1. シゴタノ!キャスト
  2. 029:カットを巡る葛藤
2022-02-25 14:26

029:カットを巡る葛藤

00:00
最近ですね リップワンウィンクルの花嫁とこのリップワンの番はですね
うにてんてんなんですけど リップワンウィンクルの花嫁という映画がありましてこれは2016年の映画なんですけど
岩井春二監督というですね有名な監督なんですけど この方の映画でこの映画元々あの岩井春二さん自身が自分で小説を書いたんですね
小説を書いた上でそれを描かしたと小説が先にあったと いうことでこの映画ですね3時間なんですね
普通はまあ2時間前後ということが多い中で3時間というのは多分もマックスというか これ以上は長くできないぐらいの尺だと思ってるんですけど
であの僕映画を見ていて数少ない映画がですね 見終わった途端にすぐに最初からまたもう一回見たくなるという
そういう感覚がすごいなぁと思いますね 脱力しちゃいますね一つを見ると
やっと終わったみたいな あーっていう感じになってなんか直ちに映画を見ようという気に全くなれないと思う
だからそこはね趣味というか好みというか 思考性ですよね
思考ってのは好みの思考ですね 見終わってしばらく経ってからまた見たくなるっていうマイルドな気持ちの時もあるんですけど
見終わって即また最初から見たくなるっていうのはまあなかなかない映画なんですよね でそのまあどんな物語かっていうのはちょっと詳細は省きますけれども
この3時間もある映画をね見てでまた最初から見たくなったっていうのはやっぱりこのね作品の 世界みたいなものが割といいなぁと思ったからだと思うんですけれども
でその多くの場合ですねこれは続編が見たいなぁとかっていう風に思う映画ってあるじゃないですか でそれはドラえもんを読んだら次の感が欲しくなるみたいな
そういう感覚に近くてまあおかわりしたくなるみたいな感じですね そういう気持ちが残っているがいうにもう一回見たという側面もあって
そしたらたまたまこれはまあネットフリックス見たんですけど当然関連作品がリコメンドされてくるんですけど 同じ名前のねリップバーウィンクルの花嫁っていうタイトルでその後にね
シリアルエディション全6話と いうことでまあ要するにだからこれは映画とは別に6話のドラマ版がありますよという感じで出てきたので
あなんか続編があるんだという風にちょっとねその瞬間心が踊ったんですよ そうでしょうねそう続き見られるんやんっていうね
で僕自身は映画って絶対に前情報を見ずに見ることにしているので 見終わった後にウィキビデオをいつものように見てたんですけどその時にね今見るとちゃんと載ってるんですけど
その時は見落としたんですようんなのでネットリックスにコメントされるまで 続編があることに気づかなくてんで見終わって2日目
2日後ぐらいですねだから2回見終わった後ちょうどタイミングよくですね リコメンドを見つけて
うわっと思ったんですよね そうそれですぐですねもう見始めたんですけど
ただねまあ映画版とドラマ版がある場合はドラマ版の方がいいと あそうなんだ
03:05
いうふうに僕の中ではあるんですね結論があると で同じようにこの同じタイトル同じ物語で映画版とドラマ版があるというものがですね
沈まぬ太陽というね山崎豊子さんによる 長編小説があるんですけど
これを原作にした映画とドラマがあるんですよ これは見た順番もあるんでしょうけど僕先にですねドラマ版を見たんですね
はいはいドラマはめちゃくちゃ当然長いと いうのがあってその後にですね映画版を見たとで当然だからですねドラマ版はすごい好きなんですけど
映画版見たら多分そのドラマ版を見た後であるがゆえにですね なんかこう物足りなく感じるんですよね
どうしてもこの同じぐらいの登場人物を短い尺で表現しなきゃいけないから まあ当然カットしているところもあると思うんですけどやっぱりこの消化不良になるんですよね
ねあとはまあ監督も違うし役者も違うから まあその辺のこの好みの違いもあるでしょうけど
けどこのリップバーウィンクルの場合は映画の方が先に見たってもあるけどでも映画でもよかったと思っていたので
映画でこれほどよかったらドラマだったらさらにいいんじゃないかなというふうに期待して見始めたと でもねこの映画とドラマのこの公開年を見たらね映画は2016年3月だったんですよ
でドラマの方はね2016年4月となって 間がない
間がないそう 全然しかもねこのドラマの方はBSスカパーで放送と書いてあったから衛星放送でね
