらに共通するのは子どもや高齢者、障害者など弱者に対する厳しい視線です。
とりわけ自決とか抹殺といった極論への共感はですね、その根っこに人を役に立つか立たないかで評価する優先思想があるように感じます。残念ですが幸福度調査で寛容差の数値もやっぱり低くなるんですね。
私も話してて嫌になりますけど、暗くてですね。でもこれが幸福度調査でG7再開の現実です。ただここで話が終わるとあまりにも救いがないんで、最後に救われるデータをお届けします。
ブランド総合研究所の第4回地域の持続性調査2022で分かった都道府県別の幸福度ランキングです。
こちらはですね率直にあなたは幸せですかっていう風にアンケートしてですね、とてもから全く幸せじゃないまで5段階の回答を点数化したアンケートで、これ1位は2年連続で沖縄です。
次が鹿児島、宮崎、静岡ときてですね、5位が福岡、7位が佐賀とですね、なんとベスト10の半分が九州、沖縄なんですね。
一方で東京は46位、下から2番目。続いて45位神奈川、44位千葉という具合に首都圏はのきなみ低くてですね、これ県民所得とはほぼ逆の結果なんですね。
つまり経済的な豊かさと幸福度は必ずしも一致しないし、結局は心の持ちようだということです。
さっき言ったみたいに国に元気がなくてもというか、数値が低くてもですね、自分は元気にしていいわけで、そういう明るさが九州にはまだあるんだと、私はこのデータを読みました。
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まだあるっていうか、ガタナガさんもそうでしょうけど、九州の人間からしたら基本ベースが明るいんでしょうね、きっとね。
そうですね、能天気とも言えます。
能天気、逆転的、ポジティブですよね。
私も最近ですね、目はかすむしですね、物忘れはひどいしですね、仕事がさばけずにひょこむことも多いんですけども、幸福度1位のね、沖縄の方がよく言われるマンクルナイサーっていうね、
あれでですね明るく生きようとですね、この2つのデータを比べて改めて思いました。笑う門には福来ると言いますけれども、そうやっていきたいですよね。
そうですよね、笑う門には福来るですわ。
ぜひ落語を聞いていただきたい。
笑って過ごしましょう。
ということで、ありがとうございます。本当にね、幸福度っていうのは幸福の基準としては自分で決めればいいことですからね。
ただそれにしても、やっぱり生きやすい世の中にはしてもらいたい、生活を含めね、それはやっぱり日本のリーダーたちが国民のために働いてほしいですわね。
はい、ということで、元サンデー毎日編集長、がたながしゅういちろうさんでした。ありがとうございました。
はいどうもありがとうございました。
はいどうもありがとうございました。