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しんさんと申します。元証券マンのファイナンシャルプランナーストリートアカデミーで講師もやってますよ。今日は7月3日水曜日。早速やっていきましょう。聞くだけちょっと気になる今日の経済ニュース。まず一つ目はこちらから。この会社なんか久しぶりに取り上げるような気がしますけど、どうですかね。日経新聞からテスラ世界販売4.8%減4から6月2期連続マイナス
EV大手のテスラが2日発表した。2024年4から6月期の世界販売台数は前年同期と比べ4.8%減の44万3956台だった。2市販機連続のマイナスとなった。減少幅は第1市販機よりも減少してきているが、なお苦戦が続いている。
ということで、ここでテスラ単独で取り上げるのは久しぶりなような気がして、というのも2期連続マイナスですからね。マイナスだけど株価上がってますよっていう話。これは現時点、昨日の夜ですよね。3日ですからね。日本時間で。その前の取引で1割ほど上がってるんで結構上げ方強烈という風になってますよ。テスラですよね。
テスラは地域別の販売台数自体は公表してないですけど、これは調査会社によってですけど、まず4から5月の2ヶ月間、地域別販売台数はアメリカ、中国、ヨーロッパ、全て、主要都市全て、前年同期から減ってますよ。ちなみにアメリカ14%減、中国12%減、欧州37%減ですから、どんだけ下がってんだっていうぐらい下がってますよ。
これはBYDのことはここには載ってないけど、BYDっていうのは中国のUVメーカーで、テスラのライバル会社。これ逆転してるんじゃないかなと思いますけど、ヨーロッパ37%減ってほぼ4割なんでね、これ。かなり大きいですよ。
しかも23年11月、新型車、我々も映像とかでよく見かけるサイバートラックを発売したにもかかわらずという、この手たらくという感じですよ。なのにもう一回言いますけど、株価は1割高。なのでもうちょっと詳しく見ていきましょうか。
テスラは231ドルほどなんですけど、PRは60倍弱ぐらいですよね。PRは何なのっていう人も当然いると思うんで、これは株価収益率。60年分の利益分まで株買われてますよ。自動車業界としてはPRなんて低めなんで10倍を切るような会社がゴロゴロしてますけど、60倍っていうとまあまあ高い。
高いというのは割高っていうのもあるんですけど、成長性やっぱ期待されてるから高めに出てくるっていうのが大きいですよ。なのでPR使うときは個別の銘柄で見ていくよりも同業他社との比較とかで見ていくときに使った方がいいかなという気はしますよね。
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で、テスラがなぜ1割あんまり良くないんですけど、販売台数自体が良くなくて株価なぜ1割も上がってるかっていうと、思ったよりがマシだったっていうやつですよ。思ってたっていうのは販売台数が減る。思ってるのはもっと減ってたと思ったけど、まだマシ。
サイバートラックもリコール騒動とかがあった。まあでもそれ以上のものは今のところはめちゃくちゃな悪材料は出てこない。まだマシっていうのは1から3月期は386,000台ほどなので、43万台、4万台かぐらいで帰ってきてますからまあまあかなりマシですよね。
それともう一つはもうリストラですよね。大規模なリストラ20%の人員削減ですから、こうなってくるとこの先どうかなという気はしないでもないですけどね。それともう一つはやっぱりチャイナ勢との競争激化で、全ラインナップを値下げしていってますから予想とかよりかはマシですけど、まあこの先ちょっとどうかなっていうのはあります。
あるんですけど、ただしですら8月8日かな、もう1ヶ月ちょっと先にイベントをやってるロボットタクシー、これの発表があるんじゃないかと言われてますよ。これはもう完全自動運転型、要するに人は乗ってないやつですよ。もう実際走ってますからね、アメリカではロボットタクシー。中国でも走ってますよ。
これは日本がね、働き方改革がどうのとか、タクシーの運転手さん、まあ要は代宅がどうのとか、ウーバーすらままならないのに、ウーバーとかリフトですよね、要はライドシェア、それすらままならないのに、かたやアメリカと中国では人間が乗ってないロボットタクシー、もうすでに走ってますよ。テスラも参入しようかという、もうそういうお話になってきてますから、そりゃえんやすになりますよっていうお話。