はいはいはい 放送されたということなのかととはいえそのキャストは同じというふうに書いてあったので
同じキャスト集めてもう1回ドラマ作ったのかなと一瞬思ったんですけど 見始めたらねなんか全然この映画版と同じなんですよ
なんだけど映画版にはなかったシーンが追加されている感じがあったんですよね で見てるうちによかったのは要するに映画を作った時にあったシーンを再録してるんだなと
そうするとね当然あの映画だから描きたいのは主役中心の世界なので主役のシーンを増やすために早く
あの脇役の人たちのシーンはどんどんカットされるわけですよ でも映画しか見ない人はどこがカットされるかわかんないですよねどうかとされたかわかんないけれども
まだからねあのよく dvd の特典で未公開シーンとか言ってこういうシーンがあったのかという形でしか見えないところを
今回だからちゃんとドラマという形でね ある種未公開シーンを流れに沿って復活させるというかね
した上で物語として再編集してますよという形かなと思ったのでそうすると気に入っていた映画がそういう形で
また再開できると非常に良いことなので セミでも二度おいしかったなと思ったんですけど
これで見ながら思ったのねこういうふうに一本の映画作品て当然その影には映画に盛り込み切れなかったカットされたシーンが無数にあるわけで
06:06
そういうものを見ることによってカットされたがゆえにですね失われた文脈っていうのがあると思うんですよ
それがちゃんとこの時系列に沿って復活することによってよりこのリアルにこの文脈を終えるようになって
でね象徴的なのがですねこれはあのある夫婦が出てくるんですけど 主人公の旦那さんがですね言ってみたらマソコンなんですよ
で猫舌なんですよ 奥さんが味噌汁を出したらね味噌汁をパーッと食べたら熱くて火傷してね
でもう俺が猫舌だってことはしてただろうとかってね切れるんですよ でもねその切れるシーンは映画にはなかったんですね
うーんなるほどそうなると旦那さん役のまあこの人だから暴き役なんですけど 旦那さんの人間性がそんなにね立ち上がってきてなかったんですよ
けどドラマ版の方はそうやってこの旦那さんのシーンも結構多くて そうなるとこういう人と結婚したんだな主人公はと
いう風にちょっとこの印象は変わるわけですよね うーんそういう風にこの脇役の人たちのシーンも丁寧にこの盛り込まれているので
なんか全体としてねこのリッチになってるんですよ でさらにあとは見ていくとわかるのは前半部分はカットされているシーンの多さってのは当然わかるわけで
要するに見てるとあれこんなシーンなかったとって思うから気づくわけですよね だけど後半にいくにすればこれ見たことあるシーンばっかり書いたなってなってくるので
ということはこの監督が映画作ってる時に後半部分を見せたいんだなってことがそっからわかるわけですよね その後半見せるために前半の重要じゃないとされるシーンをカットしたという痕跡じゃないですか
そうなるとそういう編集者目線でねそのどういうふうにこの監督は作品を見てたいのかっていうのが なんとなく浮かび上がってくるというか伺い知れるというか
なんかそれも非常に興味深くて もしかするとまたこのドラマの方をもう一回見てしまうかもしれないけど
でも同じようなことは最近は本を書いてるからわかると思うんですけど 書いた原稿すべてが載るわけじゃないじゃないですか
もちろんカットしますね そうなった時に何がカットされたかというのは読者には伺い知りようがないので
どういう基準でカットするのかみたいなところをねあまり知られてないんじゃないかなと思って そういうものがねあの今回このドラマという形で提示されたことによって
俺もしかしたらこの映画を作る人のことだったらこの2つを見比べると非常に勉強になるんじゃないかなと思うんですよ
なるほど
映画関係なかったとしてもなんか自分がコンテンツを出すときにまあブログでもそうですけど 書いた文章のうち削ることがあるんですよね
いやーもう本当にはいだからねその削る前と削った後で自分は削ってるから覚えてるわけじゃないですか
実はこのシーンとこのシーンの間にこういうのがあったと だけど監督はそれことを忘れることはできないと思うんですよ
09:05
だから余韻としてそれが残っちゃってるからカットしたとしても そのー何つんだろうなそこにあるわけですよね
けど見る人はそのシーンの存在を知らないから当然そこに認識のギャップが生まれるので そうだからねすごく難しいと思ったんですよ
