Twitterコミュニティの発展
2007年ぐらいからTwitterQXをやってて、その頃って日本人のユーザーがまだそんなに多くなくて、
Twitterをやってる日本人がお互いフォローし合ってたというか、
日本人でTwitterをやってる人たちっていうコミュニティっぽい感じがあって、
わかんないですけどね。本当はもっと多くいたのかもしれないけど、自分が見てた限り、自分がフォローしてる人は
大体同じ人をフォローしてて、だからみんなタイムラインが同じだったんじゃないかなと思うんですけど。
なんかその時のTwitterって、その人のホーム画面に行くと、右のサイドバーに今その人がフォローしてる人のプロフィール画像が
ちっちゃいアイコンみたいな感じでバーって、まだそのユーザー数が少ないんで、画像が並んでたんですよね。
で、すげえどうでもいい細かい話ですけど、その画像の並び順がフォローした順とかじゃなくて、
Twitterに登録した順だったんじゃないかなと思うんですけど、どの日本人のホーム画面に行っても
なんか大体その同じアイコンが並んでるみたいな状態だったんで、
そうだったんじゃないかなと思ってるんですけど、新規のほどは定かではない、その2007年当時。
だからみんなでTwitterをやってるっていうのは、その一個の大きな掲示板もこうみんなで見てた。
だからTwitterで何が起きてるかっていうのはみんな知ってたみたいな、すごい昔話みたいな入り方しちゃいましたけど。
再会とつながりの重要性
で、その頃、2007年って僕高校生だったんですけど、
インターネットを本格的にやり始めるのが中学生で、そのTwitter始めたのは高校生ぐらいの時。
で、今35なんで、相当前の話ですけど。
その頃からフォローしてる、まあ、友人。
インターネットの友人。
こう、改めて友人って言うとこう、照れくささがあるんですけど、
これは友人とあえて呼ばせていただきたいんですけど、
そのインターネットの友人がいて、僕のフォロワーでありフォロイーですね。
相互フォロワーの友人がいて。
もっと言うと、別にTwitterより前、ハテナダイヤリー。
ハテナブログじゃなくてハテナダイヤリーの頃から日記を僕が一方的に読んでたのか、
向こうも読んでいたのか、僕の日記を読んでいたのか、
ちょっと記憶がこの辺りに来るとだいたい曖昧になってきてますけど、
そのくらいの長い付き合いというか、
僕が一方的に知って、向こうも知ってくれていたすごく弱い繋がりの関係性が
十何年続いている大切なインターネットの友人がいて、
その方からメールでお茶しませんかっていう誘いが来て、
それすごく嬉しくて、っていうのも僕もお茶したいと思ってたんですよ。
お茶したいけど特別なきっかけがないと誘えないじゃないですか。
だからすごく嬉しくて、ぜひお茶したいですということで、
この機会にメールアドレスしか知らなかったですけど、
LINEも交換しお茶したんですよ。
どこでお茶するかってなって、ここからちょっと飛躍があるかもしれないんですけど、
インターネットの友人が住んでいる町でお茶しようということになって、
僕がその人が住んでいる町に会いに行くっていうのがありまして、
別にその人通りがすごい多い駅とかじゃなくて、
住宅街にあるすごい静かな駅に、
僕が家からちょっと割と離れてるその駅に降り立つと、
改札の前で待ってくれてて、
そこから今までイベントとかで会って挨拶したり、
企画で一緒になって会って顔も知ってたんですけど、
ちゃんと話したことはないなっていう関係で、
でもいつかちゃんと話したいなって思ってて、
その日は本当に数時間一緒にいて、とにかく話しまくった。
その人が住んでいる町の川、大きい川があって、川沿いに一緒に歩いて、
川沿いの土手のちょっと小高い上にベンチがあって、
いつもここに来て、パンとか買ってきて食べるんですよ、お昼とか。
そういうのを聞いたり。