どうなるとEV失速でトヨタ完全勝利とはなりにくいかもしれないですよ。日本の自動車会社、まあトヨタ以外にも自動運転は研究してますけど、遠くへ追えばないですよね。おそらくコードを使った実験も、いつになったら一体できますかっていうぐらいのお話かもしれませんよ。
自動運転とかの技術を確立しておいたら、これ人を乗せなくてもいいんだよ、わざわざじゃない。別に人を乗せなくても、なんか物を運ぶのに使ったりとか、その物っていうのは、ウーバーイーツの方ですね。ウーバーイーツがやってるような食べ物を運んでもいいし、ネットスーパーの買い物をしたいような物を運んでもらってもいいし、いろいろ聞きますよ。
まあ一時EVね、去年のどこかからEV大変なことになってきてるんですけど、これ差が縮まるかなと思ったら、差が広がっていってる方じゃないかなということを思いながら、次のニュース行ってみましょう。次のニュースは日経新聞から。
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自民党総裁選に向けた党内の思惑が伝わり始めたためだ。日銀が7月の金融政策決定会合で、利上げに動きづらくなるとの見立てが、市場参加者の間で浮上しつつある。これはまあ、今ぼちぼち言われだした9月に自民党の総裁選がありますよ。まあ自民党の総裁イコール総理大臣ですから。
今名前が上がっているので金融政策の正常化の重要性を訴えているのは石橋さん。河野太郎デジタル大臣あたりですよ。大規模な金融緩和の継続を訴えているのは高市さなえさん。これは選挙結果によっては大きくありますよというふうに言ってますよ。これは外資の金融のアナリストあたりが言っていることです。
ということは日銀が7月の下旬ぐらいに会合があります。終わりの方かな。利上げに動きづらくなるというふうには言われてますよ。これは利上げをすると、昨日も聞かれたかな。何がいけないんですか。住宅ローンの金利も上がりますよ。その他諸々の貸し出し金利が上がると良くないですよみたいな。そんなお話をちらっと答えたような気がしますけど、住宅ローン金利というのが一番わかりやすいかもしれないです。
金利スワップ市場のこれは固定金利と変動金利を交換する金利スワップ市場というのがあるんですけれども、そこで見てると7月会合での利上げ確率は今4割と言われてます。あと国債ですよね。国債の金利から見ても短期から長期と見ると、そんなに金利が上がりそうな感じでもないですよというところですよ。
さっき金利上がると何がいけないのって言いました。住宅ローンあたりが一番わかりやすいですよって言いましたけど、もう一つは法人向けの貸し出し金利なんですよ。法人っていうのは企業ですよね。企業は基本的には自民党の支持なので、金利上がるような人なら総裁になってほしくないと。こういう感じになりますよ。
そうなるとやっぱり金融緩和の継続みたいなお話になると、それ金利上げにくいですわね。日金がね。っていうお話になるんですけれども、けれどもですよ。これ多分ね僕が思うには7月に金利上げなかったら日本円暴落の可能性あると思いますよ。暴落どれぐらいまで。まあ短期というか年内的には170でしょうね。
もうちょっと長いね。来年とかになると200万円まで行く可能性あるんじゃないかなと個人的に思ったりもしますよ。これはなぜ日本がここまで弱体化したかっていうことですよ。そもそもアベノミクス3本の矢っていうのがあって、第一の矢は金融緩和ですよ。第二の矢は財政出動ですよ。第三の矢が構造改革とか規制緩和なんですよ。
みんな口では構造改革しろとか規制緩和してねっていうお話になるんですけど、自分の業界にそのお話が来た途端に嫌ですよっていうお話。あのテスラの前のトピックのテスラのところでも言ったんですけど、タクシー業界、これウーバーすらできないですから。
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白タクっていうレッテルを張って拒んでるうちに、アメリカと中国ではロボットのタクシーひとすら乗ってないですよって。もうその世界になってるんで。なので構造改革が嫌なんで。あと補助金とかその他諸々のばら撒きですよ。国債を吸ってっていうことで、ばら撒いてお茶を濁してっていうようなお話で、これが一気に円安という形で出てきてるかな。
なので日銀だけに当てはめると7月でプラス0.5ぐらいの利上げしないとまずいよな。サプライズになると思うのでプラス0.5を利上げすると。これぐらいやらないとちょっと円安は止まりそうにないかなと思いながら、じゃあ終わっていってみましょう。本日もご静聴どうもありがとうございました。