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皆さん、おはようございます。こんにちは。花農家&花屋ラジオ、シミズノブユキのここにいます。
普段は花農家と花屋をやりながら、新しいお花の取り組みを行っているマルチフローリスト、シミズノブユキが、花業界について明るく、楽しく、時には鋭く語っていく番組となっております。
というわけでしてね、本日はね、ちょっとね、最近、自分でも結構ブームってほどでも…ブームなのかな、やっぱり、なんですが、染め花。
普段、お花を、例えば白のお花を、あるちょっと色のついた液につけておくことで、お花がその下から水を吸って色が変わる染め花というものがあるんですけども、
それについて、ちょっと思うところを語っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
はい、そういうわけでしてね、まあ、染め花っていうくぐりの話になるんですけども、
ちょうどね、今、僕の畑の方では、テマリソーっていう、緑色の、本当に名前の通り、緑のマリっていうか、丸い、マリモみたいな感じで言ったらいいかな、
っていうような、緑のテマリソーっていうものを栽培しているんですけど、それがね、とても染めやすいっていうのは、水をよく吸いやすいので、そういう色のついた液を吸わせることで、すごい染まりやすいお花となっているので、
結構それを使って遊んでいるというか、いろいろな実験をしています。好きに色々色が染められることによって、幅が広がっているなというのでやっているんですけども、僕の場合はテマリソーということでやっているんですけど、
この染め花っていうのが結構ね、若干、業界的な話をすると、結構賛否が分かれると。なぜ賛否が分かれるかというと、何ですかね、やっぱり科学的というか、本来ないような花の色相、ない花の色相を吸わせることによって、自然界にない色の花を作ったり、
自然界にあったとしても、気象であったりとか、気象珍しい色とかであれば、それは色を吸わせて人工的に作ってしまおうなど、そういうことができるんですけど、それがやっぱり人がやることによって自然っぽくないというようなことで、ちょっと否定的な考え方もありますし、
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いろんなものを作れるから、もっともっと楽しい、ちょっとそこまで深く考えずに楽しくやってもいいんじゃないかっていう考え方と、いろんな意見があるので。僕は正直どっちでもいいという言い方があるかもしれないですけど、別にあってもいいような気はするんですよ。
ただしなんですけど、言葉的にどう当てはまるかわかんないですけどね、やはり色の染める駅というか、色の染め方もセンスがあるなっていうのはちょっと思いますね。
なんかね、お花自体が、やっぱりこんな色あるのとか、例えばこんな形あるのみたいなお花ってやっぱり世の中山ほどあって、でもそれってやっぱり天然の自然の色なんで、なんか神秘的というか、不自然な感じはするけど結局不自然やなっていう、ちょっと難しい日本語にはなってるんですけども。
どんなお花であっても自然なものって、やっぱりちょっと何かしてんねえ感があるんですけど、この染め物によって作られたような色ってね、なんかやっぱりちょっとね、ザ人工的にっていうか、ちょっと品がないようなところはたまに感じられるものもあって。
なんかね、ちょっと最初のセンスの話になっちゃうんですけど、なんかね、その絶妙な色の使い方、染め方をする方ってやっぱりいらっしゃって、なんか天然界にない色を使ったとしてた時にでも、なんかね、もしかしたらありそうやぞっていうような、絶妙な色の作り方をする方もいらっしゃるんですよね。
逆に言えば、明らかに染めたん違うのみたいな色の染め方をするような方がいらっしゃったりとかして、僕はどちらかというと前者の絶妙な天然にありそうでない、なさそうであるみたいな、そういう絶妙なラインを使って染めてくるものってすごいかっこいいなって素敵やなと思うんですけど。
なんか明らかに染めてますよっていうのは若干苦手かなっていう。だからそういう染め花論争っていうものになった時に、どちらでもない意見、どちらでもないっていう賛否両方を思うところがあるんですけど、ただしですがやっぱりそこにはセンスがあるのが前提かなとは思いますね。
