花業界の現状
皆さん、おはようございます。こんにちは。花農家&花屋ラジオ、清水信之のここにいます。
普段は花農家と花屋をやりながら、新しい花の取り組みを行っているマルチフローリスト清水信之が、花業界について明るく、楽しく、時には鋭く語っていく番組となっております。
はい、というわけでして、バリバリの花業界ネタを久々ということで、この年末、お花の需要ってどうなの?ということをテーマに話していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
はい、そういうわけでしてね。花の需要、僕の知る限りの感覚なんですけども、結論から言いますと、あんまり良くない。良くないというのは毎年良くないと言っているような気がするんですが、良くない中でもちょっと異質という感じかな、僕の中の感覚ですね。
一番言葉がしっくりくるのが異質という感じですね。何で異質かというのはいろいろな要素があるので話していきたいと思うんですけども、まず根本的に良くないと言われている要因の一つに、飲食というか忘年会ですね。飲食の12月とお花の需要って若干被るんですよね、イメージが。
ちょっと僕がいつも参考にさせてもらっている、東京、千葉かわからないけど、YouTubeの花屋おひらこチャンネルさんのほうでもおっしゃられていたんですけども、全く同意見で、
飲食業界が、半月、2週間ほどかずれるんですよ。もう忘年会シーズンで12月の前半なんですよね。後半になってくるとみんな忙しいから忘年会しないんですが、その半月遅れたところに我々の花業界の繁忙期がやってくると。
そういうことを考えるときに、この前半の忘年会シーズンが結構コケてる。コケてるように、みなさん結構忘年会行ってる行ってるって言ってる感じはするんですが、僕の感覚では行ってる店がやっぱりそういう個人、一番悪く打てるのは、
高すぎるところと安すぎるところは、そこそこいつも通り入ってるような気がしますけど、この中間層ですよね。高くもなく安くもなくに設定してるところが結構しんどいんちゃうかなっていうのが僕の感覚です。
それはやっぱりお金使いしぶりですよね。使いしぶりと、ちゃんとやらなあかんところはちゃんとやらなあかんっていうところはちゃんとやらなあかんっていうところですけど、形式でもすごい高い形式ですよね。しっかりしないといけないという形式のところはちゃんと昔ながらのお店をちゃんと使ってるなっていう思いだと、庶民、僕も含めてですけどね。
庶民層はちょっとでも安くっていうので、おいしさ、値段、価値より価格の方にいってるなっていう感じがするので、チェーン店は若干入ってる感じがするんですよ。入ってるっていうか、チェーン店は普通に入ってると。めちゃめちゃ超高級店っていうのも入ってる感じがする。中間層ですよね。
逆にコスパがいいとか、めっちゃいいねんけど値段をちゃんと抑えてくれてるような人とか、ちゃんとした能力あるにもかかわらず、やっぱりそこにお金を使えないっていうような感じで、飲食店がしんどいなっていう感じをすごい感じました。
そういう煽りっていうか、そういうのを参考にして、花もちょっとそういうところに出てて、買いたい、買うお花好きな人っておるし、別に一定数おるし、別に花バナナとはいえ花を買う人がいっぱいおるんですけど、でもその人の中でもちょっと買いしぶり、ちょっと抑えようかなっていう人と、先ほど言うんですけど、形式はちゃんと守らなきゃいけないっていうようなところの、いつも通りやってる。
だから固定客に関して言えばあまり変わってないですけど、若干その、何ですかね、浮遊層じゃん、浮遊層じゃん、動く方ですね、流動的なお客さんっていうところが若干しんどくなってるような気がするんですよね。
言うてもやっぱり流動的なお客さんっていうのは何割、やっぱり一番多くを占めるので、そこはやはり安い方に流れ出してるっていう風な感じか、もう買わないっていうような形に選択肢として花業界が選ばれそうな感じやなっていうのが思っております。
その辺はちょっと経済的というか、世の中の空気的な感覚の話なんですけど、お花業界ちょっと僕は異質やなと思ってるのが、もうなんですね、お花がやっぱ減ってるんですよ、世の中。