カットしても大丈夫だろうと思ったことが実は大丈夫じゃない可能性もあるので誤解の余地が生まれてしまうわけですよね
うーんあーねうん ここでもやっぱりそうですねあの自分じゃない人が見てここまでカットするとなんか話が終えなくなっちゃいますよみたいなね
そういう意見を言う人が必要なんじゃないかなと思ったんですよね 外伝をなんかこう盛り込んだバージョンが別口で作られたみたいな世界ですねそれね今のはね
そうですね気がしたん ただ人気が出ると外伝って書かれますもんねでもだいたい外伝なんで後から外伝がつく
あれ僕昔ベルサヒュのバラのだいぶ昔ですけど あの漫画は妹が全館買ってきてるんで読んでたんですよ
外伝まで買ってたんで外伝も読んだんだけど外伝てうまいんですよ 毎天の美味しいということあの上手になってるんですよ
完成した作品の後に書くものだからああ 絵も綺麗だしストーリーもすごくこう
アンテンですかね完成度が高いんですよそして話の印象が今はされた通り変わるんですよね 面白い話だなぁと思いますねあの辺は
あのキャラに対やっぱりそうなんですよ主人公外の人のエピソードっていうのが多いんですよね 外伝って
その人たちのイメージが変化するから話のイメージも後から読むと少し変わるんですよ ね
外で読んでからまた本編に戻るみたいな戻るとそういう現象は漫画でも確かに起きますね あれがだから間に挟んであれば余計そうなるんだろうなとは思いますね
そうかだからシリーズっていうのは美味しいんですねまあそういうことになるんでしょうね だいたいそれにどんな漫画家さんでもそうですけれどもやっぱりこう最後の方ほど盛り上がってくるわけだから
最後の方ほどやっぱり充実感が上がっていくんですよね 外伝そのさらに後に書いているものなんでね
そういうのは思いました今聞いててね そうだからねこれ何が言いたいかというとですね
原稿でもねテミナーでもねとにかくカットするものって無数にあるんですけど それをね捨ててしまわずに何かどっかで使えないかなと
まあこれを橋さんが割と得意とする世界ですよね 例えばよくないけどくずにくっすらによくないかれやすい
いやいいんじゃないですかね僕今朝見ましたよ湘南の海岸てあんまりすっごく綺麗とかいうところ じゃないんですよ
12:01
湘南の海岸はもうリゾート地とかでもないしねそこに無数の海藻が打ち上がってくるんですよ はいその階層をめちゃくちゃ拾ってね
豚の餌にしてその人料理人なんですよね女の人なんですけどね こういうことを考えるもんだなぁって思いましたね
なんかこう料理にするんですよそうするとその豚肉がおいしくなったというので何とかやってましたね
湘南海外に上がってるそのわかめと今度拾うきすらしないですよ普通の感覚だったらあれを 生かさなきゃって思ったってな面白いなぁって見てて思いました
要するにこの一見すると価値がないんだけどそれを必要としている場に持っていくとお金になる みたいな話ですよねそういう話です
もういきなりビジネスよりに話がずれてますけどあの儲かる発想という本がありましたね いやらしいタイトルに来るかもしれないけどその本の中に東北地方の方でね
紅葉した落ち葉を まあそんなこういう小千葉なんてもう無料的に入るじゃないですかはいでもそういう落ち葉赤色の落ち葉ってね
高級料亭で料理に添えられるときに必要なアイテムなわけですよ なるほどだからそれを拾ってまあ販路を作ってね無料で拾ってもらったこの方を送ってもらって
料亭に下ろすみたいなものが仕事になるみたいななるほどねそういう話が紹介されてたのを 思い出したりしましたちょっと文脈でで買っちゃったんで戻しますとだからね
カットするということに非常にこの意識が向いた作品でしたね そういうのめったに見えませんもんね確かそうなんですそうです
なのでカットしたものを残しておくと アッサー意味ではね僕はの割と文章を書いてもうこの段落はいらないやと思って
カットすることがあるんですけどそういう時はね 必ずこの削除せずにその部分をコピーしてあのエバノートに貼っとくと
そう もう必ずしてますなるほど別にそれがね後で理解して絶対に対流しようとは思わないんですけれども
本当に僕までになんかの検索でヒットして 日の目を見るということがあったりするので
まだから可能性はゼロではないという なるほどね削除する前にちょっと残しておくというのもありかなという話ですね
14:26

コメント

スクロール