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2024-10-13 06:29

トークンと時間選好について考えてみる

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サマリー

このエピソードでは、フィナンシェのトークンを通じて時間選好について考察しています。また、健全な貨幣の重要性や、社会全体で時間選好を低く保つ必要性についても語られています。

トークンと時間選好の基礎
ベスティナレンテ、この放送は、SWC Sloth with Creators、コミュニティメンバーのしらいがお送りします。
よろしくお願いします。
今回も、ノートにアップした記事を読み上げていきたいと思います。
タイトルは、トークンと時間選好について考えてみる、です。
早速、いきたいと思います。
ビットコインスタンダードを読みました。
理解できていない部分もあるのですが、時間選好の部分が面白かったです。
なので、この時間選好の部分を、フィナンシェというサービスのトークンに絡めて書いてみたいと思います。
フィナンシェ?トークン?何それ?と思う方も多いと思いますが、
トークンは貨幣のようなものだと思ってもらえば、ここでは大丈夫です。
先に結論です。
フィナンシェでは時間選好を低く持っておいた方がいいのかも。
では、いきます。
時間選好の前に、健全な貨幣というのが大事になってくるので、先に説明します。
健全な貨幣の重要性は3つと本書では言っているのですが、
健全な貨幣は価値を長期保持できるので、人々に将来について考え備えるようにしてくれるという性質だけ覚えていただければ大丈夫です。
お金が存在しない物々交換の世界を考えてみましょう。
そこでは、果物や肉などが資産になると思うのですが、
長期間の保存ができないので、それらを資産として将来のことを考えるみたいなことはできません。
考えられたとしても、せいぜい1週間くらいなものでしょう。
ですが、長期間価値が下がらないお金を持っていると、果物や肉と違って腐る心配がなく、価値を長期的に保存できるので、将来について考えることが可能になります。
逆に価値が下がるお金というのは、ハイパーインフレーションをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
荷車いっぱいのお札とパンを1個交換するみたいな状態で、お札が紙くずになることです。
これは健全な貨幣とは言えません。
こうなると貯金をするより早く使う方が得という判断になり、短期的なお金の使われ方をするようになります。
というので、長期間価値が下がらないお金というのが将来のことを考えるのに重要なんです。
これらのことを本書では、健全な貨幣は社会全体の時間選考を下げると言っています。
次に、やっと主題の時間選考についてです。
時間選好の影響と結論
時間選考って何?難しそうに聞こえますよね。
でも意外と簡単です。少し説明しますね。
時間選考が高いというのは、将来よりも現在が大事。
今あるお金を目先の満足のために使う。目の前にご飯があったらすぐに食べてしまう。
時間選考が低いというのは、将来のために現在の欲求を我慢できる。
今あるお金を将来の満足のために貯蓄する。
目の前にご飯があっても将来の健康を考えて控えめにする。
ざっとこんな感じです。
基本的に人間は時間選考が高い状態がデフォルトです。
将来は常に不確実で、確実な今にお金を使うのが合理的だからです。
ちなみに人間以外の動物は人間よりも遥かに時間選考が高いらしいです。
本能に従って生きている状態ですね。
本書ではこの時間選考の低い状態が文明化するためのスタートラインだと言っています。
みんなが短期的なお金の使い方をしたら、
時間選考が高い。
投資にお金が回されたり、長い時間をかけて大きなプロジェクトに取り組むことができなくなります。
逆に社会全体の時間選考が低いと、将来に対して投資をしたり、長期的な事業に取り組むことができます。
そうなると生産性を向上させ、社会を発展させられるようになります。
なので、社会として時間選考を低い状態にしておいた方がいいんだよ、というのが本書で言っていることです。
そこでこんな疑問が浮かびます。
トークンはどうなんだろう。
トークンについてこの文脈から考えてみたのですが、
トークンは全く健全な貨幣ではありません。
なので時間選考が高くなるのはしょうがないよなと思いました。
つまり短期的なお金の使い方をしてしまうのは仕方ないことだなと。
ただここまで見てきた通り、時間選考が高い状態では、フィナンシアやトークンエコノミーが発展していくことは難しそうです。
エンジェル投資は最低5年何も起こらないということからも、
一旦は時間選考を低く持っておいた方がいいのかもな、というのがとりあえずの結論になりました。
というわけで時間選考について書いてみました。
ぼんやりとしたまとまりのない考えなんですが、
自分の中でなんとなくでも理解できたので良しとします。
これが何かのお役に立てれば幸いです。
以上になります。
感想等ございましたらコメント欄で教えていただけるとありがたいです。
ではこのあたりで失礼したいと思います。
それではみなさん、そろそろスロース!
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