あとあの、顔なじみの喫茶店に、
昔ながらのいい喫茶店があって、そこに連れてってもらって、
カフェオレいっぱいで、すごい何時間も話して。
あまりにも長く話すんで、水飲みまくって、
喫茶店の水を飲みまくって、
最終的に喫茶店の店員さんがお水の、
毎回その水を入れに来てくれてたんですけど、
水がいっぱい入ったピッチャーみたいなのをテーブルにポットみたいなのを置いてくれて、
無料で水飲み放題みたいな。
すげーもう、最後申し訳ない感じになって帰ったんですけど。
それがすごい楽しくて。
普段そんな話してない人と何時間も話せるのかっていうと、
これが話せるんですよね。
今まで相当な時間の弱いつながりの中で、
思えてることを、話題が尽きたかなと思ったら、
また別の記憶から話題が出てきて、
ひたすら話せるみたいな。
それがもうどんどん楽しくなっていって。
数年前にアップロードしてたあの写真の街って、
なんか、あそこですよね、みたいな。
もはや気持ち悪がられるんじゃないかってくらいの、
記憶の掘り出し方をして、ひたすら話し続けるみたいな。
でもめちゃくちゃ楽しくて、
すげーいい日だったんですよね、その日は。
ちょうどね、この秋の、秋と冬の、もはや冬ですけど、
間の乾燥した空気の晴れた、
ちょっと涼しい、寒いくらいの冷たい空気の晴れた、
でもよく日が差し込む日、ね。
その天気の、なんか知らない街、散歩しながら、
また喫茶店でひたすら誰かと話し続けるっていうのは、
すげー楽しくて、お茶っていいなって思いました。
なんか理由つけてでも、会いたい人には会いに行くべきですね。
僕も、なんか会いたい人に声かけて、
そういうふうに機会を見つけて、誘っていきたいなって思ったとこなんですけど。
バナナブレッドのラジオなどと称してやっているこのポッドキャストでは、
会社員である僕がですね、最近やったことを日記のように、
一人でマイクに向かって話すっていう静かなポッドキャストをお送りしてるんですけど、
ちょっと別の話すると全然関係ない、また違う話ですけど、
会社員なんで、仕事をする…なんかすげー難しいんですよね、この話。
話したいことはすごい明確にあるんですけど、どう話していいかわからない話。
すごいぼんやりした話があって。
それは、働くとは何か。
会社員としてなのか、すいません、僕が会社員としてしか働いたことがないので、
働くってことが会社員として働くってことになっちゃうんですけど、
仕事って結局、合意を取ることなんじゃないかっていうのが、
最近の自分の中のモヤモヤを持っていることで、
僕の仕事は、平たく言えば何かを作る仕事。
今、ないものをグラフィックツールでデザインしたり、
コードを書いて、プログラミングをして、システム作り、
それをお客さんに届けて使ってもらうっていう仕事をしているわけですけど、
だから自分の仕事は、作ることが仕事だと思って、今まで。
それは別に変わりがないこと。
ただその作るっていうことの過程が、手を動かすっていう、
作業をするっていうことだと思ってたんですけど。
そうじゃないんじゃないかっていうのが、最近自分が思うモヤモヤしているポイントで、
合意形成の重要性
最初に断っておきますけど、別にこれは自分が働いている組織への不満とかいうわけではなくて、
たった2社ですけど、今まで自分が経験してきた中で、
トータルで思っているのが、結局作ろうと思えば、
この時代、作れないものってなくて、
っていうとすごい語弊がありますけど、
何でも作ろうと思えば作れるし、
要するに人とお金があれば、それは作れるんですね。
想像しているものは、すごく大きなイノベーションを起こすとかじゃなくて、
実は大きなイノベーションを起こさないと作れないものって、
あんまりなくて、
だいたい作り方も分かっているし、
時間をかければ、人がいればできるってことは分かっているものに、
どれだけ時間をかけるか、お金を出せるか、人手を割り当てられるかっていう、