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だからね、僕も若干そういうのを狙っているところもあって、こういう色が若干合うんじゃないかなとかちょっとオシャレやなっていうようなものを、ちょうど今先ほど言いましたてまりそうで作っているので、僕のインスタグラムがリンクに貼っているので見てもらえたらと思うんですが。
なんかね、絶妙。なんかパキッとしたような。逆にね、濃い青とかは僕あんまり好きじゃないですよね。青の花が嫌いとかそういうわけじゃないですけど、ガッチガチの濃い青ってやっぱりね、なかなか花では少ないんですよ。だからこそちょっと違和感を感じるっていう感じがして。
例えばですけど、同じ青に染めるにしても、なんかほんのりブルーとか。これもね、やっぱり色が濃い色であればあるほどしっかり濃く染まりますし、もちろん水で薄めたりとかすると染まる色も薄まると。
わざと薄くしたり濃くしたりっていうのも絶妙なラインで調整が効くので、なんかその調整の上手い方ってやっぱりいらっしゃるんですよね、絶妙に。なんかその辺ですごいセンスが感じられるんですけど。
なんかね、染めたるねんっていう人は、なんかね、っていうのはちょっと思うかなと思って。だから何回も同じ話になっちゃいますけど、もしよかったら僕のインスタグラムのページでも見てもらえたら、染めたステマリ層が上がってるので見てもらえたらと思います。
まぁちょっとね、赤色の方がちょっと染めすぎたかなっていうのもあるんですけど、もうちょい薄くてもよかったかなとかいうのがあります。だから若干ね、今ニュアンスカラーと呼ばれるちょっとくすみカラーとかがブームの中で、くすみカラーを作ろうと思ったら若干薄めで染めてあげるとほんのり色が付くぐらいとかやったら上手くなる色でも作りやすいのかなと思ったりとか。
あとはその、何すかね、それに合わせる花によって変わってくるかなっていうのはちょっと思うかな。だからちょっとね、僕も濃い赤のやつちょっと今回作っちゃったんですけど、めっちゃ濃い赤で、濃い深い、濃い系で行こうって言った時には、じゃあ乾燥の色も合うかなと思うので。
作る花束とか作品によっても色の使い方が変わってくるかなとは思いますね。だから染め花自体が、なんかね、やれることが幅が広がってるせいで、やっぱセンスの差っていうのは出てくるなっていうのはすごい感じますね。
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だからそれが染める人と使う人に若干ギャップが感じられるかな。どういうことかというと、やっぱ染めれる人って結構ガッツリ染めた方がいいんじゃないかなっていうような感覚になってる人もいらっしゃるかもしれないんですけど、いやー意外とそんな必要もなくて。
先ほども言うんですけど、ほんのりなんかありそうでないみたいなぐらいの、というか若干染まってるなっていうぐらいでもう十分面白いお花に、面白いお花って言ったらあれですけども、なんか素敵なお花にも変わっていくのかなとかいうのが思うので。
特にね、こういう生産者の方は、なんか素敵な色で染めてきても、一つの自分の色を何でもできるっていうのはある意味なんですけど、逆にちょっと差別化しやすいっていうところもあるので、特色を持ちやすいっていうのもあるので、なんかちょっと挑戦してみても面白いのではないのかなというのが思いますので。
染め花の嫌いしすぎず、かといってね、やっぱりその辺もセンスも磨けれたなというのが今日のまとめとなっております。
まあ、週末、年がお天気悪いということみたいなんですけども、まあちょっとね、皆さん業界的にゆっくりされてる頃だと思いますが、少しでもなんかね、学びの、やっぱ雨なんでどうもね、お客さんもちょっと少なそうですし、農作業にしてもやっぱりちょっとのんびりされる時期だと思いますので、なんかせっかくなんで色々学びと、僕のね、このラジオと聞いていただいて、少しでもなんかインプットにやじくだってもらえたらと。
というわけで、本日も皆さんにとって素敵な一日になりますように。どうもありがとうございました。