入荷量っていう意味ではだいぶ減ってるんですよね。入荷量もやっぱり例年に比べて全然花少ないなっていうのがとても感じてるので、この入荷量であればもう少し単価、花農家さんに売る単価が上がってもいいような気がするんですけど、そこまで上がってないっていうことは、要は何ですかね、入荷も悪い、買うのも少ないっていうのはイコールどっちも下がってるってことなんですね。
需要も供給も両方下がってるってことは、花自体の必要性が、世の中の社会が花を必要としてないっていうような感じに感じられて、すごい今年感じるんですよね、特に。
飲食業界の影響
何年か前まではこれが生産量か出荷量がずっと年々下がってたんですけど、その下がったときにやっぱめちゃめちゃ高かったんですよね、2,3年ぐらい前かな。
2,3年前ではここ何年かずっと続いてたけど、だから要は花がないから花の値段が上がってたはずなんですよ。でも花がないにもかかわらず花の値段が上がらないってことは、買う人が少ないってことなんですよ、結局。
花屋さんがやっぱり減ってるんかなっていう感じですよね。だからちょっと異質やなと思ってるんですよ。じゃあ花屋さん減ったら今既存にある花屋さんが儲かるのかってそういうことではなく、やっぱり花屋さんが減ってる理由っていうのは売れないからやっていけないからっていう風な感じになってるってことなんですよね。
なってきたときに花がどんどんどんどんこの世の中から減ってきてるってこととなるわけじゃないですか。だからちょっと異質やなって今までの売れない要素っていうか売れない雰囲気の感じとちょっとずれてるなっていうのがそこをすごい感じてて。
じゃあこの年末商戦、飲食店もちょっと具合が悪いと。じゃあ花業界こんな異質な状態で年末に突っ込んだときにどうなっていくんだろうっていう感じですよね。
だからこれ今めっちゃ買ってる人たちってなんかすごいある意味強気やな強気というかギャンブル的な。でもやっぱり在庫ないことには勝負かけれないなっていう気持ちもわかるんですよ。
そこまで出ないときに何が一番有効的やったかって言ったらやっぱり予約なんですよね。予約対応とか注文対応をどれだけ取れるか。見込み額をどれだけ持っとくかってことですよね。そこを持ってるんやったら僕は全然仕入れで勝負かけてもいいと思うんですけど。
なんかここからゼロから今からスタートします。ゼロから1でこの年末商戦に向けて年末だし売れるんじゃないかなっていうような考えでいくと恐ろしいことになるんじゃないのかなっていうのはちょっと思ってるかなって感じですね。
最終的に売れなかった時にどういうプランがあるのかっていうのがこの年末商戦に向けての花屋さんの別れ目って言うとあれかなっていう感じですよね。
だからそこで売れなくて叩き売りするってなると結局何やってるのかわからんし、YouTubeの方でもおっしゃられてましたけど叩き売りしてもいいんやけど、叩き売りのやり方をただただ今の在庫を履きたいから叩き売りにするのか、やっぱり次年度に繋げる叩き、どうせ叩き売りするんやったらね。
次年度に繋がるようなやり方、例えばだけど自分が今まで作ったことのないようなアレンジメントであったりとかお正月関係のものを作ってみるので、お客さんの反応を見つつ、今年別に売り上げという結果が急に出さなくてもいいですけど、お客さんの反応を見つつ自分のブランディングに繋げられるような、
ブランディングとか印象作りをすぐできないのでね、印象作りって。スタートにっていう意味で叩き売りをうまく使うっていうのも一定だと思うんですけど、だから先ほども言いましたが、売れなかったときにどういうプランを持ってるのかっていうのだけでもやっぱり全然変わってくるなっていうのは思いますよね。
年末商戦の展望
だから正直な話、この12月の花業館について語ろうって言ってますけど、読めないっていうのが一番ですね。読めないっていうと、あんまり良い話は聞かへんけど、良い話が聞かへんけど例年と同じような良い話じゃない、例年通りの話ではなくちょっと異質な良い話じゃない感じがするので、
どうなるんだろうっていうのがちょっと僕はこの年末商戦、週末からですよね正確に言うと、27、28から始まるこの年末商戦が一体全体現場ではどんな感じなのかなっていうのはちょっと気になるかなとは思っておりますんで。
僕もねちょっと色々考察をしながら販売していきたいなと思いますんで。とにもかく一番年内で一番僕からしたら忙しい時期ではあるので皆さんも体調に気をつけて頑張っていきましょう。というわけで今日も一日が皆さんにとって素敵な一日になりますようにどうもありがとうございました。