その決め、決めを決めてさえすれば、
その時間とお金と人をかければ作れちゃうから。
ただ作りたいものっていっぱいあって、
その作りたいものの先に達成したいミッションだったり、
ビジョンがあるから、それを達成するために必要なものを作る。
だから作りたいものを全部作りたい順に作るんじゃなくて、
優先順位をつけて、最も効果が高いものから作る。
これは本当に単純な当たり前の話ですけど。
ここで自分がもやもやして、というか新たに気づいたポイントとしては、
作り上げるスキルみたいなのは正直頭打ちで、
もちろんですね、もっといいもの、
もっと効率的な作り方、もっと美しい作り方、
美しいものを作り上げるスキルっていうのは、
これからもどんどん成長の余地があると思うんですけど、
ある程度までいくと、それよりも、
いかにみんなでどれを作るかっていうことを決める、
この決め、そしてその決めに至るまでの合意。
一人でやってるわけじゃないから、みんなでやっているこの中で、
これが言うやり方で作っていくのがいいよねっていうこの順番決めに、
そうだね、LGTMっていう合意を取る。
ここが実はすごい本質的な仕事なんじゃないか。
言ってしまえば、さらに言ってしまえば、
この合意を得るためには信頼が必要で、
その合意を決めるための説得材料というか、
納得感がある決めに至るまでには、
信頼がないと決められなくて、
その信頼を勝ち取るために、実はものを作るスキルが必要とされている。
これだけのものを作れるなら、あなたが言うことは信じられる。
自分たちよりももっと先のことを見せて、
その問題に対して本気で考えているということがすごく伝わるから、
あなたに任せます。
詳しいあなたに任せますので、
一番いい回答だとあなたが言うなら、それでいきましょう。
っていうこの信頼。
勝ち取るにはニワトリ卵みたいな話で作るスキルが必要。
作り上げる力がないともちろん作れないけど、
作り上げているだけではいつまで経っても合意が取れなくて、
自分たちが作れない。
その一方で、決めるには作る力が必要。
すごいなんか話しながらすごいもんやりしてるなと思ったんですけど、
別にこれは何か不満があるわけじゃないんです。
おそらく複数人でやらないと作れないものがあって、
複数人でやるってことは、
複数の意思を一つにまとめなきゃいけなくて、
その中での立ち振る舞い、
信頼をどうやって勝ち取るかっていうところが、
信頼を勝ち取るプロセスそのものが仕事になっていて、
プロセスのハック
っていうことに繰り返しになっちゃうんですけど、
35歳の今気づいているというのが最近の仕事に関するモヤモヤですね。
でもこれはすごくネガティブな話ではなく、
希望の持てる話だと思っていて、
そうであれば、合意を取る、合意形成のプロセスを、
その仕組みさえわかってしまえば、
こういう言い方するとあれですけど、ハックできる気がするんですよ。
なんというか、そのプロセスを都合がいいと思えば、
都合のいいプロセスにできる。
って言うとすごい聞こえが悪いですけど、
結局のところ、物事を円滑に進めるには、
俗人化めちゃくちゃしている誰かの精神力が必要で、
この誰がハンドルを握るかっていう、
この車、一緒にドライブしているこの車のハンドルを握るのかっていう、
そのハンドルの握り方は、いいものを作ることで得た信頼を、
次に作るものの合意に活用していくっていうことなんじゃないですかね。
どう思いますか?
皆さんどう思われますでしょうか?
そんな感じですね、最近。
この話も別に特にオチはありません。
とにかく自分が今何を考えているのかということを定期的に残していく。
マイクに向かって、マイクを通して誰かに向けて話していく。
っていうことによって、自分を何かいい方向に転がしたいというのが、
このポッドキャストの役目なので、すいません付き合っていただいて。
不思議な時間、ありがとうございました。